炎上社会を考える 自粛警察からキャンセルカルチャーまで

炎上社会を考える 自粛警察からキャンセルカルチャーまで

924円 (税込)

4pt

4.3

インターネットやSNSを中心に沸き起こる、尽きることのない分断・衝突・ぶつかり合い――。「炎上」という現象をかくも夥しく呼び起こしてしまう今日の社会、すなわち「炎上社会」は、どんな対立構造を持ち、いかなる紛争状況を抱えているのか。また、その背景にはどんな社会構造があり、時代状況があるのか。本書の意図は、炎上社会の成り立ちを分析し、炎上という現象の社会的な意味と文脈を明らかにすることである。

【目次】
第1章 自粛警察と新自由主義
第2章 SNSの倫理と新自由主義の精神
第3章 ハッシュタグアクティヴィズムの光と影
第4章 差別と反差別と反・反差別
第5章 誹謗中傷と共感市場主義
第6章 キャンセルカルチャーの論理と背理

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

炎上社会を考える 自粛警察からキャンセルカルチャーまで のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ■ハッシュタグとはSNSでの投稿をカテゴライズするためのラベルとして使われるものだが、それが今日では社会運動のスローガンとして用いられることが多くなっている。
     人々が特定のハッシュタグとともに自らの思いを投稿していくことで、それが多くの人々の思いと結びつき、全体として一つの運動体が構成され「ハッシ

    0
    2022年06月14日

    Posted by ブクログ

    軽い気持ちでやったことや、意図していないことにフォーカスが当たることで、起こりうる「炎上」は今や聞き慣れた言葉だが、丁寧に考察してみるとその構造や原因は単純なものではなく、捉え方も難しい。

    本書では単に「不祥事」としての「炎上」と片付けるのではなく、時代の変化やネオリベラリズムをはじめとした思想の

    0
    2022年01月22日

    Posted by ブクログ

    独身未婚中年男性の自分が読んでみました。
    なかなかおもしろかったです。
    ネット空間は、人間の本性も可視化されたってことなんだろうなと思いました。
    リア充はたぶん、ネットなんて使っている暇ない・・・。
    (使うとすれば、自分の儲けになるPRのために使う)

    著者の伊藤先生がネットで「弱者男性」に関するイ

    0
    2024年06月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者自身が後書きで触れているように、現代社会、特にSNSを媒介としたコミュニケーションにおける様々な不寛容さを問題提起した書なので、これを元に、自分の考え方を整理するための書として非常に良書と思う。
    ざっと感じた点をメモ。
    1章 自粛警察の原動力が、新自由主義に基づく自己責任感にあり、結果の責任を事

    0
    2024年08月01日

炎上社会を考える 自粛警察からキャンセルカルチャーまで の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公新書ラクレ の最新刊

無料で読める 雑学・エンタメ

雑学・エンタメ ランキング

伊藤昌亮 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す