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  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす
    4.2
    「失われた30年」で日本の生産性は上がっているのに、実質賃金が上がらないのはなぜなのか? 労働法制、雇用慣行、企業統治、イノベーション……日本経済の長期停滞をよみとく際の「死角」や誤算を白日のもとに晒し、社会が陥りかけている「収奪的システム」から抜け出す方途を明示する。予測的中率に定評のある最注目のエコノミストによる、まったく新しい経済分析の渾身の快著。経済構造に関わるあらゆる謎が氷解する。
  • 新・空き家問題 ――2030年に向けての大変化
    4.2
    今や、7軒に1軒が空き家! 2024年4月、総務省は住宅・土地統計調査を発表。それによれば、空き家は全国で900万1600戸に達した。7軒に1軒が空き家ということになる。しかも今後、首都圏に大量相続時代が到来し、さらなる空き家の増加が予想されている。なぜこうなってしまったのか。業界の第一人者である著者は、この結果を必然であったと分析し、2030年以降に大変化が起こると言う。すなわち、天国(首都圏の家が買いやすくなる)と地獄(相続登記をしないとペナルティが課せられる)が待っている。どうすれば空き家を減らせるのか。空き家になったらどう対処するのか。空き家を通して、日本社会の「現状」と「近未来」を読み解く。 (以下、目次より) ●空き家900万戸の衝撃 ●空き家の半分以上はマンション空き住戸 ●実は世田谷区は空き家天国だった ●おひとりさま老後のリアル ●ついに、国が重い腰を上げた ●絶対に押さえておきたい法改正 ●親の財産を知ることから、空き家対策が始まる ●相続登記をしないと…… ●空き家バンクを活用しよう ●不動産投資ブームに群がる人たち ●2030年以降に起こる大変化 ●都内優良住宅が大量にマーケットに ●住宅量産政策からの転換 ●街プラウドの醸成が空き家をなくす
  • 「マウント消費」の経済学(小学館新書)
    3.4
    消費トレンドはモノ・コトからマウントへ。 「こんな素敵な場所に旅行してきました」 「こんな美味しい料理を楽しみました」 「こんな特別な人と過ごしています」 SNSで頻繁に目にするこうした投稿。その背後には、多くの人が無意識のうちに抱える「マウント欲求」が潜んでいる。令和の日本では、SNSの普及とともにこの欲求が顕在化し、日常のあらゆる場面に深く浸透している。一見ネガティブに映るこの現象だが、実は日本経済を活性化させる「隠れた切り札」として大きな可能性を秘めている。 なぜテスラやアップルは次々と新たなイノベーションを生み出せるのか。 NewsPicksやSAPIXが絶大な支持を集める理由とは。 その答えは、「マウント消費」という次世代の消費トレンドに隠されている。 本書は、ベストセラー『人生が整うマウンティング大全』の企画・プロデュースを手掛けた筆者が、自身の豊富な知見を余すところなく凝縮した渾身の一作である。「マウンティング」という人間に備わる根源的な欲求が、どのように社会を進化させ、イノベーションを生み出し、経済を動かしてきたのか。そのメカニズムを解き明かしながら、これからの日本が目指すべき成長戦略を提示する。 (底本 2025年1月発売作品)
  • 草の陰刻 新装版(上)
    3.8
    松山地方検察庁地方支部の第二倉庫から出火。当直の事務官平田が焼死体で見つかった。平田の誘いで飲み屋で呑んでいた事務員竹内の記憶は曖昧で、気がつくと40キロ離れた町の旅館にいたという。検事の瀬川良一は、喪われた資料の復元を試みるが、昭和25年から26年の事件簿が持ち去れていたことに気づく。当時の担当検事大賀庸平に内容を問い合わせる手紙を送るが、覚えていないの一点張りで、まもなく大賀庸平は交通事故で死んでしまう。 放火の疑いを拭いきれず、酔った平田を連れ去った女たちの背後に暴力団の影を感知した瀬川は、何者かからの脅迫電話を受ける。 若い検事の瀬川には、縁談話が持ち上がっていて、その用を果たすため東京の実家に戻ったときに、大賀庸平の死を知らせてくれた娘の大賀冴子と会い、過去の事件の探索協力を頼み込むが、冴子は父の遺志とのはざまにいた。 失火事件の管理責任を問われ失職こぞ免れた瀬川だが、四国を離れ、前橋地方検察庁への転勤が命じられる。 限られた時間の中で瀬川は、検察と捜査権のある警察との反撥の中で、喪われた資料が昭和25年の大島信用金庫理事殺人事件の記録であること、冴子から「S」という有力者が関わっていることをつきとめる。 そして前橋赴任への途中、広島県福山に立ち寄り、信用金庫の事件当時、被疑者とされた山口重太郎という男と会うことはできた。「S」は信用金庫の山口重太郎の同僚だった……。 巨匠松本清張ミステリーの代表作、読みやすい新装版に!
  • 「運のいい人」は神社で何をしているのか
    3.8
    世代を問わず人気の神社は、日本最強のエンタメの場であり、注目すべきビジネスモデルでもある。最近は、絶景、癒し、手軽なパワースポットとして注目を集める神社も多く、歴史や立地、エンタメ性など、理由・個性もさまざまだ。本書は年間のべ200社以上の神社に参拝する著者が、強い神社愛と専門であるマーケティング理論から神社を分析、運気上昇の方法や参拝の楽しみ方を伝授する。
  • 信頼と不信の哲学入門
    4.2
    会ったこともない人によって書かれたこと,作られたものであるのに,私たちは,古典の一冊やネットで話題のお取り寄せ食品を信じて暮らしている.たしかに信頼がなければ生きていけないが,しかし健全な不信がなければ,よりよく生きることができない.コミットメントという視点から,信頼と不信のメカニズムに鋭く迫る知的冒険の書.

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  • ともえ
    4.0
    大津にある近江義仲寺で、運命的な出会いをした松尾芭蕉と智月尼。歌という共通の興味を通じて、二人はゆっくりと惹かれあっていく。その二人の関係に、500年前の木曽義仲と巴御前の壮絶な愛の物語が重なり合っていく――。大津市膳所にある近江義仲寺で、義仲と芭蕉の墓、巴御前を供養する巴塚がひっそり並んでいる。なぜここに芭蕉の墓があるのかという謎に絡めて、女性でありながら武将として愛する人を守った巴御前と、運命を受け入れつつも新たな出会いにより忘れかけていた「自分」を取り戻した智月尼。激動の時代に、自分らしく生きようとした女性たちの姿を描く、心震える歴史物語。
  • 入試に出る 無機化学の要点 スピード総整理 三訂版
    -
    1巻1,012円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 無機化学の膨大な暗記量を最小限にできるように整理した本です。 ・「暗記POINT」で暗記事項が整理されているので、すぐに覚えられます。 ・「暗記POINT」の後に詳しい説明や補足事項が載っているので、知識が定着し、応用がききます。 ・「入試で狙われるのはここ!」を読めば、膨大な無機化学の暗記量を最小限にできます。 ・無機化学全分野を使いやすいように54テーマに分けましたので、どこからでも使うことができます。
  • 入試に出る 有機化学の要点 スピード総整理 三訂版
    -
    1巻1,012円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 有機化学の絶対暗記事項を短期間で暗記できるように整理した本です。 ・「暗記POINT」で暗記事項が整理されているので、すぐに覚えられます。 ・「暗記POINT」の後に詳しい説明や補足事項が載っているので、知識が定着し、応用がききます。 ・「試薬マニュアル」を使えば、無機物質から反応の種類を決定できます。
  • 覚えておくべき 物理公式106 改訂版
    -
    1巻1,012円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【物理基礎・物理の公式を理解しながら覚えて、さらに使いこなせる!】 ページの先頭に大きく式を示し、重要公式が一目でわかるようになっています。また、公式→解説→確認問題の流れに沿って、理解しながら公式を覚えて、さらに使いこなすこともできるようになっています。 日常学習から受験対策まで、どんな学習段階でも使いやすいように、全7章で構成しました。巻末には覚えておきたい13の原理・法則も収録してあります。
  • 感染捜査
    3.9
    1~2巻1,012円 (税込)
    東京五輪開催を目前に控えた2020年6月、お台場の飲食店で複数の惨殺遺体が発見された。同じ頃、東京湾上の豪華客船でも同様の事案が発生。狂犬病の亜種と思われる新種ウイルスが原因と判明する。感染者の発症率は100%。しかもゾンビ化し人間を襲い食らう。乗客、警察官と海上保安官選抜者からなる「感染捜査隊」を乗せた同船は、硫黄島近海に隔離されることとなったが――。女性刑事と海保出身の隊長が繰り広げる死闘に瞠目せよ!
