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Posted by ブクログ 2024年01月02日
主人公である益子徳一さんのモノローグがメインのお話です。近所の人との会話では多弁ではないけど、頭の中ではよく喋るオジいサン。
深夜営業についての下りとか、”それでは徘徊老人である”の下りが個人的にツボでした。そして淡々と終わるのかと思ったら、終わり方があったかくてほろりとしました。
京極氏の作品は...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月07日
一人暮らしのちょっぴり偏屈なオジいサンの日常をここまでおもしろく描けるのはすごいと思った。
緩やかな日常生活が細やかに描かれていく中で、オジいサン自身の感情、亡くなった人、生きている人への感情の表現が細やかで、読み飽きないどころか最後はほんのり温かい気持ちになる。
ウインナーと格闘するくだりも大...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月15日
年末に本屋に寄ったら目についた、
京極夏彦の文庫本。
なんともゆるいタイトル、
紙粘土のお爺さん、フォントの文字も気が抜けていて装丁がどことなくかわいらしい。
鵺の碑で久しぶりに骨のある京極本を堪能したから、こんどはいかにも軽そうなのを読むか…、と手に取った。
公団アパートでかれこれ40年一人...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月29日
面白かったー。72歳の益子徳一さんの日常。7日間のできごと。
日常も日常。ほとんど何も起こらない。せいぜいが数日前のことを頑張って思い出してみたり、近所の人と話したり、自分のお昼を作ったりするくらい。でも面白くて、飽きずにずっと読めちゃう。
日常をこなす徳一さんの心の動きが、よーくわかって楽しい...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月01日
オジいサンの発音がね、なんともね。
私にとしては、おじいちゃん、なんだけれど、まあ、なんとなく分かるかなとも思うような。
独居老人の頭の中、というよりは一個人の頭の中をつらつら覗いたような、そんな感じだろうか。
途中、ちょっと中弛みします。他人が日常で考えている、どうでもいいことが一冊分、ですから、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月10日
『遠野物語remix』以来、2作目に読む京極作品。
聞くところによると、彼の作品の中では珍しく、かなり温かい雰囲気の作品らしい。
主人公は、益子徳一という、リタイアした男性。
公団住宅に一人で暮らしている。
この人物の、何でもないといえば何でもない日々が、本人のとりとめのない語りで描かれる。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月14日
これだけ本を読んでいますが京極夏彦さんの作品は読んだことありませんでした。何しろ分厚いしなんだかめんどくさい感じがするというのが理由です。
本書はほんわかな感じなのできっとめんどうではないだろうと踏んで読み始めましたが、ひたすら主人公徳一(72)の独白が続くのでこれはこれでめんどくさい・・・。
独り...続きを読む
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