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現代社会と時間の社会学
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「タイパ」の今を生きる私たちへ時間は社会をいかに動かし、 私たちは時間をどう生きているのか。 ジンメル、フッサール、ミードらの思想から、 社会学的システム理論と新たな社会学的時間理論、 東アジアと近代化、元号、忘却の論理、進歩と退歩、 組織や経済の時間、ワーク・ライフ・バランス、 倍速視聴、インターネットの実践まで。 現代社会の多様な時間のありさまを 16の鋭い視座から捉え切った「時間の社会学」の決定版 -
独裁者の手口 なぜ権力を握り続けられるのか
独裁者は何を考えているのか? ヒトラー、プーチン、習近平、トランプ……「独裁者」と呼ばれる指導者はどう権力を握り、維持してきたのか。彼らの思考・行動には共通する法則がある。また本書では政治指導者だけではなく、カルロス・ゴーン、イーロン・マスクといった経営者の権力掌握術も紹介。ビジネスパーソンが知っておくべき、権力の正しい使い方も分析。権威主義に精通する気鋭の研究者が、権力者の思考法と独裁への向き合い方を明かす。独裁の近現代史を知れば、世界の今がわかる! ・ヒトラー:危機をあおって救世主を演出 ・プーチン:法律を変えてイエスマンを配置 ・習近平:反対者を粛清して個人崇拝を実行 ・金正恩:英雄譚をつくって正統性を誇示 ・カルロス・ゴーン:強権的手法で社内風土を刷新 〈目次より〉第一部:独裁者になる 第1章:危機感をあおる 第2章:迅速に、時には地道に 第3章:自分に有利なルールをこっそりとつくる 第二部:独裁を維持する 第4章:独裁のタイプを見極める 第5章:反対する者を排除する――出る杭を打つ 第6章:周囲の者にアメを――最大の敵は身内にあり 第7章:人びとから愛される――愛は世界に存在する最も強い力 第三部:独裁の帰結 第8章:独裁者の末路 第9章:独裁者と向き合う -
教育が「発達障害」を作るとき
発達障害とは自閉症やADHDなどを含む概念であり、低年齢児からその特性が現れる脳機能の障害として捉えられている。だが、当事者個人ばかりに目を向けると「できなさ」や「問題行動」がクローズアップされ、心理的・医学的な支援だけがおこなわれることになる。 それに対して本書は、「発達障害は人々のやりとりのなかで作り出される」という視座から、社会や制度が「発達障害」をどう取り扱っているのか、そして当事者に寄り添う人々の日々のやりとりのなかで、子どもの行為がどのように「発達障害」と見なされていくのかを、主に教育をめぐる制度や現場のリアリティに沿って明らかにする。 幼稚園での「気になる子」、転籍や特別支援教育で生じる困難、親たちの苦悩や役割、医療機関と教育の連携――。フィールドワークや参与観察、インタビューなど、質的調査からこれらの事例を検証・分析して、「発達障害」と教育制度の気づきにくい関係性を浮き彫りにする。 本書の視点は、発達障害の当事者や親、教師に責任や負担を負わせるものではない。社会や制度のなかで作り出されるものとして発達障害を問い直し、障害と向き合う新たな視点を具体的に提示する。 -
なぜ日本が世界に必要なのか
現代最高の知識人による唯一無二の日本論 「自然人」らしさ、ユーモア、独自の言語が日本の強みだ!――現代最高の知識人による、最も今日的で画期的な「日本文明論=地政学」。 世界の行く末は、第二次大戦の敗戦国である日独の選択にかかっている。対米追従を深めるドイツに対し、日本はどうするのか? 歴史的に「悪い選択」をしてきたドイツとは反対に、日本は「良い選択」をするだろうと歴史家として予測している。日本人の方がドイツ人よりもユーモアセンスがあるからだ。ユーモアセンスは、ドイツでは完全に破壊されてしまった。厳格なルター主義が、「人類の自然な能力」を根絶してしまったのだ。多くの戦争の原因となった「過剰な生真面目さ」がドイツを支配しているが、日本はそうではない。 日本には「この世の美しさと喜び」に幸せを感じる「自然人らしさ」が生き続けている。この点は、ドイツ――偉大な哲学者、物理学者、数学者を誇るが、硬直的で人間味に欠け、あまりに暗いドイツ――と大きく異なる。 「自然人」はドイツでは死滅した。それゆえにこの国はナチズムを生みだしたが、日本には「自然な人間」「人間らしい人間」が今も存在している。だからこそ、日本人は戦争を拒否できると私は信じる。 もし日本がワシントンの圧力に抵抗するなら、その抵抗自体が世界の平和にもたらす利益は測り知れない。米国に対する日本の独立は「平和」に貢献するだろう――「日本の対米自立」を世界が求めている。 -
マハティール 百年の思想 イスラーム、日本、脱植民地主義への道
なぜマレーシア元首相マハティールは、日本に希望を見たのか。1世紀を生き、植民地支配、日本占領、独立、国家建設と発展をその目で見つめてきた彼の思想の核心は、単なる反欧米でも経済成長至上主義でもなく、イスラームの倫理を基盤とした公正な社会と世界平和への希求にあった。本書は、彼の日本への高い評価とルックイースト政策の真意、植民地主義を超える視座、宗教間共生への提言を立体的に描く。混迷する国際社会のなかで、日本とアジアが果たすべき役割を問い直す、百年の知恵が凝縮された一冊。 日本は、明確な立場を打ち出し、いかなる影響にも左右されないだけの勇気を持たなければなりません。日本には独自の強みがあり、地域の緊張や紛争、さらには戦争の可能性を高めるような特定の陣営に与するべきではありません。 ――マハティール・モハマド -
写真でよみがえる昭和百貨店
昭和の時代、百貨店は“ハレの日”の特別な場所だった! 現役の老舗デパートから、かつて一世を風靡した名店まで。 消費と文化の発信地として、新しい経験と体験を与え続けてくれた あの頃の“非日常空間”を貴重写真で振り返る! 【本書で詳述する百貨店】 伊勢丹新宿店/日本橋三越本店/松屋銀座/丸井今井函館店旧店舗/藤崎本店/日本橋髙島屋/松坂屋上野店/松屋浅草/銀座三越/西武池袋本店/小田急百貨店新宿店/京王百貨店新宿店/そごう横浜店/名鉄百貨店本店/松坂屋名古屋店/大阪髙島屋/大丸心斎橋店/あべのハルカス近鉄本店/阪急うめだ本店/天満屋岡山本店/デパートリウボウ/棒二森屋/新潟三越/小網屋/東急百貨店日本橋店/松坂屋銀座店/東急百貨店東横店/三越新宿店/西武有楽町店/横浜松坂屋/江ノ電百貨店/松菱百貨店/名鉄百貨店一宮店/マルビシ百貨店/そごう心斎橋本店/丸新百貨店/とでん西武/福岡玉屋/沖縄山形屋 【内容紹介】 昭和の百貨店は現在よりもずっと特別な場所だった。家族で着飾って出かけ買い物を選び、大食堂で贅沢な食事を楽しみ、地方の特産品に舌鼓を打った。百貨店はまた昭和の代表的なレジャースポットだった。子どもは屋上遊園地の遊具に目を輝かせ、大人は美術・博物の展覧会や最新モードのファッションショーに夢中になった。本書は貴重写真をふんだんに掲載しながら、そんな“ハレの日”の特別な場所だった全国の名百貨店の絢爛な記憶と記録を描出する。 【目次】 第一部 「昭和百貨店」の世界 伊勢丹新宿店(東京都新宿区新宿) 日本橋三越本店(東京都中央区日本橋室町) 松屋銀座(東京都中央区銀座) 丸井今井函館店旧店舗(北海道函館市末広町) 藤崎本店(宮城県仙台市青葉区一番町) 日本橋髙島屋(東京都中央区日本橋) 松坂屋上野店(東京都台東区上野) 松屋浅草(東京都台東区花川戸) 銀座三越(東京都中央区銀座) 西武池袋本店(東京都豊島区南池袋) 小田急百貨店新宿店(東京都新宿区西新宿) 京王百貨店新宿店(東京都新宿区西新宿) そごう横浜店(神奈川県横浜市西区高島) 名鉄百貨店本店(愛知県名古屋市中村区名駅) 松坂屋名古屋店(愛知県名古屋市中区栄) 大阪髙島屋(大阪府大阪市中央区難波) 大丸心斎橋店(大阪府大阪市中央区心斎橋筋) あべのハルカス近鉄本店(大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋) 阪急うめだ本店(大阪府大阪市北区角田町) 天満屋岡山本店(岡山県岡山市北区表町) デパートリウボウ(沖縄県那覇市久茂地) 第二部 あの頃の百貨店 松屋浅草フロアガイド [百貨店の誕生]「座売り」から「陳列販売」へ [エレベーター/エスカレーター]“非日常空間”に誘う二つの昇降機 [エレベーターガール/マネキンガール]モダンガールたちの花形職業 [広告デザイン]美人画から始まった広告戦略 [包装紙]顧客に伝えるビジュアル・アイデンティティ [催事]イベント型コト(体験・思い出)消費の実践 [大食堂/お子様ランチ]最上階にあった愉悦の空間 [ターミナルデパート]電鉄系百貨店の隆盛と衰微 [屋上庭園/屋上遊園地]「昭和百貨店」の原風景 第三部 消えた老舗百貨店 棒二森屋(北海道函館市若松町) 新潟三越(新潟県新潟市中央区西堀通) 小網屋(茨城県土浦市川口) 東急百貨店日本橋店(東京都中央区日本橋) 松坂屋銀座店(東京都中央区銀座) 東急百貨店東横店(東京都渋谷区渋谷) 三越新宿店(東京都新宿区新宿) 西武有楽町店(東京都千代田区有楽町) 横浜松坂屋(神奈川県横浜市中区伊勢佐木町) 江ノ電百貨店(神奈川県藤沢市南藤沢) 松菱百貨店(静岡県浜松市中央区鍛冶町) 名鉄百貨店一宮店(愛知県一宮市新生) マルビシ百貨店(滋賀県彦根市銀座町) そごう心斎橋本店(大阪府大阪市中央区心斎橋筋) 丸新百貨店(徳島県徳島市東新町) とでん西武(高知県高知市南はりまや町) 福岡玉屋(福岡県福岡市博多区中洲) 沖縄山形屋(沖縄県那覇市牧志) 百貨店関係略年表 -
あの政党の本当の思惑を見抜く 政治学
★シリーズ15万部突破!!★ 政治を知らない人ほど、 政治に利用されている ●なぜ、あの政党は公約を破っても支持されるのか? ●なぜ、野党が頼りにならないのか? ●なぜ、日本では政権交代がめったに起こらないのか? ●なぜ、首相が代わっただけで支持率が上がるのか? 対立、駆け引き、突然の解散、想定外の連立など、 ニュースで政治の話題を 見聞きしない日はありません。 ニュースに触れるたびに、 政党や政治家の行動の理由がわからず、 モヤモヤとした気持ちを抱えていませんか? 実は、政党と政治家の行動には 共通の原理があります。 それが本書のキーコンセプト、 「選挙で勝つ × 対立軸 = 思惑」です。 すべては、選挙で勝つこと、 そしてほかの政党や候補者との違いを いかに打ち出すかによって、 決まってくるのです。 政治家は選挙で勝たなければ、 政治家にはなれません。 選挙で投票し、 政治家を選ぶのは私たち有権者です。 有権者が持つこの力を、 政治家は恐れています。 だからこそ、 私たちには彼らの「思惑」を見抜く力が 必要なのです。 本書では、現代日本政治を専門とする著者が、 戦後の55年体制から2026年の高市政権による 衆院解散・自民圧勝までを「思惑」の視点で 一気通貫で読み解きます。 さらに、「選挙で勝つ × 対立軸 = 思惑」という 本書のキーコンセプトは、 海外の政治を理解するためにも使えます。 アメリカ、イギリス、中国、韓国といった 日本とも馴染みの深い国の政治を例に、 海外での政党・政治家の思惑も読み解きます。 政治に無関心でいることはできます。 しかし、政治は私たちから去ってはくれないのです。 【目次より】 序章 今、政治学を学ぶ意義 第1章 民主主義を問い直す なぜ政党は必要なのか 第2章 日本の政党政治と選挙 なぜ自民党は勝ち続けるのか 第3章 世界の政党と政治家の競争 政治は「どこで」戦うのか 第4章 政治の思惑との向き合い方 民主主義を作るのは誰か 終章 「思惑」を知った先に 主権者としての希望 -
アウシュヴィッツの歴史
この地になぜ、巨大収容所が作られたのか? 110万人以上が犠牲になった大量虐殺(ホロコースト)の実態とは? 前史から戦後まで、第一人者が明かす入門書の決定版! 収容者はどんな仕事をしていたのか? ガス室はいかにして設計されたのか? 収容所親衛隊員はどう裁かれたのか?……など ドイツ近現代史の核心が、この一冊で掴める! 【本書の内容】 第1章 アウシュヴィッツという街 第2章 収容所 第3章 強制労働と絶滅 第4章 モデル都市アウシュヴィッツ 第5章 ユダヤ問題の「最終解決」 第6章 絶滅の中心地 第7章 最終局面 第8章 解放後の都市と収容所 第9章 法廷で裁かれるアウシュヴィッツ 第10章 アウシュヴィッツの嘘 -