  • 組織論の名著30
    4.0
    私たち人間は、組織をつくることで繁栄を遂げてきた。20世紀に興隆する組織論は、企業組織のあり方の探究などわめて実務的な面をもちつつも、他方で集団を形成し協働するという人間本性に根ざした学際的な学問だ。本書では、バーナード『経営者の役割』やウェーバー『支配について』といった近代組織の基底をなす議論から、リーダーシップ論、組織文化論、組織学習論、意思決定理論、さらにはオライリー&タッシュマン『両利きの経営』といった近年の著作まで国内外の名著30冊を精選。組織に生きるすべての人に向けられた最良のガイド。
  • イノベーションの科学 創造する人・破壊される人
    4.6
    経済成長の起爆剤として期待されるイノベーション。 将来への新しい希望であると同時に、「創造的破壊」と言われるように、人々のスキルや生活の基盤を壊す側面もある。 本書は「人」の観点から検討し、創造の促進は元より、破壊の打撃を軽減する方策を考察する。 創造する人、破壊される人の特徴とは? 抵抗と格差を縮小する教育投資、ミドル・シニア層のリスキリングとは? 希望と幸せのための二つのリスク・シェアとは?  ■目 次■ はじめに 第1章 イノベーションとは何か 1 「創造的破壊」としてのイノベーション 2 不確実性がつきもの 3 創造の恩恵と破壊のダメージには時間差がある   第2章 創造する人の特徴 1 創造性は才能なのか、環境なのか 2 動機づけ次第で創造性が変わる 3 誰がイノベーションを生み出すのか 4 「創造的破壊」の張本人は誰か   第3章 破壊される人は誰か 1 誰が破壊されやすいのか 2 どのような人が破壊されてきたのか 3 破壊されるインパクト   第4章 新しいモノゴトへの抵抗 1 抵抗を生むイノベーション 2 政府はどちら側につくのか 3 抵抗がなくなる条件   第5章 アメリカ型をマネするな 1 世界をリードするイノベーション大国 2 広がる格差と増える絶望死 3 どこかに正解がある?   第6章 自己責任化する社会 1 リスクの取り方、分散の仕方 2 個人が引き受ける破壊リスク 3 広がる自己責任と、狭まる「他者への責任」 第7章 創造と破壊のためのリスク・シェア 1 政府の再分配 2 リスク・シェアのさまざまな可能性 3 イノベーションを方向づける   おわりに 謝辞 参考文献 註記
  • 地方消滅2 加速する少子化と新たな人口ビジョン
    3.8
    2014年刊行の『地方消滅』と、そこで示した896の「消滅可能性都市」リストは、衝撃をもたらした。 それから10年を経て、東京の出生率は0・99になるなど、なお少子化は加速する。 このままだと2100年に人口は6300万人、高齢者が4割の国になりかねない。 本書は、全国1729自治体を9つに分類。 「ブラックホール型自治体」の特性なども分析し、持続可能な社会へ向かうための戦略とビジョンを打ち出す。 目次 序章 「消滅可能性都市896」の衝撃 Ⅰ部 消滅自治体 最新データ篇 第1章 地方自治体「持続可能性」分析レポート 地域特性に応じた人口減少対策が必要 (三村明夫+人口戦略会議) 第2章 全国1729自治体リストから見えた地域の特性 自治体の「人口減少要因」が明らかに (人口戦略会議) 第3章 人口減を止められなかった10年 外国人・寄合・デジタルは救いとなるか (宇野重規×増田寛也) Ⅱ部 2100年への提言篇 第4章 緊急提言「人口ビジョン2100」 安定的で、成長力のある「8000万人国家」へ (人口戦略会議) 第5章 人口減少、どう読み解くか ・少子化・人口減の深刻さはなぜ共有されないか――1990年代の不良債権問題との類似性 (白川方明) ・正社員とパートの賃金格差解消こそ最重要課題――約4割の未婚女性が子どもを持たないと予想 (永瀬伸子) ・東京出生率0・99の衝撃 基本から知る低出生の現実 (小池司朗) 第6章 今が未来を選択できるラストチャンス (三村明夫×増田寛也) 全国1729自治体の9分類
  • AIにはできない 人工知能研究者が正しく伝える限界と可能性
    3.7
    ChatGPTを初めとする生成AIの登場により、その万能性が人間への脅威としても論じられているが、現在のAIは決して万能ではない。AIに何ができ、何ができないかを理解しないことには、正しく恐れることもできない。人工知能研究の専門家が、AIの「現在の限界」をわかりやすく解説し、その先にある「次世代AIの可能性」を探る。 【目次】 第1章 AI開発の歴史は未来のためにある 第2章 生成AIには何ができ、何ができないか 第3章 AIは経済の浮揚に寄与するのか 第4章 AIを使うか、AIに使われるか 第5章 社会が生成AIを受け入れるための課題 第6章 人とAIの共生 第7章 AIのスケール化と日本の未来
  • フェイクフィクション
    3.9
    東京・五日市署管内の路上で、男性の首なし死体が発見された。刑事の鵜飼は現場へ急行し、地取り捜査を開始する。死体を司法解剖した結果、死因は頸椎断裂。「斬首」によって殺害されていたことが判明した。一方、プロのキックボクサーだった河野潤平は引退後、都内にある製餡所で従業員として働いていた。ある日、同じ職場に入ってきた有川美祈に一目惚れするが、美祈が新興宗教「サダイの家」に関係していることを知ってしまい……。警察組織vs悪魔と呼ばれる男vsカルト教団vs元キックボクサー。囚われた“彼女”の奪還。愛する人を失った者たちの復讐劇。疑いなき信仰心に警鐘を鳴らすセンセーショナルな最新長編。
  • 国民健康保険料が高すぎる! 保険料を下げる10のこと
    4.0
    今は国保と無関係な会社員も、会社組織を離れれば選択肢に挙がる。退職後2年間は今加入している健康保険の被保険者になれるが、その後は再就職をするか、家族の扶養にならない限り、国保加入なのだ。何といっても70歳から74歳では、総人口に占める国保加入者の割合が75%。だから誰でも一生に一度はお世話になる可能性が高い。   その国保料は近年上昇している。大まかに単身世帯で所得300万円なら年間約40万円、所得400万円なら約50万円の保険料である。さらに会社員が加入する「組合健保」や「協会けんぽ」は配偶者や子どもなどの扶養家族がいても保険料は一人前。つまり家族分は負担ゼロであるが、国保には扶養の概念がない。そのため配偶者や子どもがいると、少なくとも年間数万円、多いと単身世帯より数十万円の負担増。一人でも高いのに、家族がいればますます高くなるこの国保料に、多くの人は加入する際、びっくり仰天するのだ。  本書は「年金生活や無職の人」と「フリーランス、自営業者」に分け、国保料を下げるポイントを紹介する。加えて滞納に悩んだり、違法な差し押さえに遭ったり、経済的に困窮して医療が受けられない状態に陥った時に「打てる策」もお伝えする。 オマケとして、支払った国保料によって所得税や住民税を安くする控除や、特別に利益が多くなった年に減税できる方法も。 弁護士とファイナンシャルプランナーによって監修を行い、日々の暮らしの助けとなる一冊。
  • 頭のいい人の夜に学ぶ習慣
    3.4
    *本書は、2017年4月に小社から『夜型人間のための知的生産術』のタイトルで刊行した書籍を改題、加筆修正し刊行したものです。 夜の2時間こそ「知識」が深まる魔法の時間。 記憶は夜に定着する。 朝忙しい人も時間がつくれる。 「静かな夜」は唯一集中できる知的な時間。 著者が初めて語る夜の過ごし方、使い方。
  • 女武士道
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 何事にも真剣に、熱量をもってあらゆる人と関わってきた父から会社を引き継ぎ12年。 幼い頃からさまざまな場面で父から得た言葉が、今でもふとした時に思い出され、ことごとく身に沁みわたり、人生の指針となってきた――。 多くの人に知ってほしい、ビジネスはもちろん人生のあらゆる局面で役立つ父からの教え、金言。 【目次】 まえがき 父の履歴書 父からの教え  ●父の教え その壱  ●父の教え その弍  ●父の教え その参  ●父の教え その肆  ●父の教え その伍  ●父の教え その陸  ●父の教え その漆  ●父の教え その捌  ●父の教え その玖  ●父の教え その拾 〝父からの教え〟から得た人生の気づき   父が亡くなって苦労したこと、気づいたこと   〝2代目社長の苦悩〟から気づいたこと   自分が教育する立場になって気づいたこと あとがき" " 著者プロフィール 横川みどり(Midori Yokokawa) 株式会社NISHI SATO 代表取締役 1972年生まれ。家族は、子ども3人、孫3人。 資格:保育士、幼稚園教諭 趣味:トレッキング、神社めぐり 東大和5小、3中、堀越学園高校、東京成徳女子短大(幼児教育学科)卒。 短大卒業後、幼稚園・保育園に勤めた後、家業の表示機器販売会社に就職。 2011年に父親から代表を引き継ぎ12年経営。 その間、途中、従業員の保育の必要性を痛感し、自社で保育所を開設・運営。自ら園長を務める。
  • 論理的思考とは何か
    4.0
    論理的思考法は世界共通ではない.思考する目的をまず明確にしてその目的に合った思考法を選ぶ技術が要る.論理学・レトリック・科学・哲学の推論の型とその目的を押さえ,価値に紐付けられた四つの思考法(経済・政治・法技術・社会)を使い分ける,多元的思考を説く.不確実なこの世界で主体的に考えるための一冊.

