富士見L文庫作品一覧
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3.5「贖罪妃」薫香は祖先の罪を理由に後宮に幽閉されている。ある日、めったに人など訪れない自分の宮の前で宦官・黒曜が倒れていた。彼を介抱した薫香は、皇帝の赦しを得て一族の立場を回復したいと協力を頼む。一蹴されるが、薫香は黒曜の《秘密》を言い当てる。その根拠は「におい」。並外れた嗅覚に目をつけた黒曜は協力を承諾する。 翌日、薫香は一躍皇后候補となっていた。皇后になれば全てが叶うはずと語る黒曜の策略だ。しかし早速試練が。薫香は、皇后を目指す曲者ぞろいの四妃の前で、香の嗅ぎ当てに挑むこととなり――。 ==人物紹介== 薫香(くんこう) 後宮に幽閉された「贖罪妃」。 皇帝に祖先の罪を赦してもらうことを望んでいる。 並外れた嗅覚をもつ、においマニア。 黒曜(こくよう) 美貌の宦官。 嗅覚を失っており、薫香に探してほしい「におい」があるらしいが――。 不遜な性格。 東けい妃(とうけいひ) ※「けい」はくさかんむりに「惠」 凛とした美しさをもつ威厳のある妃。 北麗妃(ほくれいひ) 武術に優れる豪胆な妃。 西華妃(せいかひ) 計算高く、策謀を好む妃。 南貴妃(なんきひ) いちばん年若い妃。南の王家の養女。
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4.0黄鈴雨(こう りんう)は国で唯一、命ある人形「魂人形」を作ることができる。 けれど人が怖くて友達は魂人形の毛毛(マオマオ)だけ、祖母のくれた猫の仮面がないと人と話すこともできないひきこもりの十八歳だ。 ある日、帝から「不幸続きの後宮の妃たちを守れ」と勅命が下る。 鈴雨は猫の魂人形の毛毛を連れ後宮で働きはじめる。仕事はできるが感情が希薄すぎる官吏・李長雲に世話をやかれながら、妃たちと心を通わせ、鈴雨の世界は少しずつ広がっていく。 けれどその裏で国を揺るがす謀略が張り巡らされていて――。 絆と成長の傑作アジアン・ファンタジー、開幕! ※特典として、発売記念書き下ろし短編【毛毛散歩】を収録しています。
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3.0■あらすじ 汪国の妃、玲秋は敬愛する幼い公主、珠玉と共に確かに死んだ。皇帝に愛されることもないまま、突如国で謀反を起こした第三皇子、紫釉により生き埋めにされたのだ。 ――けれど、玲秋は生きていた。なんと二年も時の戻った状態で。 舞い戻った後宮で未来を変える方法を探ろうとした矢先、玲秋は後宮前でそこにいないはずの人物――紫釉と出会ってしまう。過去を思い出し警戒する玲秋をよそに、紫釉は珠玉の世話をする玲秋に対して好意的に接してきて……? 愛憎渦巻く後宮で数々の想いが交錯する、中華後宮輪廻恋物語! ■登場人物 ・玲秋(れいしゅう)…後宮の末端妃。後宮の片隅で物静かに暮らしていたが、謀反の際に生き埋めにされ死亡。二年前の後宮に舞い戻る。 ・紫釉(しゆ)…汪国第三皇子。突如謀反を起こす。玲秋が殺されたのは彼の命令らしいのだが……。
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3.3両親を失い、財産も奪われ、『廃屋令嬢』と笑われながらも、誇りだけは失わず生きてきた令嬢・雛。彼女のもとに、冷酷で美貌の実業家・鷹が現れる。自らの復讐のため、家柄を利用させろと契約婚を申し出る鷹に、雛はある願いの成就を条件として、名ばかりの花嫁となることを受け入れた。 敵の多い鷹との生活でも、雛は両親から継いだ教養と感性で困難を切り抜ける。彼女の仕立てた服の噂が社交界に広まると、鷹の事業の助けにも繋がった。雛の賢明な生き方は、凍っていた鷹の心も少しずつ変えていって――。
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2.7函館旧市街の外れ、坂の上の紅茶館「くじら亭」。人の心の動きを“匂い”で感じられる少女・彩は、同じ体質を持つ店主・怜二が営むその店で働く事に。やがて紅茶の香りに誘われ、不器用だけど優しい人々が訪れて――
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3.5新卒で入った会社を半年で退職し転職活動中の鈴音。運良く素敵な紅茶館で働けることになったけれど、初出社早々、本業は除霊や退魔だと知らされる。戸惑う鈴音は、さらに「あなた、誰かに呪われたわね」と言われ!?
