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ファナという名の猫
「全部ウソだったらいいのに。ファナが死んだんじゃなくて、迷子かなんかで、ボロボロになって、どっかからひょっこり帰ってくればいいのに」あまりにもつらくて、私はもう生きていたくなかった。耐えられない。この悲しさは、痛すぎた。怖いくらい、悲しいのだ。(本文より) 長年ずっと一緒に暮らしてきた愛猫を病気で失ったため、周りに当たり散らし、仕事のせいにして、自分を責め続ける…。そして、ペットロス症候群に陥った著者が取った行動とは。 ●横森理香(よこもり・りか) 作家、エッセイスト。現代女性をリアルに描いた小説と、女性を応援するエッセイに定評があり、『40代大人女子のための“お年頃”読本』がベストセラーとなる。代表作『ぼぎちん バブル純愛物語』はアメリカ、イギリス、ドイツ、アラブで翻訳出版されている。東京渋谷でコミュニティサロン「シークレットロータス」を持ち、「ベリーダンス健康法」の講師としても活躍。 -
ファミリア・グランデ
加害者告発に加え、否認した母と傍観者だった自分も性虐待に加担していたという自責から書かれた本は他に類を見ない。まさに震撼の書である。――信田さよ子 ■本書の内容 30年前、わたしの双子の弟を性虐待したのは、誰もが敬うエリート学者の「継父」だった。そして、現実から目を背け、わたしたち姉弟を糾弾したのは、誰よりも自由と解放を重んじたはずのフェミニストの闘士、母だった――。 1980~90年代、自由礼賛の名の下に、左派インテリの両親はわが子の人生を支配した。「継父」による加害が発覚したあとも、周囲の大人たちは(ひとりを除き)目をつぶり、告発しないことを選んだ。その共謀の過程で、子どもたちは名ばかりの同意と沈黙を強いられてきたのである。 著者は、傍観者としての、小さな加担者としての罪悪感を見つめ直し、苦悩の記憶を掘り起こしながら、文学的努力を払い、その経験を言語化する。 実父は「国境なき医師団」創設者のひとり、叔母はトリュフォー監督も認めた有名女優、母も継父も著名な言論人ということもあり、2021年1月の原書出版時にはフランス中に激震が走った。本が出版された1週間後には、「#MeTooInceste」というハッシュタグで8万件ものツイートが流れ、マクロン大統領が「子どもに対する性犯罪」の対応に関して声明を発するまでに至ったという。 本書は、被害がなかったことにされる構造と、沈黙にともなう罪悪感をありありと表現した一冊だ。フランスで32万部突破、海外版権15か国の話題作、ついに邦訳。 -
ファミリーゲーム 第一部「なぜ君は帰らない」
誰にでも秘密がある。大切な人にも、自分にも–––。 休戦協定により薄氷の均衡状態となった世界。任期を終えて「センター国」に帰還したギルバードは数年ぶりに幼なじみ9人で集まり、それぞれの近況報告に花を咲かせていた。そんな中、隣国による突然の侵攻と一人の小説家の死をきっかけに彼らの関係性に不穏な空気が漂い始める。それぞれの抱える秘密が明らかとなり、物語は衝撃の結末を迎える――。 【目次】 序章 一章 帰郷 二章 「ロマンシング・デイ」前日 三章 「ロマンシング・デイ」当日、彼らは帰ってくる 四章 終の住処 五章 なぜ彼らは帰らない 六章 あの頃には帰れない 七章 なぜ彼女は帰らない -
ファミリー・ライフ
インドからアメリカに渡り、ささやかな幸福を築いてきた移民一家の日常が、夏休みのプールの事故で暗転する。意識が戻らない兄、介護の毎日に疲弊する両親、そして悲しみの中で成長していく弟――。痛切な愛情と祈りにあふれる自伝的長篇を、繊細であたたかな小野正嗣訳で。フォリオ賞・国際IMPACダブリン文学賞受賞作。 -