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  • 金利を考える
    3.9
    住宅ローンや消費者金融、銀行預金に個人向け国債。私たちの身の回りには「金利」があふれている。「低金利だから円安になる」「金利を上げると不景気になる」といったニュースも、毎日のように聞こえてくる。これらの「金利」はお互いにどんな関係があって、それぞれの金利はなぜ/どうやって決まるのか。金利が動くと私たちの生活に何が起きるのか。金融政策の第一人者が、身近な事例をもとに根本から解き明かす。お金と社会を見る目が変わる、実践的経済学の書。
  • ばらまき 選挙と裏金
    4.2
    自民党衆院議員が妻の参院選出馬に際し、地元の議員らに現金を自ら配って回った前代未聞の買収事件。その額は100人で計2871万円にのぼる。なぜ、この事件は起きたのか。本当の“巨悪”は誰なのか。広島の地元紙が総力を挙げて「政治とカネ」の取材を続けるうち、買収の資金源とも目される自民党の巨額「裏金」問題へと繋がってゆき…。政権中枢の巨額「裏金」疑惑に広島の地元紙「中國新聞」が切り込んだ渾身の調査報道。『ばらまき 河井夫妻大規模買収事件全記録』の内容に、22年以降の取材の経過を大幅に加筆。買収資金として安倍政権幹部4人が裏金を提供した疑いを示すメモを手がかりに、政権中枢の闇に迫る。巨大な権力の壁にひるまず、真相に迫り続けた取材の裏側を描く執念のノンフィクション!――「事件はまだ終わっていない」
  • 共感バカ
    3.5
    xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx 日本をダメにする共感バカの正体!  xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx 現代社会では絶対善とされる共感能力。 世間には共感を促す声が溢れ、賛同しない者には、 息苦しさや社会的な制裁が与えられている。 「共感」は肉食獣のような力を持たない人類にとって、 生存・進化の原動力になった。 他者を思いやることで私たちは進化し、繁栄を築いてきたのだ。 一方、戦争をはじめ、人類史における大きな災厄が 過剰な共感からもたらされたのも事実だ。 太平洋戦争時の日本社会などは、その最たるものであろう。 本書では、テレビでもおなじみの生物学者が、 現代社会に溢れる「共感」に警鐘を鳴らす。 もはや国家が国民を守ってくれない時代、 個人が強く生きるための思考を伝授する。
  • カラー版 日本画の歴史 現代篇 アヴァンギャルド、戦争画から21世紀の新潮流まで
    4.0
    昭和十年代、前衛美術集団の離合集散が続いた。だが、新しい絵画の胎動は戦時体制に飲み込まれ、富士山や軍人など国威昂揚を意図した絵画が制作されるようになる。戦後は国粋主義への批判から「日本画滅亡論」が唱えられ、新しい道の模索を余儀なくされた。本書は、前衛として戦前に注目された吉岡堅二らから、戦時中、そして復興に寄り添って人気を博した東山魁夷や平山郁夫の活躍、さらに、平成以降の新潮流までを描く。
  • カラー版 日本画の歴史 近代篇 狩野派の崩壊から院展・官展の隆盛まで
    4.0
    開国後、大和絵、狩野派、浮世絵など日本伝統の絵画は、西洋絵画と出遭い、「日本画」と称すようになった。フェノロサに評価された日本画は、岡倉天心、橋本雅邦らが新設の東京美術学校で確立。のちには日本美術院の横山大観や菱田春草らが技法を追究し進展させる。本書は、幕末の横浜浮世絵や南画から、国家主導で堂々たる作品が制作された明治期、そして、今村紫紅に代表されるのびやかな画風の大正期を描く。
  • イマジナリー・ネガティブ 認知科学で読み解く「こころ」の闇
    3.5
    認知科学の概念「プロジェクション」とは、自分の内的世界を外部の事物に重ね合わせるこころの働きのこと。プロジェクションには “推し”の存在に生きる意味を見出すようなポジティブな面がある一方で、霊感商法、オレオレ詐欺、陰謀論、ジェンダー規範など、他者によってこころを操られたり自分自身を無意識のうちに縛ったりすることでネガティブな問題を生じさせる面もある。実際には起きていないことや存在しないものを想像して現実に投射できるがゆえに生まれる「イマジナリー・ネガティブ」を認知科学の視点で考察する一冊。
  • 行動経済学の真実
    4.0
    保険や金融、政策にも活用されていることから、「ビジネスパーソンに必須な教養」とまで喧伝されている行動経済学。従来の経済学が想定してこなかった、人間の多様な行動を理論化したことにより、2000年代から脚光を浴び始めた。しかし近年、主要理論の「再現性」に疑問が生じたことにより、その正当性が疑われ始めた。果たして行動経済学は信頼できるのか? 行動経済学会の会長を務めている著者が、主要な成果を再検討することによって、根本から行動経済学を見直す。入門から応用までが詰まった決定版。
  • マンガ認知症【施設介護編】
    4.3
    大好きな祖母が認知症になってしまい、母と二人で介護に取り組むマンガ家、ニコ。在宅介護が限界を迎えて施設に入居してもらったものの、祖母の認知症の症状がみるみる悪化していきました。ふたりはしょっちゅう呼び出され、かかる費用は月40万円……!? じつは、認知症の人には「向かない施設」があるんです。「施設介護の始めどきって?」「この行動は本人からのSOS?」「職員さんとどう話せばいいの!?」「施設で最期を迎えるのはかわいそう……」介護事業を立ち上げて30年のコジマさんと認知症の心理学の専門家・サトー先生が、認知症の施設介護の不安を解きほぐします。
  • 歴史学はこう考える
    3.7
    史料の山に埋もれ、ひたすら解読している? 過去の出来事の是非を論争する? このようなイメージがある歴史学では実際に何が営まれているのか。明らかにしたいものは様々でも、歴史学には共通のプロセスがある。史料とはなにか。それをどう読んでいるのか。そこからオリジナルな議論をいかに組み立てるのか。歴史について語る前に、最低限知っておきたい考え方を解説する。
  • 新自由主義と教育改革 大阪から問う
    3.7
    欧米を中心に一九八〇年代以降,台頭した新自由主義の教育改革.競争原理や成果主義を主軸とする改革は,公教育の衰退など様々な弊害を生んだ.国内外で見直しも進むなか,大阪の改革は勢いを増す.学力による子ども・学校の選別,教員への管理強化などの政策がもたらした問題を丹念に検証し,いま改めて教育の意味を問う.

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  • あいまいさに耐える ネガティブ・リテラシーのすすめ
    3.8
    SNS等に溢れるあいまい情報に飛びつかず,その不確実性に耐える力が輿論主義(デモクラシー)の土台となる.世論駆動のファスト政治,震災後のメディア流言,安保法制デモといった二〇一〇年代以降のメディア社会を回顧し,あいまいさに耐えられない私たちにネガティブ・リテラシー(消極的な読み書き能力)を伝授する.

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  • 風致の島
    5.0
    東南アジアでの巨大リゾート開発推進のため日本のスーパーゼネコンから現地役員として「島」に乗り込んでいた青木は、資金として投入された莫大な裏金の一部を着服して会社を離れ、計画が頓挫した後も島で隠遁生活を送っていた。現地で飼い殺しにされている元同僚の西村から、カジノを中心とする新たな開発計画の存在を聞いた青木は、その利権に食い込むため動き出す。 一方で青木は、島の男の二番目の妻になっていた日本人の女ミチコを「飼って」いた……。 金、酒、官能、暴力、逆転に次ぐ逆転……大藪春彦賞作家が描くすべてが“過剰”な物語。
  • 自民党の大罪
    3.5
    自民党の変容と日本の凋落 東西冷戦の終結が迫り、「政治改革元年」という掛け声に 人々が浮かれたのが平成元(1989)年。 しかし、皮肉にもその年が自民党、 日本の明暗を分ける分岐点になった。 以降の35年で日本は国力を失い、 腐敗と不正が蔓延る人治国家へと成り下がることになる。 本書では、自民党の政治家を個別に検証することで、 変容した党の本質を炙り出そうとするものである。 著者は、「小沢一郎がまいた種を小泉純一郎が悪用し、 安倍政権という悪夢に結実した」と指摘する。 支持率が20%にも満たない政権、 政党が権力を牛耳ることができる理由は何か?  思考停止した大衆が“悪党”を支え続ける社会の 歪な構造が明らかになる。
  • 樹木の教科書
    4.0
    どれも似ていて、見分け方がわからない。よく見かけるけれど、名前を知らない。樹種はわかっても、どんな特徴をもつのかわからない―。特徴、利用法、環境との関係など、樹木の生態がわかれば、地球の歴史と進化が驚くほどクリアに見えてくる! 植物学の第一人者が、地球環境のなりたちを樹木でひもとき、カラー写真を用いてやさしく説く入門書。
  • 記憶の深層 〈ひらめき〉はどこから来るのか
    4.1
    試験前の一夜漬け.苦労して覚えても,終わればすぐに忘れてしまう.もっと効果的で効率的な学習方法はないのか.鍵は「記憶」にある.記憶のしくみを深く知り,上手に活かせば答えはひらめく.記憶のアウトソーシングが加速するAI時代.人間の創造性が問われる今こそ必要な,科学的エビデンスにもとづく記憶法のヒントを伝授する.

