左右社作品一覧
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4.5アリストテレスは歩きながら哲学し、彼の弟子たちは逍遥学派と呼ばれた。 活動家たちはワシントンを行進し、不正と抑圧を告発した。 彼岸への祈りを込めて、聖地を目指した歩みが、世界各地で連綿と続く巡礼となった。 歴史上の出来事に、科学や文学などの文化に、なによりもわたしたち自身の自己認識に、 歩くことがどのように影を落しているのか、自在な語り口でソルニットは語る。 人類学、宗教、哲学、文学、芸術、政治、社会、 レジャー、エコロジー、フェミニズム、アメリカ、都市へ。 歩くことがもたらしたものを語った歴史的傑作。 歩きながら『人間不平等起源論』を書いたルソー。 被害妄想になりながらも街歩きだけはやめないキェルケゴール。 病と闘う知人のためにミュンヘンからパリまで歩き通したヘルツォーク。 ロマン主義的な山歩きの始祖・ワーズワース。 釈放されるとその足でベリー摘みに向かったソロー。 インク瓶付きの杖を持っていたトマス・ホッブス。 ラッセルの部屋を動物園の虎のように歩くウィトゲンシュタイン。 刑務所のなかで空想の世界旅行をした建築家アルベルト・シュペーア。 ヒロインに決然とひとり歩きさせたジェーン・オースティン。 その小説同様に大都市ロンドン中を歩きまわったディケンズ。 故郷ベルリンを描きながらも筆はいつもパリへとさまようベンヤミン。 … 歩くことはいつだって決然とした勇気の表明であり、 不安な心をなぐさめる癒しだった。
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4.5<まえがきより> 大学1年生といえば「大学デビュー」です。 高校時代までの自分を脱ぎ捨て、新しい自分に生まれ変わるぞ! そんな気持ちを抱いたことのある人も多いと思います。 しかし、ここにはそういうことは一切書かれていません。 本書は「学生生活に失敗したくないけど、 キラキラ大学生になりたいワケでもない大学1年生」に向けて書かれた本です。 地味でじれったいコンセプトだな……と思います。 でも、学生たちの大半がこういう思いを抱えているのも事実です。 (中略) ここでは、みなさんより1.5まわりくらい先輩の トミヤマユキコ(ライター・大学講師)と清田隆之(桃山商事代表)が、 過去の失敗を踏まえ、ときに己の黒歴史を披露しながら、 怒濤の12か月を乗り切るための方法について語っていきます。 ぼっちが怖い、何をすればいいかわからない、 一度失敗したらもう終わりだ──。 そんな風に考えてしまう人はぜひ読んでみて!
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4.1なぜ夫婦はこうも相容れないのか!? 「夫婦なのに夫婦じゃないような気がする」 「夫(妻)の気持ちがわからない」 「些細なことでケンカになってしまう」 「もっとお互いを理解し合いたい」 そんな悩みをもつ夫と妻のために、夫婦問題カウンセリング7000件の実績をもつ著者が、これまでの相談内容から導き出した解決方法を紹介! 具体的な事例をあげ、「夫と妻の考え方の違い」「夫と妻の受け取り方の違い」「問題になりやすい事柄」「改善策につながるヒント」「考え方のポイント」を、家事、育児、会話など38のテーマ別にアドバイス。 このままでいいのか悩んだらこの本を開いてください。 いま何かを決断をしようとしているなら、その前に読んでみてください。 きっとこの本の中にあなたの答えが見つかるはずです。 何らかの問題を抱えている夫婦にも、ひとり頭を抱えて悩んでいる夫・妻にも、 「うちは問題ない」と思っている人にも役立つ一冊! 夫婦関係はちょっとしたコツさえつかめばうまくいく。 いま以上に生きやすく、潤いのある人生を構築するために、ぜひお読みください。 問題を解決する方法は必ずあります。 パートナーや自分自身を見つめ直すチェックシート付き。
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4.0クジャクの雄は見事なまでに派手な羽を持つのに、 雌はそんなものはもたない。 なぜ雄と雌でこんなにも違うのか? 本書には、怪我をした振りをするチドリや、 ふとん係がいるデバネズミをはじめ、 動物たちのさまざまな生存戦略が紹介されている。 個体としての動物が、どのように餌を探し、周囲を探索し、 配偶相手を見つけ、子どもを残していくのか。 生物学の理論とともに、驚きの動物世界を解く、行動生態学入門。 「本書では、動物の行動と生態を研究する枠組みと、 これまでに知られている事実のいくつかを、 わかりやすく紹介したい。 これによって、一人でも多くの人々に 動物の行動研究のおもしろさが伝わり、 ありふれたスズメでも、毛虫でも、 地球上の生命をいとおしく思う人々が 一人でも増えてくれれば幸いである」 (「まえがき」より)
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4.0