ファミリーランド【電子特典付き】
スマートデバイスを駆使して遠方から家族に干渉してくる姑と水面下で繰り広げられる嫁姑バトルの行方。金髪碧眼のデザイナーズチャイルドが「普通」とされる世界での子どもの幸せのかたち。次世代型婚活サイトでビジネス婚をしたカップルが陥った罠とその末路。自立型看護ロボットによって育児の負担が減った一方で、隔たれる母と娘の関係。技術革新によって生み出された、介護における新たな格差。対面しない葬式が一般的な世界で、二十世紀型の葬儀を希望する死者の本当の願いとは。ホラーとミステリ、ジャンルを超えて活躍する澤村伊智がテクノロジー×家族をテーマに描いた、新感覚の家族小説。 電子特典として、書き下ろしメッセージ付き。 -
ファミリー・レストラン
私たちを招いたのは誰? 殺人ディナーの謎を解け! 金持ち整形外科医・天本圭に誘われて瀟洒なスペイン料理レストランを訪れた女・深月。店には品のいい老夫婦と、深月のあとに入ってきた男性客が一人。天本と深月がワインで乾杯をし、タパスを口にしはじめて間もなく、甘く穏やかな空気が一瞬にして戦慄に変わる。突然「こんな所に呼び出して、いったい何の用だよ!?」と男性客が暴れ出し、客たちの前で、店の主人が自分の首を切る。「あなたもサバイバーですか」という謎の言葉を遺して。やがて客たち全員を巻き込んだ「死」のゲームが始まりを告げる。この店に客を招いたのは誰なのか。そして究極の選択を迫られた人々の運命は!? 驚愕のサスペンスホラー! -
ファンクション7
新宿で無差別テロ勃発! 真の正義を問う衝撃作!! 北朝鮮に生まれながら、韓国に亡命し巨大企業を興したイ・スーフン。 生き別れた妹との約束を果たすため、北朝鮮の解放を画策する。 一方、北朝鮮は最高司令官の理想を果たすため、日本の大学へテロリストを留学生として送り込み、無差別テロを断行。 その留学生を担当していた元日銀マンの大田原教授は事件に巻き込まれる。 北朝鮮、韓国、日本を舞台に、人々の生きざまが錯綜する社会派サスペンス。慟哭のラスト!! (『越境緯度』改題) 【目次】 プロローグ 第1章 焦燥 第2章 軌跡 第3章 破裂 第4章 解放 エピローグ -
房思琪の初恋の楽園
今の日本で読まれるべき、台湾の実話にもとづく不滅の傑作 「記憶に傷がつくほどの衝撃を受けた」――綿矢りさ 「性暴力被害で自分を責めてしまう仕組みを理解できる本」――小川たまか 芸能界における未成年者への性虐待、学習塾や学校の教員など、権力者や教育者による子どもへの性虐待の報道が後を絶たない。本書に綴られているような出来事が次々と明るみになり、大人はどのように子どもを守っていけばいいのか、社会の構造的な問題について、様々なところで議論されている今こそ必読の書としてUブックス版で緊急出版する。 文学好きな房思琪と劉怡婷は、台湾・高雄の高級マンションに暮らす幼なじみ。美しい房思琪は、13歳のとき、下の階に住む憧れの妻子ある五十代の国語教師に作文を見てあげると誘われ、部屋に行くと強姦される。異常な愛を強いられる関係から抜け出せなくなった房思琪の心身はしだいに壊れていく……。房思琪が記した日記を見つけた劉怡婷は、5年に及ぶ愛と苦しみの日々の全貌を知り、ある決意をする。 解説:小川たまか -
ファンタジーの七つの時代
