曖昧な弱者の時代

曖昧な弱者の時代

ビジネス・実用
1,012円 (税込)

5pt

SNSで駆り立てられた「正義」.「真の弱者」から向けられた「偽りの弱者」への怒り.多くの人々が「この社会で損をしている」という思いに突き動かされている今,社会の至るところで噴出する「敵意」や「憎悪」から,私たちは何を聞き取るのか.そして,どう向き合うべきなのか.もっともクリティカルな日本社会論!

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波新書
  • タイトル
    :
    曖昧な弱者の時代
  • タイトルID
    :
    2292368
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年05月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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曖昧な弱者の時代 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    意見が反対の人であっても、相手が何故その意見をとるのかを理解することができれば、対話の余地はあると信じています。
    しかし、昨今政治情勢に関して言えば、なぜこれらの政治勢力が「支持」を獲得するのかさっぱり見えてこない。下品だから大嫌いな言説をあえて借りるなら「肉屋を支持する豚」ではないかと思える状況が続いているように思えて混乱していました。
    本書で示される「あいまいな弱者」と「明確な弱者」の概念を用いた分析は、この点について、かなりクリアな整理ができていると思います。
    政策的な結論の是非や特定の政党、政治家を支持するかどうかといった以前に、この分析をベースにした議論が社会全体でできれば、あるいは、社会的に分断に「出口」を見出すことができるのではないか、そんな希望を持てる本でした。

    0
    2026年09月22日

    Posted by ブクログ

    雑誌(ほとんどが『世界』)に掲載された論考を集めたものなので、各章で内容に重複がある。現代日本社会の政治状況を大掴みに示そうとする試みなので、「図式的」「単純化」「上から目線」等の批判もあろうが、著者としてはそれも承知で、これからより多くの人がどう行動すべきかの指針となる仮説を提示したのだと思う。特に「はじめに」と「第7章」は、多くの人々に読まれ共有されるとよいと思う。以前読んだ益田肇『人びとの社会戦争』と着目点が重なっていて興味深かった。

    0
    2026年09月19日

    Posted by ブクログ

     社会的なことには疎いので、社会科学的な本を意識的に読むようにしている。
     日本に生活していながら、この社会で起きていることにいかに自分は無知で無頓着だったことか。
     大まかな内容は
    1章 ひろゆき論
    2章 山上徹也
    3章 石丸現象
    4章 左右対立から新旧対立へ
    5章 財務省解体デモ
    6章 参政党
    7章 社会分断の今日的構造(総括)

     左右対立、新旧対立、上下対立という3つの軸と「曖昧な弱者」という補助線を引くことで、社会がこれほど鮮明に理解できるとは。
     個人的にリベラル派の退潮という現象を興味深く見ていたが、それを左右対立ではなく、新旧対立という観点へと対立の軸が移ったためだとみるなど大変勉強になった。
     しかし、私は本書を批判的に見るところへまではまだ達していない。

     

    0
    2026年08月14日

    Posted by ブクログ

    現代の日本社会を表すキーワードとして、「曖昧な弱者」というものを規定することで、すごく見通しが良くなる。

    0
    2026年08月08日

    Posted by ブクログ

    自分に向けられる敵意の質を見事に描きだしてくれた。家族福祉>高齢者と障碍者向けだけが公的な制度に置き換えられてほかのあいまいな弱者が取り残された>ベーシックインカムじゃダメかな。あいまいな弱者の大量発生。直感的なまず減税のわかりやすさ>意図するところを汲めない現システム側のおばか。参政党の農本主義>これはほんとに同意。強い外国人への反感が弱い外国人に向けられる>生活保護バッシングと同じ。意識高くないリベラルってどんなだろう。現体制から疎外され、もらえるお金が増えることが想像できない永遠の若者である中年層マジョリティ、弱者のためのネオリベからも漏れる層のデモ。富裕層優遇策は同意。

    0
    2026年07月29日

    Posted by ブクログ

    高市早苗さんがどうしてこんなに支持されるのか、まるで分からなかったところに出会った本。なるほどねぇと思うとこばかりでした。

    0
    2026年07月26日

    Posted by ブクログ

    「曖昧な弱者」をキーワードにして、右派と左派の対立から「オールドな彼ら」と「ニューなわれわれ」という対立軸に持ち込んで勝利していく自民党と新興政党伸長の説明は、極めて明晰で分かりやすく、伊藤氏の慧眼に感銘を受けた。なるほど、昨今の政治情勢にかかわる謎の多くが説明されている。リベラル派の主張は理想主義的かつ高邁な「文化政治」に傾きすぎていて、もはや多数派となった日々の暮らしに汲々とするロウアーミドルの人々には響かない。手取りを増やす、社会保障の負担を減らす、というような即物的「経済政治」を訴える党が伸長するのもむべなるかな。本来は結託すべき「明白な弱者」と「曖昧な弱者」に分断をもたらし、政治的に利用している「強者」がいることを、目を凝らして見るべきなのだろう。著者の言う通り、解決可能な分断の方が、ともすれば弱者いじめに陥る「オールド」と「ニュー」というイメージ優先の対立よりもずっとましだし健全だと思う。

    0
    2026年06月18日

    Posted by ブクログ

    今まで手厚く保護されてきた生活保護受給層等を「明白な弱者」、いわゆる弱者男性のような近年の格差の拡大で生まれた社会保障の網にかからないが社会的困窮者を「曖昧な弱者」、と定義して現状の日本社会を描いた本
    今まで意識していなかった対立軸等に目を向けられて、世の中の見方が変わる本だと思った。
    名著すぎる

    0
    2026年06月17日

    Posted by ブクログ

    岩波新書にしては大変読みやすく、またなるほど!と手を叩きたくなる内容だった。

    今の日本社会の見取り図を示してくれている。でてくる、曖昧な弱者、明白な弱者、真ん中等、直感で理解できる秀逸な言葉だと思った!

    0
    2026年06月07日

    Posted by ブクログ

    今の社会は不寛容さが目立ち、弱い者は弱いからいけないんだと突き放すような雰囲気があると思う。
    外国人差別やヘイトも多く見られるようになって、差別の風潮が強まる世界での生きにくさも感じる。

    そんな現状を、政治や社会の動きから分析できるこの本は学びが多かったし、最後に立てられた分断を脱するための出口に向かう仮説も頷けるものだった。

    どんな立場にいる人も守られる社会がつくられるといい。そんな社会づくりができるように、できることをしたい。

    0
    2026年09月27日

曖昧な弱者の時代 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波新書
  • タイトル
    :
    曖昧な弱者の時代
  • タイトルID
    :
    2292368
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年05月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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