斎藤環のレビュー一覧

  • 思春期ポストモダン 成熟はいかにして可能か

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    成熟した社会における未成熟の若者(34歳まで:年金受給資格のボーダー)を、構造的、関係論的に論ずる。「病因論的ドライブ」は著者も言うようにちょっと恥ずかしい。「成熟」の定義を曖昧にしながら持論を展開するのは...まあこれもありか、と。未成熟者に対して寛容な社会、というのも10数年経った今ではちょっと違和感...。

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    2020年03月01日
  • 社会的ひきこもり

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    約20年前のものなので、用語は読み替えが必要なところはあるが、ひきこもりシステムを分かりやすく説明している。ただ、結局、治療という名の下に「会話を豊富に」「本人も治療に参加」など、氏が後に紹介するオープン・ダイアローグに至る前の準備資料のような感じ。

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    2019年06月08日
  • 母と娘はなぜこじれるのか

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    特に信田さん、水無田さんとの対談が勉強になった。

     女であることと人間であることの違いが大きすぎた
     第二次性徴の身体的感覚の違い、
     女装してる 服は脱げても体は脱げない
     良妻賢母は明治に作られた

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    2019年05月14日
  • 世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析

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    『戦闘美少女の精神分析』(ちくま文庫)でラカン派の精神分析の観点からオタクの心性を読み解く試みをおこなった著者が、オタクとは対立するトライブであるヤンキーの心性についての考察を展開している本です。

    ヤンキーについての社会学的な考察ではなく、あくまで「ヤンキー的なもの」と呼ばれるような心性をめぐる考察となっていることに、ひとまずは注意が必要でしょう。本書では、このように若干焦点を甘くすることで、ジャニーズや白洲次郎、橋下徹などを支持する人びとの意識のありようについて議論を展開していきます。さらに、丸山眞男の「歴史意識の古層」論にまで言及し、「気合とアゲアゲのノリさえあれば、まあなんとかなるべ」

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    2019年05月14日
  • 世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析

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    先日のトークイベントにて購入。ヤンキーというか、ヤンキー的なるものとは。ヤンキー性の本質は表層にしか宿り得ない、古事記から連綿と続く「気合いとアゲでなんとかなる」が基本のメンタリティというのが面白かった。欧米の神様はホイホイ光ったりしないということも、なるほど言われてみればたしかにな
    タイトルだけ見るとちょっとロマンチックだな…と思ったりしたけどでも内容はある意味ロマンチックかもしれない

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    2019年04月02日
  • ヤンキー化する日本

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    対談は與那覇潤、溝口敦、デーブ・スペクターを読んだ。興味深い分析だが、ヤンキーの定義が感覚的で、しっくりしない感もある。小泉政権が用いた「B層」とどう関係するかも興味ある。

    著者は、ヤンキーをバッドセンスな装いや美学と、気合や絆といった理念の下に家族や仲間を大切にするという倫理観が融合した文化と定義する。コミュニケーションが巧みで、キャラが立っている。

    気合を入れれば限界を超えられるという発想は、戦争では「大和魂があれば資源がなくても勝てる」という根性主義につながった。気合で勝てるなら兵站のことなど考える必要がない。インパール作戦では、10万人の歩兵が武器や食料の補給もないまま敵地へと送り

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    2019年01月31日
  • 社会的ひきこもり

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    ○本の概要

    社会的ひきもりという新しい現象について、その原因や実態について解説しつつ、対処法についても紹介。現在の日本の教育システムにも疑問を呈し、今後、社会的ひきこもりを巡ってある医療や教育のあるべき姿についても一考する。


    *社会的ひきこもりの原因は複雑に絡み合っており、シンプルに捉えることが難しい。そこで、「引きこもりシステム」という捉え方を行う。個人、家族、社会という3つの観点から、原因を考え、対処していくことが大事

    *引きこもりの当事者への対処は、非常にアドラー心理学と近いような信条に基づくものである。まずそこに居ることを認めることが大事。引きこもっている現状を否定せず、そこに

