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  • 地下室の令嬢

    地下室の令嬢

    地下室で暮らすわたしを救うためにあなたは結婚を申し込んだの?“管理人兼ハウスキーパーの職に応募いたします”両親を事故で亡くし、何不自由なかったアラベラの生活は一変した。切実な思いを込めて書いた手紙のおかげでようやく見つけた職は、病院の地下室に住んで、待合室や診察室の掃除をしたり、患者やスタッフのために玄関のドアを開け閉めするのが主な仕事だ。部屋を飾り、おいしい料理を作って小さな幸せに浸るアラベラの姿は、タイタス・タヴェナー医師にはけなげなシンデレラにしか見えない。独身の彼に周囲は盛んに女性を紹介するが、退屈な相手ばかりだった。けれど、ときどき地下室を訪れるうちにタイタスの中で何かが変わった。愛してるわけじゃない。だが、アラベラと結婚すればうまくいく。突然のプロポーズをアラベラは静かに受け入れた。でも、愛のない結婚が本当にうまくいくのだろうか。
  • やさしい闇

    やさしい闇

    派遣会社で働くローラに、とある富豪の城での仕事が舞いこんだ。城主リチャードは先日前妻を亡くしており、幼い娘を引き取ることになったため子守を頼みたいのだという。彼は事故で顔に大怪我を負って以来、隠遁生活を送っていて、ここ数年、その姿を見た者は誰ひとりいないらしい。実際、城での仕事が始まってからも会話は常にドア越し。リチャードは一向に姿を現さず、娘にすら会わないと言い出した。これでは父を頼りに城にやってきた少女がかわいそうだ……。ローラは決心した――なんとかして彼を孤独の闇から出そうと。
  • 愛の使者のために

    愛の使者のために

    友人の出産祝いで産婦人科医院を訪れたジャックは、そこで思いがけず、かつての恋人ニーナと鉢合わせした。8カ月前、ジャックの子供嫌いが原因で二人は諍いになり、口論の末、ニーナは彼のもとを去っていったのだ。忘れられずにいた最愛の人を前にしてジャックは呆然とするが、一方のニーナは何も言わず、怯えた様子で彼の脇を過ぎていく。なぜニーナがこんな場所に? しかも、入院患者の服を着て。まさか……ある可能性が頭をよぎり、彼はニーナを追いかけた。一度は失ってしまった大切なものを、その手に取り戻すため。
  • 社交界の評判

    社交界の評判

    忘れもしない17歳のあの日、へスターは社交界を去った。スキャンダルになった事件そのものよりも、ダンガラン卿の一方的な非難が何よりも彼女を傷つけた。兄の友人で、優しい彼にひそかに恋していたのに……。最後に彼に言われた侮辱の言葉を思い返すと、今でも腹立ちと恥ずかしさで頬が熱くなる。あれから6年が経ち、へスターは両親に説得されて、再び社交界に足を踏み入れようとしていた。でも、夜会に行けば必ずダンガラン卿に会う。そのとき、わたしは平気でいられるだろうか?
  • 妻という名の契約

    妻という名の契約

    なんという偽善者!スティーヴンの葬儀にぬけぬけと現れたガイを見て、フランチェスカは激しい怒りを覚えた。スティーヴンの兄であるにもかかわらず、重い病に倒れた弟を見舞いにさえ来なかった男。3年間、スティーヴンと暮らしてきたフランチェスカは、ガイの冷たい仕打ちを決して許すまいと心に誓っていた。だが、スティーヴンの遺言はそんな彼女の決心を打ち砕いた。信じられないことに、彼はガイにこう頼んでいたのだ。“フランチェスカと結婚し、一生彼女を守ってやってほしい”と。
  • 愛にさすらう

    愛にさすらう

    リー・マーシャルの望みは、まにあううちに結婚して子どもを産むことだった。愛を知らないまま、家族の世話に捧げた青春。決して若くない彼女にとって、結婚相手の条件は、ときめきよりも生活の安定のはずだった。ジャッド・バーネットは大規模なホテル・チェーンの経営者だったが、3年前に一人息子を事故で失って以来、自暴自棄になっていた。仕事を優先し、息子との約束を破った日に事故が起きたのだ。リーとジャッドのふたりは、運命に導かれるように出会い……。
  • 十津川警部の挑戦(上)<新装版>

    十津川警部の挑戦<新装版>

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻550円 (税込)
    20年も前に警視庁捜査一課の刑事だった父親が、勤めていた会社を退職して、「小樽へ行く」との置き手紙を残して失綜してしまった。心配した一人娘は、十津川警部の制止を振りきり、<がんがん部隊>という意味不明のメモを頼りに、父を探しに小樽へ飛ぶ。だが、そこでわかったのは、父が昔に起きた何かを調べに来たらしい、ということだけ。父が会いに行ったと思われる老婆が、謎を解くカギを握っているかもしれないと訪ねたときには、老婆はすでに首を吊って死んでいた。いったい何が起きているのか、父親は連絡もないまま帰ってこない。十津川が案じていたのは、その警察OBの失綜ばかりではなかった……。
  • L特急しまんと殺人事件<新装版>

    L特急しまんと殺人事件<新装版>

    小説・文芸
    3.0
    1巻550円 (税込)
    警視庁の刑事三田村は、お遍路旅行に出たきり行方不明になった叔父夫婦の行方を探して、従妹のあやと一緒に四国へ向かう。高知で叔父らの足取りをたどる三田村を何者かが尾行してきた。その男が「しまんと1号」の車内で毒殺される。また足摺岬では転落死した別の男の件で、叔父が容疑者になっていた。三田村は東京の十津川警部に連絡をとるが……。連続する奇妙な事件のカギを握っているのは叔父夫婦なのか!? 三田村自身なのか!? ある新興宗教の教団の関与が捜査の線上に浮上して事態は……。のどかな四国の旅情を誘う風景のなかで、刑事は苦闘の末に……。
  • 十津川警部 あの日、東海道で

    十津川警部 あの日、東海道で

    小説・文芸
    5.0
    1巻550円 (税込)
    「死」を結ぶ糸! 日下刑事は大学時代最後の春休みに「青春18きっぷ」を使い、東海道本線を西に向かう旅に出た。その出発当日に2件の鉄道人身事故があったことを知る。5年後、日下が旅行中に立ち寄った静岡県吉原駅近くの喫茶店主が轢き逃げされて死んだ。次いで東京で男が刺殺される。事件を結ぶ糸を感じた日下は、十津川警部にあることを伝える……。
  • 十津川警部 鳴門の愛と死

