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Posted by ブクログ
増田文学賞の受賞で作家となった笹野は、年に一回行われる飲み会に参加していた。増田飲みと呼ばれるその会は増田文学賞でデビューを飾った作家達が集まるという特殊な会であった。個性的な作家達に囲まれ、楽しい会になるはずであったが……。
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初読みの作家さん。二宮敦人さんの書籍は何冊かタイトルに惹かれ所持しているが、読んだのは初めて。他の作品のタイトルやあらすじがグロテスクなものを思わせる陰鬱なイメージを持っている作家さんだったが、こちらの小説はかなりコミカルな内容のミステリ小説だった。
要所要所でグロテスクな表現があり、凄惨な様子もあったのだがそれさえも押し流してしまうような爽快感のあるテンポ。主人公に危機が迫る描写もあったりしてドキドキしたのだが、そのドキドキとの差が更に楽しさを演出していて非常に良かった。登場人物も、自分の書いた小説が怖すぎて、ゲラの際に失神してしまうホラー作家などが出てきてかなり個性的。主人公以外のほとんどが個性的過ぎてキャラが渋滞しそうなものだが、彼らが生き生きとして作中で動き回り、互いに邪魔することなく、むしろ面白さを増している。
登場人物が好き勝手動いるのに、全く混乱しないというのはすごい。 また、ミステリ小説でありながら、作家と出版社の関係性というものにも切り込んでいて興味深かった。 個性的な作家たちの抱える苦悩。自分たちは社会から逸脱した存在で、作家としてしか生きていけない。しかし、出版社は発行部数や売り上げを心配するばかりで自分たちの自由に書かせてくれないし、ケチばっかりつけてくる。というリアルの作家たちが抱えているかもしれない悩みが作中にぶちまけられていた。 ミステリ小説を読んでいたはずなのだが、コミカルな内容と本を介して行われる人間模様に心を揺さぶられた一冊。
殺人事件も起こったし、謎解きもあったし、ヒロインのピンチもあったし大筋では王道のミステリ小説だったが、殺人事件も、謎解きも果たしてそこがメインであったかといわれると、個人的には違うかなあと思った。 いや、でもこの一冊を読んで小説家も出版社も血のにじむような努力の元に一冊の本を作り上げている事実を改めて理解した。それなのにど素人が訳知り顔で「この本はこうだ!」というのはやや憚られるかもしれない。
しかし、内容の感じ方は千差万別だし……。という複雑な心境で感想を書いている次第。ともかく、こね回さずに感想を言うのであればこの本は非常に面白かったという一言に尽きるのである。
Posted by ブクログ
『増田文学賞』受賞作家たちが集まる「増田飲み」
今回は、編集長と、作家志望で増田賞を狙う若い女性も参加する予定だ。
しかし、編集長と、作家の中の一人は現れないし、作家の卵の女性も参加できなくなった。
インタビュー形式の「作家の本音」最後には「編集(長)の本音」が楽屋裏暴露っぽくて面白い。
かなり盛ってるでしょうけど。
吸血鬼みたいなルックスで、怖くなるとすぐに失神する猟奇ホラー作家・雨漏佐久。
初めて書いた小説(純文学)が増田賞を受賞した、笹野眞子。
笹野は他に仕事を持っており、失神した雨漏の「気道確保」担当でもある。
笹野が自分の「本業」について語っていたところで、頭の中に何か点滅するものは感じましたが…
コミカルに進むお話、伏線いろいろ、個性的な作家たち…軽いけれど面白かった。
他の作家たち
「梶川隆昌院」本格ミステリに怪奇要素、和服。
「藤 良成」青春小説、売れっ子でモテモテ。
「キス山びちこ」恋愛小説・エッセイ。編集部は誰も本人を見ていない。
「朝倉リョウタ」ラノベ。実在の作家にPNが似てるけどいいの?(笑)
「小橋裕子」作家志望。
「藤堂晶」文藝春夏編集長
あの、「帯」の文章、いいんですか?
作家、怒ってません?
ネタバレだし、内容詐称だし…
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