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    2018年11月24日
  • フェイクの時代に隠されていること 【分冊版 3 】

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    ネタバレ

     
     フェイクだからといってそれらをすべて否定することは間違いなのではないか。

     問題があれば何でもフェイクという事は簡単だがその問題の当事者にならなければ本当の真実が分からないことも数多くある。

     フェイクという言葉をむやみやたらに使うことができるのはそういった両極の問題を完璧に熟知した人だけだろう。

     したがって我々はそう多くの問題に対して文句を言える立場になり得ない。ただ、誰かがそれに対しての反論をしなければいけないのもまた事実であり、それが有効に作用されることが一番の幸せなのだと常々感じる。

     

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    2018年11月14日
  • フェイクの時代に隠されていること 【分冊版 2 】

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    ネタバレ

     
     フェイクだからといってそれらをすべて否定することは間違いなのではないか。

     問題があれば何でもフェイクという事は簡単だがその問題の当事者にならなければ本当の真実が分からないことも数多くある。

     フェイクという言葉をむやみやたらに使うことができるのはそういった両極の問題を完璧に熟知した人だけだろう。

     したがって我々はそう多くの問題に対して文句を言える立場になり得ない。ただ、誰かがそれに対しての反論をしなければいけないのもまた事実であり、それが有効に作用されることが一番の幸せなのだと常々感じる。

     

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    2018年11月14日
  • フェイクの時代に隠されていること 【分冊版 4 】

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    ネタバレ

     
     フェイクだからといってそれらをすべて否定することは間違いなのではないか。

     問題があれば何でもフェイクという事は簡単だがその問題の当事者にならなければ本当の真実が分からないことも数多くある。

     フェイクという言葉をむやみやたらに使うことができるのはそういった両極の問題を完璧に熟知した人だけだろう。

     したがって我々はそう多くの問題に対して文句を言える立場になり得ない。ただ、誰かがそれに対しての反論をしなければいけないのもまた事実であり、それが有効に作用されることが一番の幸せなのだと常々感じる。

     

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    2018年11月14日
  • フェイクの時代に隠されていること 【分冊版 5 】

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    ネタバレ

     
     フェイクだからといってそれらをすべて否定することは間違いなのではないか。

     問題があれば何でもフェイクという事は簡単だがその問題の当事者にならなければ本当の真実が分からないことも数多くある。

     フェイクという言葉をむやみやたらに使うことができるのはそういった両極の問題を完璧に熟知した人だけだろう。

     したがって我々はそう多くの問題に対して文句を言える立場になり得ない。ただ、誰かがそれに対しての反論をしなければいけないのもまた事実であり、それが有効に作用されることが一番の幸せなのだと常々感じる。

     

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    2018年11月14日
  • フェイクの時代に隠されていること 【分冊版 1 】

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    ネタバレ

     
     フェイクだからといってそれらをすべて否定することは間違いなのではないか。

     問題があれば何でもフェイクという事は簡単だがその問題の当事者にならなければ本当の真実が分からないことも数多くある。

     フェイクという言葉をむやみやたらに使うことができるのはそういった両極の問題を完璧に熟知した人だけだろう。

     したがって我々はそう多くの問題に対して文句を言える立場になり得ない。ただ、誰かがそれに対しての反論をしなければいけないのもまた事実であり、それが有効に作用されることが一番の幸せなのだと常々感じる。

     

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    2018年11月14日
  • 社会的ひきこもり

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    長年臨床の場で「ひきこもり」問題の事例を見つめ、また解決に向かっていた医師が著者。

    1998年が第一版。

    「ひきこもり」の症状などに関する理解が第一部で理論編となっており、第二部では具体的にどう向き合っていくかという実践編という構成になっている。

    最近(2009年)では、あまりひきこもりが社会的問題として取り上げられることは少なくなった様に思う。
    それはそういった事例が減ってきた、ということなのかそれとも単に社会がそう言ったことに興味を失ったのか、はわからない。
    しかし現在ニートと呼ばれる人々の中には、ある程度このひきこもりと置かれている状況が似通っている人もいるだろう。