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4.0放送大学の空前の人気授業といわれたテキストを叢書化。 ニーチェやハイデッガーのことばをまじえながら、 崩れ落ちそうになる気持ちを支え引き締めてくれる。 「この授業、このテキストがあったから、いまの私の人生がある」 と語りつがれる哲学の名著。 日本を代表する哲学者が 「自己」「仕事」「孤独」「世間」「運命」「不幸」など 15章のテーマで語る人生の真髄。 「生き甲斐は、根本的に重い運命愛の意識に担われた、 死場所への覚悟というものと深く関係している。 しかし、他方では、それは、ときにはそれを忘却した、 放念と遊戯と飛翔のうちで、自己の快癒を図る悦楽の解放感とも接続していることは確実である。 この大きな振幅のなかで、私たちの生の営みは展開している」(「生き甲斐」) 「愛とは……問題となっているものを、深く大切に思い、 それを慈しみ、人生の大事と考えて、 その尊厳を守ろうとする、 控え目ながらも持続的で強い根源意欲ないし生命意欲に関係するものであり、 また、そのことに伴うあらゆる憂いと悲しさの 情念のすべてであり、 自己としての生きる人間の根源に関わる根本問題なのである」(「愛」) 「幸福は、たいていの場合、 不幸を介して、その姿を浮かび上がらせてくる 失われた桃源郷である」(「不幸」) 「老年になって、やっと人は、 自分の人生を変えた大きな出来事が、 そっと気づかないうちに、自分に忍び寄ってきて、 自分を支配することに至ったことを理解する。 自分の周りの人々が、ほんとうは何者であったかが、 ようやく分かるのは、老年になってからである」(「老い」) (「まえがき」より)
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4.0職場で“うつにならない、させない”ための最も効果的な方法は“ほめること”。さまざまな心理テクニックや著者独自のノウハウで生産性を上げる「ほめ方の技術」を紹介。大手企業の研修から個人のカウンセリングまで、85,000人のメンタルケアから導き出された、自分と部下をメンタル不調者にしないマネジメント! 【企業で実施した研修の感想】 ・課長自らが積極的に部下をほめることで、働きやすい職場にできるのだと自信がつきました。 ・ちょっとした「ほめ」の言葉で職場のモチベーションが変わることに気づきました。 ・ほめること、ほめられることで、前向きになりました。短時間で気持ちが変化することに驚きました。 ・ほめあうことでまわりの人が自分をどう思っているのかがわかりました。 ・自分がほめれば相手の心が和やかになるだけでなく、ほめた自分も和やかになれるのだと感じました。 ・具体的にどのようにほめれば相手に喜んでもらえるのか体感できました。 ・言う側が多少恥ずかしいくらいほめるのが、コミュニケーションには必要だとわかりました。
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4.01巻1,760円 (税込)「オリンピックの建築は大災害で人間が謙虚な気持ちになれた新しい時代を象徴しなければなりません」―隈研吾 「「似ているけれどやっぱり違うんだよね」というところから出発する」―平田オリザ 明日を生きるために何が必要か、世界で活躍する豪華講師19人が中高生に向き合い真剣に語ります。建築やアート、音楽をはじめ、憲法・政治・コミュニケーション・文学・国際情勢・日本近代史など、さまざまな分野から考える好評シリーズ第2弾。この1冊で世界の成り立ちが見えてくる。
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3.9著者は人気ブックライターにして〆切の達人! しかし、昔は違った。 高校、大学時代は遅刻魔。最初に入った会社でもルーズで、周囲に迷惑ばかりかけていた。次の会社では、目の前に積み上がった膨大な量の仕事に、途方に暮れる毎日。 サラリーマン時代にふぅふぅ言っていた著者が、その後、フリーランスになって、当時の3倍、4倍の仕事ができるようになれたのは、〆切を味方につけたからだった! 当時の著者と同じ境遇にいるすべての仕事人を救う一冊! 〆切守り率100%のメソッド大公開! 「なんとかなるさ」はまったくならない。 ◎〆切を守るための「打ち合わせ」の仕方 ◎文章をすばやく書くコツ ◎〆切を守ってもらう方法 ◎〆切に間に合わない言い訳をさせない方法
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3.71970年代、松岡正剛が率い、伝説として語り継がれる初期工作舎。全国から若者が集まり、不夜城の熱気をもち、多くの才能を輩出した。「パンの耳が常用食」「トイレで仮眠」など想像を超えるエピソードの数々を、松岡正剛、戸田ツトム、祖父江慎らが振り返る。エディトリアルとデザインの新時代を築きあげた創造の現場とは…!?
