[カラー版] 地形と立地から読み解く「戦国の城」

[カラー版] 地形と立地から読み解く「戦国の城」

1,100円 (税込)

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本書は、城の地形と立地に注目して、戦国時代の城の種類と変化、役割と意義、実用性などに迫った1冊です。キーワードを挙げて章立てし、訪れやすい城を例としながら、なぜその地形と立地が選ばれたのか、どのようにしてその地形と立地を生かし、いかにして戦ったのかを解説しています。
ひとつひとつの城について多面的に追求するものではなく、縄張を読み解き軍事的な工夫や実用性を検証する本でもありません。歴史的解説も、城の見どころも思い切って省きました。ですからガイドブックとしての実用性はありませんが、城を実際に訪れたとき、地形と立地という見地からその城の本質に深く迫り戦略に思いを馳せられるよう、端的にまとめています。

第一章の「城の分類と戦国の城の基礎知識」は序章として、「立地条件による城の分類」をテーマに、城が築かれる場所による呼称の違いと特徴、山城の誕生と平山城への移行、山城の構造について簡単に解説しています。
第二章は「戦国の城を読み解くキーワード」がテーマ。「地形」「地質」「街道」「国境」「支城網」「付城・陣城」「変遷」「改造」という8つのキーワードを取り上げ、戦国時代の城と戦いを具体的に読み解いていきます。実例として、それぞれのキーワードがカギとなる有名な戦いも紹介しています。
第三章では「戦いの城を歩く」と題し、第一章と第二章を踏まえた実際の城歩きを紹介しました。鳥取城攻め、韮山城包囲戦、小田原攻め、関ヶ原合戦と、いずれも現地を歩いてこその醍醐味が実感できる城を取り上げ、著者自身が感じる山城歩きの楽しみ方を綴っています。

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[カラー版] 地形と立地から読み解く「戦国の城」 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年05月26日

    天守閣ではなくてガチの城本。
    街道や国境、河川、丘陵など地形と立地に注目し、諸城を紹介する。単に城の地理的な話や構造で終わらず、それが歴史に果たした役割や、城の造りに関して時代ごとの特色も簡単に説明している。
    鳥取城に行きたいと思っているけどその時はかならず太閤ヶ平も行きたいし、関ヶ原合戦は大垣城に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月11日

    著者はフリーの”城郭ライター”。
    天守閣ではなく、主に山城を中心にその縄張りを解説。第1章で基礎知識を解説、その後キーワード毎に個々の城を解説。書名は「地形と立地」ですがこのキーワードは本書の一部。戦国時代の城の全体像が掴める。紹介された個々の城の
    現地を訪ねてみたいところですが、写真を見る限り、か...続きを読む

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