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3.9平和憲法の制約により〈軍隊〉ではないわが自衛隊。その現場指揮官には、外敵から攻撃された場合に自分の判断で反撃をする権限は与えられていない。航空自衛隊スクランブル機も同じだ。空自F15は、領空侵犯機に対して警告射撃は出来ても、撃墜することは許されていないのだ。F15(イーグル)を駆る空自の青春群像ドラマ!(『僕はイーグル[1]』改題)
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3.5日本最強の捜査機関・検察庁。だが裏では組織的な公金横領の疑惑が! 平成14年、その問題をテレビで告発しようとしてた当時の大阪高検公安部長は突然、身内である大阪地検特捜部に逮捕される。それも、誰もが首をかしげる微罪で。併せて「悪徳検事であった」という“検察リーク”で口封じが…。著者(平成22年1月、刑期満了)が係争中に、その手口と顛末を赤裸々に告発し、法務省、検察庁を震撼させた問題の書。
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-オレ様は布団がふっとんだくらいの勢いで飛び起き、鏡を見て愕然とした。そこには身長160cmB83(65C)W57H88でおなじみの清原花音こと、かのぴ様の姿があったのだ―。アイドルとヲタファンの魂が入れ替わる! 前代未聞のドタバタLOVEコメディー。「オレがかのっぴって、どういうことだ?」。
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-イベントでステージから落下した清純派アイドルの清原花音。花音を受け止めたヲタファンの亀子剛。その衝撃で2人の魂が入れ替わってしまった! 前代未聞のドタバタLOVEコメディー。アイドルの目線で書かれた♀編。「これで何もかも忘れられる……かな!?」。
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3.3私たちの脳と心は、映像や音などふだん接する“情報”によって、大きな影響を受けている。薬物を濫用すれば依存症が発生するのと同じように、“情報”によっても依存が形成され、脳と心は深刻なダメージを受けることがある。本書では、このような脳と心をあやつる“情報”を「インフォドラッグ」と呼び、その接し方・扱い方に警鐘を鳴らす。 テレビゲームはとりわけ魅力的なインフォドラッグだ。親が放っておいたら、子どもたちはほとんどの時間をゲームに費やす。なぜなら、ゲームに夢中になっているときに脳内で放出されるドーパミンの量は、覚醒剤を注射したときに匹敵するからである。脳は二十歳ごろまでかかって形成される。未成年にとっては、テレビやゲームの暴力・レイプ・殺人シーンは、覚せい剤・コカイン・マリファナと同じだけの注意が必要である。ゲーム依存やネット依存――子どもたちをこの現代病から守らねばならない。
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3.6集合写真では、いつもちゃっかり中央にいる。タクシーに同乗しても、料金は一切負担しない。仕事の責任は逃れて、手柄だけはしっかり奪う。会社の利益ばかり強調する。「自慢じゃないが……」と言って自慢する。「ちょっとだけ……」と言って平気でプライバシーを侵害する。偉い人に挨拶をする姿を周囲に見せつける。電車やレストランなど、人前で化粧をする。異性をジロジロみる。若者に説教をしたがる。取ってつけたような一点豪華主義ファッション。試食の「はしご」をする。フランス料理店で「おしぼり」を注文する。目一杯おしゃれをしても、足下で「はしたなさ」が露呈する。品よく振る舞っていても、つい、いつもの癖が出て、傍からは下品に映ってしまう。あなたの周りにもそんな「裸の王様」がいるだろう。本書は、ビジネスから恋愛まで、巷にあふれる無作法の実例を挙げつつ、気品ある振る舞い方を考察。人のふり見て我がふり直すための気品学。
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-「おやじ」である政治家のため、票・金集めに東奔西走。そして疑惑問題の渦中でカギを握る……。はたしてその実体は黒子か、黒幕か!~ 本書は、普段、表舞台に登場しない「議員秘書」に光をあて、政界の深い闇に斬り込む。「公設」と「私設」の違いは? どのような人が秘書となるのか? どこでどのような仕事をしているのか? 給与はどうなっているか? 政治家との関係は? などわかりにくい政治の仕組みを明らかにし、それらを踏まえたうえで、「竹下流集金システム」を独力で作り上げた鈴木宗男氏の問題や田中真紀子の秘書給与流用疑惑問題、「口利きビジネス」などの真相を探る。さらに、政局を大きく揺るがした事件から知られざる秘書の実像に迫る。「リクルート事件」や「竹下派分裂」の陰で一体何が起っていたのか? 「金庫番」として重責を担った秘書たちの壮絶なドラマを描く。もう一つの日本政治の姿を浮き彫りにする涙と笑いの永田町活劇!!