新版 資本論 第5分冊
いよいよ、恐慌論の展開では“本番”にあたる市場経済の分析へ! エンゲルスの苦難の編集による現行「第二部」を、最新研究で読む。マルクスは、第1草稿での恐慌論の発見を、のちの本格的な考察への注記として第5草稿に書き写した。しかし、その真意は、エンゲルスの編集過程で不明瞭になる(第2章)。この経緯と問題点を訳注ではじめて指摘。第5分冊には、「第一篇 資本の諸変態とそれらの循環」を収録した。 目次 第二部 資本の流通過程 第1篇 資本の諸変態とそれらの循環 第1章 貨幣資本の循環 第2章 生産資本の循環 第3章 商品資本の循環 第4章 循環過程の三つの図式 第5章 通流時間 第6章 流通費 -
法律家が見た日本社会の病理 「空気」を打ち破る個と論理の構築へ
司法への幻想を解いた『絶望の裁判所』から12年、 長期にわたる構想を経た、著者渾身の日本人論・日本社会論! 個人と集団、社会とシステム、危機管理、論理と思想、アメリカと天皇制…… 壮大な構造分析にして文明批判の書! 「現在の日本人に求められるのは、世界の複雑さに耐え、考え抜いてゆく力である」 第1章 日本の歩みとその停滞の本質 第2章 脆弱な個人、ムラ・タコツボとしての集団 第3章 社会、制度、危機管理の病理 第4章 論理なき社会、弱い思想・哲学 第5章 語られざる二つの空洞、タブー―アメリカと天皇制 第6章 総括と展望―日本はどこへ向かうべきか 私たちの社会を縛る「見えない力」を全面的に可視化し、閉塞感の正体を暴く -
家族じまい・ひとりじまい 誰もがおひとりさま時代の終活最前線
年間160万人が亡くなる日本、 家族の介護やみとりが当然でなくなり、いつかは誰もがおひとりさまの時代が来た。 おひとりさまの最期に伴走する民間サービスや実家じまい、墓じまいの代行サービスの現場ルポ、老後資金使い切り術などの終活ノウハウを盛り込み、後悔しない「ひとりじまい」の心構えを提示する。 <目次> 【序章】フグ田タラオさん、77歳 ~変わりゆくニッポンの終活 【第1章】単身高齢者を支える「家族代行サービス」 毒親、介護疲れ…子どもが頼る「家族じまい」 おひとりさまの「終サポ」 知られざる内幕 【第2章】「おひとりさま」の老いじたく 身寄りなき高齢者はいつ困る? おひとりさま女性7人の「友だち近居」 【第3章】実家、墓、仏壇…令和の「3しまい物語」 広がる「実家じまい」 代行残置物の処分も一括で 徳川慶喜も? 消えゆく「偉人たちの墓」 【第4章】様変わりする「弔い」の選択肢 急増する「海洋散骨」 墓の役割、自然に託す 増える死後離婚、「義父母の介護はイヤ」 【第5章】実家、墓の次はお金 「ゼロで死ぬ」知恵 『DIE WITH ZERO』著者に聞く 全財産使い切り術「3%運用、4%引き出し」とは 【最終章】「人生100年時代」を生ききる 財前直見さん式「ありがとうファイル」 デジタル遺言を作ってみた -
誤解だらけの皇位継承の真実 増補改訂版
古代史と世界の王室に精通した著者が「客観的事実」をもとに徹底検証! 「愛子天皇」が難しい裏事情、世界屈指の万世一系の危機…… 週刊誌・SNS的な議論に終止符を打つ! 「皇室典範改正」論議の深層も分析! 「女系」と「結婚」で読み解く万世一系の裏側 二〇二六年七月に皇室典範が改正され、 女性皇族が結婚後も皇室に残留できることと、 旧宮家の男子を皇族の養子にできることが決まりました。 ここ二〇年間、積み重ねてきた議論や制度の詳細を理解しない人々や、 皇室の歴史について好意的でない人たちからの批判もありますが、 この問題に長年携わり、世界の王室の歴史や実情も知る立場から、 今回の改正が、いかに皇室の危機を救い、 愛子さま、佳子さま、悠仁さまなど若い皇族の幸福のためにも 実際的に配慮がなされているかを知ってもらいたいと思います。(「はじめに」より) 政治家も有識者も知らない「不都合な史実」 ●女帝が国政を動かしていた時代 ●「桓武天皇は百済の末裔」の真相 ●皇籍離脱した「源定省」が宇多天皇になった理由 ●明治天皇の皇女の結婚相手をめぐる深慮遠謀 ●「本人だけ皇族」が愛子さまや佳子さまの良縁の決め手になる ●養子制度だからこそ旧宮家からも皇位継承ができる -
辺野古沖抗議船転覆事故と沖縄「平和運動」の闇
なぜ「平和運動」で人が死ぬのか? 私は沖縄在住で、PTA会長を務めるなど、学校現場にも関わってきましたが、沖縄の反基地活動家たちによる抗議行動は目に余るものがあります。 しかし、彼らの問題がメディアで批判的に取り上げられることはほとんどなく、言わば「野放し」状態です。 (「はじめに」より) オールドメディアが報じない彼らの正体! (本書の内容) 第1章 沖縄で報道されない事実をラジオで発信 第2章 街を汚す行為に正義はあるのか 第3章 米兵や家族への罵声と妨害 第4章 「平和運動」の集会に潜入 第5章 反基地活動に迷惑する住民 第6章 反基地活動を野放しにしてきた「オール沖縄」 第7章 反基地活動で得するのは誰か 第8章 安和ダンプ事故の被害者と加害者 第9章 辺野古沖抗議船転覆事故はなぜ起きたのか -
The 2% Solution
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 改訂版では、新たに「分離説」と「混合説」の定義をしました。 混合説は誤った考え方であり、歴史的転換を迎えて、必ず分離説による新税に変わっていきます(第3章)。 ① 混合説による現行税は廃止する 現行税として160兆円の税収があり、そのうち、130兆円を事業者が「仕入税額控除」で、公金横領をし、納税額は30兆円しかないのです。 本来の消費税には、「仕入税額控除」はありませんから、現行税は直ちに廃止すべきです。 ② 分離説による「消費税を創設する」 物価引下げ対策として 現行税の廃止は各政党が主張していますが、廃止した後の解決策を提案している政党は全くありません。 筆者は第1ステップとして、欠陥があるため、「現行税を廃止し」、第2ステップとして「本来の消費税を創設する」ことをパッケージプランとして提案しているのです。 第2ステップでは、2%の税率にしますと、32兆円の税収が確保され、財源を捜す必要もなく、減税になり、物価が下がるのです。 このパッケージプランこそ、筆者特異のもので、「欠陥現行税がインボイスを含めすべてなくなり」「単純・明快な新消費税が創設され」しかも、「物価高対策」になる。言わば「二石三鳥」のベストプランなのです。 ③ いよいよ国民の皆様にお伝えします これから多額の私財を投入し、YouTubeとSNSを開始します。目下、【パンチ黒木】で大躍進中です。皆様方の絶大なるご支援とご協力をお願い申し上げます。 -
言葉を失ったあとで 増補版
被害を語る言葉をとりもどすために。 「人の話を聞く」ことを仕事にしてきた二人が、とことん具体的に語りあう対談集。補章「自由な被害者学」をくわえた決定版。 どうすれば、被害について語ることができるのか。どういう言葉なら、当事者は納得できるのか。言葉を禁じることで、どんな語りが生まれるのか。「人の話を聞く」ことを仕事にしてきた二人が、それぞれの来歴から被害/加害をめぐる理解の仕方まで、とことん具体的に語りあった対談集。補章「自由な被害者学」をくわえた決定版。 カバーイラスト ワタナベケンイチ カバーデザイン 有山達也 【目次】 まえがき 信田さよ子 第一章 言葉を失ったあとで 第二章 カウンセリングという仕事、社会調査という仕事 第三章 話を聞いて書く 第四章 加害と被害の関係 第五章 言葉を禁じて残るもの 第六章 ケアと言葉 あとがき――「聞く」の現場の言葉を聞く 上間陽子 補章 自由な被害者学 -
令和政権論 今なぜ高市首相なのか
自民党の振り子は、一気に右へ! 日本政治はこれからどこへ向かうのか、 政治学者と記者が忖度なしに語り合う。 政界・政局が大きく変容している。高市政権発足後の総選挙では、自民党が歴史的な圧勝をとげ、政治バランスの軸も大きく動いた。ついに「戦後政治」が終焉を迎えたのだ。 なぜ、このような状況が生まれたのか――。 そして、日本はこれからどこへ向かうのか――。 政治史の泰斗である研究者と長く政界を取材してきたジャーナリストが、高市、石破、岸田、菅と令和の政権の足跡を逆上って、現在の政治状況が生まれた原因を探る。歴史的視点、さらに、いま明かす秘話も交えて、忖度(そんたく)なしに語りあう対談集。 【目次】 第1部 自民の振り子は一気に右へ 高市早苗政権 ムードやイメージはいいが、まだ実績はない 総裁選で勝利した三つの理由 ほか 第2部 「対談」ができない異物の政治家 石破茂政権 自民の右傾化を招いた石破政権の皮肉 自民党と徳川幕府末期の相似形 ほか 第3部 ノンシャランゆえの実行力 岸田文雄政権 「派閥は40人くらいがちょうどいい」 首相退任後の処遇を考えるべき ほか 第4部 「菅官房長官」がいなかった悲劇 菅義偉政権 ポスト菅の総裁選が、高市政権の出発点 泡沫候補を脱した興味深い力関係 ほか 第5部 戦後政治の終焉と新しい道 想定以上に「右」に寄りすぎた自民党 高市路線とは違う、対抗勢力に求められる道 ほか -
生活の実践 「足るを知る」と世界が治る
民主主義より生命主義(BIOCRACY) アート・音楽に軸足をおく著者が「3・11」をきっかけに福島に移住、その後、 エネルギーの現場に飛び込み考え続けた「誰でもできる」社会との向き合い方 「芸術を超えている。ヒップホップを超えている――これは世界屈指の市民実践だ」 卯城竜太(Chim↑Pom) 「いま、本当のアートってどこにあるだろう? アートが未来のものなら、いま評価されているアート界にはないのではないか。ではどこに? 有太マンのところに!」 椹木野衣(美術評論家) 「頭よいのか悪いのか、馬鹿しか見えない革命の種。英雄はいらない!」 永山愛樹(Turtle Island/橋の下世界音楽祭) すべては小さな引っかき傷からはじまる 「20キロ圏内での被ばくは、典型的な都市部の無関心、無自覚層代表として『自分にもできることをやろう』と腹が決まる体験だった」 「幸せは暮らしの中にある。毎日の購買活動が、4年に一度の選挙どころじゃない威力を持っている。大事なことは最初からすでに足もと、または手の中にある」(本文より) ※本書は、大川印刷の協力により、環境負荷をできるだけかけない印刷・製本でつくられました。 【目次】 はじめに 〜ソーシャルアート事始 第1章 福島産クリエイティブ 第2章 My Philosophy 第3章 Nipponの AWAKES 第4章 再エネへの AWAKES 第5章 素人の矜持 第6章 地域の時代 第7章 BIO暮らし 第8章 世界を治すための道 第9章 ミラノ「Legacy3・11」展 【著者】 有太マン アーティスト/NPO法人みんなのデータサイト顧問/ UPDATER(みんな電力)並走者 1975年東京生、School of Visual Arts卒。96~01年NY在住、2012~15年福島市在住。 2013年度第33回日本協同組合学会実践賞受賞。 福島では、福島大学の客員研究員として農の復興事業をJA新ふくしま(当時)、福島県生協連と協同し、市内すべての田んぼ/果樹園の含有放射性物質を測定。 根幹にあるエネルギー問題と、循環型社会におけるサステナビリティとの関わりを深化させる。 -
世界2026年
【特集1】創刊80年 それでも人間を信じる 戦後の国際秩序が、音を立てて崩れつつある。 大国による核の威嚇と法の蹂躙。かつて戦争の惨禍を経験した日本も、憲法9条が歯止めとならず、軍拡競争の一翼を担おうとしている。この現実を前になお、「人間を信じる」ことは可能か。「世界」初代編集長の吉野源三郎はこう述べた。 「『人間に対する信頼』も、一つの大きな賭です。……しかし、この賭なしには、人間の世界は死人のようなつめたさにひえてゆくほかはない」(「ヒューマニズムについて──人間への信頼」) 戦後の焼け跡からこの雑誌が生まれて80年。私たちは、ヒューマニズムに賭すことから始めたい。 【特集2】ハラスメントの現在地 これってハラスメントかな? 冗談として、あるいは具体的な懸念として、日常的に話題にするようになった。 議員や首長のセクシャルハラスメントが告発されるも、居直り行為で深刻な二次被害が続くケースもある。 誰もが被害者、また加害者になりうるとの認識が広がる一方、そもそも、それは何を意味するのか。身近な環境で起きた場合にどう対応すべきなのか…… 現代人が抱えるモヤモヤの整理を試みる。 ※本電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。 -