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  • 戦争ミュージアム 記憶の回路をつなぐ
    4.5
    日本が当事国であった戦争を知る世代が少なくなるなか,忘れてはならない記録と記憶の継承を志す場があり,人がいる.戦争の時代を生きた人間を描くノンフィクションを多数ものしてきた作家が,各地の平和のための博物館を訪ね,そこで触れた土地の歴史と人びとの語りを伝える.未来への祈りをこめた,今と地続きの過去への旅.

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  • 環境とビジネス 世界で進む「環境経営」を知ろう
    3.5
    現在のビジネスの在り方を見直し,気候変動を含む環境リスクに対応する「環境経営」が企業の長期的価値を高める.カーボンニュートラルを掲げて行動を始めている世界のトレンドから影響を受けずにすむ企業はない.温室効果ガスの排出削減に努めそれをいかに開示していくか.気候変動リスクをチャンスに変えるための入門書.

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  • 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学
    3.3
    ダークな性格として、典型的なものは「マキャベリアニズム」「サイコパシー」「ナルシシズム」「サディズム」の四つである。それぞれの特性、測定方法を紹介、また仕事の相性、職場での行動、人間関係、異性との付き合い方等を分析し、どんな問題に結びつきやすいか、さらにその気質は遺伝なのか、環境なのかにも迫る。「悪い」性格が社会に残っていることには理由があり、どんな人にもダークな面はあることも明らかにする。
  • バトラー入門
    4.2
    現代のジェンダーとセクシュアリティ研究の方向性を決定づけたとされるジュディス・バトラーの主著『ジェンダー・トラブル』は、その難解さでも名高い。実は、バトラーの理論を理解する鍵は、当時のフェミニストやセクシュアル・マイノリティが置かれていた現場――社会と歴史と思想の文脈にある。クィア理論って何? ブッチ/フェムやドラァグ論はどこから来たの? パフォーマティブってつまりどういうこと? バトラーの主著『ジェンダー・トラブル』を時代ごと理解する。
  • 認知症医療革命 新規アルツハイマー病治療薬の実力
    -
    アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」とは何か?どんな効果、副作用がある?治療期間や治療費はどれくらい? 新たな治療の可能性を専門医が徹底解説! いつもの定期健診で血液検査し、陽性ならば投薬で治療をはじめる…… そんな既存の慢性疾患のように「認知症」の進行もコントロールできる時代がやってくる!?
  • 日本の宇宙開発最前線
    4.0
    なぜ日本では「スペースX」が生まれないのか? そこには、山積する日本の行政機構ならではの問題点があった! 日本はどこで世界に遅れを取ることになったのか。そのなかでも活かすべき日本の宇宙技術の強みとは。 そして、これから学ぶべきイーロン・マスクの「狂気」とは――気鋭の科学ジャーナリストが記す、「科学技術立国」日本の現状と、復活への処方箋! 2024年2月17日、日本のあらたな主力ロケットとして開発された「H3」の2号機がはじめて打ち上げに成功した。遡ること約1年前の2023年3月の初号機打ち上げでは2段エンジンに着火せず失敗。搭載した地球観測用衛星「だいち3号」を喪失する結果となった。 JAXA や三菱重工などは原因究明と対策を1年の時間をかけて講じ、2号機打ち上げに成功する。当初2020年初号機打ち上げ予定として開発が計画されたH3は、3年遅れでようやく実用化に目途がたったのだった。 しかしH3の遅れは3年だけではない。じつは、その技術的遅延は7年近いのだ。 成功率9割超を誇ったH ーⅡAの後継は、2010年くらいには開発を始めるという前提で動いていたが、着手にも遅延が発生したのだ。実際にスタートできたのは2014年。その後も開発段階で紆余曲折があり、2024年に成功へたどりついたことは記憶に新しい。 2000年代から2010年代にかけてといえば、世界ではさまざまなスペースベンチャーが勃興する時代であった。たとえば、イーロン・マスクが興したスペースXは大胆不敵な発想でファルコン9の開発と商業利用に成功する。背景にはソ連崩壊とスペースシャトル計画に端を発する、アメリカをはじめとする諸外国で起きた宇宙開発を「官から民」へチェンジする流れがあった。それが、イーロン・マスクの宇宙への情熱と狂気を育む下地となったのである。 一方日本はそのとき、なにをしていたのか。  内閣府が主導した体制改革、そして文科省と経産省の権限争いであった。 本書では、なぜ宇宙開発が「官から民」へと変化することになったのか、それでいったいなにがかわったのかを読み解く。同時に、並みいるスベース・ベンチャーのなかでいかにスペースXが宇宙開発の牽引役となっていったのか、その強さと合理性を分析。そのうえで、日本の宇宙開発行政の問題点と、今後をどうしていくべきかを探っていく。 【目次】 第1章 技術開発と実用化の主体は官から民へ 第2章 衛星技術の発展がもたらす革新 第3章 イーロン・マスク、宇宙事業を変革する異端児 第4章 日本宇宙開発体制改革10年の蹉跌 第5章 日本の宇宙開発はこれからどこに向かうべきか
  • 首里城と沖縄戦 最後の日本軍地下司令部
    3.8
    首里城地下の日本軍第32軍司令部の真実 2019年10月の火災で焼失した沖縄・那覇の首里城。焼けたのは平成に再建されたもの。だが、首里城が失われたのはこれが初めてではない。民間人含む20万人もの犠牲を出した第二次世界大戦の沖縄戦では、日本軍第32軍が首里城地下に司令部壕を構えた。抗戦の結果、米軍の猛攻で城は城壁含めほぼ完全崩壊し、古都首里もろとも死屍累々の焦土となった。 ならば、令和の復元では琉球王朝の建築だけではなく、地下司令部の戦跡も可能な限り整備、公開し、日本軍第32軍の戦争加害の実態と平和を考える場にすべきではないか? この問題意識から沖縄戦史研究者が、日米の資料を駆使して地下司令部壕の実態に迫る。 ◆目次◆ プロローグ 首里城と沖縄戦 第1章 第32軍地下司令部壕の建設 第2章 米軍の第32軍地下司令部壕作戦 第3章 米軍が見た第32軍地下司令部壕 第4章 日本軍にとっての地下司令部壕 第5章 首里城地下司令部壕の遺したもの エピローグ 戦争の予感と恐れ
  • 国家の総力(新潮新書)
    4.3
    国家の総力をあげて、中国を食い止めよ! 台湾有事が現実的な懸念となった近年、軍事面での議論はなされるようになってきた。しかし、国家間の戦いがグレーゾーンから始まる現在、総合的に有事を想定しておかなければ実際の戦闘には対応出来ない。エネルギーと食料安保、シーレーン防衛、特定公共施設と通信、そして経済・金融への影響などの観点から、有事における日本の問題を考える。
  • シャーロック・ホームズ対伊藤博文 改訂完全版
    4.1
    ライヘンバッハの滝でモリアーティ教授と戦ったシャーロック・ホームズは、兄マイクロフトの助けを借りて日本へ向かった。イギリスに来ていた際に面識をもった伊藤博文のもとで世話になっていると、日本を訪問していたロシアのニコライ皇太子が、警備中の巡査に斬りつけられ負傷をした。日露の関係を揺るがす一大事件に、ホームズは伊藤博文とともに巻き込まれていく――。日本の新たなホームズ譚を描き出す、極上の歴史ミステリ!
