月華の方士 夜見戻りの贄は闇を祓う

深海亮 / 久賀フーナ

方士の素月は、幽鬼を祓うことが生業だ。
今回の仕事はひどい家鳴りの調査。
屋敷では若い夫婦と、その幼馴染の男・耀天が待っていた。

方士を敵視する耀天に見張られながら、素月は悲しげな女の幽鬼が原因だと探り当てた。
幽鬼に導かれ地面を掘り返すと変死体が見つかる。
――彼女の遺体らしい。

耀天は「この先は俺の仕事だ」と言う。
彼は捕吏、犯罪を取り締まる役人だった。
仕事を取るなと憤る素月も譲らず、二人はともに屋敷の前の持ち主を訪ねるが――。

人間嫌いの方士と敵を追い続ける役人が挑む、中華ファンタジー。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: SF・ファンタジー / ファンタジー（国内）
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: 富士見L文庫
• 電子版発売日: 2024年09月13日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[Hgn · ★★★★★]

続きが気になる

レーベルが色んな意味で甘ったるいレーベルなのでどうかとおもったが、これは大当たり！面白い。恋愛がどうのこうのという薄っぺらい話ではなく、意外にも骨太。イラストが少女向けなのが残念だが、これは続きが気になる。

＃深い ＃シュール ＃ダーク

[ブクログ · ★★★★☆]

少女時代に生贄にされた素月と子供の頃誘拐された事の有る皇族の血を引く耀天
どちらも幼い頃に合った出来事を忘れず､心に刻んでる者同士
素月の考え方は耀天によって徐々に変化してく､それに知らずに耀天は惹かれてるのかな?
この話は続きがありそうだなぁ〜