クレームvs公務員 ――「住民の声」というジレンマ
窓口、電話、家庭訪問、公共交通、病院などの医療・介護施設、児童相談所など、公務員が働くところではたいがい起きている。 「気持ちはわかるけど、正直しんどい」のはなぜ? 【以下はカスタマーハラスメントに該当しますか?】 窓口に来た住民の話は要領を得ず、職員はなかなか理解できませんでしたが、話を聞いていると、その申請の対象外になりそうであると判断し、その旨を伝えました。住民は納得いかなさそうに帰っていきました。翌日再度来訪し、昨日と同じようなやりとりをしたところ、だんだんと口調がきつくなりはじめ、フロアに響き渡る声で「お前じゃ話にならん。上司を出せ」と言いはじめました。しばらくなだめる一方でしたが、ようやく上司が来て再度話を聞いたところ、別の制度が適用されることがわかり、その申請をして住民は満足して帰っていきました。 (詳細は第1章に掲載) === 【目次】 第1章 迷惑行為・悪質クレームの実態解明 1 カスハラとは何か 2 迷惑行為・悪質クレームの実態 3 現場の職員はどうしてほしいのか 4 さらなる迷惑行為のバリエーション――不特定多数による少量の加害 第2章 カスハラとはいかなる問題なのか 1 「カスハラ」の言葉の登場 2 カスハラの定義 3 カスハラの例示 4 カスハラのジレンマ 5 カスハラ問題の特徴 第3章 行政のカスハラは特殊なのか 1 行政の特徴とは 2 どのように住民の意見を聴くのか 3 組織と職員個人のせめぎあい 4 行政のカスハラの3つの課題 第4章 不当な要求に対してどう対処してきたのか 1 反社会的勢力などによる不当な要求 2 それぞれの自治体での対応 3 不当要求行為の対策とカスハラ 4 外国における不当な要求への対応 第5章 自治体はカスハラにどう向き合っているのか 1 カスハラ対策の目的 2 カスハラ対策の手段 3 実際にはどう動くのか 4 自治体のカスハラ対策に関するその他の論点と課題 第6章 民間企業のカスハラ対策を後押しする 1 東京都のカスハラ条例 2 行政現場への示唆 第7章 カスハラ対策 次なる航路に向けて 1 自治体にとって「カスハラ」とは何なのか 2 カスハラ対策へのガイド 3 対策の先にある新しい住民との関係 === -
異文化共生と観光
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 異文化共生共生論、観光学に関わる基本的な概念や視点をおさえたうえで、具体的な事例や現代的課題を取り上げる、基礎から応用までカバーする異文化共生と観光の関係を学ぶための書。 観光による相互理解や地域再生などのポジティブな面のみではなく、誤解や摩擦等、今起こっている問題やこれからの課題にも目を向ける。 「です」「ます」調、総ルビで日本語初学者にも読みやすい設計。 -
今世は母になりません 子どもを持たない私たちの本音と幸せ
妊活、流産、不妊治療、キャリアの不安、実母の呪い… "子なし"既婚女性11人のノンフィクション 産まない理由とは? 『虎に翼』脚本家・吉田恵里香との特別対談も収録! 30代女性から圧倒的な支持を集めるPodcast『となりの芝生はソーブルー』話し手であり 重版で話題の『産む気もないのに生理かよ!』著者・月岡ツキの最新刊。 月岡ツキが、子どもを持たない選択をした【一般女性11人】に匿名インタビュー。 「今のキャリアを手放したくない」 「子どもが嫌い、と周囲に言えない」 「"妊娠するのが唯一のゴール"──そんな不妊治療がつらかった」 「精神疾患で悩んだ母のようになりたくない」 環境的・社会的背景、夫との話し合い、家族・親戚・友人との関わり方の変化、 幸福や葛藤など赤裸々な本音を引き出し、著者の主観を交えて綴る。 もし子どもを持たなかったら、どんな人生を歩むのか? 今の彼女たちの姿は、あなたの10年後の未来かもしれない。 「子どもを持つ・持たない」の選択に悩みと不安を抱える全女性に届けたい、人生のリアル。 -
トランプ時代のインテリジェンス
世界はあらたなる帝国主義の時代に入りました。米国、中国、ロシアといった力を持った大国が、自国優先主義をとりながら、棲み分けをするという構図が出来上がりつつあります。その中で、国家としてどのように立ち振る舞い、生き残りをかけるのか? まさにインテリジェンスの力がこれまで以上に求められていると言えます。 国内では、インテリジェンス機関の本格的な機能強化が始まりました。本書では2025年1月にトランプ氏がアメリカ大統領に返り咲いた後の現代インテリジェンスの課題について、旧陸軍の傑出したインテリジェンス・オフィサーだった大橋武夫氏が残した名著『復刻新装版 謀略』(時事通信社)を手引きに読み解きます。 インテリジェンスは国家のためのものですが、その技法はビジネスでも家庭の中でも様々な分野で応用できます。インテリジェンスについて初めて学ぶ人からビジネスパーソン、経営者や外交関係者までおすすめの一冊です。 【内容例】 ・新聞などオープンソースから情報を読み解く場合に大事なことは? ・逆問題的な思考の重要性 ・重要情報は分散化させる ・性悪説に立ってルールやシステムを作る ・要注意人物を見極める方法 ・詐欺師は小さな約束を守る ・謀略を防ぐためには ――本書は日本に適合したインテリジェンス機関について考える際のよい叩き台になったと自負しています。(「おわりに」より) ※本書は、池袋コミュニティ・カレッジで2025年11月に行われた講座(全5回)をもとに、最新情報を加えて書き下ろしたものです。 【本書目次】 はじめに――5回目の日本の危機が到来した プロローグ 謀略とインテリジェンスーなぜ今『謀略』を読むのか─ 米国が力を失い、世界は新帝国主義の時代へ トランプは原因ではなく結果││その理由は? インテリジェンスは国家のためのもの 旧日本陸軍の大橋武夫氏の『謀略』に学ぶ 「秘密戦」の四つの分類とその要諦 昔のインテリジェンス・オフィサーに学ぶ 第1章 世界情勢と現代のインテリジェンスの特徴 インテリジェンスの基本は「情報と政策の分離」 イギリスのインテリジェンスが変わった理由は? 価値観主義=イデオロギーの時代は終わり、世界は地政学の時代に 力の均衡点での棲み分けがこれからの国際社会 認知戦の天才であるトランプの交渉術とは? トランプの内在的論理を解き明かす トランプが旧約聖書を大切にする意味とは? フリードリッヒ・リストの国家単位の重商政策 トランプの世界観の哲学的な意味 弱体化した米国がすべての始まり 高市発言と集団的自衛権 トランプとゼレンスキーの関係 脳内戦艦の登場に戸惑う習近平中国 中国が何に対して怒っているのか 中国が一番恐れていることとは? グレゴリー・ベイトソンの論理と国際社会 第2章 日本の政治とインテリジェンス──その実力と課題─ 日本のインテリジェンスの再編は必要か? 警察、公安調査庁、外務省……日本のインテリジェンス機関の実力は? 小林良樹氏の『インテリジェンスの基礎理論』 内閣情報調査室の中身とその優秀さとは? スパイ防止法の落とし穴 対外情報機関を作るなら外務省の研修制度を基本に人材育成を 高市政権における日本外交 高市政権と防衛省のズレとブレ 国際的な誤解を招く高市政権の危うさ 米国をも敵に回しかねない高市政権 新たな日本の念力主義が復活した 中国にとって念力主義は永遠に理解不能 いざというときのルートを確保しておく 第3章 新帝国主義時代の『謀略』の重要性 謀略的な考え方の必要性と重要性 最高の謀略は相手に最後まで謀略だとは悟られない 謀略の第一は諜報活動である インテリジェンスにおける情報源の様々な種類 ヒュミントにおけるスパイ工作の手順 スパイは相手の弱みに付けこむプロ 危険が潜む情報の取り扱い 明石元二郎の謀略術 明石が狙ったロシアの弱点と謀略の全容 リヒャルト・ゾルゲの経歴と活動 上海で尾崎秀実との運命の出会い 東京での再会と2人の活動 独ソ開戦と日本の南進を予言 成功の秘訣と発覚の理由 ゾルゲの諜報&謀略術の秘訣 尾崎の諜報&謀略術の秘訣 大橋氏が残した日本人への警告 第4章 資料から読み解くオシント実践セミナー オシント(公開情報によるインテリジェンス)の力の必要性 米中電話協議に浮かぶ国の立場 高市発言の何が問題なのか 中国の強硬姿勢よりも米国の混乱の方が深刻 朝日新聞のリークの裏にある闇 首相発言の撤回を促す意図的な内容 高市首相が撤回に応じられない理由とは? 第5章 応用編──仕事と生活で生きるインテリジェンス&謀略の手法─ 謀略の本質はよりよく生きるための知恵である 日常で応用可能な謀略的情報収集術=諜報活動 人間関係におけるインテリジェンス理論の応用 インテリジェンスと謀略的視点から見た組織論 おわりに――米中ロ三国協商時代の到来 主な引用・参考文献 -
消防実務 標準ハンドブックⅡ-昇任試験と実務のための基礎整理-
消防士長試験・消防司令補試験の土台づくりに。 昇任試験にも、その先の実務にも。 『消防実務 標準ハンドブックⅠ・Ⅱ』は、消防職員として押さえておきたい法令・制度・実務の基礎知識を体系的に整理した実務ハンドブックです。 消防法規、消防総務、予防、警防、救急、防災までを全2冊シリーズで幅広く収録。昇任試験に向けた学習に役立つことはもちろん、試験勉強をきっかけに消防実務全体を学び直したい方にも活用いただけます。 消防法令の改正や制度の見直しを反映するとともに、近年の自然災害の激甚化に伴う防災施策の動向、警防活動の多様化・複雑化や資機材の進展など、消防実務を取り巻く変化にも対応。法令・制度・実務を横断的に整理し、消防職員に必要な標準知識を体系的にまとめました。 また、分野ごとのインデックスや整理された目次構成、重要ポイントが把握しやすい2色刷りを採用。さらに、筆記試験・論文試験・面接試験に役立つコラムも掲載し、学習をサポートします。 昇任試験のために学び、実務のために使い続ける。 消防職員の知識の土台を支える標準ハンドブックです。 -
消防実務 標準ハンドブックⅠ-昇任試験と実務のための基礎整理-
消防士長試験・消防司令補試験の土台づくりに。 昇任試験にも、その先の実務にも。 『消防実務 標準ハンドブックⅠ・Ⅱ』は、消防職員として押さえておきたい法令・制度・実務の基礎知識を体系的に整理した実務ハンドブックです。 消防法規、消防総務、予防、警防、救急、防災までを全2冊シリーズで幅広く収録。昇任試験に向けた学習に役立つことはもちろん、試験勉強をきっかけに消防実務全体を学び直したい方にも活用いただけます。 消防法令の改正や制度の見直しを反映するとともに、近年の自然災害の激甚化に伴う防災施策の動向、警防活動の多様化・複雑化や資機材の進展など、消防実務を取り巻く変化にも対応。法令・制度・実務を横断的に整理し、消防職員に必要な標準知識を体系的にまとめました。 また、分野ごとのインデックスや整理された目次構成、重要ポイントが把握しやすい2色刷りを採用。さらに、筆記試験・論文試験・面接試験に役立つコラムも掲載し、学習をサポートします。 昇任試験のために学び、実務のために使い続ける。 消防職員の知識の土台を支える標準ハンドブックです。 -
リベラル疲れ 農村自治会長、分断解消に挑む
一貫してリベラルの立場で執筆を続けてきた著者は、なぜ「リベラル」に疲れてしまったのか。 農村の自治会長を務めて従来とは違う「保守」のあり方を知った著者は、 思想信条ゆえに交流が途絶えていた旧友たちとの対話再開を試みる。 なぜ日本人は他者の話に耳を傾けることができなくなってしまったのか。 様々な反響を引き起こした『ネット右翼になった父』の続編として、分断を憎み、新たなリベラルの形を模索する著者の内省と実践の記録。 【目次】 第一章 農村自治会長として、保守を知る 第二章 ネット右翼との対話再開 第三章 リベラルの言い分 第四章 思考を停止するリベラル 第五章 対話の可能性はあるのか 終 章 分断と喪失を避けるために -
ふだんづかいの生命倫理学 生と死はどこまでコントロールしていいの?