著者ピーター・ミルワード氏は『ファンタジーの七つの時代』において、イギリス文学におけるファンタジーの伝統を、西洋の歴史をたどりながら探求しています。 本書は以下の各章で構成されています。 プロローグ ファンタジーという別世界 第一章 創造と壊滅のファンタジア 第二章 神話のふるさと 第三章 妖精物語のファンタジー 第四章 聖杯探求 第五章 ルネサンス・マジック 第六章 楽園喪失から新しきエルサレムへ 第七章 ナンセンスの世界 エピローグ 現実への回帰 『ロード・オブ・ザ・リング』や『ナルニア国物語』、『不思議の国のアリス』など、今日、映画化されて人気のある、有名なファンタジーの作品も登場します。こういったファンタジーが、イギリスという国で育まれた文化・宗教を背景にしていることについて、本書はわかりやすく解説しています。また、英文学研究者の方だけでなく、幅広い層の読者の方に親しんでいただけるよう、各章の人物・歴史的事項・作品に関する注が訳者によって付けられています。 -
ファンタズマ
「俺は何でこんな所に居るんだ?」 過去に戻ってしまった男が“人生のやり直し”に挑み、待ち受ける結末とは――? 運送ドライバー・佐野真治は、いつものように高速道路を走っている最中に突然まばゆい光に包まれ、思わず目を瞑ってしまう。 事故を起こしてしまったのかと恐る恐る目を開けると、そこは全く別の場所で、しかも20年前の世界が広がっていた。 未来の記憶を持ったまま過去にタイムスリップした真治は、より良い選択をすることで未来を変え、人生のやり直しを図ることに。可愛らしく天真爛漫な女性・美樹との出会い、主任ドライバーへの昇進、運送会社の独立。順風満帆な二度目の人生を謳歌し、幸せな日々を送っていた。しかし、娘の星海(せかい)が生まれると同時に、「またいつか元の世界に戻ってしまうのではないか」という得体の知れない恐怖心がたびたび真治を支配するようになり――。予測できない展開に心を揺さぶられる、サスペンス・タイムスリップ小説。 <著者紹介> 半世紀以上の歳月を、プライベートではマンガしか読んだ事のない、大型トラックの運転手を生業にしているおじさんが、仕事中に思いついた事を小説にしちゃいました。 創作の面白さにハマり、あんな事やこんな事、日常の出来事から非日常の世界まで、新作のアイディアだけは続々と浮かんでます。 好きな事を好きな様に、のんびりと書いています。 夏はモヒカンの筆師。 どうぞよろしくお願い致します。 -
Phantom ファントム
FIREの先は薔薇色なのか? 幻影に覆われた現代を巧みに描いた傑作小説 外資系食料品メーカーの事務職として働く元地下アイドルの華美は、 生活費を切り詰め株に投資することで、 給与収入と同じ配当を生む分身(システム)の構築を目論んでいる。 恋人の直幸は「使わないお金は死んでいる」と華美を笑うが、 とある人物率いるオンラインコミュニティ活動にのめり込んでゆく。 そのアップデートされた物々交換の世界は、 マネーゲームに明け暮れる現代の金融システムを乗り越えゆくのだ、と。 やがて会員たちと集団生活を始めた直幸を取り戻すべく、 華美は《分身》の力を使おうとするのだが……。 高度に発達した資本主義、その欠陥を衝くように生まれる新たな幻影。 自らの価値観と生き方を問われる、いま読まれるべき傑作小説! ※この電子書籍は2021年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
ファークライ アブソリューション
スピンオフ作品『ファークライ ニュードン』が発売されたばかりの人気ゲーム『ファークライ5』に、今度はその前日譚が描かれた公式小説が登場。 “洗脳”が“正義”のクソったれな世界にメアリー・メイが立ち向かう!! <あらすじ> モンタナ州、ホープカウンティだ――。 かつて自由人と勇士の土地だったこの町は、カルト教団〈エデンズ・ゲート〉の本拠地になっていた。 彼らは平穏な生活にじわじわと入り込み、言葉巧みに住民たちを“信仰”という鎖で縛りつけたのだ。 この町でバーを経営するメアリー・メイ・フェアグレイブは、エデンズ・ゲートに大切な家族を奪われた。 教団の執拗な嫌がらせの末、父親は不審な死を遂げ、教祖“ファーザー”に心酔する弟のドリューは消息を絶ったままだ。 