    十津川警部 鳴門の愛と死

    小説・文芸
    1.5
    1巻550円 (税込)
    アリバイの真偽を洗え! 十津川警部宛てに、ある作家から一冊の本が送られてくる。一年前に女優である妻を殺したのは、夫のカメラマンだと告発するもの。夫には事件当日アリバイがあり、十津川は容疑者から外した。しかし、四国八十八カ所巡りで出会った女性お遍路のアリバイ証言者は現在、行方不明。しかも事件後、夫が車ではねて死なせた女性は証言者の友人で、一緒に巡礼に行っていた。口封じか? 十津川の確信は揺らぐ―
  • 答えられそうで答えられない語源

    答えられそうで答えられない語源

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻550円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ベストセラー「読めそうで読めない間違いやすい漢字」の著者が贈る、日常的に使っていながら語彙・語源については説明することができない言葉を約600語集め、クイズ形式でわかりやすく解説。「おくびにも出せない」のおくびとは?/「ケンもホロロに断られた」のケンって? ホロロって?/「元も子もない」の元とは? 子とは?/「モッケの幸い」のモッケって何?/二十歳をなぜはたちという? などなど知っていそうで知らない日本語を掘り下げます!
  • 会社でチャンスをつかむ人は皆やっている!一流の部下力
    値引きあり

    会社でチャンスをつかむ人は皆やっている!一流の部下力

    ビジネス・実用
    3.8
    1巻550円 (税込)
    上司の無理解を嘆く前に、「上司の賢い動かし方=部下力」を鍛えることが重要だ。なぜなら、あなたを評価するのは、あなたではなくあなたの上司だからだ。本書は、出世、昇給、キャリアアップに大きな影響を与える「部下力の鍛え方」について解説する。

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  • 黄色い犬

    黄色い犬

    小説・文芸
    1.0
    1巻550円 (税込)
    ブルターニュの小さな港町コンカルノー。午後十一時に近い。酒類販売を手がけるモスタガン氏は千鳥足でホテルのカフェから出てくる。折からの強い風のなか、なんとかして葉巻をつけようとするがマッチが無駄になるばかり。ようやくマッチに火をつける。瞬間、氏の身体はあとじさりしてよろめき、歩道の溝に倒れ込んだ。腹部を撃たれていたのだ。そしてどこからともなく現れた大きな黄色い犬が氏の身体を嗅ぎまわっていた。メグレもの初期の傑作。
  • 男たちのブルース

    男たちのブルース

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    横浜でナイトクラブを経営する泉一(いずみ はじめ)は、戦争中の重い贖罪を背負って生きる男。窮地に立たされたかつての部下のため、毅然として自らの血を流そうとする。男の生きざまを問う生島治郎のハードボイルド。
  • わが生活・谷間

    わが生活・谷間

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    「虫は草を食い、錆(さび)は鉄を食い、虚偽は魂を食う!」ペンキ屋レージカがくり返すこの言葉をはさんで営まれる小都市の暮らしの交響曲。このチェーホフ壮年期の力作「わが生活」と、ある谷間の裕福な農民一家の何年かの暮らしのなかに「時の大きな流れ」を活写した晩年の中編「谷間」を収めた。
  • 守銭奴

    守銭奴

    徹底した守銭奴アルパゴンを主人公にしたモリエール晩年の喜劇。今日では「タルチュフ」についで最も上演回数が多い。「泥棒、泥棒!」で始まる第四幕の最終景は、金貨を盗まれて狂乱するアルパゴンの一人芝居の見せ場で、主人公は、観客に訴えかけ、観客の視線、観客の笑いに恐怖を抱く。モリエールはここで劇場全体を舞台空間にしてしまっている。
  • タルチュフ

    タルチュフ

    宗教を食い物にする偽善者タルチュフにすっかり篭絡され、イカレてしまったオルゴンは、極度の思い込みから自己中心主義のとりこになって、一家の全員を苦しめるが…コメディ・フランセーズですでに三千回以上の上演回数をほこるモリエール屈指の力作。
  • 日本の民話(九州編)

    日本の民話(九州編)

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    九州と沖縄地方に伝わる代表的な昔ばなし23編を集めました。長崎2編、佐賀3編、福岡3編、熊本3編、大分3編、宮崎2編、鹿児島5編、沖縄2編の全部で23編の、地方色のよく出た昔ばなしばかりです。「彦一」や「吉四六(きっちょむ)」も、もちろん含まれています。
  • 日本の民話(四国編)

    日本の民話(四国編)

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    四国地方に伝わる代表的な昔ばなしを集めました。徳島8編、香川4編、愛媛3編、高知5編の全部で20編の、バラエティ豊かな昔ばなしを収録しています。
  • 日本の民話(全国編)

    日本の民話(全国編)

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    この全国編には、日本全国どこに住んでいる人でも知っているような「かぐや姫」「浦島太郎」「「瘤(こぶ)とりじいさん」「桃太郎」「金太郎」「はちかつぎ姫」「一寸法師」「花咲(はなさか)じじい」「舌きり雀」などの有名な昔ばなし12編を集めています。
  • 日本の民話(神話編)

    日本の民話(神話編)

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    この「日本の民話」は「日本の神話と昔ばなし」のシリーズで、日本の伝説・童話の研究に一生を捧げた著者による「日本伝承民俗童話全集」の電子ブックです。神話編、全国編、四国編、九州編、近畿・中国地方編、中部編、関東編、東北・北海道編の8巻からなります。この神話編には、「天の岩戸」「八岐(やまた)のオロチ」「因幡(いなば)の白兎」など、「古事記」や「風土記」など古い書物のなかの神話を集めました。
  • メグレ警視のクリスマス

    メグレ警視のクリスマス

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    ミステリであれ、純文学であれ、外国の作家たちは一生涯に一度はクリスマス・ストーリーを書く。エラリイ・クイーンによれば、クリスマス・ストーリーにはいくつかの約束事がある。「子供を登場させる」ことと、「奇蹟がなければならない」ことだ。『メグレ警視のクリスマス』にも子供が登場し、小さな奇蹟も起こる。『メグレのパイプ』では、メグレ夫人が十年前の誕生日祝いに贈ってくれたメグレのもっとも好きなパイプが盗まれる。毎日、メグレはオフィスのなかをさがす。帰宅しても、不機嫌で、ほとんど口をきかない。メグレがそのパイプを見つけるのは、捜査中の事件の犯人を逮捕したときであった。シムノン自身がもっとも愛している中編。
  • ルコック探偵(上)

    ルコック探偵

    小説・文芸
    -
    1~2巻550円 (税込)
    シュパン女将《おかみ》の居酒屋から、恐ろしい悲鳴とともに3発の銃声がひびき渡った。不思議な殺人事件の発端だった。パリ警視庁の若手刑事ルコックが捜査に乗り出す。そして浮かび上がったのは、ナポレオン時代にさかのぼる、貴族たちの血塗られた歴史だった……史上初めての長編ミステリーとされるガボリオの傑作。江戸川乱歩はこの作が大のお気に入りで、少年向きにした「ルコック探偵」を書いている。
  • 港の酒場で