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3.5士業・コンサルタント必見! いま大学は実学を求めている。さあ、あなたの出番です! [大学講師になるメリット] 肩書きが信用に直結 新しい顧客をつくれる 若者のニーズを学べる キャリアで社会貢献 意外となれる大学・専門学校の講師! あなたが積み上げてきた経験や知識を若い世代につなぐことは、未来をつくることです。学生のためにそれらを伝えてあげたいと考えているなら、 大学で登壇するためには、どうすればいいか? 大学以外の高等教育機関で登壇するためには、どうすればいいか? 大学講師に求められる能力は? 人気講師とダメ講師の決定的な違いは? などを書いた本編を読んでみてください。必ず役に立つ情報がこの一冊に詰まっています。 登壇できるのは、たとえば次のような方々です。 ・弁護士という法律の専門家の立場で、トラブル回避方法を教えたい。 ・税理士の知識を活かし、税金の使い道や種類について伝えたい。 ・行政書士として開業している。会社設立や許可申請のノウハウを教えたい。 ・経営コンサルタントとして、会社組織について伝えたい。 ・人事コンサルタントとして、就職活動のアドバイスをしたい。 ・ファイナンシャルプランナーの知識を活かし、生活設計について話したい。 ・営業一筋。営業の真髄を伝えたい。 ・総務、人事、庶務を渡り歩き、会社法、民法などの法律に詳しい。 ・今年で退職するが、いままで経験してきた実学を伝えたい……。 ほかにも、社会保険労務士、弁理士、マナーコンサルタント、セミナー講師、経理部、企画部、出版編集者、元キャリアウーマンなど職種や仕事内容は問いません。 共通のキーワードは「実学について伝えたいことがある」。これが登壇できる条件です。
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3.31巻1,650円 (税込)「いまの日本の指導者にいる大人たちの中に、君たちの将来の幸福なんて考えている人間はほとんどいません」―内田樹 豪華講師20人が、中高生に向き合いながら、日本の問題点を語り尽くした白熱1800分! この社会の仕組みはいつまで続くのか? わたしたちはどうやって現代を生き抜くべきか? 文学・社会学・歴史・科学・芸術・政治などさまざまな分野から考えます。 豪華講師が、中高生に向き合いながら、日本の問題点を語り尽くしました。 この社会の仕組みはいつまで続くのか? 白熱1800分!
