斎藤環のレビュー一覧

  • 心を病んだらいけないの?―うつ病社会の処方箋―(新潮選書)

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    ネタバレ

    ・心の病気でクリニックに通い出すと後悔するタイミングがくる。全然治らない、もっとひどくなってるんじゃないか。そんなときに乗り越える手段が対話である。この人ともっと話してみたいと思える人に出会えることが、病気の有無に限らず、今生きることに悩む人の助けになる。

    ・過去の悪い点のみを何度も反芻して悔やんだり、未来を先取りして不安になる思考より、意識を今ここに集中させて常に現在しかないとするメンタリティが有効になる可能性がある。(ヤンキー的寛容が鬱を癒す)

    ・愛情と承認の区別 愛は負けても親切は勝つ
    愛情は最終的に相手との一体化を望む感情であるため、治療上はイネイブラーの側面があるため歓迎できない

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    2026年04月10日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    薄い。全111ページ。本文(p.9~55)と解説(解説Ⅰ・Ⅱ合わせてp.61~111)で、文量がほぼ同じ(解説のほうが若干長いか)。解説は養老孟司と斎藤環。この本の著者名としては名がないが、これは養老・斎藤も著者と言っていいくらいだと思う(ので、本投稿のタグには二人の名前を追加した。私の中では著者扱い)。
    ともにドイツに住んでいたユダヤ人である(後に二人とも亡命することになる)物理学者・アインシュタインと心理学者・フロイトとの間の“戦争”を巡る往復書簡。アインシュタインからの問いに対するフロイトの答えは、最後のほうにある一文「文化の発展を促せば、戦争の終焉へ向けて歩み出すことができる!」(p.

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    2026年04月05日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    一度目と二度目の世界大戦の間に、国際連盟の依頼によりアインシュタインとフロイトが交わした戦争に関する手紙。

    言うまでもなく、当時最高の知性が話し合っているわけだが、たった一往復の手紙のやり取りという性質上、議論が大きく深まることもなく終わった印象だった。印象に残ったのは、アインシュタインによる以下の記述である。

    「『知識人』こそ、大衆操作による暗示にかかり、致命的な行動に走りやすいのです。なぜでしょうか?彼らは現実を、生の現実を、自分の目と耳で捉えないからです。紙の上の文字、それを頼りに複雑に練り上げられた現実を安直に捉えようとするのです」

    認知戦という言葉を最近よく聞く気がするが、一次

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    2026年02月08日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    コロナ後になって、あの日々を折に触れて思い返す。ほんとに大変だった。その最中に発信するのは、かなり勇気や覚悟がいる部分もあっただろうと思う。よく読んでいる著者たちの、その時の考えを読めたのは、貴重だなと思う。

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    2026年01月21日
  • 改訂版 社会的ひきこもり

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    2025年77冊目。満足度★★★☆☆

    まさに社会的な問題となっている「ひきこもり」(高齢化している)に関して、基本的な知識を得るのに好適

    発達障害とひきこもりは、定義の上では明確に異なるが、行動特性等類似点多く、参考になる点が多いだろう

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    2025年11月09日
  • なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント

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    ●2025年7月31日、シュリンク精神科医ヨワイの録画みてて「毒になる親」という本にたどり着き、メルカリの相場をみたら以前買ったことある方が「毒になる親」ともう1冊あわせて500円で販売してたので一覧みてたら、これを見つけた。300円。

    会うってか、人と話すのがむずかしいって精神科医に話したことがある。

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    2025年07月31日
  • 「自傷的自己愛」の精神分析

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    自分には自傷的自己愛に当てはまる部分があり、共感できる部分が多かった。
    プライドは高いのに、自信はない。能力的には他の人より格段に劣っているとは思っていないが、自分の人間性に自信がなく、褒められても素直に喜べない自分がいることはわかっていた。似たような人がたくさんいることが分かってよかった。少しでも、自傷的でない自己愛を確立していけたらと思う。

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    2025年07月25日
  • みんなの宗教2世問題

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    編者は自身が宗教二世であることを明かしている横道氏。自身の発達障害についても触れている。

    第一章は宗教2世らの生の声。
    そして著名人らによる様々な意見。
    いろんな人の声に耳を傾けるということの大切さがよくわかる。

    後半は宗教二世を扱った作品についてデータベースのようになっている。今まで気づかなかったが、これだけ作品化されているということは、表現者がそれぞれに問題意識を持って発信しているということでもある。

    安倍元首相銃撃事件から3年経過し、改めて読んでみようと手にした一冊。

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    2025年07月11日
  • 猫社会学、はじめます ――どうして猫は私たちにとって特別な存在となったのか?