    港の酒場で

    メグレのもとに、教師をしている旧友から一通の手紙が届く。教え子の電信技手が港町フェカンで起こったトロール船の船長殺害の容疑者として逮捕されたという。旧友の依頼で事件の解明に乗り出したメグレは、船員たちの複雑な心理状態から事件の謎をひもといていく…
  • 入れ札

    入れ札

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    油の乗りきった時期に一気に書かれた「蘭学事始」「入れ札」「島原心中」「乱世」「仇討三態」「船医の立場」のほか、後年の2編を収録。「入れ札」は会心の作と評判をとった。
  • 忠直卿行状記

    忠直卿行状記

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    処女作「身投げ救助業」から出世作「忠直卿行状記」を含め「恩を返す話」「無名作家の日記」「恩讐の彼方に」「出世」「勝負事」など、菊池寛の初期の小説の代表作を集めた。
  • テンペスト

    テンペスト

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    ミラノ大公の地位を追われ、娘とともに無人島に流れ着いたプロスペローは、修得した魔術を用いてあらしを起こし、自分をおとしいれた敵たちの船を難破させ、島にたどりつかせる。……だが最後には改悛した敵たちを許し、ともにミラノへと帰る。再生と和解のテーマを謳いあげたシェイクスピア最晩年の名作。
  • テレーズ デスケルウ

    テレーズ デスケルウ

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    テレーズの夫毒殺未遂事件は、家の体面をなによりも大事に考える家族の、いつわりの供述書によって免訴になるが……帰宅したテレーズはいわば幽閉状態を強いられて、絶望的な孤独をかみしめる。はたして私はほんとうに「殺し」を意図したのだろうか? 均整美をそなえたフランス20世紀文学の代表的古典。
  • 地下生活者の手記

    地下生活者の手記

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    みずから地下生活者と名のる人物が雄弁に語る独白(モノローグ)……主人公は、理性や論理の支配する世界に安住することに反発を感じて、別の次元でおのれ自身の思想を探求しようとする。彼は地下室へもぐって、独自の自由な生き方を求めようし、その無駄なあがきに快楽さえも見いだす。人間の内的な世界をどこまでも掘り下げたドストエフスキーの、「罪と罰」へといたる道程の代表作。
  • 初恋

    初恋

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    ツルゲーネフの最大傑作の一つとして名高い『初恋』。異性へのあこがれに目ざめてゆく少年のナイーヴな心。その心の展開が完璧なまでに美しく、リアルに描かれている。ツルゲーネフの天分が遺憾なく発揮された珠玉の自伝小説を佐々木彰氏の名訳で。
  • 二都物語(上)

    二都物語

    小説・文芸
    -
    1~2巻550円 (税込)
    フランス革命時代のパリとロンドンの二大都市を舞台に繰り広げられる歴史ロマン。パリの貧民窟で怪しげな酒場を営むドファルジュ夫妻、ときおりそこで取り交わされる暗号めいた名前のやりとり……革命の機運はいつともなくしだいに熟す。
  • 決闘

    決闘

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    この巻には、チェーホフ作品の大きな転機となったサハリンへの大旅行以後の最初の野心作『決闘』と、晩年の清朗な世界へ移行しつつあった頃の代表作『黒衣の僧』の2編を収めた。「決闘」では、対照的な性格の二人の男の心の葛藤を、ぎりぎりまで追いかけている。
  • 無名氏の話

    無名氏の話

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    「退屈な話」「決闘」「六号室」をすでに書き、樺太(サハリン)旅行を終えてメリホヴォ村に落ち着いてからの、油の乗り切った時期のチェーホフの代表中編「無名氏の話」と「三年」の2作を収める。「無名氏の話」の主人公は革命家であり、「三年」の主人公は金に困らぬ知識人だが、どちらも日常のどうにもならぬ運命の食いちがいに翻弄される。
  • 燈火

    燈火

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    チェーホフの最も充実した時期に属する短編のうちの代表作を集めた選集。本巻には「眠い」「燈火」「浮気」「学生」「葦笛(あしぶえ)」「無題」「百姓」「故郷」「富籤(とみくじ)」の9編を収録した。阿刀田高氏はいう「チェーホフの多彩な短編小説はつねに本質的であり、それゆえに永遠であると同時に現代的でもありうるのだ」と。
  • マトリョーナの家

    マトリョーナの家

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    夫に棄てられ6人の子供を亡くしたマトリョーナ…だがお人よしで馬鹿正直、他人のためにただ働きばかりしながらも、大らかな気持ちを絶やすことはなかった。そんな彼女に悲劇的な死がみまう。著者はロシア女性の典型を描いて、ロシアの魂の救済を訴える。他に「クレチェトフカ駅の出来事」「公共のためには」の短篇2つを収録した。
  • イワン・デニソビッチの一日

    イワン・デニソビッチの一日

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    「朝の五時、いつものように起床の合図が鳴った…」で始まり、「一日が過ぎ去った。どこといって陰気なところのない、ほとんど幸せな一日が」という驚くべき言葉で終わる、強制収容所(ラーゲリ)の一日の物語。だがそこには濃密な「人間の日々の暮らし」が息づいていた……発表と同時にセンセーションと広範な論議を呼び起こしたソルジェニツィン44歳のときの処女作であり、ロシア文学の名作中の名作。
  • 動物農場

    動物農場

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    英国の農場で虐げられた動物たちが革命を起こして人間たちを追い払う。その首謀者となったのは豚たちだ。希望に満ちた新しい社会の建設が一歩一歩はじまる……そして。奇才オーウェルの未来ファンタジーの代表作。
  • 皇帝の密使(上)

    皇帝の密使

    小説・文芸
    -
    1~2巻550円 (税込)
    アレクサンドル2世治下のシベリアはウズベック族の抵抗を受け、東方の拠点イルクーツクの町が今にも総攻撃を受ける状況にある。皇帝は危難の到来をシベリア総督に知らせる親書をもたせて、誰かを派遣しなければならない。その任務を託すことができるのはミシェル・ストロゴフしかいなかった。単身、身分を隠して、敵中をいくこと8500キロの長大な旅。冒険、陰謀、悲喜劇……ヴェルヌのSFではない冒険小説の最高峰。
  • 海底二万リーグ(上)