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3.1見切り発車で誕生して35年、お茶の間のアイドルから世界のトップスターにまで登りつめたドラえもん。その魅力は何なのか? 藤子・F・不二雄オリジナルの短編1345話、大長編17話をデータベース化し、「ドラえもん学」を打ち立てた著者が、国民マンガの成長の軌跡をたどる。本書の後半では、絵だけでは読み解けない作品の真髄に肉薄。ドラえもんの使命、のび太の結婚までの道のり、主人公の意外な素顔に迫った。熱烈なファンであってもなくても、話のタネにこれくらいは知っておきたいネコ型ロボットの秘密。
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4.3人はなぜ「おいしい」がわかるのか? どのような流れでおいしいと感じるのか? 人間の味覚の構造と現代の食文化を脳の働きから解明。
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3.0オペラ歌手を夢見るローズは、ロンドンで初舞台を踏んで喝采を浴びた。早速さる高名な侯爵の秘書が家を訪れ、主が後援者になりたがっているとの知らせをもたらした。その瞬間、キューピッドの矢は間違った相手の心臓を射抜いた。ローズは侯爵の秘書フリンとひと目で恋におちてしまったのだ。けれど、舞台に立つ女性が後援者を得るとは、愛人契約を結ぶこと。強欲な後妻にたきつけられ、父は今にも契約書にサインしそうだ。歌は大好き。でも……真実の愛だって見つけたい。そこへ、サド侯爵の信望者と囁かれる放埒な伯爵が現れ、ローズの運命は思いもよらない方向へむかう。■お待たせいたしました。胸を打つクリスマス短編作で日本デビューを果たしたダイアン・ガストン、初の長編をお贈りします。スリリングかつシェイクスピア作品を彷彿させる独特の作風をご堪能ください。
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3.0★結婚が苦しみしかもたらさないのなら、一生夫を拒み続ければいいのだ。★エレナは親が決めた結婚相手から逃れるため、出会った当初から惹かれていたキットの元を訪ね、駆け落ち同然で結ばれた。ところが式を挙げた直後、夫が忽然と姿を消してしまう。おかげで、ひとり屋敷にとり残されたエレナには捨てられた花嫁という、ありがたくない呼び名がついた。口さがない人々の中傷は無視すればいい……そう思っていたエレナだが、夫が大陸でオペラ歌手と恋仲になっているという噂が耳に入る。もういつまでもめそめそと泣き暮らすわけにはいかなかった。
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-~堕落したルシファーは大天使のなかで最も美しい~パトリックを見たとき、マギーの脳裏をよぎったのはその言葉だった。警察一家に育った彼は、彼女が務めるオーロラ市警でも一流の刑事だ。だが魅力的な外見と有能さを持ち合わせているため、汚職を働いているのでは、というやっかみ半分の噂があとをたたない。だからこそ、マギーは彼の身辺調査を上司に命じられたのだ。少しずつ心を通わせよう。そう誓った日から苦難は始まった。「きみとは相性が悪い」「きみが嫌いなんだ」けんもほろろな態度に、マギーは怒りではなくうずきを覚えて驚いた。まさかわたし、捜査対象(ターゲット)に恋してしまったの?★M.フェラレーラの連作『キャバノー家の真実』第三話は、通常よりページ数が多く、読みごたえ充分です。太陽のように明るいマギーはパトリックの凍った心を溶かせるのでしょうか。★
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3.0アイアンサは心の扉を閉ざして生きている。彼女の唯一のやすらぎは絵を描くこと――絵筆を取って風景画を描いているときだけ、忌まわしい過去の記憶を忘れられるからだ。今日も雪が降りしきるなか、彼女は外へ出かけていった。だが突風にあおられ、足を滑らせて、斜面を転がり落ちた。気がつくと、大柄な紳士が馬上からアイアンサを眺めている。「断じて危険な者ではありません」紳士は穏やかに言い、雪まみれのアイアンサに手を貸そうとした。次の瞬間、彼女はピストルに手を伸ばし、紳士の心臓に狙いを定めた。彼の眉が上がり、二人の間の空気がぴんと張りつめた。★独特の流麗な筆致でスリリングな世界を描くパトリシア・F・ローエル。RITA賞ファイナリストの彼女が今回送り出すのは、自分の中の闇と闘うヒロインが再生していく物語。彼女を見守るヒーローの辛抱強さに乾杯です。★
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-家具職人の娘アナリースは夜の森で瀕死の若者を見つけ、放っておけずに家へ連れ帰った。きっとならず者に襲われた犠牲者に違いない。なぜなら、わたしの母も同じように襲われ、殺された……。心やさしいアナリースは若者がかわいそうでならず、必死で看病を続けた。その甲斐あって、若者は日ましによくなっていったが、決して素性を明かそうとしない。体を動かせるまでに快復すると、なにを思ったか、彼はアナリースの父に家具作りの手ほどきを受けたいと言いだした。どこか奇妙なこの申し出に、彼女は首をかしげるばかりだった。★本作の舞台は西暦1472年、イングランド王家がランカスター家とヨーク家の二派に分かれて争っていた時代にあたります。ランカスター家が赤ばら、ヨーク家が白ばらのバッジを使用したことから、ばら戦争とも言われ、1455年から三十年あまりも続きました。★
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3.0「ママ、こちらはデイトン公爵よ」娘にそう言われて、ヴェリティは激しく動揺した。まさか彼と再び顔を合わせる日が来るなんて!十年前の夜、放蕩者の名をほしいままにしていた彼と、招かれた屋敷で寝室をともにした。だが、それは喜びとはほど遠く、ヴェリティは恥ずかしさに身悶えしながら自宅へ逃げ帰ったのだった。脳裏をよぎる場面を振りはらい、彼女はひとり娘の手を取った。この秘密だけは絶対に知られたくないと思いながら。
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-ドミニ・ド・モントフォードはハーウッドの女君主である。彼女の領地は“湿地帯の狼”という盗賊団の脅威にさらされていた。家臣と領民を救うために、ドミニは修道院へ向かう。かつてハーウッドの君主であり、勇猛果敢な戦士だったアーマンドを連れ戻すためだ。アーマンドは政治的な裏切りにあったことがきっかけで厭世的な気分に陥り、修道院に入ったのだった。俗世に戻ることをかたくなに拒むアーマンドに、困りはてるドミニ。二人の言い分を聞いた大修道院長は意外にも彼に修道院を去るよう促す。こうしてアーマンドは再び剣を手に取ることになったが……。★ゴールデン・ハート賞受賞作家デボラ・ヘイルの作品をお届けします。物語の舞台は1143年のイングランドで、ヘンリーI世亡きあと、王位継承争いが勃発し、国内が二分した時代です。作品中に登場する女帝モードはヘンリーI世の長女に、スティーブン王は甥にあたります。★
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3.0温泉保養地バースを訪れたアビーはあるパーティーで、祖父の名付け子のバートと再会した。数年前、アビーは彼にプロポーズされたが、断った過去がある。バートが祖父を喜ばせるためだけに求婚したとわかっていたからだ。お祖父さまはバートがここに滞在しているのを知って、私に温泉を勧めたにちがいない。まだ諦めてなかったんだわ!その手には乗らないとばかり、アビーはつとめて冷ややかにバートに接した。ところが、彼に同行していた妹がアビーになつき、どうしても一緒にピクニックに行きたいと言いだして……。★英国貴族たちの地方での過ごしかたはたいへん優雅なものでした。紳士は野外へ狩猟や魚釣りに出かけ、淑女はおおいに寝坊して遅い朝食をとり、庭園をぶらぶら散歩して過ごします。彼らにとって、馬車で遠出するピクニックは、ロマンチックな出会いを提供する貴重な場でもありました。★
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4.0外務省に勤める夫が何者かに刺殺され、残されたダイアナは恐怖のどん底に突き落とされた。事情を知る夫の友人ヴィンセントが不憫に思い、援助の手を差し伸べてくれた。ダイアナの身辺に異変が起こり始めたのは、その直後だ。いつも誰かにつけ狙われているような気がする。それだけではない、闇から薄気味悪い声が語りかける。誰が?いったい何のために?ダイアナは見えない影におびえ、ヴィンセントにすがるほかなかった……。★RITA賞ファイナリストのパトリシア・ローエルの作品をお送りします。サスペンスタッチのじりじりするような展開が独特の世界を生みだしています。★
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-アッシュ家の末娘メグはいつも美しい姉たちと比較され、母親にもないがしろにされて窮屈な日々を送っていた。だから幼なじみのサイモンが求婚しにやってきたとき、メグはロマンチックな告白を期待して胸をときめかせた。ところが――「わたしたちの友情がより親密なものになることを望んでいます」それは、とある国の王子と恋に落ち、お姫様になる夢を見ていた少女にとって、あまりに味気ないプロポーズだった。メグはがっかりして申し出を断り、パリに渡った。一方、サイモンも自堕落な放蕩者に変貌し、ついに二人が再会する時がやってきた!