  • いっしん虎徹
    4.0
    貧しさのなか4人の子を失い、重病の妻を抱えた甲冑鍛冶がいた。鍛冶師──長曽祢興里は、「己の作った兜を、一刀のもとに叩き切る」ことができる刀を鍛えるため、江戸に向かうことを決意する。だが、一流の刀鍛冶を目指す興里に、想像を絶する試練が待ち構えていた……。数多の武士が所望し、後世に語り継がれる伝説の刀鍛冶・虎徹。鉄と炎とともに生き、己の信念を貫き通した男の生涯を描いた傑作長篇小説。解説・細谷正充
  • 無意味なものと不気味なもの
    3.4
    「あれはいったい何だったのだろう――?」 過去の人生において遭遇した、明確な恐怖とは言いがたい、けれど忘れることのできない記憶や小説。 大ヒット作『恐怖の正体』(中公新書)で話題を呼んだ作家・精神科医である著者が、精神の根源に触れるそうした〈恐怖寸前〉の〈無意味で不気味なものたち〉に惹かれて渉猟した、異色の文学エッセイにして読書案内。 刊行以来、ホラーや幻想文学の実作者を中心に、多くの読者から絶賛を得てきた名著に、書き下ろしの新章を増補した新版。 誰もが体験しながら、ふだんの日常においては意識の底に沈められがちな〈あれ〉を求めて……読めばきっと、あなたも語りたくなる。 推薦・澤村伊智 解説・朝宮運河 【目次】 文庫版のためのまえがき まえがき 1 隠蔽された顔――N・ホーソーン『牧師の黒のベール』 2 本物そっくり――河野多惠子『半所有者』 3 糞と翼――パトリック・マグラア『長靴の物語』 4 姿勢と連想――古井由吉『仁摩』 5 受話器を握る怪物――H・P・ラヴクラフト『ランドルフ・カーターの陳述』 6 孤独な日々――日影丈吉『旅は道づれ』 7 南洋の郵便配達夫――J・M・スコット『人魚とビスケット』 8 描きかけの風景画――藤枝静男『風景小説』 9 墜落する人――レイ・ブラッドベリ『目かくし運転』 10 救われたい気持ち――高井有一『夜の音』 11 果てしない日々――クレイ・レイノルズ『消えた娘』 12 世界の構造――富岡多惠子『遠い空』 13 グロテスク考――カースン・マッカラーズ『黄金の眼に映るもの』 14 うふふ。――車谷長吉『忌中』 16 昆虫的――内田百閒『殺生』+ブルーノ・シュルツ『父の最後の逃亡』 16 入り込んでくる人――庄野潤三『黒い牧師』 あとがき 解説 朝宮運河 〈本書は、無意味なものと不気味なものにまつわる探求報告であり、「あれはいったい何だったのだろう」という呟きの執拗な反復である。もし読者諸氏にも「あれはいったい何だったのだろう」との文言が病原菌のように感染すれば、著者としては嬉しい。寂しさがまぎれ、この世界に生を営んでいくことの不安を、幾分なりとも忘れさせてくれそうだからである。……〉(「まえがき」より)
  • バッタを倒しにアフリカへ【虫画像抜き版】
    -
    読みたいけど虫の写真が苦手な方に朗報! バッタを含む虫の画像をカットした特別版。本書でしか読めないまえがき付き。/新書大賞受賞、25万部突破のロングセラーから、サバクトビバッタ、ゴミダマなどの画像を削除。前代未聞の科学冒険(就職)ノンフィクション! サンドウィッチマン伊達みきおさん推薦。
  • 物理学の世紀
    -
    「物理帝国」の栄光と黄昏 アインシュタインの相対性理論、量子力学、そして原爆を生んだオッペンハイマーのマンハッタン計画から、コンピュータ、ニュートリノへーー。物理学が科学のみならず知・経済・社会のあらゆるシーンにおいて「王者」として君臨した時代を、自身も一線の物理学者として活躍してきた著者がダイナミックに活写。 「黄昏」も囁かれる時代の転換期、「ものの見方」を探究する物理学の現状とあるべき未来をも示す、無二の証言にして提言の書! [目次] はじめに  第一章 物理学の世紀ーー百年のうねり 第二章 原子の言葉ーー創造 第三章 物理帝国ーー展開 第四章 物理のデザインーー成熟 おわりに 学術文庫版へのあとがき
  • リトルアーモリー 電撃コミックアンソロジー
    -
    1/12フィギュア向けのリアルな銃器プラモデル「リトルアーモリー」。そのパッケージに描かれた少女たちの日常と非日常が、初の公式コミックアンソロジーで描かれる!
  • マリーナ バルセロナの亡霊たち
    3.3
    ある日の放課後。寄宿学校に通う15歳のオスカルは、荒廃した城館に迷い込み、そこに住む少女マリーナと親しくなった。彼女に導かれ人知れぬ墓地を訪れると、黒い蝶が彫られた墓碑に赤いバラを添える貴婦人の姿が。好奇心で後を追うオスカルとマリーナ。しかしその先には霧の都バルセロナの覗いてはならない秘密が隠されていた――。物語の魔術師とも呼ばれるスペインの巨匠、カルロス・ルイス・サフォンが描く幻想と怪奇に満ちた幻の初期作。後に続く「忘れられた本の墓場」シリーズ四部作の原点!
  • 燕は戻ってこない
    3.9
    北海道での介護職を辞し憧れの東京で病院事務の仕事に就くも、非正規雇用ゆえに困窮を極める29歳・独身女性のリキ。「いい副収入になる」と同僚のテルに卵子提供を勧められ、ためらいながらもアメリカの生殖医療専門クリニックの日本支部に赴くと、国内では認められていない〈代理母出産〉を持ち掛けられる。バレエ界の「サラブレッド」としてキャリアを積み、自らの遺伝子を受け継ぐ子の誕生を熱望する43歳男性・基。その妻で、不育症と卵子の老化により妊娠を諦めざるを得ず、「代理母出産」という選択をやむなく受け入れる44歳女性・悠子。それぞれのままならぬ現実と欲望が錯綜する、ノンストップ・ディストピア小説!
  • 弱者男性1500万人時代
    3.8
    「弱者男性」の75%は自分を責めている。 “真の弱者”は訴えることすらできない――。 「40代後半でカネもない 独身のおっさんに 人権なんてないんです。 そこにいるだけで 怪しくて、やばいんです」 (本書インタビューより)
  • 罪を犯した人々を支える 刑事司法と福祉のはざまで
    3.7
    一度罪を犯した人々のなかには同じ過ちを繰り返してしまうケースが多い.しかし裁判傍聴から見えてきたのは,「凶悪な犯罪者」からはほど遠い,社会復帰のために支援を必要とする姿だった.にもかかわらず司法と福祉の溝は深い.この課題と社会はどう向き合うのか.家裁調査官として少年犯罪と向き合ってきた著者が考察する.

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  • 今も未来も変わらない
    3.5
    1巻1,012円 (税込)
    星子は40代のシングルマザー。職業は(あまり売れていない)小説家。 大学受験を控えた娘を見守る日々、娯楽好きの親友と楽しむカラオケやスーパー銭湯、忘れた頃に姿を見せる元夫、 そして20代の男との間には恋が芽生えて! 誰もが知っているあの歌や、たくさんの笑いをちりばめて 大人のふつうの毎日が、幸せに一歩近づく物語
  • 日本列島はすごい 水・森林・黄金を生んだ大地
    4.1
    1巻1,012円 (税込)
    1万4千の島々が連なる日本列島は、ユーラシア大陸の東縁でその土台ができ、やがて分離。3万8千年前に人類が上陸し、歴史を紡いできた。変化に富んだ気候が豊かな資源を生み、国土を潤す。本書は、時空を超えて島国の成り立ちと形を一望し、水、火、塩、森、鉄、黄金が織りなした日本列島史を読み直す。天災から命を守り、資源を活かす暮らしとは。地学教育の第一人者が、列島で生きる醍醐味をやさしく解説する。
  • 健康の分かれ道 死ねない時代に老いる
    4.4
    老いれば健康の維持がむずかしくなるのは当たり前。老いて健康を追い求めるのは、どんどん足が速くなる動物を追いかけるようなもの。予防医学にはキリがなく、医療には限界がある。健康を害してないのに、病気かどうか気を揉む人にこそ、本当は何を診断されているのかを知ってほしい。絶対的な安心はないけれど、過剰医療を避け、穏やかな最期を迎えるために準備すべきことを、現役医師が伝える。
  • 人生のレールを外れる衝動のみつけかた
    3.9
    「将来の夢」や「本当にやりたいこと」を聞かれたとき、それっぽい答えを言ってやり過ごしたことはないですか? 自分を忘れるほど夢中になれる「なにか」を探すためにスマホを置いて一歩を踏み出そう。 【目次】序章 なぜ衝動は幽霊に似ているのか/第一章 衝動は何ではないか/第二章 衝動とは結局何ものなのか/第三章 どうすれば衝動が見つかるのか/第四章 どのようにして衝動を生活に実装するのか/第五章 衝動にとって計画性とは何か/第六章 どうすれば衝動が自己に取り憑くのか/終章 衝動のプラグマティズム、あるいは実験の楽しみ/あとがき
  • 帝国大学の誕生
    5.0
    東京大学が「帝国大学」だった頃、すべては始まった―― 「東大」出生の秘密を暴き、その虚像と実像を抉り出す!  * 明治19年の帝国大学の誕生は、のちの東京大学をも貫く基本性格を確立した歴史的特異点であった。エリート官僚養成、アカデミズムの独占的権威、立身出世・受験競争の頂点――伊藤博文、森有礼、井上毅ら設計者たちの政策的意図を辿りつつ、今日まで続く東大の本質とイメージの淵源を明らかに! [目次] 第一章 帝国大学の出自――リヴァイアサンの生い立ち 第二章 帝国大学のモデル――ドイツの大学から学ばなかったこと 第三章 官庁エリートの供給源――工科系から法科系へ 第四章 出身と出世――上昇気流にのって 第五章 明治アカデミズムの体質――講座制と研究 第六章 もしも帝大がなかったら――批判的展望 あとがき 解説 科学史/大学史を超えた「学問の歴史」 石井洋二郎