警察の捜査もあてにならない。 メアリー・メイは自身の手で事件を解決しようと決意する。 ときを同じくして、教団のまやかしから解放された者がいる。 ハンターとしてエデンズ・ゲートに奉仕するウィル・ボイドは、人生最悪の時期に、教団に救われたひとりだ。 だが、旧友の娘であるメアリー・メイを確保する任務を課せられたことをきっかけに、自らの過ちに気づく。 これまで信じてきたことと、この町で現実に起こっていることがあまりにかけ離れていることを彼はようやく理解したのだ。 熱狂的な信者を従えたエデンズ・ゲートはおそろしく危険な強敵で、メアリー・メイに勝機はなかった。 だが、ウィルとの邂逅によって、彼女の運命は変わっていく。 そしてそれは、ウィルにとっても同じだった──。 人気ゲーム『ファークライ5』の前日譚を描いたオリジナル小説、待望の日本上陸!! ダウンロードコードは文庫版のみの特典となります。 あらかじめご了承ください。 著者について アーバン・ウエイト URBAN WAITE 邪悪な内容の物語を書くナイスガイ。あるいはその逆で、善良な話を書くバッドガイのときもある。これまでの著作には、“The Terror of Living (生存への恐怖)”“The Carrion Birds(腐肉食鳥)”“Sometimes the Wolf(ときどき狼)”がある。全作が<エスクワイア>誌や<ボストン・グローブ>紙などの年間優秀小説リストに選出され、9ヶ国語に翻訳されて20ヶ国以上の国で発売されている。 訳者訳者略歴 阿部清美 KIYOMI ABE 翻訳家。主な訳書に『24CTU 機密記録』シリーズ、『24 TWENTY FOUR シーズ ン7-8』『メイキング・オブ・「トワイライト・初恋」』『タイラー・ロックの冒険』シリーズ(小社刊)、『アサシン クリード 預言』『アサシン クリード 血盟』(ともにヴィレッジブックス刊)、『ギレルモ・デル・トロ創作ノート 驚異の部屋』『クリムゾン・ピーク アート・オブ・ダークネス』『ギレルモ・デル・トロの怪物の館 映画・創作ノート・コレクションの内なる世界』『ギレルモ・デル・トロのシェイプ・オブ・ウォーター 混沌の時代に贈るおとぎ話』(DU BOOKS刊)、『クリムゾン・ピーク』(扶桑社刊)、『シェイプ・オブ・ウォーター』『アサシン クリード オリジンズ 砂上の誓い 上・下』(小社刊)などがある。 -
ファーザー・ハント
ウルフとアーチーは、エーミー・デノヴォと名乗る女性から父親捜しの依頼を受ける。彼女の母親は三ヵ月前に轢き逃げに遭い、エーミーは一人残された。父親は毎月母親宛に小切手を送り続けてきていたのだという。アーチーは、小切手の振出人割り出しから追跡を開始し、それが信託銀行の元頭取サイラス・M・ジャレットだったことを突き止める。エーミーの母親は当時別名でジャレット夫人の秘書を務めていた。だが、調査は暗誦に乗り上げる。ジャレットの息子も父親に該当しないことがわかる。ウルフは捜査中の轢き逃げ事件に着目し、その犯人からのアプローチを試みる。車の運転席に残されていた葉巻の銘柄が唯一の手がかりだった。 -
ファーストキス 1ST KISS