    海底二万リーグ

    小説・文芸
    -
    1~2巻550円 (税込)
    次々と報告される海の「怪獣」の正体を明らかにすべく、アメリカは巡洋艦エイブラハム・リンカーン号を派遣する。フランスの海洋生物学者アロンナクス教授は正式な招待をうけて、それに乗り込む。同行するのは召使いの若者コンセイユだ。艦にはカナダ人のモリ撃ちの名手ネッド・ランドもいた。「怪獣」の正体はほどなく明らかになったが、それに気づいたとき、3人は鋼鉄製の「怪獣」の腹のなかへと引きずり込まれた。「怪獣」は見たこともない潜水艦で、ネモ(誰でもない)という名の艦長がその指揮官であった。艦長はいぶかる3人を深海の散歩に歩につれだす。ヴェルヌの「驚異の旅」の代表作。
  • 悪魔の発明

    悪魔の発明

    「フュルギュラトゥール」なる革新的な自動推進式砲弾と新式爆薬・起爆剤を発明して、法外な値段で売り込もうとして失敗した失意の天才科学者。彼の心に芽生えた猜疑心と過剰な自負心は、いつしか人間全体に対する復讐を思い立たせるまでに至っていた。彼を巧みに利用しようとする人物は、監視下におかれたこの科学者を拉致し……ヴェルヌ後年のSFの代表作。
  • 月世界旅行

    月世界旅行

    アメリカ南北戦争で大砲づくりに命をかけた連中も、平和のなかで意気阻喪していた。ガン・クラブ会長バービケインはその沈滞を打ち破り、技術の粋をつくして世界をあっといわせる「快挙」をなしとげようと決意した。それが巨砲!を使っての「月への旅行」だった。弾道学・金属学・天文学・気象学・冶金学などを総動員しての準備計画…そして「発射!」。なぜアメリカの宇宙基地がフロリダ半島にあるのか、ヴェルヌのこのSFはそうした疑問にも答えてくれる。
  • グラント船長の子供たち(上)

    グラント船長の子供たち

    小説・文芸
    -
    1~3巻550円 (税込)
    SFの始祖として知られ、冒険小説の第一人者として知られるジュール・ヴェルヌの「驚異の旅」シリーズ第5作。スコットランドの貴族グレナヴァンはふとしたきっかけから冒険家グラント船長の船が遭難して船長が消息を断ったことを知り、残された姉妹メァリとロバートを連れて捜索にのりだす。だが、さしあたりの手がかりは南米のパタゴニアしかない。老練な航海士オースティン、料理長オルビネット、グレナヴァンの従兄弟で沈着なマクナブズ少佐、まちがって乗船し冒険旅行に出ることになったが、該博な知識で協力する天衣無縫の地理学者ジャック・パガネル…果たしてグラント船長はどこかに生きているのか?
  • 白い牙

    白い牙

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    犬の血をうけた狼「ホワイト・ファング(白い牙)」が幾多の苦難を乗り越えていく物語。凍てつく北国のきびしい暮らしと自然の描写は他の追随を許さない。「野性の叫び」と「白い牙」はジャック・ロンドンの「ユーコン物語」の代表作である。
  • 野性の叫び

    野性の叫び

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    「バック」は安定した飼い犬の境遇から一転して、橇(そり)引き犬としての過酷な生涯を背負わされる。つぎつぎに代わる主人たち、仲間の犬たちとの対決と交流と友情が、北米の凍てつく大地を舞台に展開する。そうしたなかでいつしか、「バック」は深い森の奥から聞こえてくる野性の呼び声を耳にする。放浪と苦難のうちに作家生活をすごしたアメリカの作家ジャック・ロンドンの「ユーコン物語」の代表作であり、動物文学の傑作。
  • 十二夜

    十二夜

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    シェイクスピアの他の喜劇と同様、ロマンチックな恋愛がテーマ、それと平行して酔っぱらって乱痴気騒ぎを演ずる滑稽な男女の卑俗な世界が描かれる。馬鹿のサー・アンドルー、フォルスタッフを思わせるサー・トゥビー、それに執事のマルヴォーリオが劇を盛り上げる。この作品はシェイクスピアの喜劇のなかでも最高の傑作と呼び声が高い。
  • 青春・台風

    青春・台風

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    コンラッドの海洋中編の代表作2編を、田中西二郎のみごとな翻訳でおさめる。「青春」は、東洋航路のボロ帆船に乗り組んだ青春真っ盛りの船員が、辛苦のはてに憧れの東洋にたどりつくまでを回想形式で語る……海と青春への限りない愛惜をこめて語られる珠玉の名作。「台風」は南シナ海で台風に遭遇した蒸気船のなかでの、二百余人のクーリーたちと老練な船長との壮絶なやりとりを描く。
  • 若きドンジュアンの冒険

    若きドンジュアンの冒険

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    「アポリネールにあっては、エロティシズムは単純に、快活に、あたかも恥ずかしがることも無用な、抑えることも無益な、偉大な自然の力のように花開く」……ラブラッシュリーの言葉。好色小説特有の陰湿ないやらしさ、じめじめした読後感とはまったく無縁な、前衛詩人の手になる「エロスの冒険」。
  • RUR

    RUR

    ある学者が、人工的な方法で原形質を得ることに成功し、これによって、外見は人間と少しも変わらないが、肉体的苦痛を感じず、喜怒哀楽や死に対する恐怖を欠いた人造人間をつくりだす。この点に目をつけた企業家が、ロボットの大量生産に着手し、やがて彼らに人間の仕事のすべてを肩がわりさせる。労働はロボットによって行なわれるので、人間はいつか生活を楽しむだけの存在と化する……。チェコの国民作家カレル・チャペックの若き日の代表戯曲。「ロボット」という言葉が初めて考案され、使われたSF古典としても有名。
  • 即興詩人(上)

    即興詩人

    小説・文芸
    -
    1~2巻550円 (税込)
    童話作家として有名なアンデルセンの手になる、抒情あふれる長編小説。ローマの片隅の貧しい家に生まれたアントニオは、即興で詩をつくってみせる即興詩人になることを夢見る。そんな彼の才能をかってくれる名家出の嬉しい友人もできたが。……ローマの謝肉祭、復活祭のなかで起こる歌姫アヌンツィアータをめぐる思いもかけない事件がアントニオを巻き込む。ローマを逃れてナポリへ、ポンペイへ、ヴェズヴィオ火山へ、ペストゥムの神殿では不思議な盲目の少女と出会う。再びローマを通ってはるか彼方のヴェネツィアへ。そして運命の糸は再び「歌姫」との出会いをもたらす。詳しいイタリア旅行案内としても楽しめる一冊。
  • 赤い館の騎士…マリー・アントワネットを救え(上)