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5.0区役所勤務で安泰のはずだった偲は、運悪く【事故物件係】へ異動となり、クレームに頭を悩ませていた。 もっと気が重いのは、物件の現場調査。そう、出るのだ。 見える体質の偲が霊を引き寄せてしまうと、そこへ冷酷と噂の不動産社長・天堂が現れる。彼も事故物件を探しており商売敵になるはずが、動けない偲をひょいと抱きかかえ助けてくれた。 忘れられない甘い声に「って何を考えてるんだ俺は!」と偲は混乱するも、やがて二人は再会。街の事件を解決するバディとなる――!? 注目のお仕事オカルトストーリー!
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4.8大国ドルマンの第一王女ジョジュは王位継承争いに敗れ、継母殺しを企てた悪女と汚名を着せられてしまう。さらに国を追放され、辺境の小国ロニーノへ嫁ぐことに。失意のジョジュを迎えたのは冷酷無慈悲と噂のエミリオン王だった。 「愛を求めるな」と言ったエミリオンだが、敵ばかりの祖国とは違いジョジュを公正に扱ってくれた。ジョジュは生来の聡明さを取り戻し、若き王に反発する者の陰謀が渦巻く王宮で味方を増やしていく。凛とした姿は頑ななエミリオンを変え、二人は次第に心を通わせるが、元王妃候補の令嬢が現れ――。 ==人物紹介== ○ジョジュ ドルマン王国第一王女。 将来女王となるべく学んできた。 王位継承権を奪われ絶望していたが、エミリオンと過ごすうちに気力を取り戻していく。 ○エミリオン 前国王夫妻が事故死したため、若くしてロニーノの国王となった。 大国と渡り合う力をつけるために改革を推し進めており、「冷酷無慈悲」と恐れられている。
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3.3スパニア国宮廷内の「黒塔」に囚われた少女、ティコ。彼女は、不老不死の術を知るとされる大魔術師の弟子ではないかと疑いをかけられていた。第三王子の側近であるグレンは、疑惑を頑なに否定するティコを懐柔し、真相を明らかにするよう命じられる。 怯えるティコに、グレンは目的を隠し真摯な態度で接する。ティコもその手を取った――ように見えたが、彼女にも疑いの目をかわして黒塔にとどまる理由があった。 攻防を繰り返しながら徐々に距離を縮める二人。しかし、宮廷の強大な闇に巻き込まれていき――。
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4.5難関大学を卒業しながら、ねじ職人になった小暮祐輔。 新聞記者の妻・祥子が現地滞在ルポの企画に抜擢され単身赴任することになり、祐輔は3歳の娘・風花のために期間限定で専業主夫になったのだが……。 家事は得意、ご近所付き合いも良好。 しかし風花に問題勃発。 幼稚園に行き渋ったかと思えば、突然好き嫌いが始まって。 一方、祐輔は祐輔で偏見に凝り固まったセレブママとの攻防が待っていた? 一日を越えるごとに、ちょっとずつ家族のかたちは変わっていく。 どこにでもある家庭の、それぞれに特別なかけがえのない日々――。 【感涙必至!応援の声続々!!】 「優しさに満ちたバトンを繋いでいける幸せを感じるお話に、涙が止まりません。」楠 秋生さん 「心が鷲掴みにされるお話。ハンカチ握りしめて読みました。」はる(haru8)さん 「家庭環境の変化、その変化に影響される心理描写は必見。涙するシーンはないはずなのに涙腺が緩む。」ゆうけんさん 朝の魔物に、ママ友付き合いに大奮闘の新米主夫。 その時ママは? 娘・風花は?? お互いを思い合う家族のかたちに、心温まる涙が溢れます――。
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3.5唯一の家族だった祖母を亡くした天涯孤独の大学生・祐里は、祖母の貸家に住む冴えない歴史ライター・桜介と出会う。二人は下町ならではの事件へ挑むが、一方で祐里は未だに祖母との喧嘩を悔やみきれずにいて――!?