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5.0サラ・ハンターは理想の花嫁候補として社交界でもてはやされている。しかし彼女には別の顔があった。今夜も寝室の窓から抜け出し、男装姿でロンドンの裏通りをひた走る。ある筋からの依頼により失踪した子どもたちの行方を捜しているのだ。ついに手がかりとなる人物の尾行を始めたとき、イーサンという男にじゃまをされた。それ以来、行く先々で彼とでくわす。不審に思ったサラは、逆にイーサンの周辺を探ろうと思いつく。霧雨の中、“夜のレディ”の追跡が始まった。★本作のヒロイン、サラは仲間のレディ三人で水曜同盟というクラブを作り、活動の拠点にしています。一方、イーサンは“アルセーシアの悪魔”の異名をもつ謎の多い男。二人の道が交錯し、魂が呼応しあって……。本作で日本デビューの作家がヒストリカル仕立てのミステリーをお届けします。★
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4.0運命とは皮肉なものだ、とジェームズは思った。イギリスに戻って最初に会ったのが、よりによっていちばん会いたくない女性だとは。二台の馬車がすれ違い、あやうく衝突しそうになった。その相手の馬車に乗っていたのが、誰あろう、七年前に婚約しておきながら、彼を捨てて、父親ほども年の離れた金持ちと結婚したアリシアだったのだ。馬が暴れ、気絶した彼女は今も変わらず美しく、ジェームズはついときめいてしまった自分が許せなかった。彼は苦い思いを噛み殺し、そっと彼女を抱き起こした。★運命のいたずらで別れた恋人たちの麗しい再会を描きます。★
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-「ああいう娘をロンドンに連れてきては……」ティルダの耳に飛びこんできたのは自分への中傷だった。いったい誰がそんなことを?振り向いたティルダは目を疑った。たった今、楽しげに踊ったばかりの紳士だったからだ。それから七年。ある屋敷の車寄せにシャペロン付添人として従妹に付き添う彼女の姿があった。従妹に求婚した公爵からハウスパーティーに招かれたのだ。現れた公爵を見たとたん、ティルダの顔から血の気が失せた。忘れもしない、あのときの紳士だ!彼女は微笑を口元に貼りつけたまま丁重に挨拶した。★2003年にHolt Medallion賞を受賞し、じわじわと実力をつけてきたエリザベス・ロールズ。一見おすまし顔のヒロインが尊大な公爵とわたり合う、リージェンシーの恋の鞘当てをお楽しみください。★
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-ノルマンの王に土地を取り上げられ、意にそまぬ結婚を強いられたローズ。すべてを失った彼女に残されたのは美しく貴重な福音書だけだった。一度はイングランドの地から奪われ、亡き父が苦労の末に捜し出したその書は、ノルマン人の夫に抱かれながら、なお冷たく心を閉ざす彼女にとって、わが身より大切なものだった。これだけは渡せない!ローズは自分の運命を呪いつつ、夫への復讐を誓うのだった。★時は11世紀、ノルマン・コンケストの嵐が吹き荒れるイングランドのヨーク地方が舞台です。女地主ローズは、ノルマン人の騎士ジュードに土地ごと売られてしまいます。復讐に燃える彼女が選んだ道とは……?ロマンティック・タイムズ誌で好評を博した作品です。★
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5.0余興のために結婚式に呼ばれた煙突掃除人の娘ジェマイマは、式場で居合わせた伯爵に幸せを運ぶキスを求められ、思わず胸がときめいた。数日後、驚いたことに彼が家に訪ねてきて便宜上の結婚をしてはもらえないかと申し出る。聞けば、亡父の遺言で、花嫁を迎えなければ遺産を手にすることができないという。「結婚しても、きみはきみ、ぼくはぼくで暮らそう」すてきな申し出だわ。もう煤(すす)だらけの生活をしなくてもすむ。ジェマイマはにっこり笑って承諾したのだが……。★一作ごとに大物感が増してきたニコラの最新刊をお届けします。今回のヒロインはなんと煙突掃除人の娘、ジェマイマ。結婚式に煙突掃除人とキスをすると幸せになれる――その言い伝えをヒントに、作者は寓話性の高い物語を書きあげました。さて、その結末は?★
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3.5キャサリンは監禁状態から自分を救ってくれたクリスチャン・デュモンの城に身を寄せていた。城の練武場では騎士たちが剣の稽古に励んでいる。そして六人のうら若い令嬢が息をひそめてその様子を見守っている。令嬢たちは城主の弟であるジェフリーの花嫁候補に名乗りを上げようと、精いっぱい着飾っていた。だが、キャサリンは独り、気持ちが沈んでいた。大好きなジェフリーが結婚してしまう……。それだけではない、彼の顔を見るのもこれが最後かもしれない。そう思うと、寂しくてしかたなかったのだ。★12世紀末、イングランドは現在のノルマンディー地方の領地を巡ってフランスと激しく対立していました。本作のヒロイン、キャサリンもその時代の波にのまれた犠牲者でした。★
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4.0伯爵令嬢オクタヴィアは伯母からロンドン郊外の屋敷を相続した。初めて自分の家を手にした彼女はうかれた気分で早速、屋敷を見に出かけていった。しかしそこにはすでに先客がおり、オクタヴィアはけたたましい少女たちの声に迎えられた。声の主は富豪エドワード・バラクラフの二人の小さな姪だった。彼女たちの世話に手をやいていた彼は、オクタヴィアのことを職を求めてやってきた家庭教師だと思いこみ、せきたてるように彼女を家の中へ引き入れた。★昨年刊行のヒストリカル別冊<スティープウッド・スキャンダル>で人気に火がついたシルヴィア・アンドルーの新作をお届けします。どこか『メアリー・ポピンズ』を思わせる洒脱な作風は作者ならでは。午後のゆるやかな時間、ティータイムのお供にぴったりの作品です。★
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-かつて、アフリカで内乱に巻き込まれたサミュエルは、人に触れられると激しい嫌悪と恐怖を感じるというトラウマ心の傷に今も深く悩まされていた。彼の望みはただ一つ、学者として研究に没頭することだった。女性に触れることもなく……。ある日、彼は幽霊が出るという噂の宿を訪れ、宿に着くなり、誰かの手が体に触れるのを感じた。だが、そばには誰もいない。幽霊にも、この不思議な感触にも、何かからくりがあるはずだ。サミュエルは探るようにあたりを見まわした。★4月刊『聖なる刻印』に続いて、<テンプル兄弟の旅>の二作目をお届けします。前作のヒーロー、ジャック・テンプルの弟サミュエルが本作の主人公です。博物学者の彼が旅路の果てに見つけたものは?★