  • 大往生の作法 在宅医だからわかった人生最終コーナーの歩き方
    -
    1巻1,012円 (税込)
    私たち生物が避けて通れない「老化」。老化がもたらす不都合は、できることなら体験したくないものだ。 不都合の到来をできるだけ先延ばしにし、到来してもつらいものとせずやり過ごすためにはどうしたらいいのか。 在宅医療の現場で多くの患者さんや家族と接してきた医師がそのコツを伝授。 さらに老化の後にやってくる死ともなれば、その準備も、となると気が重く、できれば考えたくないことだ。 しかし準備はおろか、想定すらしていないと、いざというとき慌てふためき、理想の最後を迎えられないかもしれない。 健康なうちからできる準備を著者が指南。 最後まで正々堂々と、寿命をまっとうするために――生きる勇気が湧いてくる一冊。
  • 後期日中戦争 太平洋戦争下の中国戦線
    3.3
    1~2巻1,012~1,056円 (税込)
    真珠湾攻撃の裏で起きていた、敗北。 41年12月以降、中国戦線では何が起きていたのか? 気鋭の中国史研究者が空白の戦史を埋める! 日本人は、日中戦争を未だ知らない。 1937年の盧溝橋事件、南京事件や38年の重慶爆撃までは有名だ。 しかし、41年12月の太平洋戦争開戦後、中国戦線で日本軍がどのような作戦を展開していたのかは、対米戦の陰に隠れ、意外な程に知られていない。 主要作戦に従軍し続けた名古屋第三師団の軌跡から、泥沼の戦いとなった中国戦線の実像を描く! 新たな日中戦争史。 ■1941年12月~42年1月、手痛い敗北を喫した第二次長沙作戦 ■731部隊の細菌戦となった戦場、浙カン作戦 ■一方的な勝利となった江南殲滅作戦。その中で起きたもう一つの虐殺・廠窖事件の実相 ■毒ガス戦と中国版スターリングラード攻防戦となった常徳殲滅作戦 ■補給なき泥沼の戦いとなった一号作戦(大陸打通作戦) 中国戦線は太平洋戦争に引きずり込まれていた! 【目次】 はじめに 第一章 最初の敗北――第二次長沙作戦 第一節 因縁の長沙 第二節 日中両軍の作戦部隊の戦力比較 第三節「天炉」の中へ 第四節 長沙攻略戦 第五節 長沙突入と敗走 第二章 細菌戦の戦場――浙カン作戦 第一節 大本営のプライドをかけた戦い 第二節 敵味方を苦しめた細菌戦 第三章 暴虐の戦場――江南殲滅作戦と廠窖事件 第一節 江南の敵野戦車を撃滅せよ 第二節 「太平洋戦争期で最大の虐殺」はあったか 第四章 毒ガス戦の前線――常徳殲滅作戦 第一節 明確な戦略なき作戦 第二節 第六戦区主力との戦い 第三節 常徳城の占領 第五章 補給なき泥沼の戦い――一号作戦(大陸打通作戦) 第一節 一号作戦 第二節 湘桂作戦 おわりに 他
  • 倫理学原論 ――直感的善悪と学問の憂鬱なすれちがい
    3.0
    本書は、倫理学を学びたい人、社会の多様な出来事に倫理的問題を見出だそうとする人に向けて、倫理的諸問題と倫理学の関係を斜めに解き明かし、倫理学の全体像を描き出す。まず倫理・倫理学とは何かを整理し、倫理学という学問の日本における受容史を解説。さらに、倫理学のもつ根本問題――倫理の実践はどうあるべきか、真の善を目的とした行動に人々を駆り立ててよいのか――を根源から考察。学問としての倫理学が真に目指すべきものと、倫理学的観点の面白さとを伝える。
  • 日本の物流問題 ――流通の危機と進化を読みとく
    3.6
    生産と消費の間にあって、企業努力と労働者の犠牲の上に成り立っていた「安くて早くて確実な、安心の物流」は終わりつつある。3K職種といわれる業界で始まった働き方改革「物流の2024年問題」は、低賃金を残業でまかなってきたドライバーや人手不足に悩む企業など流通業界ばかりか消費者にも衝撃をもたらした。しかしAIによる効率化、危険な作業やきつい重労働を軽減するロボット化なども飛躍的に進歩している。戦後の発展史からボトルネックの正体、そしてこれから起こるブレークスルーまで、物流の来し方行く末を見通す一冊。
  • 同性婚と司法
    4.4
    元最高裁判事の千葉勝美が,同性婚を認めない現行法の憲法適合性を論じる.同性婚を認めない制度を合憲とするのが現在の判例である.しかし,昨今国内で係属している裁判の一部で,憲法への抵触を宣言するものが出てきている.憲法をどのように解釈すれば同性婚を実現できるのか.同性愛者の尊厳に向き合う,全国民注目の一冊.

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  • 雷桜 新装版
    4.3
    何ものにも縛られない自由な娘・遊と将軍家斉の息子・斉道の運命の恋――。 江戸から西へ、三日ほど歩いたところにある瀬田村。そこの庄屋の愛娘・遊は、乳飲み子の頃にさらわれた。15年の時を経て、遊は狼女となって帰還する。一方、家斉の息子・斉道は、身体も弱く、癇癪持ちということもあり、気難しい性格をしていた。ある日、転地療養ということで瀬田村が選ばれ、斉道一行が訪れる。庄屋を訪ねていた斉道が出会ったのは、自由に生きる遊だった。やがて、二人は惹かれ合っていくが――。数奇な運命を辿った遊の凛とした生涯を描く、時代劇版ロミオとジュリエット。
  • 命の砦
    4.4
    混雑のピークに同時多発火災が発生、大爆発の危機が迫る。 史上最悪の事態に女消防士・神谷夏美が戦いに挑む! 聖夜の新宿駅地下街を焼き尽くす!放火犯の“計画”とは? 傑作パニック小説第3弾! 銀座第一消防署の消防士神谷夏美に非常招集がかかった。午後六時半、クリスマスセールで賑わう新宿駅地下街が同時多発的に放火されたのだ。 迷路のような地下街はたちまち火の海と化し、地上への出口も炎上、数万人が閉じ込められる。さらに、臨場直前、水との化学反応で爆発する物質の存在が判明する! このままでは新宿駅が壊滅の危機に。万策尽きた夏美たちは……。
  • はじめて行く公営ギャンブル ――地方競馬、競輪、競艇、オートレース入門
    4.3
    インターネット時代、多チャンネル時代の現代は、自宅のテレビでも公営ギャンブルを観戦できるが、ぜひ競技場へ足を運んでいただきたい。たった100円から、感動と興奮の体験を得られるのだ。美しく疾走する姿、アスリートの卓越した技術、レース後の荒い息遣い、観客たちの歓声と怒号を感じるはず。昭和レトロな食堂でB級グルメに舌鼓を打ちながら、ツキの波に思いを馳せると、次のレースの予想が、むくむくと湧き上がってくる。全国の公営競技場を、旅行の目的地のひとつにするもよし、推しの選手を応援するもよし。お小遣いが増えたなら、なおのことよし。大人の遊びの嗜み方を伝授します。インターネット時代、多チャンネル時代の現代は、自宅のテレビでも公営ギャンブルを観戦できるが、ぜひ競技場へ足を運んでいただきたい。たった100円から、感動と興奮の体験を得られるのだ。美しく疾走する姿、アスリートの卓越した技術、レース後の荒い息遣い、観客たちの歓声と怒号を感じるはず。昭和レトロな食堂でB級グルメに舌鼓を打ちながら、ツキの波に思いを馳せると、次のレースの予想が、むくむくと湧き上がってくる。全国の公営競技場を、旅行の目的地のひとつにするもよし、推しの選手を応援するもよし。お小遣いが増えたなら、なおのことよし。大人の遊びの嗜み方を伝授します。
  • 老化恐怖症(小学館新書)
    4.3
    ベストセラー精神科医による最新老化対策。 まだまだ現役……のつもりが、体力・気力の低下や心身の不調に苛まれることが増えてくる50代から60代。若い頃にはバブル景気の勢いもあって“イケイケ”だったが、定年を前にした今、思い通りにいかない自分の健康や仕事、夫婦関係、実家の老親のことで頭を抱え始める人は多い。これまで他人事だった「老いの恐怖」をどうすれば乗り越えられるのか。ベストセラー作家の著者が高齢者専門の精神科医の立場から説く──。 (底本 2024年2月発売作品)
  • 森の声、ゴリラの目 ~人類の本質を未来へつなぐ~(小学館新書)
    4.5
    ホモ・サピエンスは進化を間違えたか? 霊長類学者でゴリラ研究の第一人者である著者が、長年のフィールドワークでゴリラと向き合う中から紡ぎ出した文明論、人類論が凝縮された1冊になります。 世界中で大きな被害を出している異常気象。地球が悲鳴を上げているとしか考えられないが、その原因は現代人が作り出した文明や科学にある。そんな危機感を、ホモ・サピエンスと最も近いゴリラの生き様、ゴリラの目を通して分析。人類と自然の付き合い方、人類と文明、人類と戦争など、さまざまな切り口から、文明を変える力への期待、希望について語る。 (底本 2024年2月発売作品)
  • レオナ・ロイヤル・ロード
    4.5
    やることといえばゲームだけ、そのゲームにもムカついてばかりの日々を送る汰糸(たいと)の元に、突然レオナと名乗る女の子が現れた。彼女はいつの間にかスマホにダウンロードされていたゲーム「レオナ・ロイヤル・ロード」の主人公で、こことは違う異世界から来たという。レオナの存在理由は皆を「幸せにする」ことゆえ、汰糸の使命を手助けしようと提案されるものの、汰糸は何も思いつかない……。大好きなゲームが一日遊べる生活で結構幸せだし……ゲームクリエイターになる夢はあったけど学校で笑われて封印した。しかし、『ゲームを創る』ことに王道(ロイヤル・ロード)を見出したというレオナの勢いのまま、汰糸は理想のゲームの企画書を書き始める。のめり込む汰糸は「実際にゲームを作ってみたい!」そう思いはじめるも、一人での限界を感じて学校に戻ることを決めて……? 「映画大好きポンポさん」シリーズの杉谷庄吾がおくる新たなものづくりストーリー!!