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4.5運無く貧乏にあえぐ凛子は、無感情な御曹司・七々瀬との出会いで黒宮警備で働くことに! 業務は悪霊にまつわる警備をこなす班!? 嫌がる凛子だが、持ち前の職業知識と機転による思いがけない活躍に目を付けられ…… 【御曹司だけど無感情な上司とともに、あなたを悪霊から守ります!?】 有望な柔道選手だったが、不幸が重なり引退した凛子(りんこ)。堅実な道が一番だ!と、就活とバイトの日々を送っていた。おかげで色々な職業知識は豊かになったけれど、やっぱり優良企業に就職したい!! そんなとき無表情な御曹司・七々瀬(ななせ)と出会い、警備会社にスカウトされる。幸運と思いきや、配属先は悪霊対策をこなす班だった! 凛子は怯えながらも、持ち前の機転と柔道技で悪霊の成仏に一役買う。さらに、七々瀬が感情を失ってさえ悪霊浄化に打ち込む事情を知り――。過去の自分に重なる彼のため、凛子は現場で奮闘する。
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4.3【憧れの旅行プランナーは、怪奇旅行先ばかりを扱う守銭奴だった……!?】 地道に旅行会社で働いていた美紀は、実は霊媒体質。転職でついに憧れの旅行プランナー・白江正継が率いる旅行会社に転職! ……をしたはずが、白江の本性は人にも霊にも冷酷な守銭奴メガネ。 さらに入社研修先は怪異が起こるホテル。美紀の機転で悪霊問題は解決したものの、実は白江の会社は怪奇現象で有名な“訳あり旅行先”を扱っては人気観光地にしてきた会社だった! 日々「辞めたい」と訴えつつも、やりがいを感じはじめた美紀は、ある日、白江の片眼に隠された哀しい秘密を知ってしまい――。
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4.0
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3.0私は、過去を変える。 それがたとえ――許されないことだとしても。 付き合っていた少年・新から、突然別れを告げられた少女・旭。 思い出を引きずったまま高校生になったある日、新が病死したという知らせを受ける。 彼がつけていた日記帳を受け取った旭は、その日記に書かれた驚くべき【秘密】を知ってしまう。 「何度でも――何度でも、新に、大好きだよって伝えたい」 旭はそう願うが、それはとても不幸せで、幸せな【初恋のやり直し】のはじまりだった――。 カクヨムWeb小説コンテスト受賞の大ヒット作品が、遂に文庫化。号泣必至のラブストーリー。
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3.5航空大手・カメリア航空の新たな部署「地上お客様係」に配属されてきた社員――安達彩夏。 彼女の働く職場は、税関で探知犬とともに働くイケメン・陸翔や、大学時代の同期で弁護士の尾崎斗哉をはじめ、個性的な面々ばかり。 当初は、合併元が違うメンバーどうしの諍いや、彩夏と弟が恋人だと誤解されたりトラブルが続出!? しかし、彩夏による気っぷの良いクレーマー対応や、大規模なロストバゲージを経て、しだいに地上お客様係の面々も変化しはじめて……。働き女子のための痛快お仕事ドラマ、開幕!
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3.0卒業と同時に無職住所不定の窮地に立たされた凜。偶然知り合った時雨の旅館で仲居の職を得るが……この旅館、あの世とこの世の境目に建つ死者のための宿で!? 現世の生き地獄より地獄のお膝元で死ぬ気で働きます!