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-アシュトン城の城主サースタン卿は思い悩んでいた。娘のベアトリスが修道院に行くと言ってきかないのだ。少女の頃から人を愛することを怖れ、特に母親を亡くしてからはいっそう心を閉ざすようになった。卿はじきにウェールズとの戦争に出陣しなければならず、娘をひとり城に置いていくのも忍びない。そこで大勢の護衛をつけて修道院へ送り出すことにした。一行のなかに若き騎士レミー・セントレジャーが加わっていたのは運命だったのだろう、誰にとっても思いがけない旅になったのだから。★本作で日本デビューのキャサリン・マーチは、ロンドン編集部お薦めの作家です。物語の舞台は1277年のイングランド国境地方、ヒロインの父サースタン卿が戦う相手は、“プリンス・オブ・ウェールズ”と称したケルト族の首長ルウェリンです。★
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-お酒って意外とおいしいのね……。エンジェルはワルツを踊りながら胸の内でつぶやいた。ここは仮面舞踏会の会場。ダンスの相手は知り合ったばかりの男性。本当ならレディが来るような場所ではないけれど、ちょっと夜の世界を覗いてみたくなったのだ。相手の男性に誘われるまま外へ出て、ほてった顔を冷ましているうち、気がつくとエンジェルは花が咲きこぼれる温室にいた。世間知らずの彼女はちっとも気づいていなかった――男性がその花のような唇にキスしたいと思っていることに。★『名誉の代償』(HS~226)で北米、イギリスともに高い評価を得たジョアンナ・メイトランドの最新作をお届けします。見事な筋立てはいつもどおり、入り組んだ糸が次々ほどけていく妙をお楽しみください。★
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-アントニアは幼いころからフィリップとの結婚を夢みていた。それなのに、のほほんと年月を重ね、気がつくと二十四歳になっていた。大変!ぐずぐずしてはいられないわ。幸い、フィリップにはまだ結婚を約束した相手はいないらしい。ここで私が彼の花嫁にふさわしいレディで、男爵の妻としても立派にやっていけると証明できたなら、求婚してくれるかもしれない。かくして二人は八年ぶりに再会したのだが、彼はアントニアのことをなかなか思い出してくれず……。★ステファニー・ローレンスの三部作〈三人の求婚者〉の最終話をお届けします。放蕩者を気どっていたフィリップもついに年貢の納めどきのようです。ヒロインのアントニアが仕掛けた愛らしい罠とは? 恋人たちがついばむ協奏曲をお楽しみください。★
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-クレアのもとにある日、継母が訪ねてきた。娘のテッサが素性もわからない男に夢中になり、スキャンダルに巻き込まれそうだというのだ。異母妹とはいえ、駆け落ちでもされたら一大事。クレアは探偵を雇って男の身辺を探りつつ、自らその男とテッサが出席しているパーティーに乗り込んだ。そこで優雅に踊る紳士は、なんと昔クレアが思い焦がれた使用人のユアンではないか。十年前に突然、姿を消した彼が、今なぜここに?そして、どうして妹に近づいたりしたの?
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4.2高潔な聖職者だった父親の死後、エマ・リンに遺された財産はほとんどなかった。自活することを余儀なくされた彼女はかつて自分の子守をしてくれたマーサ・ラッジのもとへ身を寄せ、得意な料理の腕を生かしてラッジ夫妻の経営する小さな宿屋で働き、生計を立てていた。そんな折、ベネディクト・グラントリーという貴族が宿を訪れ、たちまち村人たちの耳目を集める。でも……あんなに都会的で洗練された人がいったい何をしにこんな田舎までやってきたの?エマの興味は尽きなかった。★お待ちかね、アン・アシュリーの新作をお届けします。彼女の持ち味であるミステリアスな作風が極上のワインのように効いて、格調高い物語に仕上がっています。この春、一押しのリージェンシーをどうぞ。★
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3.0ハリーは魔の手から逃げるようにロンドンをあとにした。都会に留まっているかぎり、なんとしても彼を結婚させようという縁結びが好きなご婦人方から逃れられないからだ。彼は愛馬の手綱を取り、郊外の道を飛ばしていた。その途中、道の真ん中に大型の馬車が横倒しになっている現場にでくわした。中に人が閉じこめられている。急いで助け出そうと扉を開けた瞬間、ハリーはくらくらした。極上の真珠を思わせるような女性がこちらを見ていたからだ。★先月から始まったステファニー・ローレンスの三部作〈三人の求婚者〉の二作目をお送りします。前作のヒロイン、レノーアの兄が今回の主人公です。レスター家をめぐる恋の鞘当てをお楽しみください。★
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3.0ジュリアナは今日も剣を携えて森へ出かけた。一年前、城主だった父を亡くし、それ以来、男装して領地を守っているのだ。森は血と陰謀の匂いに満ち、闇夜にまぎれて密偵たちが馬を駆る。ジュリアナはひづめの音に耳をすまし、さっと身がまえた。誰かいる。敵だろうか、味方だろうか?彼女は部下を引き連れ、人影に近づいた。月明かりが蒼白の騎士の顔を照らしだした。★お待ちかね、シャロン・シュルツェの作品をお届けします。本作のヒーローは『砦に立つ貴婦人』(HS~220)にも登場したラナルフ卿に仕える騎士、サー・ウィリアム・ボウマンです。★
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4.0うるわしい春の宵、オールマックス舞踏会場はいつものようにきらびやかな上流階級の人々でにぎわっていた。宴もたけなわというとき、会場の入り口がざわめき、一人の紳士が現れた。第七代ダーレストン伯爵――社交界が注目する今年いちばんの花婿候補だ。上背があり、このうえなく優雅でハンサム、そのうえ男やもめとくれば、レディたちが放っておくはずがない。彼はたちまち踊りの輪の中に吸い込まれた。★舞踏会で踊った相手が気に入り、結婚を申し込んだダーレストン伯爵。つつがなく婚姻が整い、万事うまくいったはずでしたが、花嫁が入れ替わっていたとわかり……。HS~189『子爵の誘惑』の関連作品です。★