    赤い館の騎士…マリー・アントワネットを救え

    小説・文芸
    -
    1~3巻550円 (税込)
    フランス革命が一つのピークに達っした1793年、国王ルイ16世はすでに処刑され、王妃マリー・アントワネットは獄中の身となる。穏健派「ジロンド党」と過激派「山岳党」の覇権あらそいが革命政府の内部で激しさをくわえるなか、反革命の王党派にとっては「マリー・アントワネットを救え」は至上の使命だった。
  • おしどり探偵(1)

    おしどり探偵

    小説・文芸
    5.0
    1~2巻550円 (税込)
    トミーとタペンスという若夫婦が〈国際探偵事務所〉という素人探偵事務所を開設する。二人の唯一の強みは、これまでの探偵小説を全部読破していて、各探偵の探偵術を記憶していることだ。彼らは名探偵の誰かのやり方を頭に浮かべながら、事件の解決に乗り出す。茶目っ気たっぷりのクリスティの面目躍如。ここには8編をおさめた。
  • 幸福手配師パーカー・パイン1

    幸福手配師パーカー・パイン

    小説・文芸
    -
    1~2巻550円 (税込)
    「あなたは幸福ですか? 幸福でないかたは、 パーカー・パイン氏にご相談ください」と新聞に広告を出し、この通りの文句を入れた名刺を持ち歩くパーカー・パイン氏。だがこれは慈善事業ではなく、正真正銘のビジネスなのだ。さまざまな悩みを抱えた人物が訪れる。氏はたちどころに核心をつく質問をして、直ちに処方箋を見つけて提案する。これこれの金額でいついつまでにあなたを幸福にしてあげますと言い切るのである。むろん前金でいただく。だがもし失敗すれば返金しますと申し添える。氏は有能な専属スタッフを使って、直ちに「幸福を手配する」…氏は有能な素人探偵でもある。
  • 江戸の盗賊(一)鳶魚江戸ばなし

    江戸の盗賊

    ビジネス・実用
    -
    1~2巻550円 (税込)
    江戸以前の盗賊の代表…石川五右衛門、江戸初期の盗賊の代表…向崎甚内(こうさきじんない)、忍びの出の盗賊「乱波(ラッパ)」「出波(スッパ)」にはじまる、江戸前期の興味つきない盗賊史。江戸学の祖、鳶魚(えんぎょ)が語る「江戸の裏側」。
  • 捕物の話(一)鳶魚江戸ばなし

    捕物の話

    ビジネス・実用
    -
    1~2巻550円 (税込)
    江戸学の祖、鳶魚(えんぎょ)が口述筆記でまとめた「捕物の話」の前編。町奉行に所属する定(じょう)廻り、臨時廻り、隠密廻りの、いわゆる三廻りの役割と実務をのべたもので、その後の捕物研究の出発点となった記念すべき作品。口述のためもあって、話がよく脱線して横道にそれるが、それがまた楽しい読み物となっている。
  • 四畳半襖の下張り

    四畳半襖の下張り

    小説・文芸
    5.0
    1巻550円 (税込)
    永井荷風作といわれる和製ポルノの代表作。作家丸谷才一氏らが弁護側に立って「猥褻かどうか」が法廷で争われたことも有名。
  • 近代異妖編 岡本綺堂怪談集2

    近代異妖編

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    「青蛙堂鬼談」の続編で、「こま犬」「異妖編」「月の夜がたり」「水鬼(すいき)」「マレー俳優の死」「停車場の少女」「木曽の旅人」「影を踏まれた女」「鐘ヶ淵」以下、全部で14の怪談を収録。
  • 青蛙堂鬼談 岡本綺堂怪談集1

    青蛙堂鬼談

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    青蛙堂(せいあどう)主人から案内が来て、行ってみると、「実はこのような晩にわざわざお越しを願いましたのはほかでもございません。近頃わたくしは怪談に興味を持ちまして、ひそかに研究しております。つきましては一夕(いっせき)怪談会を催しまして、皆さまの御高話を是非拝聴いたしたいと存じておりましたところ、あたかもきょうは春の雪、怪談には雨の夜の方がふさわしいかとも存じましたが、雪の宵もまた興あることと考えまして、急に思いついてお呼び立て申したような次第でございます」ということで、一席ずつ怪談話を披露することに…綺堂の怪異談12編。
  • 茶の本

    茶の本

    ビジネス・実用
    -
    1巻550円 (税込)
    岡倉天心は明治の美術批評家で、日本美術学校(今の東京芸術大学)を創立して初代の校長になった。のちには横山大観らと日本美術院を設立して、日本美術の発展と海外への紹介に力をつくした。そうしたなかで彼が英文で書き、アメリカの出版社から出した日本美術論、東洋美術論がこの「茶の本」。あくまでも「わかりやすさ」を念頭に周到になされた苦心の翻訳である。
  • 考証 江戸の面影一

    考証 江戸の面影

    小説・文芸
    -
    1~3巻550~660円 (税込)
    私はテレビや映画の時代劇で作られた誤った江戸のすがたを、本来の、ありしままの江戸に戻したい…時代考証の第一人者がつづる「江戸の面影」。上野・谷中・湯島・根津から御徒町・入谷・根岸の里まで。数多くの気の利いた川柳、俳句をちりばめた好個の読み物。
  • ダフニスとクロエ

    ダフニスとクロエ

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    少年ダフニスは森のなかで山羊に育てられているのを、少女クロエはニンフの洞窟で羊に育てられているのを見つけられた捨て子だった。二人はそれぞれ山羊飼いと羊飼いの夫婦に拾われ、すくすくと育ち、やがて恋心を覚えるようになる。エーゲ海のレスボス島の伸びやかな牧野を舞台に繰りひろげられる神話的・牧歌的な物語。
  • 813(上)

    813

    小説・文芸
    -
    1~2巻550円 (税込)
    ルブランのルパン・シリーズ屈指の長編・名作。「奇巌城」の冒険のあと、ふっつり消息を絶ったルパンが、ケスルバッハというダイヤモンド王の殺害者として急浮上する。ルパンは生きていた! だが「血を見ることを極度に嫌った」ルパンがそんな行動に訴えるだろうか? 「813」とは何か? 国際外交の極秘事項にからんで何かしら暗躍を始めたルパン、一貫してそれを阻止しようとする謎の強敵。ルパンは謀られて獄中に苦悶する……。ルパン翻訳に一生をかけた保篠龍緒(ほしのたつお)の独特の名調子でおくる。
  • マルテの手記

    マルテの手記

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    パリの裏町のアパートに住む青年マルテは、死と孤独と貧しさを見つめて暮らしている。「手記」は「死」「愛」「孤独」「思い出」「さまざまな旅」を54のパラグラフにつづって、マルテの心象風景を描き出す。
  • パリの憂鬱