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3.7霊感の強い未涼は、幽霊が見えることで幼い頃から苦労ばかり……。それが何故か幽霊相手の商売をすることになってしまい!?死者が心残りなく成仏できるよう、居候探偵・翠川と共に「この世の土産」探しに大奮闘!
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3.0空腹のあまり道で倒れた貧乏学生・真緒が目を覚ますと、そこは小料理屋『囲炉裏』。飯マズの店主・神代に頼まれ、真緒は得意な味見を武器にバイトを始めることになるが、どうも無愛想な神代が気になって……?
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3.3
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-田舎町で育った少女・茜は、河原で不思議な石を拾う。そこから生まれた小さなドラゴンに「空」と名付け、二人は家族になった。 ところがある事件が原因でドラゴンの力が暴走、動揺した空が逃げてしまう。二人の思い出の場所へ茜が追いかけると、そこにはドラゴンの姿は無く、少年になった空が佇んでいた――。 空と共に平凡だけれど幸せな毎日を送る茜は、ある日、黒猫姿のドラゴンに出会う。故郷を探す旅の誘いに来たという黒猫の言葉に、大切なことに気づく茜。空を想い、心に秘めた決意とは――?
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3.6虚弱体質の療養のため、小学校卒業までを過ごした亡き祖母宅を訪れた嘉月は『思い出帖』という不思議な帖面を持つ三尾の狐のあやかし・仙狐と出会った。 仙狐は記憶を喰うあやかしで、喰われた記憶は忘れられ『思い出帖』に描かれるという。 親友を思い出せないことに気づいた嘉月は記憶を取り返そうとするが、仙狐が喰うのは「どうしても忘れたい」と願われた“辛い記憶”だけ。 嘉月が失った記憶には親友の秘密と仙狐の犠牲が隠されていて……。 懐かしさと切なさが胸を締めつける、あやかし郷愁譚。
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3.0大学生の春人には後悔していることがある。それは謝れないまま祖父が亡くなったこと。以来祖父が愛したような古い品物も、人と深く関わることも、苦手になった。 しかし事故で古伊万里の壺を割った直後から、動物の姿をした付喪神が見えるようになる。割れた壺の付喪神・イマリに迫られ、彼の力を取り戻すため、春人は付喪神たちの願いを叶えて「神心」を集めることに。元の持ち主に会いたい、一度だけでも人の役に立ちたい、亡き持ち主の娘から本当の思いを聞きたい。奮闘するうちに、願いが春人の周りに縁を紡ぎ――。 ==登場人物== 春人 人と関わるのが苦手な大学生。 イマリには下僕と見なされている。 イマリ 元・古伊万里の壺の付喪神、現・春人のスマホの付喪神。 甘いものに目がない。 桜 春人が働くこととなった「古道具みやび堂」の孫娘。 しっかり者の高校1年生。 洋蔵 「古道具みやび堂」の店主で、桜の祖父。 初対面のはずの春人について、何かを知っているようで……。
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4.5高校生の七条和臣は天才術者だった。 能力者の名家「七条家」の生まれ、天賦の才、それらをすべて捨てて「普通」を選んだのだ。 そんな中、学年一の美少女・水瀬葉月があやかしと戦う姿を目撃する。 面倒を嫌い死ぬ気で逃げた和臣だが、葉月が一人であやかし退治をしていると知り渋々後見人となる。 それがきっかけで異形との戦いの世界に舞い戻り、圧倒的な実力と奔放さで因習の世界をも震撼させていく―― 「七条家が術者、七条和臣! お勤め、全うさせていただきます!」 最弱にして最強の術者の伝説が今、始まる!
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3.5幼少から不思議なモノが見えた大学生・旭は、作家志望のくせに読書は大の苦手。 ある日、怪異現象が絶えないと噂の図書館を偶然訪れた旭は、「本の執事」を名乗る風変わりな司書・七士と出逢う。 七士は読書が嫌いだという旭に驚き「良い本と、それに相応しい人を結ぶのもお仕事です」と一冊の小説を手渡す。けれど読書が非効率的に思えた旭が、つい小説の あらすじを検索してしまうと、彼の周りでは奇怪な事ばかり起き始め……? 本の執事に、本嫌いな青年が助手となって怪異事件の謎を解く、非日常的ミステリー!
