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書物を愛する少女・アナスタシアは、千人の女性が囲われるハレム・千夜宮へ奴隷の身として召された。ところが書記官の弟の謀計で、女の身であることを隠し、彼と入れ替わり書記官として働くことになってしまい!?
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真面目な雰囲気?
個人的には王様とかともっと絡んだほうが、読んでいてキャー!という気分になったかもしれません。王様もなりすましていたとか、意外性がほしかったです。全体的に真面目な感じでした。主人公は前向きで魅力的ではありました。
Posted by ブクログ
賢くて物怖じしなくて、何かに夢中になっている女の子が大好きなので、このお話も大好物でした。弟にはイラッとしたけど。いろいろ気になるところもあったけど。 むしろこれからがやっとアナスタシアのスタートライン。続編が出るといいなぁ。とりかえばやではなくなるけども。
アナスタシアがどこまでもポジティブでゴーイングマイウェイで、一見悲観的な状況でも軽々越えていく強い子。 だから終盤で炎に巻かれたときに漏らした本音が印象的だった。 助けが間に合ってよかった。 弟アレクセイがあまりにあんまりなので(擁護できないレベルに酷い)アナスタシアだけでなく、彼女の周囲もきな臭...続きを読むいことに。 弟のせいで巻き込まれる人たちが可哀想になるレベル。 姉のアナスタシアは上記の通りけろっとしてるんですけど。 しかも弟より余程優秀だったし、状況把握も早い。 一番の被害者はノスマン大公だったやも。 彼は暫く男色を疑い続けることになるし。 可哀想に。 アナスタシアがスルタンに物語を聞かせるという千夜一夜物語要素も多少取り入れつつ(急に物語を語り出した時は展開が急すぎて驚いた)政治的駆け引きやら、国内・千夜宮の改革などを扱った物語。 だから、少々ややこしくて難解だった。 スルタンやイドリースの本音や目的が見えなかったこともあって余計に。 害悪を排除した終盤の展開は熱かったけど、アナスタシアの底抜けに明るい性格に救われながら、ややこしい展開に首を傾げての読書だった。 何が何だか分からないことが多くて。 前作もだけど、とっ散らかっているというか。 イドリースの「不快」の基準も難解だったし。 結局あなたとアレクセイの関係性はどうだったんだろう……
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