    パリの憂鬱

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    推敲に推敲を重ね出版の機会を待ち望みながら、ついに詩人の生前には刊行の日の目をみなかった詩集。「パリの憂鬱」は「悪の華」とならぶ、この詩人の代表作である。
  • 車輪の下

    車輪の下

    小説・文芸
    4.0
    1巻550円 (税込)
    郷里の期待を一身にになって町の神学校へ入学したハンス。そこに待っていたものは、厳格な規律、大人の利己心、友情と裏切り、そして失意とささやかな反抗であった。ハンスは郷里へ帰る。だが、そこも決して心が休まる場所ではなかった。若者の心の彷徨と挫折を美しい自然のなかに描ききった青春小説の代表作。
  • 日はまた昇る

    日はまた昇る

    小説・文芸
    3.0
    1巻550円 (税込)
    「ロスト・ジェネレーション(失われた世代)の聖書」とみなされ、独特の「乾いた文体」でヘミングウェーが一躍作家としての名声を確立した処女長編。「武器よさらば」とならぶ生涯の代表作。戦争で性的不能におちいった青年ジェイクはパリ暮らしで知り合った仲間とともにスペインを旅し、釣りを愉しみ闘牛見物に興じるが……虚無のまぼろしはいつまでつづくのか。
  • カルメン

    カルメン

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    コルトバの山中で「わたし」は山賊ドン・ホセに出会った。彼は、かつて自分はれっきとした騎兵伍長であったと告白する。地位も名誉も失い、今の境遇に堕ちてしまったのは、ジプシー女カルメンを愛してしまったためだと――。一人の女性に人生を狂わされ、破滅へと突き進んでゆくホセの運命を鮮やかな語り口で描いた不朽の名作。ビゼーのオペラ「カルメン」の原作である。佳品「エトルリアの壷」も収録してある。
  • サンフォリアン寺院の首吊り人

    サンフォリアン寺院の首吊り人

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    メグレ警視シリーズ。ベルギーに出張中のメグレはぶらりと入ったブリュッセルのカフェで、いかにも失業中という男が3万フランもの大金をポケットから取り出し、くすんだ紙に包むのを見る。男はそれをパリ宛てに書籍小包で送った。メグレは気まぐれ心も動き、男が買ったのと同じ旅行かばんを買って、跡を追う。そして、すきをみてかばんを取り替える。だが、かばんがなくなったと知った男は、やにわにピストルを取り出してホテルの部屋で自殺した! 男のかばんには、一着の古着がはいっていただけだった。
  • 人間にはたくさんの土地が必要か

    人間にはたくさんの土地が必要か

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    「イワンの馬鹿」と並んで、最も広く知られている民話「人間にはたくさんの土地が必要か」は、ヘロドトスが『歴史』に書いたスキタイ人に関する話から想を得たという。過度の貪欲が人間を破滅に追いやる過程が息詰まるような描写で展開する。鬼気迫る結末は、ロマン・ロランをして、「ほかの民話には見られない芸術」と言わしめた。「人間はなにで生きているか」「火は放っておけば消せない」「愛あるところに神もいる」これら3編の民話もまた、ロシア民衆の愛と実践を通してトルストイの到達した宗教的深さをうかがわせる逸品である。
  • 鏡の国のアリス

    鏡の国のアリス

    鏡の裏側の世界、チェスの動きをする世界へ旅するアリス。ハンプティ・ダンプティ、ライオンと一角獣など、異次元世界の生き物と接しながらポーンからクイーンへと成長するアリスを描く「不思議の国」の続編。
  • 不思議の国のアリス

    不思議の国のアリス

    チェシャー猫、三月うさぎ、ハートの女王など、不思議な生き物の国を旅するアリスの冒険ファンタジー。しゃれや語呂あわせ、童謡などを駆使した機知に満ちたお伽噺を多田幸蔵氏の苦心の訳でおくる。
  • 脂肪の塊・テリエ楼

    脂肪の塊・テリエ楼

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    普仏戦争の混乱をのがれてルーアンを発った1台の馬車には、伯爵夫妻、紡績工場主夫妻、葡萄酒卸商夫妻、二人の修道女、若き共和主義者、そして「脂肪の塊」と呼ばれる一人の娼婦が乗っていた。だがプロシア軍に占領された町で難題がふりかかる。プロシアの将校が「脂肪の塊」に一夜の相手を要求し、それを断られると馬車が町を出るのを許そうとしない。馬車の同乗者たちはみな最初は「脂肪の塊」の味方をするが…。この出世作と、娼婦たちの生き様を鋭くえぐった代表作「テリエ楼」を収めた。
  • 青い鳥

    青い鳥

    貧しいきこりの子の兄妹チルチルとミチルはクリスマス・イブの夜、仙女の訪問を受け、その言い付けで「青い鳥」を探しに出かける。「思い出の国」「夜の宮殿」「未来の王国」などを探しまわるが、どこにも「青い鳥」は見つからない。ようやく自分たちの家に帰ってきたとき、すべては夢だったことがわかる。そして「青い鳥」(幸福)は家で飼っていたキジバトだったことを知る…メーテルリンクの代表的な夢幻劇。
  • フィガロの結婚

    フィガロの結婚

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    アルマヴィヴァ伯爵は結婚生活に飽き、妻の侍女シュザンヌを誘惑しようとする。シュザンヌは下僕フィガロと相思相愛で、まもなく結婚式をあげようとしているのに……。フィガロはあふれる機知と勇気と行動で、伯爵を徹底的にやっつける。当時の世相、なかでも貴族階級の横暴があばかれ、諷刺のきいた、歯切れのいいやりとりの戯曲になっている。訳者の辰野隆は、この翻訳によって毎日出版文化賞を受賞した。
  • イワンの馬鹿

    イワンの馬鹿

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    偉大な宗教的思想家でもあったトルストイの民話のうち、世界的に有名な「イワンの馬鹿」をはじめ、ロシアの土の匂いのする民話「ふたりの老人」「名づけ子」の三編を収録。馬鹿なうえに遊んでばかりいるのに、勤勉で野心的な兄たちよりもいつも幸運に恵まれるイワンの生き方を通して、ロシア民衆の善良さと無私無欲の美徳が語られる。随所にロシア的ユーモアと風刺がちりばめられた佳品。
  • 犬を連れた奥さん

    犬を連れた奥さん

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    サハリン旅行後メリホヴォ村に落ち着いたチェーホフは、「六号室」にはじまる円熟期の多くの傑作を書いた。本巻に収めた「箱に入った男」「すぐり」「恋について」の連作を含む5編はこの時期の最後のもの(1898年、作者38歳)。肺を病んだ作者は翌年、クリミヤ半島のヤルタに転地、「可愛い女」「犬を連れた奥さん」の晩年の傑作はここで生まれた。
  • にんじん