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3.3
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4.4欲深で冷酷と噂の「死の森の魔女」。正体は祖母の後を継いだ年若き魔女のリコリスだ。ある日森で暮らす彼女のもとに、毒薬を求めて王弟がやってくる。断った彼女だけれど王弟はリコリスを気に入って……?
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4.0
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3.0両親の海外赴任で、中学生の七尾(ななお)ちあきは獣医の兄とふたり暮らしを始めることになった。 その住まいに謎の男たち・猫宮十九朗(ねこみやじゅうくろう)と常葉(ときわ)が訪れたとき異変が起こる。彼らの捜していた特別な札の封印が解けてしまったのだ。それは、十二のあやかしが宿る神獣札だった。 あやかし達はちあきの兄の生命を盗み、街中に散ってしまう。死の危険が迫った兄に、十九朗は自らの命の半分を貸すと決断する。その代わり、ちあきが「札の仮初めの主」となり、あやかしと兄の魂を集めるように要求し――?
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4.3内乱続きの小国の新王は何の力もない元修道女のマーガレットだった。けれど国王になった直後に内乱が勃発し、さらに宝剣も盗まれて――!? 無力な少女が血塗られた玉座を制する、光あふれるヒストリカル・ロマン!
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-司書を勤める孝平は追い詰められていた。図書室だよりへ載せた書評が大炎上、廃刊の危機に晒されたのだ。そこへ当の作家・香耶が学校を訪れる。甘く懐かしい空気を纏う彼女は誰なのか?孝平は徐々に惹かれ始めるが…
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3.0隣国へ戻ったセレスタに想いを募らせるルイーゼ。そんな折、兄に隣国への使者を命じられる。しかし、意気揚々と赴いたルイーゼを待っていたのは……セレスタと他の男のお見合い話!? 女装王子、再びたくらみます!
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3.5就職浪人を目前に震えていた向澤明音に、一通の採用通知が届く。差出は“神望町つくも神小学校”。そこは一人前のつくも神を目指すタマゴ達の学校だった! もう一つの神保町を舞台に、明音は生徒を卒業へ導いていく
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4.0水龍を祀る都、水平京。 疫病が蔓延する市井で治療に携わるすみれは、美しい貴族の青年・貴月を助け見いだされる。 疫病は水龍が悪神に入れ替わったせいだが、神に相まみえるのは帝の一族だけ。 悪神を討つために東宮妃選びの儀式でその座を勝ち取れというのだ。 疫病の母を救いたい一心で、すみれは貴月を護衛に宮中へ。 しかし国中の貴族の姫が集まる中、肝心の東宮が姿を消し、「見つけた者を妃とする」と告げられる。 名家の姫君・鶯、 家の復興を誓う菖蒲、 臆病だが目的を秘めた卯の花。 誇りをかけた争奪戦の行方は……。 ==登場人物== すみれ 市井で病人を治療する庶民。 貴族の養女と偽り、東宮妃選びの儀式に参加する。 貴月《たかつき》 すみれの護衛。 美しく不遜な青年で、目的のためなら手段を選ばない。 鶯《うぐいす》 名家の姫君で、最も有力な東宮妃候補。 凜とした振る舞いで、他の参加者からも一目置かれている。 冬嗣《ふゆつぐ》 鶯の護衛。 宮廷で有名な歌人。 菖蒲《しょうぶ》 父の罪で没落した家の復興を目指し、流刑地から舞い戻った。 豪胆な性格。 赤朽葉《あかくちば》 菖蒲の護衛。 菖蒲に心酔する女性。 卯の花《うのはな》 生家は元は名家だったが、勢力争いに敗れ力を失いつつある。 非常に臆病。 火丸《ひまる》 卯の花の護衛。 血気盛んな少年で、卯の花とは幼なじみ。
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3.2「スープ屋かまくら」――メニューは週替わりのスープのみという、北鎌倉の小さな小さなお店。じつは店主・緒方兄弟のつくるスープには、あやかしを癒やす力があって……。 彼らを頼って店を訪れるお客様とは――?