永遠に刻みたい、感動をあなたの手元に――。 数々の名作ドラマと映画を生み出してきた脚本家・坂元裕二が贈る、映画『ファーストキス 1ST KISS』(2月7日公開・東宝)のオリジナルシナリオブックが登場!胸に響くセリフの数々を完全収録し、感動を何度でも味わえます。また、主演・松たか子による特別な寄稿文も掲載しました。映画製作の裏側や坂元裕二への想いを綴った貴重な文章で、本書ならではの読み応えも満載です。さらに、巻頭にはカラー16ページの映画スチールも収録。スクリーンで感じる感動を本書でも体験してください。 二度と会うはずのなかった亡き夫、15年前のあなたに恋をする― 結婚して十五年目、事故で夫が死んだ。夫とは長く倦怠期で、不仲なままだった。残された妻は第二の人生を歩もうとしていた矢先、タイムトラベルする術を手に入れる。戻った過去には、彼女と出会う直前の夫の姿があった。出会った頃の若き日の夫を見て、彼女は思う。わたしはやっぱりこの人のことが好きだった。夫に再会した彼女はもう一度彼と恋に落ちる。そして思う。十五年後事故死してしまう彼を救わなくては-- 。「夫婦とは?」「家族とは?」「愛する人と歩む人生とは?」人生で誰もが直面する、答えのない深くてシンプルな疑問。この物語は、それらの意味を問いかける心揺さぶるラブストーリー。 映画『ファーストキス 1ST KISS』 2025年2月7日公開 脚本:坂元裕二 監督:塚原あゆ子 出演:松たか子 松村北斗 吉岡里帆 森 七菜 YOU 竹原ピストル 松田大輔 和田雅成 鈴木慶一 神野三鈴 リリー・フランキー (c)2025「1ST KISS」製作委員会 -
ファースト・クラス
下町の衣料材料店の販売員・吉成ちなみは、ひょんなことから有名ファッション誌『FIRST CLASS』で働くチャンスを得る。 「夢の世界」に胸を弾ませるちなみだったが、一見きらびやかなその世界は、野望を抱いた女たちが服のセンス、持ち物、お金、仕事のポジション、男など様々な要素で互いを値踏みし、蹴落とし合うマウンティング“人間の格付け”地獄だった…。先輩たちの過酷な嫌がらせをはねのけ、前向きに上り詰めていくちなみに、さらなる試練が次々にのしかかっていく…。 -
FIRST LOVE STORY
読者から寄せられた“せつない恋の一行詩”を美しい写真やイラストとともにつづる、「I miss you…」。本書は、これまでの投稿作品の中から、十代の方から寄せられた作品を厳選・再構成して、ひとつの恋物語のように仕立てあげました。 今まさに青春のただ中にいる方、そして、初恋ときいて胸が少しキュンとなる、かつて十代だった方、それぞれに読んでいただきたい一冊。 今まさに、恋で胸を焦がしているあなたに。そして、初恋なんて遠い過去のように思える、かつて十代だったあなたにも。 「休み時間、あなたがわたしの椅子に座るたび、ドキ×2 してる。」 「地図で見ました、あなたが行く高校。あまりにも遠すぎて、泣いてしまいました。」 -
ファーストレディの秘密のゲスト
日本軍による真珠湾攻撃から約半月後。表向きはチャーチル英国首相付きのタイピストとして、実際は特別作戦執行部の工作員として、わたし、マギー・ホープは4年ぶりにアメリカへ帰ってきた。首相とルーズヴェルト米国大統領の会談が成功するいっぽう、大統領夫人の秘書が変死を遂げる。現場に残された証拠は、大統領夫人にとって大スキャンダルとなるもので、外部にもれれば大統領の立場が、ひいては英米の同盟関係も危うくなる――。ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー入りの人気シリーズ。マギーの捜査が、今度は戦争の命運を左右する?! ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー入りの大人気シリーズ、第5弾。/解説=古山裕樹 -
ファーブル君の妖精図鑑
特別奨学金までもらって進学した美術大学を中退し、母親の地元で働くことになった遠野真亜梨は、移動の電車の中で不思議な青年に出会った。社内の盗難事件の容疑者にされていた彼は、全身黒づくめので、虫眼鏡、虫取り網に胴乱を持ち、昆虫学者ファーブルのような出で立ちだった。刑事から、彼の持ち物であるスケッチブックを間違って渡された真亜梨はそこに記されていた観察記録に目を奪われた。そこには聞いたことのない生き物が、未来の死体の周りでスキップすると書かれていた……。不思議なもの達が生息する村で真亜梨とファーブル君のペアが謎の事件を解決する。 -