    にんじん

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    赤毛のため「にんじん」あだ名をつけられている少年は、生みの母親から愛されなかった。母から難癖をつけられ苛められるにんじんは、嘘をついたり、いんちきな手段を使ったり、またはご機嫌をとったりして自分を守ろうと四苦八苦する。特異な家庭環境におかれた「にんじん」は、やはり特異な子どもなのか? 子どもの不潔さ、残酷さ、うそつき根性などをリアルに描写しながら、なおそこにエスプリと詩情を漂わせたルナールの佳品。
  • 冬の物語

    冬の物語

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    シチリア王レオンティーズは親友ポリクサニーズを少しでもながく自分の宮廷に引きとめておこうとして、妻のハーマイオニにその説得役になってくれと頼む。だが妻がやっとそれに成功した時、王の心には、はげしい嫉妬が芽生える…そして思いもかけぬ破局が。シェイクスピア晩年の「和解」の物語。
  • じゃじゃ馬ならし

    じゃじゃ馬ならし

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    むやみに気の強い女をムチの力をかりて世にも従順な妻に仕立てることに成功する男の話(ペトルーチオとキャタリーナ)と、キャタリーナの妹ビアンカを中心にした洗練された社交的雰囲気を持った恋のかけひき……乱暴な娘がおとなしい妻になる話と、おとなしい娘が強い妻になる話が、おもしろおかしく繰り広げられるシェイクスピアのどたばた喜劇。
  • 真夏の夜の夢

    真夏の夜の夢

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    アテネの町から少し離れたところにある森。妖精の住むこの森に二組の若い男女がやってくる。互いに愛し合いながら結婚を許されないライサンダーとハーミア。ハーミアを愛する青年ディミートリアス。その彼に片思いをするヘレナ。追いつ追われつ、夜の森の中を若い4人はさまよい、やがて疲れて眠ってしまったとき、いたずら者の妖精パックが登場。「ほれ薬」を男の目に注ぐのだが、相手をまちがえて、とんだ騒ぎがもちあがる。愛と幻想にみちたコメディ。
  • ウィンザーの陽気な女房たち

    ウィンザーの陽気な女房たち

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    小さな田舎町ウィンザーを舞台に、やくざで道化的な好色漢フォルスタッフが二人の夫人に言い寄ることで引き起こす「てんやわんや」。笑いとペーソスとドタバタ騒ぎのシェイクスピア喜劇の傑作。
  • ロミオとジュリエット

    ロミオとジュリエット

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    運命の悲しい星の下、敵同士の家に生まれたロミオとジュリエット。夜のやみにまぎれてしのび込んだロミオはバルコニーのジュリエットと愛の言葉をかわし、ロレンス神父の助けを借りてひそかに結婚の約束をとりかわす。おりもおり、ロミオはジュリエットの従兄ティパルトを殺し、追放されてしまう。ロレンス神父は苦肉の策を弄するが……あまりにも有名なシェイクスピアの恋愛悲劇。
  • リチャード3世

    リチャード3世

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    醜く生まれついたリチャードは、自分を呪い、世の中を呪い、あらゆる権謀術数を弄して、野心と復讐心にもえてつぎつぎと悪事を重ねる。妻を殺し、友を殺し、部下を殺し、幼い皇太子兄弟を殺し、国王にまでのぼりつめる。だがリチャードはつねに孤独である。彼のそばに現われては呪いの言葉を投げかける故ヘンリー六世王妃マーガレット、彼に肉親を殺され嘆きと悲しみのなかに沈む人びとの呪詛。近代的悪人像を描くシェイクスピア史劇の傑作。
  • ヴェニスの商人

    ヴェニスの商人

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    アントーニオは友人バッサーニオのためにひと肌ぬいで、ユダヤ人金貸しのシャイロックから多額の借金をする。「期日までに返せなければ、あなたの肉一ポンドを胸のところからいただきます。いえ、これはほんの遊び心ですがね」シャイロックはそう言ったが、心にはアントーニオ対する深い恨みをいだいていた。明治以来、日本では最も上演回数の多いシェイクスピア劇。
  • お気に召すまま

    お気に召すまま

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    アーデンの森を舞台に軽妙洒脱に取り交わされる4組の男女の恋のかけひき。恋人同士の追いかけごっこも、権力争いも、兄弟の憎しみも、ついにはすべて解決して一大饗宴となって終わるファンタジック喜劇。ときおり挿入されるピリッと辛みのきいたせりふや、どたばたやりとりのおもしろさによって知られる、シェイクスピア喜劇の代表作。
  • マクベス

    マクベス

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    雷鳴とどろく荒野に突如あらわれた三人の魔女。魔女たちは凱旋中のマクベスと友人バンクォウに二人の運命を暗示する。その一つ「コーダーの城主になる」という予言が現実となったとき、マクベスの心は野心のとりことなる。マクベス夫人は夫をそそのかす。マクベスはダンカン王暗殺を皮切りにつぎつぎと悪事を重ね、友人バンクォウをも殺害する。だが、心の平静は失われる。マクベス夫人もおどろおどろした幻覚の虜となる。それにもめげず、マクベスは苛烈な闘いへと突き進む。緊迫感にみちた見事な悲劇。
  • リア王

    リア王

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    老いを迎えたリアは三人の娘の「孝行の約束」の言葉によって、領地と権力の移譲をおこなおうとする。上の二人の娘は言葉をつくして父親への愛情を語る。だが、一番下の最愛の娘コーディリアは「親子の定めにしたがって愛します。それ以下でも以上でもありません」と謙虚に述べたことが高慢と受け取られ、領地もわけてもらえず、さびしくフランスへ去る。リアは上の二人の娘に面倒をみてもらうが、しだいに冷たくあしらわれ、ついには荒野をさまようようになる。シェイクスピア四大悲劇中でも最も激越・悲壮な悲劇中の悲劇。
  • ハムレット

    ハムレット

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    不気味な雰囲気にとざされた、デンマークのエルシノア城。暗い夜の城壁の一画にあらわれた亡き父王の亡霊は王子ハムレットを招き、現王クローディアスが自分を殺害し、王位をうばったこと、ハムレットの母でもある妻のガートルードを王妃にしたことを物語る。亡霊のことばで、父の死因を知ったハムレットは復讐のために狂気をよそおう。だが、老臣ポローニアスの娘、オフィーリアはハムレットから愛も正気も失われてしまったことを嘆く。いっぽうクローディアス王も身の危険を知り、ハムレット殺害をたくらむ。シェイクスピア四大悲劇の最高傑作。
  • オセロー

