作品一覧

  • ここは墨田区向島、お江戸博士の謎解き日和
    3.5
    唯一の家族だった祖母を亡くした天涯孤独の大学生・祐里は、祖母の貸家に住む冴えない歴史ライター・桜介と出会う。二人は下町ならではの事件へ挑むが、一方で祐里は未だに祖母との喧嘩を悔やみきれずにいて――!?
  • あの日、ぼくは龍を見た
    -
    1巻1,100円 (税込)
    斉藤真琴は小学6年生。ある日、死んだはずの祖父・熊岡獅子之介から真琴の家に1枚のハガキが届く。そこには、今年の夏で旅館をやめる、とだけ書いてあった。不思議に思った真琴は、夏休みに一人で、九州の秘境にある祖父の旅館を訪ねることに。羽田から福岡への空の旅を経て、列車を幾度も乗り継いだあと、ハプニングが起きた。なぜか、祖父の旅館があるねじまき温泉行きの路線がなくなっていたのだ。途方に暮れていた真琴は、いつしか祖父が若い頃の時代、今から38年前のねじまき温泉郷に迷いこんでしまう。この温泉郷は、神秘の祭りである「臥龍の大祭」をやめてから人気が低迷していた。「この祭りの復活こそがこの町を救う!」――子ども時代の父・虎之介とまちがわれているぼく・真琴は、同級生のツグミと共に大人たちを説得し、「臥龍の大祭」の復活に挑む。温泉郷の未来をかけた、子どもたちの町興し物語。
  • そして少女は悪女の体を手に入れる 1
    3.3
    1巻990円 (税込)
    病弱だった少女が嫌われ者の身体を手に入れる。嫌われようが健康なら文句なし! 笑いあり涙ありの、青春学園ラブコメディー。 生まれつき病弱で、病院の外の世界を知らずに亡くなってしまった少女。 お迎えを待っていたが、現れた天使に、予定外の自殺があってあの世へ連れていけないと言われる。 そこで天使は言った。「この子の体、欲しくない?」。 自殺した女の子の名前は篠塚愛花。 傲慢でわがままで、友達もいなく家族からも嫌われている【悪女】だったという。 周囲の環境はそのままだが、それでもいいのなら体をあげると言われ、少女は即答する。 「健康な体であれば言うことないです! 」。 かくして、少女は篠塚愛花の体で人生をやり直すことになったのだが―――。 黒川 天理(クロカワテンリ):福井県在住。本作にてデビュー。 こより(コヨリ):イラストレーター。鹿児島県在住。宮部みゆき『この世の春』(週刊新潮)、 村山早紀『コンビニたそがれ堂 祝福の庭』(ポプラ文庫ピュアフル)、 柴崎竜人『あなたの明かりが消えること』(小学館文庫)など多数の書籍の挿絵、装画を中心に活躍中。
  • 樹木医補の診療録 桜の下にきみを送る
    3.5
    1巻517円 (税込)
    花守として有名な祖父を持つ咲(えみ)。樹木医を志し、造園会社『陽光園』に就職した。けれど祖父は咲が樹木医になるのを反対し、和解できないまま亡くなっている。複雑な想いで新天地へ来た咲は、祖父が守ってきた大糸桜を見にいく。しかし開花しておらず、謎めいた青年から「花守の死を悼んでいるようだ」と言われる。そんな大糸桜の様子に違和感を覚える咲だが…?
  • ・・・穴の穴
    -
    1巻275円 (税込)
    月間1億PVを超える大人気のケータイ小説サイト「おりおん☆」から生まれた小説。たまたま書いた妄想小説が賞を取り、官能小説家となった私。しかし全く売れず、おんぼろアパートに引っ越すことに。隣人は誰もが認めるイケメン!そんなイケメンの部屋に続く“穴”を見つけてしまった私は、好奇心から彼の生活を覗いてみることにした…。