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-母を亡くして初めての十二月。ジュリーは悲しみに沈んでいた。せめて愛する男性でもいれば話は別だが、お世辞にも美しいとはいえない教師に恋の予感は訪れない。そもそも運命の出会いなど信じていなかった。クリスマスも近いある日、彼女は通勤中に高級車にはねられた。奇跡的に無傷だったものの、車を運転していた男性はあくまで高圧的だ。どうやら、彼こそが悪名高き億万長者ロイ・フレッチャーらしい。冷血漢ときいていたけれど、やっぱり評判どおりだわ!謝罪や気遣いもなく金ですべてを解決しようとするロイに怒りをつのらせ、ジュリーは再三の示談金を拒否する。するとロイがとった行動は……。彼女は我が目を疑った。★世界的な人気を誇るデビー・マッコーマーが、シアトルを舞台に心あたたまる奇跡のストーリーを描きます。発売わずか二週目でニューヨークタイムズのベストセラーリストに登場した秀作です!★
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3.0ニューヨークの新聞記者ミーガンは、偽りの履歴書を手にイギリスへ渡り、ある公爵家の使用人の面接に臨んだ。目的はただひとつ――10年前に愛する兄を殺した次期公爵のテオ・モアランドに近づき、証拠を握って罪を償わせること。薔薇の咲き乱れる庭でミーガンが公爵夫人の質問に答えていると、不意にひとりの男性が現れた。豊かな黒髪、日に焼けた肌、官能的な曲線を描く唇。明るいブルーの瞳にとらえられ、ミーガンの心に不可思議な感覚が湧き起こった。だが公爵夫人が発した言葉に、彼女は衝撃を受けた。「これが長男のテオよ」
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-幼い頃から死んだと聞かされていた父がメキシコで生きていた。ずっと私に自分の存在を知らせたがっていた――急死した母の遺品から明らかになった事実に、ロレインは激しく動揺する。父に会わなければ。あれほど父を愛していた母が嘘をついた理由を知りたい。ロレインは周囲の反対を押し切り、一人旅立つ。その時の彼女は、まさか自分がマヤの秘宝を巡って生命の危機にさらされることになるとは夢にも思っていなかった。そして、その危機の向こうに運命の出会いが待ち受けているとは……。世界的ベストセラー作家の感動ロマンス。
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-★人々の裏切りと欲望のすべてを、その瞳は見つめていた……全米で話題沸騰のジャッキー・カミンスキー・シリーズ、待望の第2弾!★一見なんの変哲もない家宅侵入事件を担当することになった女刑事ジャッキーは、事件の関係者に恐ろしくも淫らな脅迫状が届いていたことを知る。それは本人たちしか知り得ない過去の秘密を暴き、連続殺人を予言するおぞましいメッセージだった。悪質ないたずらと見られていたが、予告どおりに殺人は起こり、凶悪な事件は急展開を迎える。そしてついに、ジャッキーをも死へと誘う殺人予告状が届き……。タフで繊細な女刑事のスリリングなラブ・サスペンス。
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4.3ある舞踏会で、シェフィールド公爵ラファエル・ソーンダースは思いがけない再会を果たした。ダニエル・デュバル――5年前、ラファエルと婚約中の身でありながら他の男とベッドをともにし、社交界を締めだされた罪深き女性。怒りを再燃させるラファエルに対して、ダニエルは身の潔白を主張しつづけた。だが調査によって無実が証明されたのは、彼女が新たな婚約者の待つアメリカへと旅立ったあとだった。この思いに決着をつけなければ、一生後悔することになる……。ラファエルは揺るぎない決意を胸に、ダニエルを捜す旅に出た。
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4.0祖父の余命が短いという知らせに、モリーは最後の日々をともに過ごすため、モンタナ州の牧場へ移り住んだ。そこで暮らすのは祖父ウォルトと、サム・ダコタという一人の流れ者――けっして過去を語ろうとしない、謎の男だった。衰弱していく自分に代わって牧場を切り盛りするサムに、祖父は全幅の信頼を置いているらしい。結婚に破れ、都会での暮らしに疲れ果てていたモリーは、美しい自然と家族の愛に癒されて生気を取り戻し、いつしかサムに心惹かれはじめる。だが折しもある勢力が、彼らの牧場を奪おうと動きだしていた……。
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-刑事に昇進して二年のジャッキーは、ある日ワシントン州の小さな町で起こった幼児誘拐事件を任される。被害者の母親は地元有力者の令嬢、父親はクロアチア人の大学講師。反目しあう元夫婦の周辺で事情聴取を進めるにつれ、謎は混迷を深めていく。少年の命だけは、なんとしても助けなければ……。ジャッキーは犯人を親族に絞りこみ、昼夜を問わず捜査を続けた。悲劇の母親、愛情あふれる父親、元州検事総長夫妻、クロアチア移民の大家族――善良な仮面の下で嘘をつき続ける悪魔は誰なのか? 全米で話題沸騰の人気シリーズ第1弾。
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-ジェナの写真展初日の夜、離婚後一度も会っていなかった元夫アダムが会場に姿を見せた。彼女が撮った、あるパーティーの写真が欲しいのだという。大企業の顧問弁護士である彼は、何かのスキャンダルを暴こうと躍起になっているらしい。一晩考えたいと言って帰宅したジェナは翌朝、アダムが深夜の公園で殺されたことを知り衝撃を受けた。警察はすでに物盗りの犯行と断定し、疑念を抱いたジェナの言葉には耳を貸そうとしない。ジェナは意を決し、アダムが密かに協力を依頼していた人物――旧友フランクの探偵事務所のドアを叩いた。★米探偵作家クラブ主催、メアリ・ヒギンズ・クラーク賞にノミネート ★
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3.3絞首刑を宣告された父親の命を救うため、グレースは秘密組織に金を払った。このことが明らかになれば、グレース自身が罪人となる。彼女は身を隠そうと、大叔母の家を目指して船旅に出た。一週間が経った夜、大型の帆船が近づいてきた。そして、イーサン・シャープ船長と名乗る男がグレースを呼び出した。憎悪と嫌悪に満ちた表情。これほど冷たい青い目も、たくましく引きしまった美しい体も、グレースは今まで見たことがなかった。「残念だが、あなたに選択の余地はない」男はグレースを抱えあげ、自分の船へと連れ去った。
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3.3遠い昔、ある貴族が贅を尽くした首飾りを婚約者の令嬢に贈った。愛しあう二人は結婚式を目前に非業の死を遂げ、花嫁の遺恨をまとった首飾りの伝説は数世紀にわたり人々を畏怖させた。それを手にした悪人は恐ろしい惨劇に見舞われ、善人は素晴らしい幸運に恵まれるという。そして今トーリィは、その美しい秘宝を盗み出そうとしていた――誰よりも大切な妹を男爵の魔手から守るために。19世紀初頭の英国で花開く豪華絢爛なリージェンシー・ロマンス。
