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Posted by ブクログ
今までに読んだ著者の本(主にひきこもり関連のもの)は、今一つ患者を客体化・対象化するような著者の視線が気に入らなかったが、この本に関してはそういうことはなかったので印象が変わった。
ただ、人との関わりを通してうつ病(新型うつ病)が軽快したという事例がよくあったから他者とのつながりは大事だよね、という本書の主な主張に関しては、それって昔からある自助グループやセルフヘルプの考えと同じだし特に目新しいことでもないんじゃ?とも感じた。
最後の方に書いてあった、声楽のレッスンを行った結果うつ症状の改善が見られたという内容は面白かった。「身体のレベルでの自己愛の修復」が本当にあり得るなら自分ももっと運動とかしようかしら。
Posted by ブクログ
著者は引きこもりが専門の臨床医
「うつ病に関して2冊目に読む本」として
<第1章 現代社会とうつ病>
旧来のうつ病
・重症・・・無気力、抑鬱
・性格:責任感強い、執着気質→うつになって180度ひっくり返る
・きれいに治る
新型うつ病
・比較的軽症
・性格:他責的、問題回避的→うつになって強まる
・難治性
99年⇒08年 患者数が2倍以上に増加
生物学的には説明できない。「社会的」な要因
・メディア ルーピング効果
・「生存」の不安から「実存」の不安へ
・世間一般の心理学化
狂気の陳腐化、狂気へのセンサー過敏→軽症化
すれっからし、狂気へのセンサー過敏→難治化
操作主義、再帰性、マクドナルド化
コミュニケーション偏重主義と過剰適応
<第2章〜第4章>
薬物治療、認知行動療法→(対人関係療法)、環境調整
自己愛からレジリアンス(自然治癒力?)へ
プラセボでも治れば結構
自己愛を補強するのが「人薬」
基本の人間関係は家族だが、人薬には家族以外の人間関係が大事
非特異的な人間関係(通りすがり)すら治療効果がある
自己愛「システム」固定的でなくダイナミック
中井久夫「治療文化論」 友人関係の変遷をたどった論文
「治療集団」的側面を持つ小集団
近代精神医学では熟知者による治療は禁忌だが、より原始的な社会ではそうも言っていられなかったはず。
<第5章〜第8章>
周りの人間は、まず何にせよ否定せずに受け止めてやる。
支援者を支援する→企業のラインへの支援
リワークプログラム・・・仕事が薬になる。活動が大事。
ベーシック・インカムには懐疑的。
生活保護はケアがあるので社会復帰するケースが多いが、障害年金を受給するようになると復帰困難。
収入だけでなく「生きる場」、社会とのつながりが必要→アクティベーション
似て非なるもの
気分循環症
境界性人格障害
対人嗜癖、行動化(自傷など)、他人を操作する傾向
→思い当たる人がいる。。。
発達障害
アスペルガーなど
安易に診断される風潮の反面、うつ病との誤診もある
からだが大事・・・声楽療法、認知運動療法
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