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4.0当代随一の退魔師《聖女》エマには秘密がある。それは、魔を祓う身でありながら、強力な魔物・クロエと「契約」していること。 幼い頃魔物に襲われたエマは、クロエを召喚し生き延びた。以来、自分を「姫さま」と呼んで嬉々として世話を焼くクロエと、いびつな主従関係を築いてきた。孤独なエマにとって、クロエの重く深い愛は、時に魅惑的な毒のようだ。 人々を襲う黒い魔獣、死を呼ぶ葬送のワルツ、母の腹に宿ったまま生まれない赤子。エマは今日もクロエを従えて退魔に向かう――消えた妹を捜し求めて。 ==登場人物== エマ 《聖女》と名高い、当代随一の退魔師。 クロエと「契約」し、その力を使って魔を祓っている。 「いつも言っているけど、余計なことは何もするな」 ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ クロエ 千年を生きる高位の魔物。 エマを溺愛し、身の回りの世話を焼いている。 「憎らしくてとってもかわいい僕の姫さま」
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5.0――――王を害すると託宣を受けて辺境に捨てられた少女は、王の后となる。―――― ◎富士見L文庫×COMIC BRIDGE 頑張る女子主人公コンテスト ファンタジー部門特別賞受賞作◎ (2019年度) 「この娘はいずれ王を害する」 託宣を受け、静かな廟で生涯を終える筈だった鈴雪。しかし、幼い彼女の運命は流転する。王の手で強引に都へ連れ去られ――王后とされたのだ。だが、途方に暮れ泣きじゃくるだけの鈴雪は離宮へ追いやられてしまう。 時は流れ、彼女が十九となったとき。王の世継ぎが死ぬ原因は呪いだという噂が流れていた。噂の払拭と、連続死の真実を探る密命のため、鈴雪は再び後宮へ連れ戻される。離宮で美しく知性ある女性となった鈴雪が投げ込まれたそこは、陰謀渦巻く世界だった……。 <1~2巻、2か月連続配信!>
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3.6突然空から降ってきた剣に貫かれ、異世界で軍神にまつりあげられた明依。将軍を名乗る男に都に連れて行かれ、着いて早々皇子に女性だとバレる。「黙っている代わりに自分を戦の総大将に推せ」と言われた明依は――。
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-真っ白な原稿を手に、千華宮の賢妃・桃華は決意していた。 実は彼女の正体は、鳴かず飛ばずのアラサー漫画家・由里。事故に巻き込まれ、漫画の中のモブ妃に転生してしまったのだ。 おかげで物語が変わり正義のヒロインが不在。代わりに悪事を暴くのは――。 「三コマしか出ないモブ妃がやるの?」 皇后の告発をしないと自分の命も危うい。 漫画を描くことだけが取り柄の由里は、神技アシの謎の美青年・月舟と出逢い、同人誌での告発に望みを託すが……!? 目指せ重版出来! 転生修羅場を漫画で乗り切る後宮布教物語!
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-かけだし仙人の智桂はある日、人だった頃の妹姫の輿入れの話を耳にする。輿入れ先は不穏な噂のある隣国で、心配になった智桂は人のふりをしてこっそり忍びこむ。そこで若き将軍・希柳の命を救い運命が動き出す――!
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3.8時は乱世。毎日寝てばかりの貴族の娘・鴻子が正室として嫁ぐと、若殿から「我が右腕になってくれ」と命じられてしまう。嫁と男装軍師の二つの顔がぐうたら姫に務まるかは不安だが、実は鴻子にも野望があって――!?
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4.0著名な料理研究家を父に持ちながら一切料理ができない女子高生・ちとせ。父の入院をきっかけに壊滅的な食生活を送っていると、先生がお弁当を作ってくれることに。喜んだのも束の間、そのお弁当がトラブルを招いて?