    オセロー

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    ヴェネチア陸軍に仕えるムーア人の将官オセローは、最愛の妻デズデモーナを伴ってキプロス島派遣軍司令官となってトルコとの戦いに出立する。だが、オセローが全面的に信をおく副官・旗手の野心家イァーゴーは部隊長のキャッシオーを失脚させ、ひいてはオセローをも破滅させようともくろんでいた。デズデモーナに対するオセローの盲目的な愛は、イァーゴーの画策に格好の手がかりをあたえた。
  • ジュリアス・シーザー

    ジュリアス・シーザー

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    ポンペイを打ち破ってローマに凱旋するシーザー(ユリウス・カエサル)……歓呼の声を張り上げて迎える市民たちに混じって、シーザーの野心を警戒し、その暗殺を企てるキャシアスらの姿があった。キャシアスらは野望実現のために「高潔の士ブルータス」を仲間に引き入れる。暗殺、そしてシーザーの死体を前にしてのブルータスの自己正当化の演説と、まんまと敵対者に取り入ったアントニーの巧みな人心誘導演説……市民の心は一転してブルータスたちから離れ、謀反人をかりたてる暴徒と化す。シェイクスピア史劇の代表傑作。
  • 闇の奥

    闇の奥

    小説・文芸
    5.0
    1巻550円 (税込)
    作者は船員時代にコンゴ川流域に出かけたが、そのときの経験が元になって書かれた作品。「闇の奥」とはアフリカ奥地の闇をさすが、同時に人の心の闇、文明の闇をも象徴していると思われる。コンラッドの代表作。
  • 危機のペルシダー

    危機のペルシダー

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    地底大陸に大帝国を築き上げたイネスは、フージャの策略によって地上に戻らされ、最愛の妻ダイアンと、無二の親友ペリーと離ればなれに! イネスはふたたび地底にとって返すが、時すでに遅し…ペルシダー帝国は爬虫類マハール族の逆襲を受け、そこはふたたび血なまぐさい死闘の場と化していた。「ペルシダー・シリーズ」第2弾!
  • 地底世界ペルシダー

    地底世界ペルシダー

    小説・文芸
    1.0
    1巻550円 (税込)
    バローズの傑作古典SF「地底世界ペルシダー・シリーズ」登場! 鉱山主イネスとベテラン技術者ペリーは新開発の掘削機「機械モグラ」で実験旅行に出発。だが、コントロール不能におちいった掘削機は、地殻をつらぬいて地球の中心にむかって直進するはめに! だが驚くべきことに、地球の内部は空洞をなし、不思議な世界をつくっていた。地底には住人がいて、残虐な爬虫類と死闘をくりひろげていた!
  • マラコット海淵

    マラコット海淵

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    ……見よ、潜水函の窓ごしに、この世のものならぬ、青白い燐光を発してひかるその海底には、古代フェニキアのそれとよく似た壮大な建築物の遺跡が、まるで夢のように、はるか彼方までつづいていたのだ。…「これこそ、大西洋の底ふかく沈んだと伝えられるアトランティス大陸の首都の遺跡にちがいない!」マラコット博士は息をはずませて叫んだ。ホームズの産みの親ドイルが、その博学と想像力のすべてを注いで書き上げたSF古典。
  • 緋の接吻

    緋の接吻

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    行動派ミステリーの名手ガードナーの面白さが確実にわかる中短編集。ごぞんじペリー・メイスンもの2編(「緋の接吻」「燕が鳴いた」)、ルパンをほうふつさせる胸のすく怪盗レスター・リースもの2編(「インドの秘宝」「レスター・リース作家となる」)を収録。
  • 金瓶梅(上)

    金瓶梅

    小説・文芸
    -
    1~2巻550円 (税込)
    好色文学の一大奇書として有名な中国古典。作者不詳。『水滸伝』のなかの西門慶《せいもんけい》と潘金蓮《はんきんれん》の色ごとを描いた挿話をふくらませて全百回の一大色豪・愛欲ものがたりに仕立て、当時の世情を活写した小説。金瓶梅とは、西門慶の第五夫人「潘(金)蓮」、第六夫人「李(瓶)児」《りへいじ》、金蓮つきの女中「春(梅)」《しゅんばい》からとったもの。本書はこの大長編を、中国文学に傾倒した作家富士正晴が、手際よくまとめたダイジェスト版である。
  • 七匹の黒猫

    七匹の黒猫

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    エラリー・クイーンは「悲劇四部作」や「国名シリーズ」などの手のこんだ本格謎解きミステリーで有名であるが、ずっと気楽に読める多くの短編ミステリーも書いた。この短編集には「七匹の黒猫」「アフリカ帰り」「正気にかえる」「神の燈火(かがりび)」のそれぞれ雰囲気の異なる4篇を収めてある。長編ではわからないクイーンのユーモアや軽妙な側面がわかる貴重な一冊。
  • 恐怖の谷

    恐怖の谷

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    英国イングランドの跳ね橋と堀のある古い館で起きた奇怪な殺人事件……ホームズは見事にそれを解明するが、その裏にはアメリカ開拓時代の炭鉱町を舞台にした暗い暴力の歴史がこめられていた。シャーロック・ホームズもの最後の長編。
  • 四つの署名

    四つの署名

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    ある日ホームズのもとに美しい婦人が訪れる。インドに勤務していた彼女の父が消息を絶って十年になるのだが、ここ数年、高価な真珠が送られてくるという。ホームズたちが真珠の送り主を捜しあてたとき、巨万の富をもつその男は顔と手足を異様に歪ませた他殺体となって発見された。かたわらには「四つの署名」と走り書きされた紙切れが……インド王家の秘宝をめぐって繰り広げられる大活劇! ホームズもの2作目にあたる代表長編。
  • 緋色の研究

    緋色の研究

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    文学、哲学、天文学の知識皆無。科学、毒物学、犯罪学に精通し、ヴァイオリンを巧みに弾きこなす特異な男シャーロック・ホームズ。その彼とひょんなことから同居することになった医師ワトスン。ホームズとワトスン博士が初めて登場し、怪異に満ちた事件を解決するドイルの出世作。空き家の中年男の死体は何者か? 壁には赤で「RACHE」という文字が。「毒殺です」ホームズはそっけなく言い放った。
  • グリム童話集(上)

    グリム童話集

    小説・文芸
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    1~2巻550円 (税込)
    グリム兄弟が集めた、ちょっと怖いところもあるドイツの童話。この巻には「蛙の王さま」「狼と七匹の子やぎ」「忠臣ヨハネス」「十二人の兄弟王子」「野ぢしゃ」「森のなかの三人の小人」「糸紡ぎの三人女」「ヘンゼルとグレーテル」「白い蛇」「漁夫とその妻の話」「灰かぶり(シンデレラ)」「赤ずきん」など代表作18編を収めた。

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