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-★百年に一度の愛かもしれない。愛を知らない少女がたどる数奇な運命を、男は優しく見守っていた。★18世紀末の英国。荒野にたたずむ貴族の館で産声をあげたのは、待望の世継ぎでなく五人めの娘だった。母の命と引き替えに生まれたその子はマレーザと名づけられ、愛を知らないまま美しく成長した。社交界の華となり、大勢の紳士たちに求愛されてもなお癒えぬ心の渇きを抱えていたマレーザは、ある日突如として知ることとなる――戦火よりも激しく、清らかに燃えあがる愛の炎を。ベストセラー作家が激動の時代を描く魅惑のヒストリカル・ロマンス。
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4.0★めくるめく展開と巧みな罠、徹夜必至の一冊!! ★「ジェーン? 大丈夫かい?」悪夢から覚めると愛しい夫の姿があった。夢のなかで迫りくるモーターボートのスクリュー、生々しい激痛の記憶……。幼いころの悲劇を乗り越え、彫刻家として名を上げたジェーンはハンサムな医師と恋に落ち結婚した。そして今、お腹には待望の赤ちゃんがいる。人生はまさに順風満帆だった“ボートの男”が再び現れ、彼女のすべてをおびやかすまでは。異色の作家が愛と狂気の狭間を描く傑出ロマンティック・サスペンス。
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-★魔のバミューダ海域の孤島で繰り広げられる灼熱のラブ・サスペンス。★ダイビングインストラクターのサマンサが所有する美しい島に、リゾート客を装い11名の人物が集まった。彼らの目的はバミューダ海域の難破船に眠る伝説のルビー《炎の瞳》。難破船探しの鍵を握るサマンサは、やがて我知らず血塗られた陰謀に巻きこまれていく。命に危険が迫ったそのとき、頼れる相手はただひとりかつて激しく愛しあい、憎しみの果てに別れたアダムだった。H・グレアムがフロリダ沖に張りめぐらした謎とスリルと灼熱のロマンス。
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-サクソン人のアドラーは子どものころバイキングに拉致され、彼らの村に抑留されていた。今や戦士となったアドラーはかつて習い覚えた言語の才をかわれ、通訳として和平交渉の場に駆り出される。いとこのバヤードがサクソンの村を守るため、思いきった手段に出たのだ。エンドレディという名前のバイキングの娘と結婚することで、村に平和をもたらすつもりだという。エンドレディの姿を目にしたアドラーは驚愕する。それは幼い日、共に遊び、心を通わせた娘だった。★人気作家マーガレット・ムーアが、十世紀のイングランドを舞台に描くサクソンとバイキングの劇的なロマンス。★
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5.0故あってイタリアで暮らすセシリーは怒りを覚えた。十七歳の継娘がイギリス人子爵に騙されていると聞かされたのだ。ふたりを引き離すために相手の館へ出かけたところ、そこにいたのは子爵のいとこにあたる公爵――ドメニコだった。彼もセシリーと同じ目的でヴェネツィアから戻ってきたという。ふたりをけしかけたとドメニコに疑われ、彼女はさらに憤慨する。その夜、音楽会で再会したセシリーに彼は意味ありげに言った。「明日あなたの館を訪ねる。お互いをよく知り合うために」あのふたりのことを話し合いに来るだけなのに、彼はどうしてわたしに気があるふりをするのかしら……。★英国摂政期(リージエンシー)のロマンスを得意とする作家アン・エリザベス・クリーが本作で日本デビューを飾ります。情熱の地イタリアを舞台に繰り広げられる上流階級の優雅な物語をお楽しみください。★
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5.0十七世紀、チャールズ二世による王政復古下のイングランド――女優のキャサリンは反逆罪に問われた弟の命を救うため、あるまじき役を引き受ける羽目になった。トム・トレンチャードという男の妻になりすまし、政府から要請された重大な任務を遂行するのだ。がさつな風体の男とともに商人夫婦を演じつつ、オランダまで行くなんて考えられない。だが、そのときキャサリンは知る由もなかった。トムの正体は特命を受けて変装した宮廷人で、本当の名はサー・ステア・キャメロンであることを。★ベテラン作家、ポーラ・マーシャルの作品をお届けします。本作では、三カ国にまたがる壮大な規模で王政復古時代のドラマティックな物語が展開します。どうぞお見逃しなく!★
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3.0自堕落で酒癖の悪い夫が逝って一年。アナベラは義母から執拗ないじめを受けていた。そんな折、喪が明けて社交界に復帰した舞踏会で、魅力的な紳士サー・ウィリアムから声をかけられる。「以前からお近づきになりたいと思っていました」夏の海のような青い瞳に見つめられて、アナベラの心はかき乱され、胸はときめいた。でも、この紳士に惹かれるのは危険だわ。どういう人なのか何も知らないし……。それにしても、どうしてわたしに関心を持ったのかしら?★今や英国摂政期(リージエンシー)の大御所作家の感があるニコラ・コーニック。この作品の主人公アナベラは、『いたずらな運命』(HS~257)でヒロインをつとめたアリシアの妹にあたります。★
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-母亡き後、父とエルサレム巡礼の旅に出たカトリーヌは長く苦しい旅路の果てに父をも失った。フランスへの帰途、山賊に襲われたところを救ってくれたのは、アランと名乗る十字軍遠征帰りの騎士だ。道中の危険を案じたカトリーヌは、アランに同行を頼むが、はたしてどこまで彼を信じていいのか迷う。父が聖都で手に入れた、全キリスト教徒の宝である聖杯は、なんとしてでも邪悪な者たちから守り抜かねばならないのだ。しかし、ほどなく聖杯をめぐる醜い争いに巻き込まれ、カトリーヌはアランに秘密を告白せざるを得なくなった。★一月から三カ月連続でお届けしてきたアン・ヘリスの中世騎士物語。最終話である本作のヒーローは、前作『高潔なる騎士』(HS~278)の主人公ステファンの異母弟アランです。★
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3.01793年、マルセイユにほど近い港ではフランス在住の外国人が難民と化し、われ先に脱出せんと埠頭に押しかけ、ごったがえしていた。沖合にはイギリスの軍艦が待機し、英国人のリントン一家も接岸する救助艇を待って乗り込もうとした。が、そのとき、船にどっと人々が殺到して娘のエマ・リントンだけが取り残された。「お父さま!」エマは必死で叫んだが、船は無情にも遠ざかっていく。呆然とする彼女の肩を、背後からがっしりとした手がつかんだ。「行きましょう。ここにいては危ない」英国人の紳士に言われ、エマは振り返った。この人は誰?私をどこへ連れていこうというの?