私たちはいつかみんな患者になる――。だからこそ知っておきたい、脳死、臓器移植、生殖医療、安楽死を考えるための生命倫理学。 私たちの生と死ってどこまでコントロールしていいの? ・安楽死の議論ってなぜ炎上するの? ・脳死は誰が決めるの? ・臓器を商品にしていいの? ・生殖はどこまでが個人の問題なの? ・遺伝子技術でどこまでを知っていいの? 数々の疑問に答えながら、生命倫理学の基本のきがやさしく学べる。 著者のロングセラー『ふだんづかいの倫理学』に続く新しい入門書決定版。 【目次】 序 章 ぼくらはみんな患者になる――生命倫理学って何? 第1章 治療を誰が決めるのか――インフォームド・コンセント 第2章 死という生き方――安楽死の問題 第3章 死は誰が決めるのか――脳死の問題 第4章 あげると売る――臓器移植の問題 第5章 子どもは産むのか作るのか――生殖技術の問題 第6章 「ふだんづかい」のその先に――遺伝子技術の問題 終 章 生命と倫理――優生思想の問題 -
国会議事堂―政治空間をめぐる近現代史
近代日本の政治は、江戸期の上意下達から、身分不問で意見を戦わせて公共の利益に適う合意形成を行っていく。その政治空間の中心こそ国会議事堂だった。 1890年に創られた仮議事堂で帝国議会は開会するが、一つの場での議論が不慣れだった日本人はここから政治をどのように組み立ててようとしたのか――。 仮議事堂が2回全焼するなか、恒久的な国会議事堂創設までには、西欧普遍のスタイルか「日本性」追求かなど政治家、官僚、建築学者を巻き込み一大議論となっていく。 では、1936年に完成した現在の国会議事堂は、どのような意図のもとに創られ、また日本政治はこの器のなかで、どのように展開されていったのか――。 日本政治は、政治家をはじめとして人物を中心に描かれてきた。本書もそれを重んじつつ、国会議事堂という「政治=空間」に注目する。世界各国で政治は、空間に見合った形で展開されているからだ。空間が政治を規定するのでもなく、その逆でもなく、両者が相伴って形成しているからだ。 本書は、150年以上に及ぶ日本の公議の軌跡=日本政治について、「政治=空間」という新しい視点から、通史として描く試みである。 -
なぜ私たちはいつも時間に追われるのか
加速の罠から抜け出し、 創造的な時間を取り戻すために。 今日一日、自分は何をやっていたのだろう。 時間に圧迫され、高速で過ぎ去る毎日。 なぜ、こんなことになっているのか。 第一人者が、現代社会の病理を「加速」というキーワードで読み解く。加速は絶えざる成長と上昇を求め、さらなる加速をもたらす。その先にあるのは、加速的生産か、それとも創造的瞬間か? ・どうして仕事は溜まっていくのか? ・効率化するほど忙しくなるのはなぜか? ・限られた時間をどう生きるか? 仕事とは何か。人生とは何か。 各界絶賛の『加速する社会』監訳者、初の新書。 タイパ疲れの現代人に贈る、 AI時代のビジネスパーソン必読の社会学講義 ―――― 「テクノロジーを利用すると、私たちは仕事を早く終わらせたような気になります。しかし実際は、やらなくてもよい仕事を掘り起こしているだけかもしれない。(中略)忙しさから逃れようとすればするほど、むしろますます忙しくなるという逆説。この逆説をいかに乗り越えるか。本書のポイントはここにあります。先述したローザは『加速する社会――近代における時間構造の変容』という本の中で、こうした社会の特徴を「加速」という言葉で表しました。」(本文より) ―――― ※カバー画像が異なる場合があります。 -
世界戦争論 次の大戦争をどう防ぐか
戦争は始めるより、終わらせる方が難しい。 小泉悠氏推薦! 「国防政策のプロが解説する「軍事の面から見た国際政治の読み方」。なんとなく戦争が不安という人も、専門的に学んでみたいという人も。」 ウクライナ戦争、イラン侵攻、台湾有事… そして、日本が直面する課題とは。 なぜ、いかにして戦争は始まるのか? どうすれば防ぐことができるのか? 「力こそ正義」の時代へ逆流する世界で、メディアで絶大な人気を誇る軍事研究者が、防衛省の第一線で戦況を見てきた経験をもとに、「次の戦争」を始めないための条件を問う。混迷する世界秩序を見通すための、待望の書き下ろし。戦争の見方が変わる「危機の時代」の必読書。 ※カバー画像が異なる場合があります。 -
造船立国ニッポンへ 「復活の号砲」を鳴らせ【特別版】
【WedgeONLINE PREMIUM】 造船立国ニッポンへ 「復活の号砲」を鳴らせ【特別版】“ かつて日本は世界一の建造量を誇ったが、現在、韓国、中国に大きく後れをとっている。 日本政府はここに来て、造船のテコ入れ開始を決めたが、その道のりは険しい。 島国である日本にとって、「海上輸送」がなければ企業活動も、生活も成り立たない。 日本の造船業が抱える課題や造船大国へと変貌した中国の実態と対抗策を示すと共に、 造船業は国家の「生命線」であることを改めて問い直す。 この記事は月刊誌『Wedge』2026年5月号特集「造船立国ニッポンへ 「復活の号砲」を鳴らせ」の記事に、同誌25年7月号「米国・海事産業の危機 日本がやるべき最優先事項は何か(林 光一郎 日本郵船調査グループ グループ長)」の記事を加えた特別版です。 PART 1 建造量倍増計画 〝造船ニッポン〟の現在地と課題 中西 享 ジャーナリスト COLUMN 1 新潮流を迎える造船業界 産学連携の強化は必須 編集部 PART 2 戦艦「大和」のふるさとを歩く JMU呉事業所の新たな挑戦 中西 享 ジャーナリスト 編集部 PART 3 日本病にもがく中国 vol.25 海洋大国に変貌した中国 次は、日本が「もがく」番だ 富坂 聰 ジャーナリスト PART 4 INTERVIEW 世界を席巻する中国造船業にどう立ち向かうのか マシュー・P・フナイオレ CSIS iDeas Lab 副所長 PART 5 造船力は建造だけにあらず! 鍵握る「修繕」含めた総合力 編集部 COLUMN 2 今治工業の人材育成 次代を担う高校生たちと先生の思い 編集部 PART 6 造船業は国家の「生命線」 歴史に学び日本の羅針盤を示せ 編集部 INTERVIEW 戦中戦後、日本造船史を知る意味 前間孝則 ノンフィクション作家 REPORT 米国・海事産業の危機 日本がやるべき最優先事項は何か 林 光一郎 日本郵船調査グループ グループ長 -
わかる!地政学―週刊東洋経済eビジネス新書No.497
混迷を深める世界情勢。国の地理的条件が国際関係にどう影響するのかを考えるのが地政学だ。地政学がわかると世界の仕組みが見えてくる。「トランプ勝利」で米国の外交はどう変わるか、歴史的に形成されてきたロシアの3つの地政空間など、地政学から大国を理解するリポートをそろえた。米国「IRA(インフレ抑制法)」の威力や各国が工場誘致に躍起となり半導体で補助金競争が起きているなど、地政学リスクと向き合う日本企業の取り組みにも注目したい。 本誌は『週刊東洋経済』2024年4月20日号掲載の34ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。 -
いまさら聞けない!公務員の法律知識の超基本
◎法律のしくみ、条文の読み方など、全部署で役立つ知識をわかりやすく解説! ・「これまで法律について学ぶ機会のなかった」若手職員 ・「法律を多少知っているものの、いざとなると不安になる」中堅職員 ・「部下職員を指導する立場だからこそ、改めて確認したい」ベテラン職員 本書は、そんな皆さんの誰が読んでも役に立つ法律に関する基本的な知識をわかりやすく解説します。 公務員の仕事は、すべて法律に基づいて行われます。 予算も議会も、さまざまな事業も、すべて法律に根拠がある――だからこそ、法律を読み解く力が必要です。 しかし、近年、自治体における採用試験の多様化や受験者を増加させるための様々な工夫、人物重視の試験の実施などによって、法律について学ぶ機会が全くないまま採用された職員の方も多いのではないでしょうか。 また、従来型の専門試験を受けて採用された職員の方の中にも、住民から問い合わせを受けたときに法的な根拠を示して説明できるか不安を感じたり、根拠法令の条文の読み方や意味がわからず困った経験がある方、前例に従って処理したものの結果的に法的 に誤った対応をしてしまい、冷や汗をかいた経験がある方がいるのではないでしょうか。 そこで本書は、自治体の仕事に欠かせない法律知識を、図表を交えてわかりやすく体系的に解説。 基本的なしくみから丁寧にひも解いたうえで、条文の読み方(法令用語)、さらに公務員に必須の法律をピックアップし、実際のケース(事例)をもとに各法律のエッセンスを伝えます。 公務員はもちろん、法律に携わる・学ぶすべての人に役立つ法律入門です。 -
地方議会の基本が1冊でしっかりわかる本
地方議会を理解するために必要な知識を凝縮! 議会事務局職員として、議会を熟知した「議会のプロ」が、重要なポイントをわかりやすく解説。 「係長・課長になって議会に携わることになったから、議会のしくみを知っておきたい」 「議会事務局に異動したから、最新の議会の動向や実態、課題をつかみたい」 「複雑な議会の制度をひととおり学びたい」 など、自治体職員はもちろん、地方議員、地方議会を知りたい人は、この1冊でバッチリ! 地方議会の組織や権限、運営の実際はもちろん、「議会とDX」「対面なしの議会運営」「議会と多様性社会」など、今押さえておくべき重要な最新情報も収録! ※本書は『いちばんやさしい地方議会の本』の改題新版です -
世界は〈モノ作り〉でできている
■身の回りの「モノ」は、どこからやってくる?■ コロナ禍とそれに続くホルムズ危機で、はっきり分かった世界の構造。 ケンブリッジ初のイノベーション教授が、より良い世界の作り方を案内! ・スエズ運河で船が立ち往生すると、テレビの値段が急騰する? ・日本の電子機器工場の火災が、イギリスの新車の納車を1年も遅らせる? ・インフルエンサーのコメントひとつで、スーパーの棚が空になる? ――このように、世界中の製造と物流は、複雑に絡み合い、つながっている。 身の回りにある「モノ」はすべて、誰かの手で製造され、運ばれてくる。 重要なのに普段は見えなくなっている、〈モノ作り〉の世界の内側のブラックボックスを解き明かし、私たちの日常とのミッシングリンクを埋める、ユーモアに満ちた一冊。 ★『フィナンシャル・タイムズ』『テレグラフ』紙「ブック・オブ・ザ・イヤー」選出!★ ※トランプ関税をうけて書かれた「ペーパーバック版へのあとがき」を収録! 【目次】 プロローグ 第1部 製造業の世界で物事がどのように行われているのか 第1章 魔法をかける――シンプルきわまりないモノの製造でさえ、あきれかえるくらい複雑だ 第2章 つくる――工場のなかでは実際に何が起こっているのか 第3章 動かす――製造業が旅そのものである理由 第4章 満足させる――製造業者はどうやって私たちの欲しいものを把握するのか 第2部 製造業の世界がどのように変わりつつあるのか 第5章 変える――製造業が世界をどう変えられるのか──そしてその逆も 第6章 つなぐ――デジタル化はいかに製造業界を変革し、変革し続けているのか 第7章 融合させる――製造と消費の境界がますます曖昧になっている 第8章 生き残る――製造業の世界の一員である私たち全員が、どうやって地球を救うのか エピローグ ペーパーバック版へのあとがき 謝辞 この本の製造方法 注 【著者プロフィール】 ティム・ミンシャル(Tim Minshall)(著) ケンブリッジ大学の初代「ジョン・C・テイラー博士記念」イノベーション教授。同大学工学部・製造研究所所長、チャーチル・カレッジ・フェロー。製造業とイノベーションの結びつきをテーマに、研究と教育、そして広く社会への発信に取り組んでいる。科学者である妻のニコラとケンブリッジに暮らす。過去に同志社大学で教えた経験がある。 田畑 あや子 (たばた・あやこ)(訳) 英語翻訳者、英語講師。訳書に、ローレン・ウィルキンソン『アメリカン・スパイ』(早川書房)、アンソニー・ルーベン『統計的な?』(すばる舎リンケージ)、ポール・コンティ『trauma 誰もが傷ついた心をもっている』(かんき出版)ほか。 -
経験の絶滅
スマホ化する世界で、どう生きるか? テクノロジーの到来で、わたしたちの感覚は「激変」している。対面コミュニケーション、場所の感覚、本物の感情、退屈……「人間の経験」は絶滅の危機にある。 デジタル時代に生きる、すべての人の必読書! 世界の識者が絶賛! ★「タイムリーな本」――オリバー・バークマン(『限りある時間の使い方』著者) ★「きわめて重要な一冊」――ジョナサン・ハイト(ニューヨーク大学教授、『不安の世代』著者) ★米『エスクァイア』誌、英『テレグラフ』紙、ベストブック! 「どれほどの時間を“人間の目”ではなく“画面”を見つめて過ごすべきか」 友人や家族と「リアル」で顔を向き合わせて過ごす時間が激減し、「手書き」で文字が書けなくなり、次の動画が始まる「2秒」さえ待てなくなり、「いいね」を期待して投稿する……。 テクノロジーの急速な発展は、日常生活を便利で効率的なものに変えた。その恩恵を享受する一方、テクノロジーに媒介され、追跡され、監視され、測られ、支配されている。 米シンクタンクで働く、歴史家で作家の著者が、最新の学術論文や記事をひもときながら、今世界で起きていること、そして近い将来何が起きるのかをまとめた衝撃の一冊。 【目次より】 はじめに 第1章 その場にいなければわからない 第2章 顔と顔を合わせること 第3章 手からマウスへ 第4章 いかに待つか 第5章 第六感 第6章 媒介された快楽 第7章 場所、空間、セレンディピティ おわりに -
英語で本を出したくて
