斎藤環のレビュー一覧

  • なぜ人類のIQは上がり続けているのか? 人種、性別、老化と知能指数

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    IQテストの結果が過去数十年先進国では一本調子で上がってきている。50年で15ポイントくらい上がってきている。
    知能テストが知性をあらゆる側面から測れるものではないが、現代社会ではより抽象的なものを分析的に扱うようになり、それがテストの点数に反映されていると考えられる。また人種や性別で結果が違うが、それらは環境や統計的操作で説明がつく。とにかく統計的処理の話が多い。

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    2016年01月13日
  • なぜ人類のIQは上がり続けているのか? 人種、性別、老化と知能指数

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    フリン効果が生じる理由。思考習慣の変化、すなわち、分類、論理的抽象概念、仮定の使用。教育とマスメディアの功績。感覚的に納得できるこれらの結論のため、本書はほとんどの内容を研究事例の定量的検討に費やすので、本文は専門家でもない限り少し退屈。

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    2016年01月12日
  • ヤンキー化する日本

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    ヤンキー文化の特徴は、バッドセンス、キャラとコミュニケーション、アゲアゲのノリと気合い、リアリズムとロマンティシズム、角栄的リアリズム、ポエムな美意識と女性性。対談相手は、村上隆、溝口敦、デーブ・スペクター、與那覇潤、海猫沢めろん、隅研吾。

    ヤンキーの定義をそのようにされると、日本の昔からの文化の片鱗に普通に見られること、になってしまう。今、新たなヤンキー現象、ではなく。

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    2016年05月07日
  • おたく神経サナトリウム

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     精神科医とオタク違った存在にあり互いをどう評価しあい話が進むのか。

     単なる駿オタクかよ。ある意味精神科というジャンルであれば強いだろうな。雑誌掲載時のいいとこどりであるわけでこの本から入るのはちときつい。

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    2016年01月07日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    精神学てきには男性は身体を持っていないというのは驚き。女性の母と娘の関係は、女性は身体を持っているので、身体性を通じて支配・被支配が起こるという視点。

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    2015年10月18日
  • 世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析

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    2012年の書籍の文庫化。書籍の中で芸能方面に触れることが多いのでギリギリのタイミングでの文庫化かな。DJ OZUMAとか、懐かしいと思ってしまう。

    個人的には嫌悪と憧れ、愛憎半ばするヤンキーという人種とその文化圏に対する興味から読んだ。日本ではヤンキー的な要素が無いものは売れないっていうのが本当に、なんなんだろうなー……って疎外感を感じるほどだったんだけど、この本を読むと昔からの日本人もそうみたいだからもうしょうがないんだなーと。祭で踊りの輪に入れない人間のひがみである。今は各地で盛んなYOSAKOIなんか完璧にヤンキー文化。ハレの日の彼らはいつだってとても楽しそうだ。

    白洲次郎も坂本龍

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    2015年08月05日
  • 世界一やさしい精神科の本

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    よくあるいろいろな精神疾患について簡単な言葉でわかりやすく説明してあって、読みやすかった。自分にもあるあると思い当たることがあり、時々ひやっとしながら読んだ。それだけ心って脆いものだから、それを忘れず、ケアを忘れず、人の心も自分の心も大事にしていきたいとおもった。

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    2015年05月02日
  • 思春期ポストモダン 成熟はいかにして可能か

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    不登校やひきこもりといった、思春期を中心に若者に広がる心の病理の原因を、個人の心理か周囲の環境のどちらか一方に求めるのではなく、それらの「関係」のなかで生じる出来事としてとらえようとする著者の立場が示されている本です。

    著者は、こうした立場から、現代という時代においてどのような病理が生まれているのかを考察しています。とくに、個人の性質や能力に病理の原因を求める「心理主義」を批判しながら、そのような「心理主義」が求められる社会と、それに(過剰に)適応しようとすることで「病理」に陥っていく個人のありように迫っている箇所は、興味深く読みました。

    ただ、著者のスタンスが示されているだけで、やや具体

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    2017年12月23日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    田房永子、角田光代、萩尾望都、信田さよ子、水無田気流との対談 田房永子のは、まあまあ。角田光代の「八日目の蝉」の親子関係の異常さが、この対談を読んで何となく納得。萩尾望都の母親とのこじれは、作品を読んでいたからなんとなく察しはついていたけど、公にするべきではないような気がする。作品を読めばすべてが書かれているから。「残酷の」を書いてから憑きものがおちたような気がして、作品を読んでもあまりおもしろく感じられない。最後の二人は、ほんのつけたし。

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    2014年11月04日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    水無田気流との対談が面白い。母子密着を助長する様々な要因が挙げられるが、最終的に父親の不在・疎外に行き着いてしまう。日本の父性は明治30年頃に捏造されたもので、一貫してそんなものは無いと。かといって日本で父性の代替を発明するのは至難だろう。

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    2014年10月29日
  • 世界一やさしい精神科の本