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3.0社畜生活に疲れ果て、会社を休職中の亜紀。そんな彼女の元に祖母が倒れたとの一報が入る。急ぎ見舞うと、祖母から「店を守ってくれ」と頼まれてしまう。ひとまず千駄木にある店の様子を見に行くことに。すると店の前に見知らぬ美男子が行き倒れていた! その上「何も食べていにゃいから食事を二人分作ってくれ」とお願いされ……いや、お願いしてきたのは、男の側から現れた、立派な口髭を蓄えた黒猫で!? 文豪が愛したごはんを通し、悩みを抱えた人々の心を癒やしていく、ほっこりおいしい人情物語!
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4.8▼人とは違う理をもつ美しい鬼神。強大な力をもつ彼の行動に、涼音の孤独に傷ついた心は癒されていくが…▼ 両親を亡くし、独りぼっちで生きていた女子大生・鈴鹿涼音。彼女は家に伝わる遺品の剣を手にしたとき、千年の眠りについていた美しき鬼神と出会い、見出された。――そう、金色の瞳と緋色の狩衣をまとった鬼神・大獄丸に。 涼音は強大な力をもつ彼とともに怪異を封じる使命を負うことに。当初は鬼神の存在に戸惑った涼音だが、自分を守ろうとする彼の姿に次第に心の傷を癒されていく。 しかし、実は涼音こそが、鬼神を殺した乙女の生まれ変わりだと言われて……。千年越しに廻る運命の行き着く先とは――? ▼登場人物▼ ・鈴鹿涼音……両親を亡くし、独りぼっちで生きていた女子大生。 ・大獄丸……千年の眠りについていた美しき鬼神。強大な力をもつ。
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3.3書物を愛する少女・アナスタシアは、千人の女性が囲われるハレム・千夜宮へ奴隷の身として召された。ところが書記官の弟の謀計で、女の身であることを隠し、彼と入れ替わり書記官として働くことになってしまい!?
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5.0かつて四重奏(カルテット)だった彼ら。やがてひとりが逝き、残った三人は彼の遺品の中から、一枚の見知らぬ楽譜を発見する。それぞれの思い出の中から楽譜に込められた言葉を推理しようとする彼らだったが……。
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4.0適当に出した「商店街」企画が巻頭特集に決まってしまった雑誌編集者の大。しかし特集経験ゼロの大は肝心の中身が思い浮かばない。ワラにもすがる思いで招き猫がいると噂の「だいきょう商店街」に足を運ぶが――?
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3.0『お隣さんってば料理上手のイケメンだけど、すごく面倒くさい』 二人の出会いは最悪だった――。 隣室の萱代が振る舞ったのは、感動を覚えるほど美味しいパスタ。 「ワタシだって料理ができる!」 料理の腕を証明したくて百合子もパスタをご馳走するのだが……。 「これはローマ人に対する冒涜だ」 辛辣すぎる感想と圧倒的な料理の蘊蓄に打ちのめされてしまう。 それでもやっぱり美味しいパスタを作りたい! そこで百合子が萱代に願いでたこととは……!? 感動のパスタに出会ったズボラ女子が、再び料理にいどむ物語。 ※特典として、書き下ろし特別掌編【バターと未読と青い深皿】を収録しています。
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3.8両親を早くに亡くしたあかねは、5人の過保護な兄と暮らしている。たまにウンザリしながらも円満に過ごす日々は、ある時死んだ父から手紙が届くことで一変した。なんとあかねには、あやかしの許嫁がいるようで!?