魅惑と困惑に満ちた「博論から書籍へ」のプロセスを全公開! 日本・イギリスの2か国で書籍を刊行した著者の“お仕事エッセイ” 「本を出して生きた証を残したい」。その渇望が生んだ日英博論出版への道。世界への切符を掴むプロポーザルから、装丁リベンジ戦、そして重版の喜びまで。成功も落胆も赤裸々に明かす気鋭の研究者の奮闘記。学術出版という未知の荒野を歩むための、勇気と知恵が凝縮された一冊!小会PR誌『UP』の大好評連載「英語 de 学術書」、待望の書籍化! 【主要目次】 プロローグ 01 デキそうなやつはだいたい友達 02 競合他社、いてくれて感謝 03 エラい人を以てエラい人を制す 04 ヤルヤル詐欺師、独占手記 05 ランゲージライツをキープする 06 インドから来た手紙 07 誰お前のちベストフレンド 08 自己招待after自己推薦 09 「逆ナン」で本を出す 10 マスター、とりあえず学術書! 11 衝撃に備えろ 12 代打、オレ 13 必殺仕事人、現る 14 わたし著者なんです 15 本を出したら本を書く エピローグ -
音楽でケアする――福祉現場を動かすセッション
伊藤亜紗さん推薦 「ケアの土台をめざめさせる音、音楽する人々の息吹を寿(ことほ)ぐ言葉」 セッションがはじまれば、私たちは同じ世界で生きられる。 自分の世界にたたずむ人々、かかわり方に悩むケアラー。 すれ違う現場で、みながセッションに巻き込まれ、ケアする人も救われる。 ズレとつながりが交錯する地点から、ケアとしての音楽療法を問う。 ――「はじめに」より このセッションで私は、みんなで同じことをすることが「目的」だと思い込んでいた自分に気づかされた。 曲にのせられて、次の曲への期待感に身体が反応して、いつの間にかそれぞれのノリだけれど一緒にやっている。 そして一緒に止まる。 それはすべてあくまで「結果」なのである。 やりたくない人ややりたくないときはしなくていい、それぞれがそれぞれのタイミングややり方で参加すればいい、 というミュージック・ケアのセッションは、障害の有無や年齢差から抜け出して、 ただその空間を共有できる喜びを思い出させてくれた。 ――目次 はじめに 1章 ケアとしての音楽療法 コラム1 職業資格としての音楽療法士 2章 障害児・者や高齢者が生き生きする 3章 職員や親が巻き込まれる 4章 施設の生活に音楽がかかわる コラム2 資格を給与に反映させる法人 5章 実践者が救われる 6章 常識や権威を取り除く コラム3 音楽療法は科学か芸術か 終章 相手のズレに巻き込まれる あとがき 参照文献 索引 -
メディア行為論
メディアは何を為しているのか? 奪われる「アテンション」、自動化される「身ぶり」、コンテンツ=記号=意味解釈ではない、メディア論の最新型のセオリー 近代の視覚装置から現代のアルゴリズムまで、テクノロジーは常に人間の認知を管理してきた。本書はタルド、クレーリー、スティグレールらの知を交錯させ、主体の「注意」と「身ぶり」を略奪するメディア環境の歴史を活写。自動化される人間存在を剔抉する、メディア論の新地平。 【主要目次】 はじめに:メディア行為の理論のために 第I部 メディア行為の現象学 第1章 無媒介(im-mediate)の世界:失語症と自閉症から 第2章 メディア論的還元 第3章 他者という媒/対象という媒 第Ⅱ部 アテンションを把捉すること:アテンション・エコノミーの考古学 第4章 アテンションとタルドの間心理学 第5章 アテンションの考古学:スペクタクル・アテンション・ハビトゥス 第6章 マス・メディア行為:アテンションの把捉と動員 第7章 アテンション把捉装置としてのキャラ 第8章 アテンション・エコノミーを超えて:〈萌え〉から〈推し〉へ 第Ⅲ部 身ぶりを把捉すること:自動性の考古学 第9章 監視資本主義と身ぶりの把捉 第10章 身ぶりの文字化(1):クレショフ再考 第11章 身ぶりの文字化(2):ギルブレスの動作研究 第12章 図式とハビトゥス:スティグレールの図式機能批判再考 第13章 コントロールとモデュレーション 第14章 自動性の諸問題:メディア的還元に抗する文化の長いサイクル 終 章 身ぶりの把捉/把捉された身ぶり:メディア的還元を超えて おわりに:記号‐認知‐脳 あとがき メディア行為論のためのブックガイド50 -
スマホ依存から子どもを救う 児童精神科医による予防と治療の処方箋
スマホの過剰な使用が、 子どもの脳や心身を傷つける――。 ネットゲーム、SNS、AI…… 子どものスマホ依存の背景を探り、 これからの家庭や社会のあり方を考える一冊 昭和から平成、令和へと時代が移るなかで、家族の形や人とのつながりは変化し、今や子どもの日常にスマートフォンが深く入り込むようになりました。とりわけ2000年代以降、ネットゲームやSNSに強くとらわれる子どもは増加の一途をたどっています。2011年の東日本大震災を経てLINEが急速に普及しましたが、情報・遊び・人間関係のすべてが一台の端末に集約されるなか、「命綱」とまで語る子どもも現れました。また、子どもがネットゲームやSNS依存症になると、苦しむのは本人のみならず、家族全体が精神的に追い込まれる状況も生まれています。 本書の著者は、児童精神科医として50年以上にわたり、30万人を超える子どもの診療にあたってきました。診療の現場では、わが子とは思えない言動や生活の乱れに戸惑い、次第に疲れ果てていく家族の姿を数多く見てきたといいます。そうした経験から、子どものスマホ依存を個人の問題としてではなく、時代や社会の構造のなかで生まれた現象としてとらえ、適切に症状と向き合っていくことが大切だと主張しています。 また、子どもが生きていくために必要な力の多くは、人と直接関わり、時間と手間をかけるなかで育まれます。デジタル技術の恩恵を否定するのではなく、便利さに生活のすべてを委ねないこと。読書や対面でのコミュニケーションを取り戻し、親子で現実の時間を共有すること。その積み重ねが、子どもを依存から守り、回復へと導いていきます。 本書は、著者が実際に診療した5組の親子の症例をもとに、依存が深まる過程から診断、治療、回復までを具体的に紹介します。子どもにどう声をかけるべきか。家庭で何を見直す必要があるのか。どの段階で医療機関を頼るべきか。臨床現場で積み重ねた知見から、親や教師、医療関係者に必要な対応を示します。 スマホ依存に苦しむ親子はもちろん、異変に気づきながら対応に迷う教師や支援者にも、回復への道筋を示す一冊です。 -
日本人だけが知らない ドローンとAIの戦争論
国民は戦争を直視せず AI・ハイテクで10年遅れ 弾も油も3日分しかない このままでは日本は やられる一方だ ドローンとAIの進化で戦場の様相は激変した。 いまウクライナやイランで起きているのは、小型で安価な機体が戦車や艦船を破壊し防空網を突破する、「小が大を喰う」戦争だ。さらに、サイバー攻撃、資源・関税を武器にした戦いなど、「見えない戦争」も迫っている。 だが日本の安全保障体制はこれらに対してあまりに脆弱だ。 本書では、元イラク派遣隊長が、極超音速ミサイル等の最新兵器、ホルムズ海峡の攻防、台湾有事など、日本が直面する脅威を徹底解説。 今ならまだ間に合う、日本人の生命と財産を守る一冊。 -
鳥害
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鳥害は、放置するほど高くつく 放っておくと深刻化する鳥害の実態と、 再発を防ぐための対策を 鳥害のプロが徹底解説 カラスやハト、ムクドリなどによる「鳥害」は、農村だけの問題ではありません。住宅のベランダや屋根、マンション、工場、商業施設など、全国のあらゆる場所で発生しています。ふんや鳴き声に悩まされるだけではなく、建物の腐食や設備の劣化、感染症リスク、近隣トラブルなど、目に見えない被害へと発展するケースも少なくありません。そして鳥害の最も怖い点は、放置するほど被害が広がり、対策費用も大きく膨らんでしまうことです。 本書の著者は元々、害虫駆除用機材・殺虫剤の専門商社で勤務していた際に、鳥害対策を中心に社団法人でも活動するようになったことで、この問題と向き合うことになりました。現場を知るほどに鳥害に関する正しい知識や対策が社会に十分に共有されていないことを実感し、鳥害対策を専門に手掛ける事業を自ら立ち上げ、これまでに年間約1500件もの相談に対応しています。 鳥害は鳥を追い払えば終わる問題ではなく、鳥の種類ごとの習性や法律、建物の構造まで理解したうえで対策を講じなければ根本的な解決にはつながりません。本書では、鳥害の実態から、被害が拡大する仕組み、鳥ごとの特徴、間違った対策で被害が悪化する理由、本当に効果のある防鳥対策までを、豊富な現場事例を交えながら分かりやすく解説しています。戸建て住宅やマンションの居住者はもちろん、工場・倉庫・商業施設・ビルなどの施設管理者、不動産管理会社、建設・リフォーム業界、さらには鳥害対策事業への参入を検討している方にも役立つ一冊です。 -
[デジタル主権]戦争
あなたの仕事も、生活も、国家でさえもーーすでに「向こう側」にある。 メール、会議、書類、決済。気づけば一日のすべてが、アマゾン・グーグル・マイクロソフトの手のひらの上で動いている。日本の中央省庁の業務システム、マイナンバーの管理、自衛隊の情報までもが、アメリカ企業のサーバーに預けられている。首都・東京の行政さえ、グーグルとの協定の中に組み込まれた。 これは「ITの話」でも「便利さの代償」でもない。国家主権が、静かに書き換えられていく話だ。 2021年、現職のアメリカ大統領のアカウントを、一民間企業が停止した。2025年、アメリカの制裁リストに載った国際刑事裁判所の裁判官は、クレジットカードを止められ、購入済みの電子書籍を消され、日常のすべてを破壊された。ミサイルは要らない。国際送金網SWIFTとビザとマスターカードを握る者が、人間の生存を握る。 他人事ではない。あなたのカードも、あなたのアカウントも、同じネットワークの上に載っている。 本書は、この見えない戦争の全戦線を歩いたルポである。なぜ一民間企業が大統領を黙らせることができたのか。クレジットカード会社は、いかにして「世界の検閲官」になったのか。SNSと検索とAIは、誰の指示で「思考の材料」を選別しているのか。中国・ロシアはなぜ壁を築き、EUはなぜ巨額の罰金で殴り返すのかーー米欧中露が奪い合っているのは、領土でも資源でもない。あなたの脳の支配権だ。 その実態を掴むため、著者はアメリカ、イギリス、ヨーロッパ各国、そしてロシアの政府機関や研究者への接触を重ねた。日本のメディアがまだ報じない「デジタル主権戦争」の最前線。その戦場で、日本だけが眠っている。スパイ防止法も国家情報局も、分かりやすい敵しか見ていない。本当の支配者には、問いすら立てられていない。 戦争が起きていることに、日本人はまだ気づいていない。 すでに日本は、この戦争に敗北している。 -
老いと死をファクトで考えてみた
正体のわからない不安に「輪郭」を与えれば、もう恐れる必要はない。 終活、運、歴史、人生の暖流と寒流から、未来像まで、 出口流・「データと事実」で紐解く究極の死生観! ・老いについて大切なのは「あきらめる」こと ・「精一杯生きる」は、歯をくいしばることではない ・終活は、最低限でいい ・人間の器は大きくならない。だから入れ替える ・運は上げられない。しかし適応はできる ・暖流と寒流。水温は自分で選べないが、泳ぎ方は選べる ・孤独と孤立は、大きく違う ・お金とは、選択肢の別名である ・日本のGDPを上げる2つの手段 ・働くことは、最大の後世貢献である…etc. 【目次】 第1章 衰える体と、どう付き合うか 第2章 それでも人は、死ぬまで成長できる 第3章 人生には、暖流と寒流がある――運とどう付き合うか 第4章 孤独でいい、孤立はするな 第5章 宇宙の歴史から、自分の死を眺めてみる 第6章 すべての人が支え合う社会をめざして -
誰でも身につく昇任試験面接の合格術〈第2次改訂版〉
◎昇任面接対策のロングセラー、最新版! 多くの受験者が活用する面接対策本が最新トピックを盛り込みリニューアル。 昇任試験の面接で問われる「係長(管理職)として、どのように判断し、いかに行動するか」について、具体的な事例問題の問答例を50項目掲載。 今版では、「若手のやりがい不足」「不適切なSNS投稿」「生成AIの乱用・誤用」「カスハラ」「心理的安全性」「人手不足」「定年前の職員」「住民への誤通知」「SNSによる誤情報の拡散」など、最新のトピックを追加。 受験者が一番知りたい「事例問題」の問答例を50掲載。回答のコツ、再質問への対応の仕方がわかる。 -
そんなバカな!「利己的遺伝子」の陰謀
本書と連動した内容が楽しめるYouTubeチャンネル「デイリーWiLL」 動画URLはこちら→https://www.youtube.com/@Daily_WiLL 神の存在を疑っているあなたへ! 浮気男、浮気女を愛してしまったあなたへ! 人間嫌いなあなたも! 自分勝手な遺伝子に振り回されるヒトの悲喜劇― 講談社出版文化賞科学出版賞受賞(平成4年) 人間は賢いはずなのに、時々とんでもないアホになる―それはなぜ!? ・「イワシの頭も信心から」…そんなことするのはヒトだけ!? ・血縁が近ければ近いほど「自己犠牲的な行動」がとれるワケ ・人間の女は常に“発情しっ放し”の状態 ・「文科系男」「理科系男」「ケチ男」「バクチ男」…こんな男たち、知っていますか? ・“離婚”もすべて繁殖戦略のため? ・親の“しつけ”ほど胡散臭い行動はない! ・「嫁姑争い」に勝利するための必要不可欠な要素 ほか 我々の体は遺伝子が世代から世代へと時間の旅をするための乗り物(ヴィークル)にすぎない 遺伝子はすべて利己的である。 ただしその「利己的」とは、通常用いる、わがままとか自分の利益しか考えていないといった意味ではない。遺伝子はいかにして自身のコピーを増やすかという論理のもとだけにある。そういう意味において利己的なのだ。 -
戦史は覆す!強かった日本軍 今もアジアは日本に感謝している
本書と連動した内容が楽しめるYouTubeチャンネル「デイリーWiLL」 動画URLはこちら→https://www.youtube.com/@Daily_WiLL アジアで今も語り継がれる日本兵「勇戦敢闘」の真実 「日本軍は残虐で弱かった!」はウソである! 戦史を紐解(ひもと)けば、圧倒的な戦力差の中で、日本兵は実によく戦ったのだ! 「日本のお陰でアジア諸国は独立できた」 (タイ王国プラモート首相、195年) ・白人無敗神話を打ち砕いた日本軍 ・マレー沖海戦に見る”武士道”と”騎士道” ・インドネシア、ベトナムのために戦った残留日本兵 ・現代のハイテク兵器並みだった日本海軍艦爆隊の命中率 ・沈没艦の敵兵を救助する日本軍 ・敵将も讃えたペリリュー島の守備隊 ・侵攻ソ連軍に鉄槌(てっつい)を下した樺太の日本軍 ・ソ連軍を撃退した占守島(しゅむしゅとう)戦車部隊の大勝利 ・空のエース達のこの奮戦を見よ! ほか全66篇 知らぬは現代の日本人ばかりなり! -