訃。 雨のさつき町では大人だけが軍艦マーチを唄ってはいけない
その町は、地図にはある。誰の記憶にもない。 2013年春。 西川梨恵は、妹の娘・花菜を預かることになった。 震災で父を失い、避難先を転々とするうちに口を閉ざしてしまった小学生の姪。 ふたりが移り住んだのは、新今宮から西成へ向かう途中にある府営住宅「さつき町」だった。 住人は老人と子供しかいない。 市内でここだけが、いつも雨に濡れている。 転校初日、花菜は同級生から二つの約束を告げられる。 ひとりでトイレに行かないこと。 雨の日は外に出ないこと。 破れば「あおむし」が来る——。 その日、花菜はひとりでトイレへ行った。 姪は見えない友達と話しはじめ、 芋虫の絵を描き、どこで覚えたのか『軍艦マーチ』を口ずさむようになる。 そしてもう一つ、この町には大人にだけ課された禁忌があった。 あの歌を、歌ってはならない。 つられて口ずさんだ恋人が消えた。後輩が消えた。 町の元住人・アンジーは、十数年前に息子を失ったまま探し続けていた。 手がかりを追ううち、梨恵は理解する。 この町で起きていることには、はるかに古い出処がある——。 知れば、戻れない。 戦慄のホラー長編『訃。』 -
フィギュール彩
「現実」が厳しければ厳しいほど、人びとのファンタジーが花開く場所はメルヘンの世界以外にはない。メルヘンは生や死、哲学的命題まで簡単な表現で提示する。「グリム童話」のあまり知られていない話から想像力の意味を探る。 【目次】 第1章〈しあわせ〉のゆくえ (1)「しあわせハンス」 (2)「漁師とその妻」 (3)「六人の家来」 第2章 兄と弟のはなし (1)「命の水」 (2)「唄う骨」 第3章 愛と憎しみのかなた (1)「お墓へはいったかわいそうなこぞう」 (2)「親不孝なむすこ」 第4章 かぎりないユーモア (1)「ものぐさ三人兄弟」 (2)「おいしいおかゆ」 (3)「もの知り博士」 -
フィクション小説 嘘から出たウソ
奇怪大島の個性豊かな島民たちが織り成すエンターテインメント小説! 本島とフェリーで繋がれる離島・奇怪大島。 「県議候補の渡は、金をばらまいている。」 久々に奇怪警察署捜査二課に舞い込んできたのは、選挙違反の調査依頼であった。 しかし捜査を開始するも言質がとれる兆しはなく、何者かによる策略なのか…。 奇怪大島で渦巻く奇妙な事件が島民たちを巻き込んでゆく——。 〈著者紹介〉 ネンキレイスイ(ねんきれいすい) 昭和31年鹿児島市生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、小学校教諭、行政職、管理職を経て、平成29年3月定年退職。平成18年2月脳出血で倒れ、左半身麻痺の後遺症が残っている。著書には、「私の教育論」(H29)(ラグーナ出版)、「還(ひとめぐり)」(R1)(ラグーナ出版)がある。 -
フィッターXの異常な愛情
心も体も変わる、ランジェリーラブコメディ。 広告代理店に勤める32歳の國枝颯子は、うっかりノーブラで出勤したある日、慌てて駆け込んだランジェリーショップ「Toujours Ensemble(トゥージュール・アンサンブル)」で男性のフィッター・伊佐治耀に出会う。 「脚を組むくせがある」「夕食はいつも8時以降」「20歳の頃から5キロ以上太った」「2年以上、恋人がいない」――フィッティングをしただけで、伊佐治は颯子の生活習慣をすべて言い当ててしまう。いい加減な生き方を指摘された颯子は、自分を見つめ直すようになる。 自分の“女らしさ”を否定して生きてきた後輩の百田馨、旬を過ぎたスキャンダル女優の本城夕妃、女装の趣味があるクライアントの大狼社長、出産後のセックスレスに悩む同期の美鈴・・・・・・颯子をとりまく人々も、伊佐治のランジェリーの魔法によって少しずつ変わり始めて――!? 一歩前に踏み出せずにいる女子たちに贈る、前代未聞のランジェリー・ラブコメディ!! -
