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30歳近くなっても、仕事に就かず、外出もせず、時に何年も自分の部屋に閉じこもったまま過ごす青年たち。今、このような「ひきこもり」状態の青少年が全国で増加しつつあるといわれている。現場の精神科医として約10年にわたり200例以上の「ひきこもり」の治療に携わってきた著者により、「ひきこもり」を単なる「個人の病理」でなく、個人・家族・社会の3つのシステムの関わりの障害による「システムの病理」であるという捉え方から、「ひきこもり」についての正しい知識と対処の仕方を解説した、初めてのテキスト。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年02月23日
著者はひきこもりの専門医である。引きこもりとはという定義から始まり、引きこもりは病気といえるか、など語られていく。まず、引きこもり=無気力ではない、ということ。これは一般に誤解されがちなことで、私も本書を読むまではそう思いこんでいた。最後の引きこもりからの脱出過程でインターネットが役だっている箇所が...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月23日
初めてこの本を読んだころは今ほどひきこもりがメジャーじゃなくて、不登校が増えているという統計は知っていても、その数字達がどんな生活をしているかなんて知る由もなかった。
これを読んで、初めて自分だけじゃなかったんだと思えた。
怖くてなかなか再読できないけれど、書いてくれたことに感謝している。
てこと...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
すぐ側に微妙に引きこもりな人間が居るので、いろいろと興味を持って読んでみました。その結果、ひきこもりじゃないとは思いましたがwただの出不精だ(−−;
まぁ、ひきこもりだとしても俺には何の手助けも出来ないわけだが。この本曰く、兄弟の手助けはむしろ邪魔とのことでした。
ひきこもりになっていく様子や、ひ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月24日
○本の概要
社会的ひきもりという新しい現象について、その原因や実態について解説しつつ、対処法についても紹介。現在の日本の教育システムにも疑問を呈し、今後、社会的ひきこもりを巡ってある医療や教育のあるべき姿についても一考する。
*社会的ひきこもりの原因は複雑に絡み合っており、シンプルに捉えること...続きを読む
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