誠実な日本人が信じるドイツ神話にイタリア幻想 - 戦後81年目の答え合わせ -
日本人にとって関心の高いドイツとイタリア――。ドイツ在住30年以上、現地からの鋭い分析でベストセラーを数多く送り出してきた川口マーン惠美と、イタリア在住で現地ニュースや社会情勢を発信し続けるヴィズマーラ恵子が、欧州の「今」を縦横に語り合う。 現地で暮らすからこそ見える日常、政治、文化、歴史、そして日本ではなかなか伝わらない社会の実情。ドイツとイタリア、それぞれのリアルな視点が交差すると、日本の姿も鮮明に浮かび上がる。 かつて日独伊三国同盟を結び、ともに敗戦国となった三国は、戦後それぞれ異なる道を歩んできた。その運命を分けたものは何だったのか。 本書では、「反省する国は強くなり、反省しない国は衰退する」という単純な見方を問い直し、迷走を続けるドイツ、変化と覚醒を見せるイタリア、そして両国との比較から浮かび上がる日本の課題を考察する。 長年ドイツを定点観測してきた川口マーン惠美と、イタリア社会を生活者の目線で見続けるヴィズマーラ恵子。いま注目を集める二人の論客が、日本では見えにくいヨーロッパの現実と、日本が進むべき道を鋭く読み解く!! ◇「最悪の首相」として歴史に刻まれるメルツ首相!? ◇昼ドラより面白いドロドロの「メローニ劇場」 ◇メディアの違いの根源にあるのは第二次世界大戦の「敗戦観」の違い ◇ファシズムに対する贖罪意識や反省がない ◇移民・難民を食い物にするNGO ◇日本では報じられない移民vs.移民の対立も過酷 ◇ヨーロッパの「中央駅」は超危険! ◇LGBT政策の被害者は女性という矛盾 ◇「イタリア人ブランド」は日本人の幻想か ◇日本とドイツはイタリアの歴史教育を見習え ◇ムッソリーニは歴史の登場人物の一人にすぎない ◇なぜドイツはイタリアから学ばなかったのか ◇「男女共有トイレ」は欧州に広がっている ◇ピッツァにはワインではなくコーラが定番 第1章 こんなにも違うドイツとイタリアの政治世界 第2章 日本人が知らないイタリアとドイツ――歴史と信仰のかたち 第3章 イタリアとドイツ、報道されない移民問題の闇 第4章 ヨーロッパが示す日本の“リベラル”な未来 第5章 陽気なだけではないイタリア人 第6章 クラシック音楽とアニメ、どっちが好き? 第7章 日・独・伊、3つの「敗戦国」を分ける歴史教育 【著者プロフィール】 川口マーン惠美(かわぐち マーン えみ) 日本大学芸術学部音楽学科卒業。1985年、ドイツのシュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科卒業。1990年、『フセイン独裁下のイラクで暮らして』(草思社)を上梓、その鋭い批判精神が高く評価される。2013年『住んでみたドイツ8勝2敗で日本の勝ち』、2014年『住んでみたヨーロッパ9勝1敗で日本の勝ち』(ともに講談社+α新書)がベストセラーに。『ドイツの脱原発がよくわかる本』(草思社)が、2016年、第36回エネルギーフォーラム賞の普及啓発賞、2018年、『復興の日本人論』(グッドブックス)が同賞特別賞を受賞。2026年には、第46回エネルギーフォーラム賞にて『原子力はいる?いらない? 原発大国フランスと脱原発ドイツ』(ワニブックス、山口昌子との共著)が優秀賞を受賞。 その他、『そしてドイツは理想を見失った』(角川新書)、『世界「新」経済戦争 なぜ自動車の覇権争いを知れば未来がわかるのか』(KADOKAWA)、『メルケル仮面の裏側』(PHP新書)、『左傾化するSDGs先進国ドイツで今、何が起こっているか』(ビジネス社)、『ドイツの失敗に学べ!』(ワック)、『優しい日本人が気づかない残酷な世界の本音』(ワニブックス、福井義高との共著)『移民難民 ドイツからの警鐘』(グッドブックス)など著書多数。 ヴィズマーラ恵子(ヴィズマーラ けいこ) 福岡県出身。翻訳者。コラムニスト。ブロガー。通訳。コーディネータガイド。日本茶舗 「MATCHASTORE」代表取締役。中学校の美術科教師を経て2000年にイタリアへ渡り、 フィレンツェ 留学後ミラノに移住。 ミラノ郊外にて抹茶ストアと日本茶舗とスーパーカー並行輸出コンサル会社を経営する。在イタリア邦人の視点で現地から生の声を綴る。文化放送「おはよう寺ちゃん」コメンテーター。著書に『イタリアからの警告』(ワック出版) -
戦ってでも守らねばならないこと - 陸と海、日本の特殊部隊創設者かく語りき -
戦後80年を過ぎたにもかかわらず、公のためなら命も惜しまない、まさに「侍」といえる男がふたりいる。ふたりはなぜそういう生き方をするのか? 公のために戦うとはどういうことなのか? そして特殊部隊――陸上自衛隊の特殊作戦群、海上自衛隊の特別警備隊――創設の経緯から、ベールに包まれた組織の姿、志半ばにして退官に至った理由まで、縦横無尽に語り合う。 新書のためのまえがき―伊藤祐靖 まえがき―伊藤祐靖 第一章 日本の特殊部隊 第二章 ふたりの“異端”自衛官 第三章 私たちが退官した理由 第四章 命を捨てても守りたいもの あとがき―荒谷卓 新書のためのあとがき―荒谷卓 ※本書は、『日本の特殊部隊をつくったふたりの“異端”自衛官 - 人は何のために戦うのか! -』(2023年刊)を加筆修正して新書化したものです。 【著者プロフィール】 荒谷卓(あらや・たかし) 元陸上自衛隊特殊作戦群群長、研究本部室長。昭和34(1959)年、秋田県生まれ。東京理科大学卒業後、陸上自衛隊に入隊。第19普通科連隊、調査学校、第1空挺団、弘前第39普通科連隊勤務後、ドイツ連邦軍指揮幕僚大学留学。陸幕防衛部、防衛局防衛政策課戦略研究室勤務を経て、米国特殊作戦学校留学。帰国後、特殊作戦群編成準備隊長を経て特殊作戦群群長。平成20(2008)年、退官。明治神宮武道場「至誠館」館長を経て、平成30年、国際共生創成協会「熊野飛鳥むすびの里」を開設。令和4(2022)年、「日本自治集団」を創設、代表に就任。 著書に『戦う者たちへ』『サムライ精神を復活せよ!』(ともに並木書房)、『自分を強くする動じない力』(三笠書房)、『日本の戦闘者』(ワニ・プラス)、共著に『日本の特殊部隊をつくったふたりの“異端”自衛官』『奪われた祖国を取り戻す』(ともにワニ・プラス)などがある。 伊藤祐靖(いとう・すけやす) 元海上自衛隊特別警備隊先任小隊長、2等海佐。昭和39(1964)年、東京都生まれ。日本体育大学卒業後、海上自衛隊に入隊。防衛大学校指導教官、護衛艦「たちかぜ」砲術長を経て、イージス艦「みょうこう」航海長在任中の平成11(1999)年に能登半島沖不審船事件に遭遇。これをきっかけに全自衛隊初の特殊部隊である海上自衛隊「特別警備隊」の創設に携わった。平成19年、退官。拠点を海外に移し、各国の警察、軍隊などで訓練指導を行う。著書に『国のために死ねるか』(文春新書)『自衛隊失格』『邦人奪還』(ともに新潮文庫)『それでも、また陽は昇る』(ハルキ文庫)『邦人拉致』(新潮社)などがある。 発行:ワニ・プラス 発売:ワニブックス -
高専―戦後日本のエンジニア養成
高等専門学校(高専)は、五年制の高等教育機関である。 実験・実習を重視し、技術者の養成を目的とする。 1962年に誕生して以来、現在は50校以上を数え、卒業生は製造業、建設業からIT産業まで広く活躍している。 ユニークな教育システムはモンゴルやタイ、ベトナムで導入されるなど、世界的に注目されている。 本書では文部省や産業界、大学、短期大学、地方自治体が絡む高専の歴史を辿り、その実態と課題を摑む。 ■目次 はじめに産業立国を目指した日本の歴史の一断面 序章 戦前・戦後の技術者養成機関――一九四〇年代 1 戦前の教育制度と技術者教育 複線型の教育制度/戦前の技術者養成を担った高等工業学校/高専につながる学校 2 一九四七年、新制大学の成立 単線型の教育制度へ/新制大学と一般教育/技術者養成に不向きな新制大学 第1章 技術者養成をめぐる激論――一九五〇~六〇年代前半 1 高度経済成長と教育改革 高度経済成長期の大学定員拡充計画/新制大学制度への反発/産業界による五年制の高等教育機関要求/大学の研究・教育環境の悪化 2 短期大学改革と専科大学法案 中央教育審議会での短大改革案/短大と大学の対立/廃案となった専科大学法案 3 産業界の要望と大学の抵抗 文部省の考える科学技術教育/一般教育重視への批判/暗礁に乗り上げる第一五特別委員会 4 高専設置――文部省主導の折衷案 高専制度案の登場とその内情/池田勇人内閣の焦り/妥協としての高専制度/高専制度の成立/文部官僚による制度設計 第2章 量的拡充の時代――一九六〇年代 1 全国各地の誘致運動 地域振興の論理/一期校の誘致運動/公立高専/私立高専/渋滞する新設校/開校ペースの鈍化/誘致にまつわる地元負担/池田勇人内閣と高専 2 手探りの開校準備 初の入学試験/開校の準備/カリキュラム・教員組織の形成/恵まれた就職事情/商船高専の成立 第3章 充実と安定の時代――一九七〇~八〇年代 1 社会的要請に応えて 電波高専の成立/文部省の方針転換/幻の医学高専構想/学科拡充「一巡目」と制度的安定/地域社会との連携/情報通信と材料分野の需要/高校からの編入学/外国人留学生の受け入れ 2 卒業生の進路確保 初期の大学編入学/技術科学大学の設置/大学編入学後の学生生活/求められる教養 3 高専独自の課外活動 高専体育大会/ロボットコンテストなどによる教育活性化/課外活動で広がるつながり 第4章 多様化の時代――一九九〇年代 1 柔軟化する制度――非工学系分野への進出 高等教育改革/専科大学構想の挫折/大綱化によって高まる自由度/非工学系学科の設置と札幌市立高専/外部評価の導入 2 教育期間の延長――専攻科の設置と大学との関係 専攻科と高まる進学率/本科卒業生の称号問題/専攻科修了生の学士号/JABEEによる国際基準の審査 3 研究者としての高専教員 多岐にわたる校務/研究費と科研費/高専教員の人事 第5章 独法化とブランド化――二〇〇〇年代 1 中央の統制強化高専機構の設置 沖縄高専/行政機構改革と高専機構の発足/高専機構と各校の関係/法人化の功罪 2 ブランド戦略――文科省・高専機構の試行錯誤 「高度化再編」/結び付きの強化/多様化とグローバル化/文科省の考えるこれからの高専 おわりに――技術者養成はどこに向かうのか 政治と大学による翻弄/日本の高等教育の行方 あとがき 図版出典 参考文献 高専略年表 -
税金はどこへ行くのか 元会計検査院長が見た「日本の財政」
日本銀行元総裁 白川方明氏推薦!! 「深刻な財政赤字をかかえる日本。財政支出の検証は健全性維持の出発点だ。読者は会計検査院の仕事の重要性を知るだけでなく、良きパブリック・サーバントの姿も発見するだろう。何よりも、読みやすい良書である」 税金のムダはなぜなくならないのか? 会計検査院って何をする機関なのか? 「これは、財政民主主義を支えるインフラだ」 世界的経営学者ドラッカーの弟子にして 会計検査院長を務めた著者が、 謎に包まれた「お金の流れ」を解き明かす! ◆アベノマスク予算1000億円の行方 ◆給付金があなたの手元に届くまで ◆複雑な「ガソリン補助金」の仕組み ◆「多重下請け」の実態 ◆現場力で突き止めた「補正予算」の使われ方…ほか 「これだけの重要な役割を担い、検査報告書を出しているのに、それが国民に伝わっていないことが『国損』だと思った。国損とは、会計検査院でよく使われる言葉で、税金を投じたのに間違った使われ方をしていたり、何ら効果を発していない状態は、国に損害をもたらすという意味だ。私は、大事な検査報告が知られていないことも国損であると理解してほしいと思った」――「プロローグ」より 【本書の内容】 第1章 7つの転職を経て会計検査院長へ 第2章 会計検査院とはどんなところか 第3章 税金はどう使われているのか(1)――アベノマスク・給付金 第4章 税金はどう使われているのか(2)――補助金・補正予算・賃上げ税制 第5章 会計検査結果はどのように活用されるのか 第6章 会計検査院改革の挑戦――国民のために -
誰かと一緒にいたいけど、1人になりたい―つながりと自主性の進化心理学
ヒトとその社会は、2つの欲求の綱引きだ。 左派と右派、田舎と都市、女性と男性、集団主義と個人主義…… あなたの人生のあり方を、つながりと自主性の緊張関係という、まったく新しい視点で捉え直す。 現代人はなぜ不幸なのか。 人々はなぜ他社とのつながりよりも自立を求めるのか。 狩猟採集から農耕社会、産業社会という長大な時間軸を俯瞰し、進化の視点で解き明かす――。 絶賛の声、続々! 「人々の幸福感が低下してしまった理由を、新たな視点で説明する」 ――ソニア・リュボミアスキー(『幸せがずっと続く12の行動習慣』著者) 「人間性に対する深遠な考察」 ―― ロイ・バウマイスター(『WILLPOWER 意志力の科学』著者) 「自立への欲求と帰属への欲求のバランスをどう取るかという、興味深いジレンマを提示している」 ――デヴィッド・M・バス(『女と男のだましあい』著者) -
外交Vol.98
