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相続において「故人の思い入れが詰まったコレクションや私物」は、遺族の負担となるリスクがある。さらに現代では、故人のスマホやパソコンが開けず、契約サービスや金融資産を把握できないといった問題も生じている。65歳以上の高齢者が全人口の約30%を占めるようになった現在、後悔のない手放し方や引き継ぎ方をあらかじめ理解しておかなくてはならない。デジタル遺品の専門家が遺品整理の実例を多数取材し、処理の現実、そして感情面のケアまで体系的に解説する。
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Posted by ブクログ
人間は自分が死んだ後のことをどのくらいの人が考えているだろうか?2024年12月に女優で、歌手の中山美穂氏が自宅で突然死。享年54歳。遺産相続は約20億円とのことだったが、家族は高額な相続税が支払えず相続放棄の選択を選んだという。自宅や自動車、株や有価証券等の資産(積極財産)もあれば、住宅ローンや...続きを読む事業の借金などの負債(消極財産)も相続するため、相続放棄を行う日本人は6%、16人に1人というデータもある。本書は、故人が蒐集(しゅうしゅう)した書籍やCD・VDV、推し活グッズなどのコレクションも、遺族にとっては価値判断が全くつかない課題。スマホ内のデジタルマネーやデジタル資産、SNS情報なども、そもそもパスワード解除ができなければ全く閲覧できない課題等について事例を通じて紹介する。つらい葬儀が終わって以降も、故人が注文・契約した品物が故人名で届き、定期購入なのか、支払いはどこなのか、四十九日が終わっても死亡手続き伴う行政手続きは延々と続き、商品の支払いやクレジットカードなどの情報収集と解決には半年を要する場合もある。一方で、残された蒐集遺品を、買い取りセンターで売るのか、蒐集家に託すのか、廃棄処分するのか。遺族は蒐集されたものの価値がわからない。非常に戸惑うのが現状である。独居高齢者が増え、身寄りの無い方も増加する一方で、地方議員や民生員、隣近所の方が死後の手続きを手伝っていることも伝え聞いている。しかし、死後の手続きをする方が葬儀等の費用を負担することはできず、直葬が増えているとも聞く。独居高齢化、多死社会を見据え、蒐集・ため込み症にならないよう、また家族にも迷惑をかけないように、元気で動ける内に身辺整理を行うように心がけよう。既に書いてはいるが、エンディングノードを定期的に見直すことも必須だ。
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