フィデル出陣 ポーラースター【電子特典付き】
「クソみたいなキューバを変えられるのは、カストロしかいなかった」 アメリカ傀儡政権から祖国を取り戻した男の闘いを描く! 若きJ・F・ケネディや、アレン・ダレスCIA長官が活躍する大国アメリカの影響を受けながら、米国の傀儡政権が支配するキューバで、革命への土台を作るために戦った若き日のフィデルを描く! 祖国キューバのためを思い、立ち上がったフィデル・カストロは、時の権力者・バチスタ将軍に何度も敗れた。 それでも、フィデルに私心はなく、国民のために戦っていたからこそ、多くの国民に支持をされた。 キューバ革命への礎を築いたフィデル・カストロの壮絶な激闘譜。 英雄チェ・ゲバラを描いた『ゲバラ覚醒』『ゲバラ漂流』、カリスマ指導者フィデル・カストロの幼少期から青年時代を綴った『フィデル誕生』に続く、ポーラースター・シリーズ最新刊。 アメリカと対峙し続けた、キューバの歴史を読めば、世界の現代史が読み解ける。 【電子特典】 全電子版共通の「あとがき」、付録(「海堂尊・全著作リスト」「作品相関図」など)のほかに、本書には以下の文章を収録。 電子版あとがき 『フィデル出陣 ポーラースター』 【関連小文】1 「オバマ大統領、広島訪問」 【関連小文】2 「ローマ教皇フランシスコ、広島・長崎訪問」 【関連小文】3 「コロナ来襲」 【関連小文】4 「紙は神様である」 -
フィフティ・シェイズ・ダーカー
※本作品は2015年7月まで販売しておりました単行本電子版(上下巻)の文庫電子版(上中下巻)となります。 本編内容は単行本電子版と同じですが、巻割が変更となっております。 『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』続篇――激動のラブストーリー、第二部! グレイの暗い秘密にたじろいだアナは、彼を心から愛しながらも別れを告げることに。念願の出版社に就職し、グレイのいない人生を築こうとはするものの、毎晩涙にくれ、考えられるのは彼のことだけ。そんなときグレイに「ルール」抜きの新たな関係を築こうと提案されるのだが……。世界的ベストセラー三部作第二弾、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の待望の続篇登場! -
フィリックス エヴァー アフター
■ストーンウォール賞児童YA文学部門オナー賞受賞(2021年) ■タイム誌が選ぶ最もすぐれたYA作品100冊選出 フィリックス・ラヴはイラストレーター志望のトランス少年。大学受験のプレッシャーで大スランプに突入中、自分が男かどうかもよくわからなくなってきて、頭のなかは大混乱。ある日、学校で何者かに過去の秘密をばらされたフィリックスは、みずからおとりになって復讐に乗り出す。 正体不明の犯人、性別移行後の名前を呼んでくれない父親、親友と宿敵とのありえない三角関係。LGBTQ+コミュニティの面々に囲まれながら、忘れられない17歳の夏がはじまる。 トランスで、黒人で、クィアの自分に、愛される価値はあるの? 自分自身を発見しつづけるフィリックスの成長と初恋をみずみずしくパワフルに描いた青春小説。 -
【電子復刻版】フィロロジーへの道
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 英語との出会いから始めて、英語史の第一線に立つ研究者になるまでの半生を自伝的にたどりながら、さりげなくフィロロジーへの道を開示する異色の書。 待望の電子復刻版。 -