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-強欲でよこしまな男爵から娘を守るため、エローナの父は海のむこうのイングランドに助けを求めた。すると、かの地の親戚から返事があり、よい花婿がいるからこの際、一緒にさせてはどうかと言う。すぐに使いの騎士がやってきて、エローナは彼とともにイングランドに向かうことになった。故郷を離れ、会ったこともない男性と結婚するなんて――エローナは心細くてしかたなかった。旅の間に逃げ出せないかしら。そう思ったけれど、使いの騎士に見張られて実行できない。無骨なくせに瞳だけは知的な彼に、いつしか惹かれている自分にエローナは気づいた……。★先月から始まったアン・ヘリスによる三部作の第二話をお届けします。本作のヒーローは、前作の主人公ラルフ・ベインウールフが先妻との間にもうけた息子ステファンで、前作から20年ほどあとのお話です。★
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4.0デイヴィッドは落ちぶれたコートニー子爵家の次男で、称号も財産もまったく手にする見込みがなかった。言わば真心だけが彼の取り柄だったが、その純粋な思いに突き動かされて臨んだ求婚は相手の父親によってすげなく拒絶された。七年後、遠縁の親戚の葬儀に出かけた彼は思いがけない再会を果たす。かつて恋に落ち、結ばれずに終わったヴィクトリアがそこにいたのだ。苦い過去がよみがえり、デイヴィッドは彼女を見つめた。もう一度、彼女に言い寄ってみようか――いまや僕は莫大な富が転がり込んだ、噂の子爵なのだから。
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-12世紀、フランスはエレオノール女王の宮廷。ここでは日々、廷臣たちが貴婦人に詩と花を捧げ、恋の駆け引きに興じている。その噂はヨーロッパ全土に轟き、“愛の宮廷”と呼ばれるほどだ。女官アレインも女王の庇護を求めて、この宮廷に身を寄せた。しかし彼女は男女の愛の戯れになど興味はなく、むしろ、どんな男性も愛せない秘密がある。そこへイングランドから折り目正しい騎士がやってきた。聞けば、ヘンリー~世の使いだという。彼の放つ磁力にアレインはたちまち吸い寄せられ……。★本書に出てくる吟遊詩人は、ヨーロッパの宮廷において、おもに恋愛を主題とした詩を楽器の伴奏に合わせて吟じました。詩には見目麗しく颯爽とした騎士が登場し、乙女の胸を焦がしたと言われています。★
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4.7社交シーズンのある日、ウィンターセット卿は丘の上で少年の変装をしたセリーナという美しい女性と出会った。何度か一緒に遠乗りに出かけるうち心を奪われ、いずれ舞踏会でドレス姿の彼女と会える日を楽しみにしていた。数週間後、ウィンターセット卿は出席した舞踏会場に十三年間待ち続けていた宿敵が現れたと聞き、燃え上がる復讐心に胸を引き裂かれた。弟を翻弄し死に追い込んだ女とは、いったいどんな妖婦なのだ?琥珀色のドレス姿で男性客の注目を一身に浴びるその人物を見て、彼は言葉を失った。セリーナ……?■再会した二人の皮肉な運命。二転三転する予想外の展開に目が離せません。アンドルーの描くドラマチックな愛憎劇をご堪能ください。本作は、HS~378「伯爵の華麗なる復讐」の関連作品です。
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-キャロラインは、裕福な結婚相手を見つけるよう身内にけしかけられその晩も舞踏会に出席していた。美しいキャロラインにはダンスの申し込みが殺到したが、賭事好きな貴族たちの話は退屈でたまらない。ラヴレイスの詩を正確に暗唱できた男性と踊る、と彼女が挑発すると、男性陣はみな口ごもってうつむいてしまった。とそのとき、よく響く低い声がして見事に詩をそらんじてみせた。声の主はまぶしいほどの輝きを放つ、とびきりハンサムな紳士。キャロラインは彼にひと目で心奪われた――放蕩者のフレディが、ある賭のために舞踏会に現れたとも知らず。■社交界デビューしたてのレディたちを眩惑する次期侯爵の放蕩貴族。人気作家アン・ヘリスが、英国摂政期ロンドンの華やかな社交界にあなたを誘います。どうぞお楽しみください。
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-「助けてくださってありがとうございます」ジェシカは言った。「スタンドン伯爵だ」低く落ち着いた声になぜか安心感を覚え、彼女は堰を切ったように話しはじめた。馬車を降りたとたん連れ去られ、娼館に監禁されたこと。伯爵が部屋に匿ってくれなかったら、競りにかけられていたこと……。「それなら、わたしのところに来るしかないな」ジェシカは伯爵に心を許しそうになった自分を恥じた。貴族という人種は賭事に耽り、性的に堕落しきっているものなのに。笑みを浮かべた伯爵の唇は罪深いほど官能的で、愚かだとわかっていても、その広い胸に抱かれたいと夢想してしまう。仕事を得ようとロンドンに来たはずが、とんだ事態になってしまった。
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3.0ある真夜中、フランス人のジュリエットは大きな物音に夢を破られた。行方不明の兄を捜すためにロンドンに宿を取っていたが、窓の外を見ると、一人の男性が四人の男性から暴行を受けている。男性が思わずもらしたフランス語の叫び声を聞き、ジュリエットは無意識にそばにあったものを暴漢めがけて投げつけた。ダグラスは朦朧とした意識の中でゆっくりと目を開けた。自分がどこにいるのかもわからないが、男に襲われたのは覚えている。そして、夢の中で女性の柔らかな体を抱きしめ、キスをしたことも。そのとき隣に女性が寝ているのに気づき、彼ははっとした。夢の中で見た女性とそっくりだが、もしかして……。
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3.0元秘書のコレットは数カ月前、長年片思いをしてきたボスと一夜を過ごした。だが直後に彼の後ろ暗い秘密を知ってしまい、会社も辞めて逃げるように彼の前から姿を消した。生花店で働きながら新生活を始めた矢先、その彼が現れ……。(コレットの章)結婚間近のアリックスは手作りの小さな式を夢見ていたが、本人の希望をよそに周囲が盛大な式の計画を押し進める。さらに自分に対する花婿の母親の不満を漏れ聞き、彼女はマリッジブルーの頂点に……。毛糸店の編み物教室に集まった女性たちが紡ぐ、愛と涙の物語。