    この本の中で

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    2018年10月09日
  • 世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析

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    わたしは自分とはあまりにかけ離れた存在としてヤンキーに異常に興味があるので読んだ。が、なんていうかぬるぬるした文章ですね。主張はあるのだけれど、それがポンと上がるかと思えば裏付けがするりと躱されていくような。というか最初から自明の結論が頭の中にあって、一応解説しようという気持ちはあるのだけれど、自明すぎて語りが中断されるような?何にしろ、もちろん平易で読みやすいんだけれども、ぬるぬるとすべっていくような気がしてあまり熱中できなかった。
    そして何より読んでいてキツかったのは、父性/母性と男らしさ/女らしさを使ったくだりです。非常に明快なよくある二項対立のもと、母性には反知性主義のすべてが押し付け

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    2018年09月01日
  • 人間にとって健康とは何か

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    SOC/センス・オブ・コヒーレンス(首尾一貫の感覚)という健康という尺度は、目の前の患者に優先度をつけて切り捨てるある意味の「非情さ」、自分の身体を忙しさから守るために問題にならない範囲で手を抜く「怠惰さ」などが支えてるのも事実。倫理観とは必ずしも相いれない。というのはビックリした。

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    2017年06月12日
  • 人間にとって健康とは何か

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    雑誌『Voice』に「健康は生成する」というタイトルで連載したコラムを加筆修正してまとめた本。
    コラムの、そして本書のタイトルからは「人の健康」についての本だと思ったが、もちろんその部分はあるものの、人が健康を生成する資源となっているSOC(センス・オブ・コヒーレンス:首尾一貫性)とレジリエンスにまつわる文化論や社会論、著名な政治家の病跡学など、要は著者の興味を他の文献からつまみ食いしたような内容。
    人間の健康に関しては、「健康=病気ではない状態」ではなく、放っておくと常に病気・死へと向かおうとする圧に抗しながら、より健康に近づこうとする(生成する)プロセスであるとする観点や、いい意味での鈍感

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    2017年01月29日
  • 心理学化する社会 癒したいのは「トラウマ」か「脳」か

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    ドラマも映画もトラウマ大安売り。ワイドショーも専門家気取りが精神分析。もはや心理学は一種のブームでありエンタメである。トラウマ・AC大いに結構。でも、そうした現象に尾ひれがついて、誤解を受けやすくなっているのもたしか。。人は、不安定な状況も、説明さえできれば安心するし、媒介されることに快楽を覚える。なんでも可視化したい世代なのですかね。PSYCHO-PASSみたいな世界も、社会は(ひとりひとりの個人ではない)少し望んでるのかも。

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    2016年07月19日
  • 人間にとって健康とは何か

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    第5章くらいまでは内容についていけたけど、後半になるにつれわからない部分が出てきた。
    とはいえ、心の健康の尺度について今まで知らなかった概念が概説的に学べて良かったー。

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    2016年06月19日
  • 思春期ポストモダン 成熟はいかにして可能か

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    「若者論」への懐疑から不登校・ひきこもりまで。なんだか情報が古いと思ったら2007年の本だった。著者の本は他に『キャラクター精神分析』を読んでわ、わからない……! となっただけなのだが(知性が足りない)、この『思春期ポストモダン』を読めば著者のスタンスは概ね把握できると思う。と、いうか、著者のスタンスはわかるけど客観的な事象はこの本ではあまりわからない。先に言ったとおり情報も古いし。

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    2016年05月15日
  • ヤンキー化する日本

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    ヤンキーの特徴とはバッドセンス、ツヨクてチャラくて、オラオラ。気合いとアゲアゲのノリ。コミュニケーション力(場を読む力)。

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    2016年03月24日