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  • ここは墨田区向島、お江戸博士の謎解き日和

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    ネタバレ

    一話から三話まで読みながら思ってたのは、帯の言葉がちょっと大げさ過ぎないかな?でした。
    〈読めばきっと家族を思って涙する〉
    実際は終章でぼろ泣き。すみません。帯文に偽りはなかったです(TдT)ただ家族をというより桜介さんの優しい言葉で涙がこぼれました。
    p292「祐里ちゃん。喧嘩になったとはいえ、祐里ちゃんは八千代さんの身体のことを考えてたんだろう?それはきっと伝わっていたさ」
    ほぼ祐里ちゃんに感情移入して読んでたから、ああ!わかってくれてる~。と気持ちが高ぶってしまった。
    自分のことを自分以上にわかってくれる。そんな人がそばにいるだけで幸せだと思う。
    終章でぼこぼこ伏線が回収されていって、中

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    2020年07月15日
  • 樹木医補の診療録 桜の下にきみを送る

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    ご都合主義とか現実的じゃないとか考える人はいるかもしれませんが私は好きです。
    人にも植物にもというか町全体に魔法がかかったみたいにゆったりしているから。

    お仕事小説という側面もあるのかもしれませんがそれよりも「植物を介した人のやさしさ」を重要視した小説なのかもしれません。

    私は植物を育てた経験というものが小学校時代のアサガオくらいしかありません。
    それは宿題だからやれたけれどプライベートで根気よく育てられる自信がありません。
    そういう家庭で育ってないし。

    でも緑は嫌いじゃないしそういう生活は素敵だな、と思います。
    簡単なものになるけれど育てたい気持ちになりました。

    0
    2017年07月03日
  • 樹木医補の診療録 桜の下にきみを送る

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    買おうかどうしようか散々迷って一ヶ月遅れで買った挙げ句、届いて数ページ読んで、これは植物知識が要る、と積読状態でした。やっと読んだんですが。
    これは、都会の人には分からないヤツかも。です。
    観葉植物一鉢くらいじゃお話になりません。
    しかも、植物をそれぞれ「この子」レベルで愛せる人でなければヒロインの咲さんは変な人です。オーナーの青さんは輪がかかってますが。この二人の会話、字面だけではなく植物レベルのエア会話まで読まないと意味が分からない。その点、咲の先輩の大地のほうがよっぽど分かりやすいです。
    植物の手のかけ方、剪定や施肥、細かい世話を本当に心を砕いてできるヒロインは本当に草木に寄り添って生き

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    2016年08月26日
  • そして少女は悪女の体を手に入れる 1

    Posted by ブクログ

    病弱だった少女が嫌われ者の身体を手に入れて人生やり直すラブコメ。
    主人公の女の子が真っ直ぐで何に対しても一生懸命。
    生まれつき病弱で病院の外の事を知らずに育ってきたので世間知らず。
    そのため鈍感な部分や天然ボケな一面もあるけれど、ラノベ主人公によくある突発性難聴や重要な事を小声で言った時のスルースキルなど、特に違和感なく思えたかな。
    周りに嫌われまくりだった彼女の良さが学校内に広まり始めて、また新たな展開が??ってところで次巻に続く、に。
    登場人物の恋愛模様も気になるところ。
    ただ『なろう』での更新も2019年にストップしているので、続きが出るのはいつになるのか……

    主人公が【愛花】の体に入

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    2024年05月27日
  • ここは墨田区向島、お江戸博士の謎解き日和

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    ネタバレ

    万年貧乏の上、言い訳ばかり並べて(子供を免罪符にするな)家賃を支払わない桜介のことが、序盤はどうにも好きになれなくて苦労した。
    いやもう言い訳が見苦しい。
    誠意がない。
    そりゃ祐里ちゃんに締め上げられても仕方ない。
    いいぞ、もっとやれ。

    ただ江戸時代を中心とした歴史知識に基づく謎解きは流石。
    それに段々と彼の過去の経歴やら奥さんとのことが見えてくると見方が変わった。
    過去に色々あったからこその今のキャラなのかなと。
    まあそれでも苦手なタイプに変わりはないけれど。

    その分、彼の息子の天使っぷりがもう癒し。
    観察力も凄いので推理の助けになることも。
    可愛いし、思いやりもあるし、助手としても有能

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    2020年06月30日

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