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-ベルはとびきり魅力的な愛人を探していた。もうすぐ亡夫の喪が明ける。これからは新しい人生を楽しもう――貞淑な妻は卒業して。そのためにこの家を購入したのだ。こんなふうにロマンチックな愛の詩を読むのも悪くない。と、部屋の外で物音がした。誰かが階段でつまずいたような音も。つづいてドアが勢いよく開いた。揺らめく蝋燭の炎に照らし出されたのは、脚が長く肩幅の広い緋色の軍服姿の男性だった。「きみは、ぼくが無事帰還を果たしたことを祝う贈り物かな?」男性はろれつの回らない口調で嬉しそうに言い、部屋に入ってきた。ベルはじりじりと後ろに下がった……。◆突如現れたあまりにもセクシーな男性。ベルは彼に大胆な提案を持ちかけます。〈スキャンダラスな貴族たち〉の二話目となる本作のヒロインは、前作ヒーロー、ジャックの妹ベルです。
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3.0あれは……地上に舞い降りた天使?ヴィーナス?親友の結婚式で、ハルは新婦の妹エリザベスにひと目で心奪われた。エリザベスがハルを見てにっこりする。その瞬間、激しい衝撃が体を貫き、五感が彼女に触れたいと叫んだ。だが、ハルは不意に足を止めた。 七年後、エリザベスは夫を亡くし、悲しみに打ちひしがれていた。弔問に訪れたハルは、その変わらぬ美しさに再び魅了される。聞けば亡夫の借金取りが押しかけ、途方に暮れているという。ハルはあくまで友人として協力を申し出たが……。◆ずっと忘れられなかった美貌の貴婦人との思いがけない再会。美女に対し疑心暗鬼になってしまうというトラウマを抱えたヒーローの苦悩と、ヒロインの気高さに胸を打たれます。ご堪能ください。
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-恋に臆病なリディアは、病を克服したのを機に、意中の男性ブラッドと関係を築くことにする。彼女主宰の編み物教室も新たなシーズンを迎え、3人の女性が集まった――別れた夫との再会に心乱れる元図書館司書、夫の裏切りにより自信をなくした主婦、愛する母を失って胸に穴のあいた高校生。毛糸の輪とともに友情の輪をつなげる仕事と、完璧な恋人がそばにいる生活に、リディアは幸せをかみしめていた。だが、そんな彼女の人生に再び暗雲がたちこめる。最愛のブラッドが突然別れを切り出したのだ。その理由に、彼女は打ちのめされ……。
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-ジャックは政府の依頼を受け諜報活動や特殊任務にあたっている。本名、セバスチャン卿レイヴンハースト。公爵家の次男だ。今回の指令は、フランスの隣国モブールの妃エヴァを救い出すこと。大公亡きあと、エヴァの身辺では不可解な事故が相次いでいるという。城の胸壁を伝い下り、窓からエヴァの部屋に忍び込んだジャックはそのあまりの美しさに、息をのんだ……。 不遇な結婚生活のすえ、城に軟禁されたエヴァの目の前に突如男が現れた。「妃殿下」彼は優雅にお辞儀をし、エヴァをじっと見つめた。こんなふうに、誰かに賞賛のまなざしで見つめられるのは久しぶりだ。エヴァは鼓動が速まるのを感じた。
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3.0イギリス政府の秘密諜報員として働くリチャードは場末の貧民窟で重大情報を手に入れた夜、腹を空かせた浮浪児にそれをかっぱらわれる。すぐに取り戻して事なきを得たが、浮浪児は少年に変装した美少女だった。それもかなり高貴な生まれの。ジョージーと名乗った彼女は語り出す――両親の死後、薄気味悪い男との結婚を無理強いされ逃げ出した。有り金をすられ、浮浪児となって生き延びるほかなかった、と。強烈にジョージーに惹きつけられ、リチャードは彼女を屋敷に連れ帰る。だが暗い秘密を抱えた彼が、ジョージーを妻にすることは不可能だった。
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-アシュビー伯爵ニコラスは、ここのところ退屈していた。数々の美女と噂を流してきたが、心底夢中になれる女性はいなかった。だがある夜、友人たちに誘われていった劇場で、リゼットという人気女優を見かけて彼は言葉を失った。 舞台を終えたリゼットは、そっと劇場を抜け出した。名家の令嬢でありながら、ある事情から扮装して女優を続けてきたが、そんな二重生活も今日をかぎりにやめるつもりだ。思いにふけっていたリゼットは、そのとき突然追いはぎに襲われ、救出してくれた男性を見て驚きの声をあげた。◆家族の経済的危機を救うため、やむにやまれず変装をして女優として舞台に立ってきたヒロイン。ニコラスと恋に落ちますが、真相を告白できず……。はたして二人の愛のゆくえは?◆
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4.0英国の天才オペラ作曲家、サー・エドモンドが謎の死を遂げた。残された妻のエレノアは悲しみのなか一通の書状を受け取る。大胆な崩し文字の署名を見て、彼女は思わずどきりとした。アンソニー・ニール伯爵――1年前に初対面の私を財産目当ての妖婦と蔑んだ男が、面会を求めてきている。即座に断り外出したエレノアだったが、馬車が速度を落とした瞬間、男がいきなり飛びこんできた。驚きと怒りを押し殺し、彼女は穏やかに切りだした。「ニール卿……このような思いがけないご訪問をいただくとは、いったいどのようなご用件でしょう」
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4.0リディアはこれまでに2度癌を患い、そのたびに恋人を失った。苦しみと悲しみを乗り越えた今、念願の毛糸店を開き、そこで編み物を教えることにした。集まったのは3人の女性。みな、冷めた夫婦愛、不妊、初恋の再燃など、さまざまな悩みを抱えている。そんな彼女たちにとって編むことがしだいに癒しになっていくのを見ながら、リディアは穏やかな日々を送っていた。ところがある日、店に突然現れたハンサムな男性ブラッドを目にし、彼女の心は大きく揺さぶられた。その瞬間、恋に臆病なリディアの、世にも切ない物語が始まった……。
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