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    結果オーライ 人の多様性に近づける学問 不自由さを通じて人の多様性を肯定 読字障害トムクルーズ ラーニングディスオーダ=LD=学習障害=IQが70未満 アテンションディフェクトハイパラクティビティディスオーダー=注意欠如多動性障害 自閉症、アスペルガー障害=自閉症スペクトラム障害 レインマン ダスティホフマン 直観像 サヴァン症候群 アイデンティティの拡散 モラトリアム猶予期間 社会が成熟化していくと個人はどんどん未成熟化していく モノが満たされると心が貧しくなる 家出文化と同居文化の違い プライドは高いけど自信がない 自信のないひきこもり状態人達は一発逆転の夢を見がち 家族以外の人間関係を持

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    2014年10月08日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    お受験の本にも書いてありましたが、ブランドバックやシューズや服や装飾品を持つことの先には、子どもが有名小学校に通っているということが何よりのステータスになる…ことに近い、親子のゆがみを感じます。が、それにしても登場する親子のケースが極端でびっくり。

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    2014年07月27日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    精神科医の斎藤環氏と5人の女性達による対談集。
    テーマは母と娘。
    対談相手の中に角田光代さんがいたので読んでみたくなった。

    いやー、色々あるんだなと言うのが正直なところ。
    私自身母との関係性は取り立てて問題もないと思うし、自分の子供も息子だけだからこれからも悩むこともない。
    それでも母と娘が特別な関係だというのはよく分かる。
    良くも悪くもその結びつきの強さだとか。
    そうそう、母に対して罪悪感を抱くって感覚は私にもあるなぁ。
    自分が母より幸せになってしまったら後ろめたい気分になったり。

    いわゆる毒親だったり、母から抑圧や過干渉を受けている人にはこの本、絶対お勧めですね。
    あー、私だけじゃない

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    2014年07月07日
  • ヤンキー化する日本

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    冷静さと情熱,理性と情念,合理と非合理,といった異質な要素の何らかの結合によって生み出された行為への一定の傾向性。エートスを,人間と社会の相互規定性をとらえる戦略概念として最初に用いたのはアリストテレスであり,社会認識の基軸として再びとらえたのがM.ウェーバーである。ウェーバーによれば,この行為性向は次の三つの性質をあわせもつ。(1)ギリシア語の〈習慣(エトス)〉に名称が由来していることからうかがえるように,エートスは,それにふさわしい行為を実践するなかで体得される〈習慣によって形作られた〉行為性向である。
    アマルガム (amalgam) 水銀と他の金属との合金の総称。 広義では、混合物 一般

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    2014年06月24日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    精神分析的な視点から見て、極論すれば男性は身体というものを持っていません
    健康な男性の身体はいわば"透明な存在"で、それゆえ彼らは、日常的に自らの身体性を意識することはほとんどありません

    序文にあった言葉が、とても驚きで
    でも、続く対談を読むと、本当に納得する
    それは、インタビュアーが男性だから

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    2014年06月07日
  • ヤンキー化する日本

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    ヤンキーという概念が、なかなかつかみづらい。
    いろんなひととの対談を通して、ヤンキーの話をそんなにしていたか!?というのが読み終わった感想。
    斎藤さんの本にしては、さらっとまとめられている本でした。

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    2014年05月15日
  • ヤンキー化する日本

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    「この国は”気合”で動いている」、それを
    確認すべきの対談集。

    溝口さんとの中で出てきた、暴力団が
    礼儀作法を教えるようなビジネス、というものが
    なんだか現実味があって、怖い。

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    2014年04月17日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    母と娘の関係についての、対談集。
    やっぱり、いろんなひとがその関係について、違和感を抱いてるのね、と思った。
    親子はこじれたとき、育てられてきたからこそ、つらくなる。残酷ではあるけど、そんなときに親を突き放して考えることができたら、楽になるやろうなあ。
    田房さんのところに出てきた、「呪詛」の考え方がしっくり来すぎて、感動した。

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    2014年04月10日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    ネタバレ

    母と娘の確執ってのはものすごく奥が深いだね。
    ひいてはそのまた母親の母親との問題でもあるわけだから。
    ここに出てくる母親たちは、あまりにもひどい。
    娘を自分の所有物と勘違いしてるのではないか。

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    2014年04月03日
  • ヤンキー化する日本

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    ヤンキーという言葉であらわされるもの。気合という名の「エア資源」、バッドテイスト、そしてポエジーな表現でまたエア資源を消費(?)する。
    なんといっても僕らが(誰のだ)海猫沢めろんも対談に名を連ねているし、めろん先生のあとには隈研吾が登場する。めろん先生はヤンキーとオタクのハイブリッドな実体験から生々しい語をする一方で、隈研吾はバッドテイスト建築のことを語り、また丹下健三の「美しいものは機能的である」という言葉からヤンキー思想を、そしてマンションポエムさえ語っている。僕がヤンキー嫌いなわけも再確認し、そして我が中にあるヤンキー成分にゲンナリするのである。

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    2014年03月31日