特集|世界は自律を模索する ・「自由で開かれたインド太平洋」はいかに進化したか 細谷雄一(慶應義塾大学) ・誌上シンポジウム◎「自律」の時代 新たな国際秩序形成に向けて 鶴岡路人(慶應義塾大学)、溜 和敏(中京大学)、鈴木絢女(立教大学)、川島 真(東京大学) ・カーニー演説はミドルパワー連携に資するか スティーブン・ナギ(国際基督教大学) ・「二つの時間軸」に揺れる欧州の安全保障秩序 合六 強(二松学舎大学) ・開発金融から見たアジア諸国の自律戦略と日本外交 西沢利郎(アジア開発銀行研究所) ・イラン戦争で影響力回復を目指すパキスタン 栗田真広(中京大学) ・OPEC脱退 UAEの対外行動原理 堀拔功二(日本エネルギー経済研究所中東研究センター) ・東アフリカ地域は高成長で経済を牽引 髙橋 史(住友商事グローバルリサーチ) ・同志国連携のハブ「NATOプラス」構想 中村浩平(NATO日本政府代表部) ・日本の同志国連携 国際公共財としてのTPP 相良祥之(地経学研究所) ・AZEC アジア脱炭素「自律」の戦略性 加藤真也(名城大学) ・資源大国・豪州と日本 その相互補完性の模索 シロー・アームストロング(オーストラリア国立大学) ・ブータンの国家経営戦略とインド太平洋協力 安部憲明(在インド大使館) FOCUS|大国政治と西側の「結束」 ・対談◎米中首脳会談と「楕円化」する世界 佐橋 亮(東京大学)×高原明生(東京女子大学) ・習近平主席「左傾化」で北朝鮮接近 西村哲也(時事通信社) ・G7エビアン・サミット 主導的ミドルパワーとしての欧州と日本 セリーヌ・パジョン(仏国際関係研) ・米国は不安定な時期へ、アジアへの関与は続く ーカート・キャンベル前・米国務副長官インタビュー 時事通信ワシントン支局 TREND 2026| ・英二大政党制の終焉を告げる「活断層」 力久昌幸(同志社大学) ・NPT運用検討会議が突き付けたジレンマ 向和歌奈(亜細亜大学) ・ドイツ 安保理非常任理事国選敗北の衝撃 藤原学思(朝日新聞) ・ペルー ケイコ新政権は政治危機を克服できるか 村上勇介(京都大学) ・外務省だより ・ブックレヴュー 吉田 徹(同志社大学) ・新刊案内 ・英文目次 ・IN&OUT -
名前を言わない戦争:終わらないコンゴ紛争
新たな紛争理論の提示 ジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』(一八九九年発表、一九〇二年刊)の舞台となった現コンゴ民主共和国は、一八八五年にベルギーの国王レオポルト二世の私有地とされ、一九〇八年に植民地ベルギー領コンゴとなり、一九六〇年に「コンゴ共和国」として独立を果たした。 その後、「コンゴ動乱」を経て誕生したモブツ政権のもとで独裁体制が築かれたが、その後、モブツ体制は打倒された。 コンゴでは一九九六年以来紛争状態が続いており、膨大な数の犠牲者、避難民そして人権侵害を生み続けている。出口の見えない紛争が続いているにもかかわらず、その実態が報道されることはまれである。 本書は、この地域の状況を長く現地で観察してきた著者が、コンゴ東部紛争の展開を整理し、その理論的含意を検討したものである。 その人的被害の深刻さはもとより、百を超える武装勢力や紛争鉱物の存在など、コンゴ東部紛争は「新しい戦争」の特徴を数多く備えており、くわえて国連平和維持部隊が長年活動を継続している。 紛争のダイナミクスをもとに交戦当事者の利益と社会構造に着目した新たな紛争理論の提示! -
合理性と社会 自由と秩序を個人の側から考えるための経済社会学
■日本社会の特殊さの成り立ちを理論から解き明かす。 ■なぜ社会はそのような姿になるのか。信頼、交換、雇用、ネットワーク、差別、不平等――経済学と社会学を架橋し、個人の選択から社会が立ち現れるメカニズムを探る。著者が、社会学の世界的拠点であるシカゴ大学で長年教えてきた講義「社会学理論の合理的基礎」と「日本社会論」の集成。 日本に生まれ育つと、日本での日常生活を通じた経験による社会の認識が、どの社会でも同じだとの錯覚に陥りやすい。実は、様々な統計値からは、日本社会の制度の特性も、日本人の意識の特性も、世界的には極めて特異で「外れ値」となっていることが多い。……それを大雑把に「文化の違い」などと解釈してはならない。文化の違いの問題ではなく、社会のあり方の違いの問題なのである。(本書より) <目次> 序 章 本書の動機と意図 第1章 社会的メカニズムと社会学理論構築のパラダイム 第2章 経済的交換と社会的交換 第3章 交換の不確実性・リスクと評価制度の形成 第4章 内部労働市場の得失―取引費用、機会費用、文化、ジェンダー 第5章 社会関係の形成と関係者の類似性―自己選択と影響 第6章 社会的ネットワークと社会関係資本 第7章 集合行為の理論―相対的剥奪、予言の自己成就、統計的差別 第8章 相対的地位のエミュレーション―男女の不平等と相対的剥奪 -
フィードの中の民主主義 SNS時代の世論と情報の届き方
現代の世論はSNS抜きでは語れない。 SNSによって形成される情報空間で今何が起こっているのか。 そこにはどんな特性があり、今後どうなるのか。 「ネットは信頼されていない」 「若者が見ているのはショート動画ばかり」 「世論調査の結果こそ民意」 ……これらは本当だろうか? 思い込みや偏見を排した定量的なデータ分析から見えてくるSNSと「世論」の実態。 「マスメディアvsSNS」という分断軸を超えて、実態をありのままに把握する。 「はじめに」より 自分の人生の進路を効果的に操縦する(自律的である)ためには、自分の社会環境の中で自分に作用している他の力について、一定量の正確な情報を持つ必要がある(すなわち、社会の働きにはある程度の透明性が必要だ)。 この一節は、有名なデータ倫理の教科書の記述ですが、SNSについても当てはまるかと思います。私たちの生活はもはや、インターネットやSNS、動画プラットフォームなしでは成り立たなくなりました。しかし、私たちはそれらの仕組みについてどれくらいのことを知っているでしょうか。Xで、YouTubeで、今目の前に表示されている投稿や動画がなぜおすすめされているのか、どれくらい理解しているでしょうか。 私たちが自律的に情報を摂取し、自律的に判断を下していくためには、SNSや動画プラットフォームが持つ「クセ」を知り、それらが社会においてどのような役割を果たしているのかを知らねばなりません。本書は、その試みのお手伝いをする本だと思っていただければと思います。 2025年7月20日参院選の投開票日前日、筆者は各政党のマイク納め(最終演説)のライブ配信をYouTubeで見ていました。その際の各政党の最大同時接続者数は以下の通りです。 参政党-7万人 国民民主党-3.2万人 れいわ新選組-1万人 チームみらい-7600人 再生の道-7000人、ただし切り抜きチャンネルは1.7万人 日本維新の会-2000人 日本共産党-1400人 自民党-300人 立憲民主党-300人 参政党の7万人という圧倒的な数字に驚かされます。加えて、参政党が最後の演説を行った芝公園(東京都港区)には約2万人の聴衆が集まったと言われています。ライブ配信の最大同時接続7万人がどれくらいすごいかというと、近年の生配信のオーディエンス数を調べると、ちょうどアイドルユニットBE:FIRSTの生配信が最大同時接続7万人を集めていたようでした 。東京ドームの最大収容数が5.5万人であることを考えると、これはすさまじい数だと言わざるを得ません。 2024年10月の衆院選の際にYouTube上で圧倒的なプレゼンスを誇ったのは国民民主党の玉木雄一郎代表でした。選挙期間中は2~3日に一度ライブ配信を行っており、毎回2万人程度の最大同時接続を達成していました。2026年衆議院選挙の際には、高市総理を称賛する動画がYouTube上をジャックしたことは記憶に新しいでしょう。 このように、最近の選挙では動画プラットフォーム上のスターが誕生し、彼らの所属政党が大きく議席を伸ばしました。 動画プラットフォームを席巻することによる集票は、アメリカやヨーロッパ各国では以前から観察されてきた現象ですが、ついに日本にもその流れがやってきました。(略) 本書は全部で7章から成りますが、大きくは、理論編、事例編、ガバナンス編と分かれています。 理論編は、特定の事例に縛られず、科学論文を参照しながら、SNSやメディアに関する様々なファクトを学ぶセクションになっています。特に、SNSの到来によって変化が生じたエリアについて解説を行います。第1章ではSNSや世論の特性、第2章ではメディアの効果、第3章では日本の若者のメディア利用の実態について学びます。 事例編は、2024年東京都知事選挙、衆議院選挙、2025年参議院選挙、2026年衆議院選挙に加え、2024年から2025年における欧州の選挙にまで羽を伸ばし、各選挙においてSNSがどのような役割を果たしたのかをデータに基づいて概観します。 ガバナンス編では、近年議論されている「SNSの規制」について、内容に基づいた規制ではなく、これまで日本ではあまり議論されてこなかった、「個人が情報環境を選ぶ権利」という観点から、SNSの競争政策やフィードの編集権といった論点について、欧米の議論を学びます。最後に、現代のメディア環境に必要なリテラシーについて述べます。 -
50代から始める 公務員の定年準備完全ガイド
◎公務員が「65歳定年時代をどう生きるか」を考えるためのガイド! □地方公務員法等の改正により定年が段階的に引き上げられ、2031年度には65歳に! □定年引上げに伴い、60歳を超える公務員は給与が一律に7割水準に! □いわゆる役職定年の導入など、従来の働き方とは異なる局面が訪れる! □60歳以降、職員の多様な働き方のニーズに対応する定年前再任用短時間勤務を選ぶ道も! 新しい制度を正しく理解し、自分や家族の生活をどう考えるか。 公務員としての経験や知識をどう生かすか。 50代前半から準備を始めることで、60歳以降の人生は大きく変わります。 本書は、最新の制度解説から再任用・短時間勤務の実際、年金・退職手当のしくみまでをわかりやすく解説。 さらに、先輩公務員たちがどのようにキャリアを組み立て、どう生きがいや安心を得ているのか、リアルな事例も紹介。 公務員としてのこれまでを活かしながら、自分らしい生き方・働き方を考える際に役立ちます。 これからの定年制度や多様な働き方を正しく理解し、自分に合った将来のライフプランを描くために。 定年を間近に控えた方には安心を、「定年はまだまだ先の話」と考えている若い世代の方には将来へのヒントを届ける一冊です。 -
世界政治
トランプやプーチンはなぜ出現したのか 民主主義はどうなるのか―― 世界の今がわかる 新しい政治学入門 世界の政治が、日本人から遠い存在になってしまっている。それは、国際政治学では説明しきれないテーマや出来事が数多くあるからでもあろう。そこで第一線の政治学者の知を結集し、比較政治学のツールで世界各国の政治を見ていくのが、新シリーズ『世界政治』。第1巻では、近年世界を席巻している「民主主義の後退」と「権威主義化」の二つの現象を考察。世界各国のケースを紹介しつつ、最新の政治的現象の分析から構造的な問題の俯瞰までをカバーする、全く新しい政治学入門。 === 【目次】 序章 世界政治をどうみるか(岩崎正洋) 第1章 世界政治における民主主義の問題(杉浦功一) 1 世界政治における民主主義の危機? 2 民主主義の後退 3 民主主義の防衛へ向けて 第2章 アメリカの民主主義の現在(梅川葉菜) 1 現代アメリカの民主主義――枠組みと問題関心 2 包摂と排除の政治 3 代表制の歪みと過大代表された政党による統治 4 現代アメリカと民主主義の脆弱性 第3章 個人化するロシアの権威主義体制(溝口修平) 1 新たな独裁者の時代 2 プーチンによる権力掌握 3 エリートの統制 4 第二次プーチン政権における個人化の進展 5 ウクライナ侵攻とロシアの行方 第4章 タイの民主主義に未来はないのか――革新派政党の挑戦(外山文子) 1 「民主主義の後退」の先駆け――クーデタ13回のタイ 2 既得権益ネットワークの形成と拡大――民主主義vs「ディープ・ステイト」 3 民主主義のラストホープ?――タイ革新派政党の誕生 4 あくまで議場で戦う――革新派政党の戦略転換と苦悩 第5章 カンボジア「民主化」後の世襲独裁――人民党支配の半世紀(山田裕史) 1 「民主化」という逆説――カンボジアからの視座 2 人民党支配の起源と構造 3 独裁強化と王朝化の進展――選挙操作から世襲へ 4 越境する権威主義――日本という最前線と民主化支援への教訓 第6章 インドネシアにおける民主主義の後退(増原綾子) 1 民主主義の定着から後退へ 2 民主的な制度構築と民主政治の実践――第一フェーズから第二フェーズまで 3 民主化進展の裏で構造化する問題 4 民主主義後退の時代――第三フェーズ 5 なぜインドネシアで民主主義は後退しているのか 第7章 エクアドル民主制のゆくえ――後退からの脱却(宮地隆廣) 1 ラテンアメリカにおける民主制の後退 2 エクアドルにおける民主制の後退 3 民主制の後退からの脱却 4 民主制の後退に対する捉え方 第8章 南アフリカの民主主義の現在地(牧野久美子) 1 南アフリカの民主化と一党優位 2 優位政党としてのANC 3 ANC一党優位の衰退と終焉 4 ポスト一党優位時代の南アフリカの民主主義 第9章 アラビア半島の権威主義国家――石油・君主制・移民(松尾昌樹) 1 権威主義国の優等生 2 君主制 3 石油――レンティア国家とは何か 4 移民エスノクラシー――移民を権威主義統治に活用する 第10章 国際的な民主化支援とその激変(市原麻衣子) 1 激変する民主化支援 2 米国による民主化支援の大幅な弱体化 3 他国による民主化支援への期待と現状 4 変化が及ぼす影響 5 今後の展望 コラム1 独裁体制の変貌(東島雅昌) コラム2 韓国の民主化と権威主義の遺産(安周永) コラム3 中国政治と民主化論(小嶋華津子) コラム4 ベネズエラの政治危機(宮地隆廣) コラム5 競争的権威主義の欺瞞を突くモザンビークのZ世代(網中昭世) コラム6 国連と民主化(杉浦功一) 【各章・コラム執筆者】 杉浦功一 文教大学国際学部教授。 梅川葉菜 駒澤大学法学部教授。 溝口修平 法政大学法学部教授。 外山文子 筑波大学人文社会系准教授。 山田裕史 新潟国際情報大学国際学部教授。 増原綾子 亜細亜大学国際関係学部教授。 宮地隆廣 東京大学大学院総合文化研究科教授。 牧野久美子 日本貿易振興機構アジア経済研究所主任調査研究員。 松尾昌樹 宇都宮大学国際学部教授。 市原麻衣子 一橋大学大学院法学研究科教授。 東島雅昌 東京大学社会科学研究所教授。 安周永 龍谷大学政策学部教授。 小嶋華津子 慶應義塾大学法学部教授。 網中昭世 アジア経済研究所地域研究センター・アフリカ・ラテンアメリカ研究グループ長。 === -
国民のお金はどこに消えた?