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3.0歌舞伎や芸能を観賞してこのような感想をもったことがありませんか? ・このノリの悪いのは、なんとかならないのか! ・何をいってるのかさっぱり聞きとれなくて眠い! ・どうしていつも語尾を長く震わせているのか? いずれも理由があるのです。日本音楽には日本人が大切にしてきた心が宿っているのです。 近世日本音楽の第一人者が15の疑問に答える類例のない構成。 読めば歌舞伎、能楽がもっと深く、広く、長く、楽しめるようになります! 地震、暴風雨、水害、旱魃、火事や病気など、 気を休めるひまのない国でした。 多くの人がそれらの災害で命を失っています。 にもかかわらず、それに負けずに今日まで伝承され、生きているのは、 神が宿っていたからだと考えたのでしょう。 ですから日本人は内容も言葉もメロディーも 正確に後の世に伝えて行かなくては、 先人に申しわけがないと考えました。(本文より)
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3.0「清水幾太郎は関東大震災のときの自分と同じ年頃の 敗戦後の生徒を前にしてこういった。 自分は敗戦で、関東大震災のときの父や母のように力を落としていますが、 みなさんのほうは、若いときの私のように 不思議な力を感じているのではないか、と。 大きな重苦しい問題に気づきながらも 新しい元気でニコニコしているのではないか。 皆さんの若さからくる不思議な新しい力で この不幸な日本が再建されることのために働いてほしい、と結んだ(「巣立ち」『日本の運命と共に』)。 清水にこう励まされた世代こそ 戦後の復興を担った人々だった。 震災後社会の教育は、 清水のいう若さからくる不思議な新しい力を 伸ばしていくものでありたい。 (「まえがき」より)
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3.0バッハの『マタイ受難曲』にある 「私の心は涙の中を泳ぐ」。 バッハのこの箇所で水泳の様子を表現した。 音符のつらなりから、その泳法は「平泳ぎ」であることを著者は解き明かす。 イエスの物語を見事に描いたバッハをはじめ、 恋に「人間心理」を読んだモーツァルト、 英雄ナポレオンの「気宇壮大」を表現したベートーヴェン、 「空虚」に降り立ったシューベルトらの物語。 音楽家との対話から「人間」が見えてくる。 「ドン・ジョヴァンニがツェルリーナを誘惑する場面で歌われるこの二重唱を分析してみると、モーツァルトの曲の作り方が、人間心理の弱点を突いた、全く理にかなったものであることがわかる。こうした理にかなった曲の作り方が、ドン・ジョヴァンニの誘惑ぶりに説得性をもたせる結果になり、舞台のうえで繰り広げられる籠絡場面に、聴衆も違和感を感じないまま引き込まれていく結果を生む。その背景には、人間心理に対するモーツァルトの深い洞察があった」(本文より)
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-実際の調査の質は、はっきりいって玉石混淆である。調査とはいえない調査や、調査まがいの商行為も目立つ。また、最終章で述べるように、調査自体がやりにくくなってきており、そのことが調査の質の低下を招いている。このままでは、社会調査は、調査の質低下→調査不信拡大→調査非協力増大→調査の質低下→……、という悪循環を脱することができなくなる。 調査者の側では、与えられた環境の中でも、質の維持・向上に努力すべきである。同時に、調査結果を受け取る側でも、調査=科学的という迷信(?)の下に無条件に鵜呑みにするのでも、逆に「あてにならないもの」としてまったく無視するのでもなく、それぞれの調査の価値を正しく評価することが必要だろう。(「はじめに」より)
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-フィールドワークをもとに浮かび上がらせる、進取的で排他的、民主的で高圧的な「アメリカ」に挑む、新しい文化論。 ※本電子書籍の「IV 誰もがネヴァダを愛していた【電子特別版】」は、書籍『混成世界のポルトラーノ』からの抜粋です。
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-三陸沿岸、大船渡市と釜石市を拠点に、ながくジャーナリストとして活動した著者・山川健は、1960年のチリ地震津波の大災害の取材からその記者生活の第一歩を踏み出した。そしてそろそろ引退という、まさにそのときに目撃した2011年東日本大震災の壊滅的な惨状。2つの大災害に挟まれた半世紀のあいだ、著者はNHK記者として三陸沿岸各地に奔走し、また地域住民のひとりとして人びとのくらしと防災活動に密接に関わりつづけてきた。この土地の語り部ともいうべき著者が、この地に残された古文書や地震学の最新の成果をも参照して、これまで度々この地方を襲った地震の記録と記憶を掘り起こし、今回の震災の生々しいレポートとともに未来への警鐘を鳴らす。変化に富んだ長い海岸線の沖合いの、豊かな海の恵みにあふれたこの地方を愛する著者ならではのエピソードと多数の写真を掲載する。