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    ひょんなことから猫を飼うことになり、飼ったら色々と気になり読んでみた。

    個人的には、猫を飼うことは、排泄や食事などの苦労が少ない、また、話せない分、こちらが好意的なイメージを持つといった点で、手がかからない育児と感じていた。いや、自立する責任がない点では孫と同じかも。また、犬を飼う人も毎日散歩して偉いと思うようになったので、それらとの比較も気になる。

    個人的に知りたいこととはマッチしなかったが、猫が大好きな方が共感するにはいいかもしれない。

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    2025年04月21日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    まず本を手に取ったら、薄!という感じ笑

    アインシュタインとフロイトの一往復の書簡を読み、それに対して考える形式。

    解説にもある通り、第二次世界大戦前の2人という背景で、今の情勢をみたらどう思うだろうか?
    文化的には進歩した?まだまだ途上だけど、いいかな?なんて思うことと
    とはいえ紛争の絶えない今の状況に少し辛さを覚えた

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    2025年03月20日
  • 母は娘の人生を支配する なぜ「母殺し」は難しいのか

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    母親は役割に過剰に同化することによって、娘は役割用に担い切れないことによって母娘関係が問題化することが多い。
    だとすれば、母親変化を、痛みは自律執行すれば良い。ある関係において、問題が生じた場合、やるべきことはつまるところ「対話」と「距離の調整」に尽きる。

    子どもを持ってみるまで、我が子が自分の中にどんなことを引き起こすのか知ることはできない。
    母親が感じる痛みや悲しみの大半は自分の子どもをコントロールするべきだという信念から生まれる。

    ほとんど全ての娘はある時点で母親に対して失望を感じる。それは子育てにつきものの、不可能で消耗させられる期待に応えられる人など誰もいないから。

    母親が娘に

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    2025年03月20日
  • 心を病んだらいけないの?―うつ病社会の処方箋―(新潮選書)

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    なかなか示唆に富んでいる。対談形式なので、かなり自由な展開。真偽、主流・非主流の考え方かはきちんと確認しないといけない。ほう、それをそこまで考えるか?と言うこともある、と言う意味で、示唆に富んでいる。

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    2025年01月28日
  • ひとはなぜ戦争をするのか

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    ジャンプの増刊号的な組み合わせというのか、一次大戦と二次大戦の間に国際連盟きっかけでの往復書簡。科学の発展で兵器が急激に進化した時代だから今よりも次の戦争への恐怖は大きかったのかも知れない。

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    2025年01月04日
  • なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント

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    基本はコロナ禍という出来事を踏まえての対談の様子がおさめられている。

    人に会うことが何故辛いのか、何が辛いのか。
    対談なのである程度話は広がるし、コロナベースなのでタイトルだけ見ると多少内容に差はでるかも。
    しかしその中できっちりと対人関係等の人の心について社会を前提に、丁寧な言葉で紡がれているので心に刺さる箇所も十全にある。

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    2024年12月21日
  • 別冊NHK100分de名著 「平和」について考えよう

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    *フロイト
    死の衝動を飼い慣らすには:ギャンブル、ゲーム、マンガ、スポーツ、お笑い
    中井久夫『「意地」の心理』。日本人は目的がある時ではなく、意地になった時に一番粘る。戦争は過程(プロセス)、平和は状態。プロセスには目的、意義、戦略がある。期限もある。

    *ブローデル『地中海』
    現代と相似をなす16世紀の地中海。格差を必須とする資本主義。

    *井原西鶴『日本永代蔵』
    江戸260年の平和とは

    *ヴォルテール『寛容論』
    理想主義、素朴主義。理性的になれないからこそ、ヴォルテールは理解されない。

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    2024年10月28日
  • なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント

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    「会ったほうが、話が早い」のはなぜか。それは、会うことが「暴力」だからだ。
    人に会うとしんどいのは、予想外の展開があって自分の思い通りにならないからだ。それでも、人は人に会わなければ始まらない。自分ひとりで自分の内面をほじくり返しても「欲望」が維持できず、生きる力がわかないからだ。コロナ禍が明らかにした驚きの人間関係から、しんどい毎日を楽にする38のヒントをメンタルの達人二人が導き出す。




    ☆3つけてるけど 3.5にしたい
    考えていた内容とちょっと違っていたけど 私も人に会うとしんどいというか 人と話をするのがしんどいので共感出来る部分があるなぁと思いました

    この本が刊行されてから2年

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    2024年09月22日
  • なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント

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    コロナ禍での対談。

    専門家の対談は視野を広げる良い機会になりました。生きるヒントもあったので、参考にします。

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    2024年09月18日
  • ケアする対話 この世界を自由にするポリフォニック・ダイアローグ

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    最近知った、当事者研究やオープンダイアローグ等に取り組んでいる方々の話を聞けました。

    イメージができなくて理解が難しくても、声を傾けることは大事だと思いました。

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    2024年06月26日
  • いのっちの手紙

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    坂口恭平さんは、コンプレックスがないんだそうだ。
    純粋に脳の機能的なことで躁うつ病なのかなと感じた。

    コンプレックスがない、恥ずかしいと思わないってすごいな。
    私はコンプレックスだらけだし、恥ずかしいと思ってばっかりだ。
    コンプレックスも恥ずかしいと思うのも、自分を守ってるつもりなんだろうと思うけど、全く役に立たないから、手放したい、この本を読み終わってそう思った。

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    2024年06月24日
  • みんなの宗教2世問題

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    私も宗教2世、いや、正確には3世です。
    皆さんの体験談は、自分と重なるところも多く、改めて、自分もいろんなことを我慢してきたんだろうな、本当の自分を出すことができずに大人になったんだろうなと感じました。

    せっかくなので、私の記録も(長くなりますが)ここに残します。
    私は、父方の祖母、母方の祖父母が創価学会に入会し、父と母は子どもの頃から学会員で、学会活動の中で出会って結婚し、私が生まれました。
    父母は地元でちょっと有名な活動家だったので、その長女である私も期待されていると(勝手に)感じていました。
    小学生になる頃、母から勤行唱題を教わり、土日には未来部として会合や合唱団の活動に参加しました。

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    2024年06月21日