  • ニャリウッド!1 NYALLYWOOD STUDIOS SERIES 映画大好きマズルカちゃん
    5.0
    「撮りたいモノが見つかったらその瞬間から映画作りは始まる」 マズルカはニャカデミー賞カメラマン。穏やかで退屈な日常を過ごす中で、また熱に浮かされるような創作の渦の中に身を置きたいと感じている。そんなとき、ストリートミュージシャン・ビビと出会ったマズルカは、彼女を敏腕映画プロデューサーのポンポさんに紹介し、自分のカメラでビビが歌を唄う映画を撮りたいと訴えて……!? 脚本も手掛けようと学び苦しむマズルカ、ミュージシャンという夢をつかもうと奮闘するビビ、そしてポンポさんたちの、創作の狂気と感動を再び!
  • 「むなしさ」の味わい方
    4.0
    自分の人生に意味はあるのか,自分に存在価値はあるのか….誰にでも訪れる「むなしさ」.便利さや快適さを追求する現代では,その感覚は無駄とされてしまう.しかし,ため息をつきながらも,それを味わうことができれば,心はもっと豊かになるかもしれない.「心の空洞」の正体を探り,それとともにどう生きるかを考える.

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  • 日本の経済政策 「失われた30年」をいかに克服するか
    4.5
    バブル崩壊以降、「失われた三〇年」とも言われる長期停滞から抜け出せない日本。なぜこれほど長く低迷しているのか。日本経済を一九九〇年代から振り返り、繰り広げられた論争と、実施された政策をマクロ経済学の見地から検証する。一九九〇年代の不良債権処理、二〇〇〇年代の格差論争、二〇一〇年代の低金利政策。私たちはどこで判断を誤り、どのように克服すべきか。将来への持続性につながる経済政策を提言する。
  • ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~(上)
    -
    二宮和也、中谷美紀、大沢たかおトリプル主演で話題のドラマが完全ノベライズ! 逃亡犯、報道キャスター、孤高のシェフ――。 バラバラに思えた3人の人生が運命的に交錯する!  12月24日。クリスマス・イブの喧騒の中、受け入れがたい現実に直面する3人。 「記憶を無くし、警察と組織に追われる逃亡犯」 「世代交代を迫られる地方局の報道キャスター」 「クリスマスディナー直前にすべてを失った洋食屋のシェフ」  絶望の中で起こる数々のハプニング。それぞれの出来事にさまざまな人々が輻輳的に関わり、事態はまったく予期せぬ方向へ転がっていく……。クリスマス・イブの昼夜、横浜・関内の街を舞台に、目まぐるしく展開する3人の運命は、どのような方向に突き進んでいくのか。
  • 世界の神々100
    4.0
    世界の神話には個性豊かな神々が登場し、残酷さ、暴力性、美醜、エロスなど我々の想像を軽々と超えていく。世界を統べる王者、戦闘を司る戦神、地上に豊穣をもたらす生産の神、ときに慈しみときに闘う女神たち、いたずらもののトリックスター神、技術や医術を操る神、死つまり冥界に君臨する死神。本書では、インド、ギリシア、北欧、ケルト、エジプト、日本、中国など各地の神話から100神を、神話学者の視点で解説する。天地創造、命の起源、農耕の誕生……原初の世界のエッセンスと面白さを縦横に味わう“神様ハンドブック”!
  • 禅と念仏
    -
    悟りか、救いか――。同じ仏教でも目指す最終到達点が異なるため、対極に見えるふたつの行。それぞれが、歴史・社会、美術と芸能、政治に与えた影響を明らかにしながら、日本仏教の独自性に迫る! ◆8つの視点から徹底検証。比べてわかる日本仏教の面白さ◆ 1 本家 vs. 分家 2 保守 vs. 革新 3 出家 vs. 在家 4 悟り vs. 救い 5 内向 vs. 外向 6 引算 vs. 足算 7 個人 vs. 集団 8 坐禅 vs. 念仏
  • 光源氏ものがたり 上
    4.7
    1~2巻1,012~1,056円 (税込)
    桐壺から真木柱まで。元祖イケメン光の君の、幼少期~源氏38歳の冬までを収録、波瀾万丈のストーリーを楽しく読み解いた源氏物語入門書。古典文学に造詣が深く、男女の機微に鋭い田辺聖子が、田辺ことばで綴る魅力満載の現代語訳。
  • 地名散歩 地図に隠された歴史をたどる
    4.0
    内陸にも多い「海」がつく地名、「町」という名の村、地図にないのに生きている「幻の地名」……全国の不思議な地名を取りあげ、土地や日本語の由来をたどる。ひとつひとつの地名にその土地の歴史が隠されている。 【目次】 第一章 モノの名前を冠する理由 第二章 意外な名付けられ方 第三章 一筋縄ではいかない「読み」 第四章 地名の表記揺れ 第五章 境界・通り・橋 第六章 悩ましい地名
  • なぜかいじめに巻き込まれる子どもたち
    4.0
    小中高校で認知されたいじめの件数、過去最多(2022年度)。心身に重大な被害が生じるなどの疑いが認定された「いじめの重大事態」の件数、過去最多(同)。 我が子を守るために、いま大人が知るべき実態と予防策。 いじめの原因は、スマホ依存、ブラック部活、教員のブラック勤務、偏る食事習慣……だった? “いじめが始まる前に防ぐ方法”を、20年以上にわたりいじめ問題を取材し続けるTBS記者が徹底ルポ。
  • 働く君に伝えたい「お金」の教養
    4.5
    一生使えるセオリー「財産三分法」、保険の大原則は「掛け捨て」、リスクを抑える「投資の3つの心得」――ライフネット生命の創業者が解説する「お金の原理原則」。年収200万でも1000万でも関係ない!お金の不安から解放され、賢くお金を使い、増やす方法。*本書は単行本『働く君に伝えたい「お金」の教養』(2016年刊行)の情報を更新して新書化したものです。
  • 循環経済入門 廃棄物から考える新しい経済
    3.8
    ごみ問題が社会問題化してから半世紀以上が過ぎた.これまでの廃棄物処理政策の延長線上での「循環型社会」にとどまらない「サーキュラーエコノミー(循環経済)」への転換が世界では進む.持続可能な生産・消費そして廃棄物処理・資源循環のあり方を経済学から考えて,新しい経済の形,成長戦略を展望する.

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  • 日本の「私」からの手紙
    5.0
    米誌への寄稿「天皇が人間の声で話した日」,韓国での講演「希望と恐れとともに」,ドイツの作家G.グラスとの往復書簡,フランス核実験に反対する手紙,国連大学での講演など,外国人に向かって,ノーベル賞受賞後の1年間に発表された思索の結果をまとめる1冊.それはまさしく,日本のありかたを自問するいとなみの集積である.