「右」対「左」の時代は終わり、新たな政治の軸が生まれる――。国民の関心は「きれいな政治」より「リアルな生活」にある。社会保険料や税負担、物価ばかり上がるのに、なぜ「使えるお金」は増えないのか? 政治家は議席の維持に忙しく、働く人のほうを向こうとしない。政官財の癒着によって失われた富を、いまこそ有権者の手に取り戻す時である。自由と生活の安心を目標に、保守VSリベラルの対立を超えて勢力をいかに結集するか。泉房穂氏は明石市長として所得増・人口増の実績を築き、再び永田町へやってきた。「明石市でできたことは、国でも必ずできる」。かつて共に働いた危機管理学者とともに、新時代における政治の争点、国民のお金を取り戻す方法を語る。 〈目次より〉序章 「つながれば勝てる」と信じて/第一章 高市自民の圧勝と「保守VSリベラル」の終焉/第二章 世代を超え、地域を超えて勝つ/第三章 国民のほうを向いた政治のために/第四章 国際情勢のリアリティにどう向き合うか/終章 国民のお金を取り戻す -
新型コロナ最前線 自治体職員の証言 2020-2023
新型コロナに立ち向かった自治体職員の証言 「新型コロナ感染者」確認・発表。自治体のすべての部署が新型コロナと立ち向かうこととなった。保健所、救急、医療機関。福祉、学校、学童や保育所、ごみ収集などの現業、本庁関係。そこから学び、次世代へ現場から生」の証言で綴る。 ※本書は、大月書店刊『新型コロナ最前線――自治体職員の証言 2020-2023』の電子書籍版です。 【目次】 【著者】 日本自治体労働組合総連合 にほんじちたいろうどうくみあいそうれんごう 全国の自治体労働者、公務公共サービス関連労働者15万人を組織する「全労連」加盟組織。1989年結成。 黒田兼一 くろだ・けんいち 明治大学名誉教授 -
地域主権という希望 欧州から杉並へ、恐れぬ自治体の挑戦
民主主義を再生する、足元からの挑戦 注目の杉並区長はいかなるビジョンに基づき、何を実現しようとしているのか? 政治・行政経験ゼロ、地縁・血縁なし。異色の経歴と劇的な僅差の勝利で、一躍全国からの注目を集めた杉並区長・岸本聡子。 その型破りな政策ビジョンは、20年あまり在住したヨーロッパで調査研究してきた「ミュニシパリズム(地域主権主義)」に根ざしている。 地域住民が主体となって市民政党を形成し、首長や議員を送り出して自治体の政策決定に参加する。 住民生活を守るために政治の力を最大限に活用し、政府や企業の圧力にも決然と立ち向かう「恐れぬ自治体(フィアレスシティ)」。 99%の人々の生活を守り、危機的な気候変動を食い止めるために、「公共(コモンズ)」の力を回復していく――。 この新たな潮流は日本でも実現できるのか? ヨーロッパや中南米の各地で展開するミュニシパリズム自治体の草の根ムーブメントを多数紹介。 新自由主義とパンデミック、そして排外主義の台頭から人々の生活と自由を守る、グローバルな挑戦の息吹を伝える。 ※本書は、大月書店刊『地域主権という希望――マ欧州から杉並へ、恐れぬ自治体の挑戦』の電子書籍版です。 【目次】 1 若者支援とユースワーク ①日本の若者支援をとりまく状況(南出吉祥・乾彰夫)など 2 欧州のユースワークとその背景 ①イギリスのユースワークを描く Story1 不安定を生きるチェルシーと共に(ダーレン/中塚史行)など 3 若者が育つ場をつくる ①ワーカーが描くユースワーク Story 5 ただそばに居ること(勝部皓)など 4 ストーリーをふりかえる ①若者と共に場をつくる仕事(原未来) など 5 場をつくる実践の射程 ①“場”を育てる教育実践としての生活指導(乾彰夫)など 【著者】 岸本聡子 きしもと・さとこ 現杉並区長、公共政策研究者。1974年東京生まれ。20代で渡欧しアムステルダムを本拠地とする政策シンクタンク「トランスナショナル研究所(TNI)」に所属。新自由主義や市場原理主義に対抗する公共政策、水道政策のリサーチおよび世界の市民運動と自治体をつなぐコーディネイトに従事。著書に『水道、再び公営化!』(集英社新書)『私がつかんだコモンと民主主義』(晶文社)。2022年6月、杉並区長選挙に立候補し187票差で現職に勝利、初の女性区長となる。 -
離れて暮らす親の見守り介護 高齢者ケアの専門家が教える最善の対策Q&A大全
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 久しぶりに実家に帰省したら、親が足元のおぼつかない歩き方になっていた、 冷蔵庫に賞味期限切れの食品が多く残っていた、会話中に耳が遠いのか何度も聞き返された...。 いつまでも元気だと思っていた親も、70歳を迎えるころには徐々に衰え、足腰の衰えなどの 健康不安や持病の悪化、認知症、介護が心配になってきます。 とはいえ、離れて暮らしている子供にとって、離れたままではできるサポートはほとんどないだろうと考え、 不安になって悩む人が多いのではないでしょうか。 そんな方に朗報です!最近は、IT機器の進化もあって、離れていても親の見守りや介護をスムーズにできる 「遠距離見守り・介護」に取り組む人が増えているのです。 最新の遠隔見守りツールを活用しながら、要介護になっても介護保険を活用し介護のプロと連携することに よって、親の安否や生活を確認、介護サービスの利用もスムーズに行い、非常時にも対応できるようになっています。 本書は、離れて暮らす子供にとって大変役立つ新しい介護「リモート介護」のやり方を中心に、 親のさまざまな心配ごとへの対策について、マンガや図版を多用しながらわかりやすく解説します。 親の健康やお金の管理、持病のサポート、最近多い高齢者を狙う詐欺や強盗の対策、実家をゴミ屋敷化させないコツから、 介護保険の申請手続き、介護保険の使いこなし方、介護費用の備え方、 介護サービス・施設の選び方まで、親の衰え度に応じて段階的に網羅。 また、頑固になったり怒りっぽくなったり、親が高齢になると直面しやすい困った言動・心理面の変化への対応も紹介しています。 以前は介護といえば、子供は介護離職をして親と同居し、自分の生活にも家庭にも犠牲を強いて取り組むがゆえに「介護=介護地獄」というイメージがありました。 しかし、これからは、子供はできるだけ自分の生活をくずさず無理をせずに取り組む「遠距離介護」があたりまえの時代です。 早めに知って、備えておくほどイザというときの対応がスムーズになるので、 親が介護未満のうちから一読することをおすすめします。 解説者は、社会福祉士の資格を持ち介護現場の実情にもくわしい大学教授や高齢者心理が専門の大学院教授など、 信頼のおける高齢者ケアの専門家陣。 Q&A式なのでポイントがつかみやすく、親の見守り・介護の最善の対策のすべてがわかるバイブルです。 【目次】 第1章 親の「お金」と「生活」の見守り方についての疑問21 第2章 親の「健康」の見守り方についての疑問19 第3章 親の「困った言動」の見守り方についての疑問12 第4章 「ひとり暮らし」になった親の見守り方についての疑問20 第5章 親の「遠隔見守り・リモート介護」を可能にする新しいサービス・ツールについての疑問10 第6章 「介護未満(要支援)」の親の見守り方についての疑問20 第7章 「要介護」の親の見守り方についての疑問16 第8章 「遠距離介護が限界」になりそうなときの疑問17 -
Q&A多様な性・トランスジェンダー・包括的性教育 バッシングに立ちむかう74問
トランス差別に対抗し、性教育の指針を示す トランス排除を煽るネット上のデマや誤解、陰謀論をファクトに基づき検証。LGBTQへの差別や恐怖を利用し包括的性教育を攻撃する右派のバックラッシュを許さないために、当事者・専門家らが結集したコンパクトなQ&A集。 ※本書は、大月書店刊『Q&A多様な性・トランスジェンダー・包括的性教育――バッシングに立ちむかう74問』の電子書籍版です。 【目次】 1章 LGBTQとは?トランスジェンダーとは? 2章 トランスジェンダーをめぐるバッシングのウソ・ホント 3章 日本の子ども・若者はどんな現状にあるの? 章 包括的性教育って、どんな性教育なの? 5章 世界の流れと日本の動き、これからの課題 【著者】 浅井春夫 あさい・はるお 立教大学名誉教授(児童福祉論、セクソロジー),性教協代表幹事。 遠藤まめた えんどう・まめた 一般社団法人にじーず代表 染矢明日香 そめや・あすか NPO法人ピルコン理事長,公認心理師。 田代美江子 たしろ・みえこ 埼玉大学教育学部教授(ジェンダー教育学)・副学長,性教協代表幹事。 松岡宗嗣 まつおか・そうし 一般社団法人fair代表。 -
ひろがる「日韓」のモヤモヤとわたしたち
人権の視点から考える「日韓」の歴史と未来 「モヤモヤの連鎖」とも言える読者の反響を生み出した『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』から2年。大学院生と会社員になった編者が、朝鮮半島の人々との関係と社会のあり方を変えていくために、わたしたちに何ができるか真摯に語り合う。 ※本書は、大月書店刊『ひろがる「日韓」のモヤモヤとわたしたち』の電子書籍版です。 【目次】 第1章 ひろがる「日韓」のモヤモヤ 第2章 「日韓」のモヤモヤとわたしたちの社会 第3章 モヤモヤからわたしたちが出会った朝鮮 第4章 終わらないモヤモヤとその先 【著者】 加藤圭木 かとう・けいき 一橋大学准教授(朝鮮近現代史・日朝関係史)。主要著作:『紙に描いた「日の丸」 ――足下から見る朝鮮支配』(岩波書店)、『だれが日韓「対立」をつくったのか』(編著、大月書店)。 朝倉希実加 あさくら・きみか 一橋大学大学院社会学研究科修士課程2年 李相眞 い・さんじん 一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程1年 牛木未来 うしき・みく 一橋大学大学院社会学研究科修士課程3年 沖田まい おきた・まい 2022年一橋大学社会学部卒業。社会人2年目。 -
ここにある社会主義 今日から始めるコミュニズム入門
社会主義は今・ここにある!新時代の理論書 資本主義社会の中にも社会主義へと向かう萌芽はあらゆる面にある。 夢物語や全体主義といった旧来のイメージを塗り替え、今・ここで生きる 私たちのためのアクチュアルな思想として社会主義を再話する。次世代に贈る入門書。 ※本書は、大月書店刊『ここにある社会主義――今日から始めるコミュニズム入門』の電子書籍版です。 【目次】 序章 第1章 ここにある社会主義 第2章 社会主義を捉える視角 第3章 自由主義と社会主義 第4章 生産手段・労働・分配 第5章 共同体・国家・市場 第6章 人類史から見た社会主義 第7章 「社会主義」を自称した国々 第8章 競争と共同 第9章 生産の社会化 第10章 社会民主主義 第11章 社会主義の予兆 第12章 まとめ 【著者】 松井暁 まつい・さとし 1960年生まれ。専修大学経済学部教授。専攻は経済・社会思想。 主著『自由主義と社会主義の規範理論』(大月書店、2012年)。 -
これだけは!のメディア学 マス・メディアからAIまで
メディアの「今」と歴史を知るための基本教科書の決定版! テレビ・ラジオ・新聞・雑誌の四大マス・メディアに加え,インターネット・SNS・生成AIの解説も充実。メディアでの仕事を経験した「実務家教員」3人による、激変する情報環境下で知っておくべき最低限を示した実践的テキスト。 ※本書は、大月書店刊『これだけは!のメディア学――マス・メディアからAIまで』の電子書籍版です。 【目次】 はじめに 第Ⅰ部 メディアの成立 第1章 メディア 第2章 近代社会の成立と発展 第Ⅱ部 マス・メディア 第3章 新聞 第4章 出版 第5章 ラジオ 第6章 写真・映画・テレビ 第7章 プロパガンダ研究――マス・コミュニケーションの効果(1) 第8章 カルチュラル・スタディーズ――マス・コミュニケーションの効果(2) 第Ⅲ部 インターネットメディア 第9章 軍事テクノロジーとしての歴史――インターネット(1) 第10章 スマートフォンとAR/VRデバイス――インターネット(2) 第11章 SNS――インターネット(3) 第12章 生成AI――インターネット(4) 終 章 メディアの未来に向けて 【著者】 須藤遙子 すどう・のりこ 1969年生まれ。横浜市立大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。学術博士。メディア学、文化政治学。 摂南大学教授。主な著作:『自衛隊協力映画――『今日もわれ大空にあり』から『名探偵コナン』まで』(2013年)、『映画のなかの自衛隊』(2024年) 吉田則昭 よしだ・のりあき 1965年生まれ。立教大学・明治学院大学・東京都市大学など非常勤講師。主な著作:『戦時統制とジャーナリズム――1940年代メディア史』(2010年)、『緒方竹虎とCIA――アメリカ公文書が語る保守政治家の実像』 (2012年) 奥村倫弘 1969年生まれ。東京都市大学教授。主な著作:『ヤフー・トピックスの作り方』(2010年)、『ネコがメディアを支配する――ネットニュースに未来はあるのか』 (2017年)