〈フィンレイ・ドノヴァン〉シリーズ
作家のフィンレイは、またも窮地に陥っていた。ある事件がきっかけで、ロシアン・マフィアからEasyCleanという殺し屋の正体を突き止めろと脅されているのだ。期限はたったの2週間。殺し屋は警官だとしかつかめておらず、フィンレイは手がかりを得るために、1週間の市民向け警察学校体験入学に参加することにする。協力者である同居人のヴェロと警察学校の授業を受けながら、怪しい人物を特定すべく調査を始めるが……。殺し屋の正体を暴かなければ自分や家族が危険に! 命がけの任務に挑む、予測不可能のジェットコースター・サスペンス。/解説=貝谷郁子 -
〈フィンレイ・ドノヴァン〉シリーズ
何者かが、オンラインの掲示板に、元夫スティーヴンの殺害依頼を投稿した!?――作家のフィンレイは、子育てに奮闘しつつ、遅れている原稿の執筆に取り組んでいた。だがスティーヴンの件が気になって仕事が手につかない。オンライン掲示板を眺めていると、あるアカウントの人物が、依頼に食いつこうとしているのを発見する。どうやらプロの殺人請負人らしい。フィンレイはベビーシッターで同居人のヴェロと一緒に、元夫が殺害されるのを阻止しようと奔走するが……。どこに連れていかれるかわからない、極上のジェットコースター・サスペンス!/解説=若林踏 -
フィールダー
総合出版社・立象社で社会派オピニオン小冊子を編集する橘泰介は、担当の著者・黒岩文子について、同期の週刊誌記者から不穏な報せを受ける。児童福祉の専門家でメディアへの露出も多い黒岩が、ある女児を「触った」らしいとの情報を追っているというのだ。時を同じくして橘宛てに届いたのは、黒岩本人からの長文メール。そこには、自身が疑惑を持たれるまでの経緯が記されていた。消息不明となった黒岩の捜索に奔走する橘を唯一癒すのが、四人一組で敵のモンスターを倒すスマホゲーム。その仮想空間には、橘がオンライン上でしか接触したことのない、ある「かけがえのない存在」がいて・・・・・・。誰かを「愛でる」行為の本質を暴く傑作長編! -
吹いていく風のバラッド
連続しない、いくつもの美しいシーン。 そこに吹いている、すべて違う風。 そして、コーヒーは2杯だ。 長さとしては長編小説だが、一続きの物語があるわけではない。 「あとがき」が簡潔に説明しているように エッセイのような、小説のような、様々に印象的な鮮やかなシーンを、前後の文脈なく、28編、集めている。 ごくささやかな共通項として、どの掌編にも風が、あるいは風の気配がある。 夜の、ビジネス街の、電話ボックスの、大きな公園の、少年の、別れ話の、プールの、汚染されて住めなくなった島の、その風。 風にはコーヒーがよく似合う。 できれば、たっぷりと2杯だ。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
風変りな代償
美貌の女子大生・古園洋子が失踪した。彼女はホステス・アパートの一室を借りていたのだが、管理人・谷本恵吉の姿も見えない。ホステスたちは谷本の正体もアパートの所有者も知らないという。――数日後、洋子の死体が相模湖から見つかった。谷本の愛車ルノーに乗ったまま湖底に沈んでいたのだ。また意外にもアパートの持ち主が、T大で倫理学を教える清水助教授であることも明らかになった。《倫理学教師のホステス・アパート経営!?》。ナゾは深まるばかりだった――が、巧妙な偽装がはがれた時、白日にさらされたのは腐肉の如き性の悲劇だった。「風変りな代償」他5篇。
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