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3.0「人の罪が見える」故、人間不信の令嬢・咲菜。 義母には虐げられ家を追い出された咲菜は、学校の先輩で御曹司の花涼院旬と出逢う。 そこで「俺の嫁になれ」と契約結婚を命じられた咲菜。旬の不本意な婚約の解消のためで、本当に好きな人が現れた時は離婚も出来る。 居場所もあり魅力だけれど、咲菜は見てしまった――旬の背に鬼百合、人殺しの花が咲くことを。 旬が優しいほど咲き乱れる花に咲菜は戸惑い、そして一層大きな花涼院家の罪に捕らわれてしまうが……。 お互い秘密を抱える二人が、やがて愛を知るシンデレラ物語。
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3.0母を亡くし、男爵家へ身を寄せる没落令嬢・春寧。 使用人のように扱われ、遂には母の形見である紫水晶の簪まで売られてしまった。 春寧は簪を買収した、鬼の美術商と噂の景臣の元を訪れる。取り戻す条件は『政略結婚』。春寧の家柄を稼業に利用するためだった。 「鬼の眼を持つ俺は、呪われた品を管理するためだけの存在だ」と心を閉ざす景臣。けれどその眼は簪の紫水晶のように輝き、春寧を包み込んでくれた。 そこで今度は春寧が、誰にも愛されずにいた彼を救いたいと心から望むが――。 恋と呪いの和風シンデレラ物語。
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4.0◆魔法のiらんど大賞2021小説大賞恋愛ファンタジー部門特別賞受賞作◆ 父は娘を【呪い】と呼んだ――。 没落貴族の女学生・鶴は、父に結婚を命じられる。売られるように決められた婚約者は、顔も知らない実業家の青年・秋人だった。 秋人が一人で住む洋館で暮らすことになった鶴は、初めて出会った彼から「自分は呪われている」と告げられ、その言葉に戸惑う。 暮らしの中で秋人が【呪い】と呼ぶ怪奇現象と苦悩する彼の姿を知っていく鶴。政略結婚にも関わらず、鶴を守ろうとする秋人の優しさにも触れ、 次第に彼の力になりたいと感じ――。 呪われし婚姻のその先で、少女は恋をはじめる。 ※巻末には、本編のその後の二人を描いた書き下ろし短編「訪れた平穏、続く非凡なる日々」を収録しています。 ◆登場人物紹介◆ ・鶴(つる)…没落貴族の一人娘。女学生。とある事情で生家に居場所を見いだせずに育った孤独な少女。 ・秋人(あきと)…実業家の青年。天涯孤独。【呪い】のせいで周囲の人々から距離を置いて暮らしている。
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3.8前世の因縁で突然あやかしになった真白。人に戻る方法を探すため、龍の化身という僧侶・龍成の許嫁として生活することに。だがそこには助けを求めるあやかしが集まっており、あやかしに自分の境遇を重ねた真白は……
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-天気雨の中、ぼんくらと噂の帝の元へ、嫁入りの牛車が向かった。 花嫁の燿子は実は元自衛官。訓練中に気を失った後『強く生きろよ、天泣の姫』の言葉に、気づけば泰平京にいたのだ。 「献上品」として入内した燿子を待っていたのは「帝を惑わす妖狐」と苛める女房たち。けれど本人は食事に虫が出てもバリバリ食べて涼しい顔だ。 そんな時、燿子は謎の青年から、ぼんくら帝のせいで国は滅ぶと聞かされる。いい加減な予言に燿子は憤慨するが、挙句事件にまで巻き込まれ……? 宮廷を災厄から救うため頑張る女子の痛快平安物語!
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-妖を引き寄せる体質の少女・藤乃。化け物扱いに耐え切れず自ずと眼を閉ざし、幼い頃 恩人から貰ったお守りを拠り所に育った。 そんな藤乃に良家との縁談が舞い込んだ。けれど何も知り得ない許婚に眼の秘密を見透かされ、動揺した藤乃はかつての恩人を思い出す。彼に一目遭おうと妖の相談役、九尾の狐・紫苑を頼った。 目の見えぬ藤乃にとって、高貴な九尾もふわふわの何か(尻尾)を携えた青年。着飾らない藤乃に紫苑は戸惑うが、徐々に二人は互いの愛おしさに気づく。しかしやがて許婚が藤乃を迎えに現れ――?
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4.5「今日こそ学校に行く」その思いを胸に、十八歳の誕生日に非業の死を遂げた星奈。天使の計らいで転生したが、ある事故から今世でも引きこもりになってしまう。けれど不遇の王子と出会い、運命の環が巡り始める……!
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