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  • 世界を動かした名演説
    3.7
    名演説とは時代や歴史、社会問題や政治運動を色濃く記録したサムネール(縮図)だ! 武器にもなり癒しにもなる言葉の力とは。チャーチルの第2次世界大戦の戦況を逆転させた演説から、ドイツ発史上最強の謝罪演説、ゼレンスキーの戦時下演説まで。冷戦、戦争責任、グローバルサウス、人種差別、宗教戦争、コロナ禍そしてウクライナ戦争。現代史と世界情勢の要点を、話術のコツと合わせて総覧し、歴史に残る名言を味わい尽くす。
  • 歴史で読み解く!世界情勢のきほん
    3.7
    急成長しているIT大国インド、世界のリーダーの座を狙う中国、ウクライナ侵攻に突き進んだロシア――歴史をおさえると、各国の思惑がよくわかる!世界情勢を理解するうえでカギとなる主要8か国の歴史を解説しながら、各国の考え方をわかりやすく紹介。これからの世界を深く理解するための必読書です。
  • 自己家畜化する日本人
    3.0
    「ホンマでっか!?TV」出演の生物学者による痛快批評!! 家畜化の先に待つ阿鼻叫喚の未来、日本を蝕む病の正体と脱却の道を探る――一部のオオカミが、進んで人間とともに暮らすことで食性や形質、性格を変化させ、温和で従順なイヌへと進化してきた過程を自己家畜化という。そして、この自己家畜化という進化の道を、動物だけでなく人間も歩んでいる。本書は自己家畜化をキーワードに、現代日本で進む危機的な状況に警鐘を鳴らす。生物学や人類学、心理学の知見を駆使して社会を見ることで、世界でも 例を見ない速度で凋落する日本人の精神状態が明らかになる。南海トラフ大地震といった自然災害の脅威が迫り、生成AI、ゲノム編集技術といった新しいテクノロジーが急速に普及する今、日本人に待ち受ける未来とは――。
  • 棘の街
    4.2
    1巻1,012円 (税込)
    地方都市・北嶺で起きた誘拐事件。県警捜査一課の敏腕刑事・上條元は、事件の捜査中、身代金受け渡しの場でとある重大なミスを起こしてしまう。結果、被害者は殺害され犯人は逃亡、事件は未解決となった。 事件発生から1年後、被害者の白骨遺体の発見を機に、北嶺署に異動して再び事件を追い始めた上条は、ある一人の少年と出会う。彼との出会いをきっかけに、事件は思わぬ方向に動き始める――。心揺さぶる傑作警察小説。
  • 恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで
    3.7
    うじゃうじゃと蠢く虫の群れ、おぞましいほど密集したブツブツの集合体、刺されば激痛が走りそうな尖端、高所や閉所、人形、ピエロ、屍体――。なぜ人は「それ」に恐怖を感じるのか。人間心理の根源的な謎に、精神科医・作家ととして活躍する著者が迫る。恐怖に駆られている間、なぜ時間が止まったように感じるのか。グロテスクな描写から目が離せなくなる理由とは。死の恐怖をいかに克服するか等々、「得体の知れない何か」の正体に肉薄する。
  • ロボット手術と膀胱がん・尿管がん
    -
    ロボット手術は、ここまで進化した!泌尿器科の悪性疾患で最も多いのが前立腺がん、第2位は膀胱がんである。命を脅かす可能性が少ない前立腺がんに対し、膀胱がんの治療は急を要することが多い。近年、膀胱全摘手術などでロボットが活躍するようになり、治療は格段の進歩を遂げた。増加傾向にある尿管がんも同様である。ロボットは従来のアメリカ製「ダビンチ」に、待望の日本製「hinotori」も加わり、さらなる普及が期待されている。なぜ、人の手による手術より優れているのか? 患者さんのメリットは? ロボット手術の導入に道を開いた第一人者が最新情報を満載して送る医療レポート!
  • 人生は攻略できる
    3.8
    「強く願うだけでは夢は叶わない。なにひとつ攻略法を知らなければ、いつまでもレベル1のままだ」お金、時間、人間関係など限られた資源をどう効率よく使い、最大限に生かすことができるのか。成功のためにどこまでのリスクを許容することができるのか。ベストセラー『言ってはいけない』シリーズの著者が提言する、新時代の人生戦略、そして新たな世界を先んじる価値観。
  • 最強神社と太古の神々
    4.0
    祟るほどパワーが強い!参拝する前に知っておきたい「最強神社」の真の姿、そして謎――『古事記』『日本書紀』に登場する神々を祀る神社。これを、著者は「最強神社」と定義する。最強神社には謎が多い。たとえば伊勢神宮は皇祖神アマテラスを祀りながら、なぜ天皇は明治時代まで参詣しなかったのか。出雲大社の巨大な本殿は実在したのか。大神神社の御神体・三輪山には何があるのか。宗像大社が鎮座する沖ノ島で行われていた謎の祭祀とは。これらを含め、この国の成り立ちにまつわる謎を読み解いていく。また現在、ご利益をもたらすと考えられている神々のなかには、かつては荒々しく祟った神も存在する。最強神社と太古の神々を知れば、参詣・参拝など神社との向き合い方が大きく変わるだろう。
  • ランキングマップ 世界地理 ――統計を地図にしてみよう
    3.3
    自然環境は悪化している? 人口はまだ増え続けるの? ランキングと地図で世界の地理を可視化すると、これまでとは違った変化がみえてくる。トリビアな話題から深刻な問題まで、高校の地理教師が自作の地図を駆使して解説する。
  • ガンディーの真実 ――非暴力思想とは何か
    4.4
    ★中島岳志氏推薦! 「今後、この本を抜きにしてガンディーを語ることはできないだろう」★ 贅沢な食事をしないこと、搾取によってつくられた服を着ないこと、性欲の虜にならないこと、異教徒とともに生きること、そして植民地支配を倒すこと――。ガンディーの「非暴力」の思想はこのすべてを含む。西洋文明が生み出すあらゆる暴力に抗う思想・実践としての非暴力思想はいかに生まれたのか。真実を直視し、真実と信じるものに極限まで忠実であろうとしたガンディーの生涯そのものから、後の世代に大きな影響を与えた思想の全貌と限界に迫る。ガンディー研究を一新する新鋭の書!
  • 古代史講義【海外交流篇】
    3.3
    邪馬台国、倭の五王の時代から平安時代の鴻臚館交易にいたるまでの時代を追って、日本列島と中国の隋・唐や高句麗・百済・新羅・加耶など半島諸国、さらに渤海といった東アジアとの多面的な海外交流の実情を解説。諸地域との間に起きた政治的事件や文化交流をテーマとした十五講で最新の研究状況を紹介しながら、時代背景としての列島古代の国際的環境の実像を明らかにする。東アジア的視野から海外交流・国際関係をとらえ直し、グローバルな歴史像を展開する新しい古代史。
  • アルマジロのジョン from 吸血鬼すぐ死ぬ 1
    4.8
    1~3巻1,012円 (税込)
    「吸血鬼すぐ死ぬ」に登場する『ヌヌヌー』な口調でおなじみのアルマジロのジョン。そんな人気者ジョンの華麗なる日々がオールカラーで明らかに!!
  • 創造性はどこからやってくるか ――天然表現の世界
    3.5
    何も閃かない、ネタ切れ、考えが浮かばない、アタマが硬い、センスに自信がない……。悩んでいてもいいアイデアは湧いてこない。それはふいに降りてくるものだ。従来の科学モデルでは説明できない想定外で不気味なものを思いつき、作り出そうとする、計算不可能な人間の創造力。それはどこからやってくるのだろうか。生命科学、哲学、文学から芸術理論までを自在に横断し、著者みずからも制作を実践することでみえてきた、想像もつかない世界の〈外部〉を召喚するための方法。
  • 福沢諭吉 変貌する肖像 ――文明の先導者から文化人の象徴へ
    3.5
    福沢の思想は毀誉褒貶にさらされてきた。それは福沢の議論の変化というよりも、福沢をとりまく世論の側の変化によるものといえる。福沢を評価した徳富蘇峰は、晩年には福沢が日本の伝統的な良風美俗を破壊したと罵倒。戦後は丸山眞男から原則ある実学思想家として賞賛されるも、朝鮮蔑視の脱亜論者として批判もされ、他方で1980年代半ば以降は1万円札の肖像となり、文化人の象徴となった。福沢評価の変遷をたどり、その過程を詳細に考察。福沢の実像を浮かび上がらせる。
  • 日本の飛行艇
    -
    戦後もなお継承され、対潜哨戒飛行艇を生んだ、日本のハイレベルな航空技術力--膨大な資料、写真、図面、データを駆使して解明する超大型機の詳細! 大海原上空を長時間飛翔して任務を遂行した巨人機たちの実力を明らかにする、カラー口絵、精密四面図、詳細解剖図等、ビジュアルに捉えたマニア垂涎の決定版!
  • 教養を磨く~宇宙論、歴史観から、話術、人間力まで~
    4.4
    哲学の究極の問い/「運命」とは何か/リーダーの話術の神髄/二一世紀の文学の新たな役割/才能を開花させる技法/人工知能革命による「学歴社会」の崩壊/「明日、死ぬ」という修行/プロフェッショナルの「奥義」とは何か/「カオス的世界」に処する叡智/戦略思考の深み/上手な二流、下手な一流/「創造性」をめざす過ち/科学と宗教の対立を超えて――教養とは答えの無い問いを問い続ける力。21世紀の「新たな教養」論。
  • 御成敗式目 鎌倉武士の法と生活
    4.0
    武士社会の先例や道理に基づくとされる御成敗式目。初の武家法はどのように生まれ、どう受容され、なぜ有名になったのか。
  • ChatGPTの頭の中
    3.7
    人工知能チャットボット「ChatGPT」の知られざる仕組みと基礎技術について、自らも質問応答システムの開発に携わる理論物理学者が詳細に解説。今も進化し続けるChatGPTが、将来的に人間の脳に匹敵する「思考の本質」を身につける可能性が鮮やかに示される
  • 新・里見八犬伝 上
    完結
    3.0
    名作映画「里見八犬伝」の原作が時を超えて蘇る──室町の世、手柄を挙げた飼犬・八房の妻になった安房里見家の伏姫。姫を八房からとり戻そうとした家来の手で、命を落としたその体から八つの光の玉が飛び散った。〈仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌〉その玉を持つ運命となった八人の光の戦士たち。彼らと悪の軍団との凄絶な戦いが、今始まる! 『南総里見八犬伝』をベースにしながらも波乱のドラマを加え、大きく変身させた疾風迅雷の大伝奇エンターテインメント・ノベル。〈全2巻〉

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