世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析

世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析

小説・文芸
748円 (税込)

3pt

3.3

「アゲ」と「気合」の行動主義=反知性主義、家族主義で母性的。これまで論じられなかった日本の「ヤンキー」性と、急速に拡大するバッドセンス。日本文化の深層に、気鋭の精神科医/評論家が肉薄する!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析(角川文庫)
  • タイトルID
    :
    326954
  • 電子版発売日
    :
    2015年07月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タイトルが素敵。秀逸なヤンキー論。ヤンキーそのものではなく日本人の中に潜む、いわば「ヤンキー魂(ソウル)」について相田みつを、ジャニーズ、漫画、金八先生、母性、古事記(!)と様々な視点から考察。結論を先送りする文章には少しイライラさせられたが、なるほどたしかに日本的なるものとヤンキーテイストは馴染みがいいんだよなあと妙に納得させられた。著者考案の「本宮ひろ志テスト」(本宮ひろ志のキャラの横に本宮ひろ志絵でその人物を描きこんだと想定して違和感がなければヤンキー認定)には笑った。面白い本でした。

    0
    2016年08月04日

    Posted by ブクログ

    生存戦略としてこれほど強力な文化もない。ーフェイクな物語性に身を委ねつつ、行動を起こすことすら可能」
    だとさ。
    本質が無いということそのものの強みは良くわかる。いわゆる日本人の純粋な形態がヤンキーなのね。

    0
    2015年08月16日

    Posted by ブクログ

    これはこれで面白い(こき下ろし含め)。が、著者的に言えば、もう少し知性主義的に論じてもらった方が共感できたかも。パフォーマンス(売上や話題性)を意識したのだろうか...。
    「(ヤンキーの)成功者の哲学は、ほぼきまって、成功してから後付けで考え出られたものだ。だから案外、一般人には応用が利かないのである。」

    0
    2020年05月19日

    Posted by ブクログ

    『戦闘美少女の精神分析』(ちくま文庫)でラカン派の精神分析の観点からオタクの心性を読み解く試みをおこなった著者が、オタクとは対立するトライブであるヤンキーの心性についての考察を展開している本です。

    ヤンキーについての社会学的な考察ではなく、あくまで「ヤンキー的なもの」と呼ばれるような心性をめぐる考察となっていることに、ひとまずは注意が必要でしょう。本書では、このように若干焦点を甘くすることで、ジャニーズや白洲次郎、橋下徹などを支持する人びとの意識のありようについて議論を展開していきます。さらに、丸山眞男の「歴史意識の古層」論にまで言及し、「気合とアゲアゲのノリさえあれば、まあなんとかなるべ」というヤンキー的な心性に通じるという、どこまで本気で受けとってよいのかわからないような議論にまでいたっています。

    かなり強引に思えるところもすくなくないのですが、それでも著者の考える「ヤンキー的なもの」についての考察には、ついつい納得させられてしまいます。それはともかく、単行本刊行時に付された「あとがき」で著者は、自身がヤンキーの「当事者」ではないことを断りつつ、「「当事者性」は批評における武器の一つではありえても、正当性の唯一の担保などではない」と述べています。これはその通りにちがいないのですが、つねに視線を「メタ」レヴェルへと転じていくオタクについての考察が、それ自体オタク的なまなざしによって自己言及的に書かれることとは対照的に、どこまでも「ベタ」なレヴェルで受け取ってしまうヤンキー文化が批評という行為なしに完結してしまうような現象である以上、それについての精神分析的な立場からの考察がどのような意味で正当性をもちうるのかということについて、もうすこし自覚的であるべきなのではないかという疑問も感じました。

    0
    2019年05月14日

    Posted by ブクログ

    先日のトークイベントにて購入。ヤンキーというか、ヤンキー的なるものとは。ヤンキー性の本質は表層にしか宿り得ない、古事記から連綿と続く「気合いとアゲでなんとかなる」が基本のメンタリティというのが面白かった。欧米の神様はホイホイ光ったりしないということも、なるほど言われてみればたしかにな
    タイトルだけ見るとちょっとロマンチックだな…と思ったりしたけどでも内容はある意味ロマンチックかもしれない

    0
    2019年04月02日

    Posted by ブクログ

    わたしは自分とはあまりにかけ離れた存在としてヤンキーに異常に興味があるので読んだ。が、なんていうかぬるぬるした文章ですね。主張はあるのだけれど、それがポンと上がるかと思えば裏付けがするりと躱されていくような。というか最初から自明の結論が頭の中にあって、一応解説しようという気持ちはあるのだけれど、自明すぎて語りが中断されるような?何にしろ、もちろん平易で読みやすいんだけれども、ぬるぬるとすべっていくような気がしてあまり熱中できなかった。
    そして何より読んでいてキツかったのは、父性/母性と男らしさ/女らしさを使ったくだりです。非常に明快なよくある二項対立のもと、母性には反知性主義のすべてが押し付けられており、また男らしさについては提示されないのに、女らしさにあらゆる批難をまとめ上げており、それが読んでいてとても平板に感じ、かなりキツい気持ちになった。今はここまでです。

    0
    2018年09月01日

    Posted by ブクログ

    2012年の書籍の文庫化。書籍の中で芸能方面に触れることが多いのでギリギリのタイミングでの文庫化かな。DJ OZUMAとか、懐かしいと思ってしまう。

    個人的には嫌悪と憧れ、愛憎半ばするヤンキーという人種とその文化圏に対する興味から読んだ。日本ではヤンキー的な要素が無いものは売れないっていうのが本当に、なんなんだろうなー……って疎外感を感じるほどだったんだけど、この本を読むと昔からの日本人もそうみたいだからもうしょうがないんだなーと。祭で踊りの輪に入れない人間のひがみである。今は各地で盛んなYOSAKOIなんか完璧にヤンキー文化。ハレの日の彼らはいつだってとても楽しそうだ。

    白洲次郎も坂本龍馬と同じくヤンキー的文化圏の人だという指摘になんか納得してしまった。ヤンキー(=マジョリティ)は「実績より生き様」の偉人が好き。だから一時期のあの謎ブーム。なるほど。

    0
    2015年08月05日

世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析(角川文庫)
  • タイトルID
    :
    326954
  • 電子版発売日
    :
    2015年07月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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