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Posted by ブクログ
棚差しで目が合って借りた本
タイトルから期待大やったけど、それ以上に揺さぶられた。めちゃくちゃ面白かった
こうしてみたら昭和初期ってすごい時代やね
本を読む理由は、つくり話の中に本当を探す、て、いう作中の台詞にも、はっとした
たぶんそう
それ
本読みはみんなそうなんじゃないかな
それをズバンと言語化されたから、びっくりしたやら心臓をつかまれたやら
においがするから本が読めない、と、いうのも、最初は
またこれすごい設定やな…
と、思ったけど、いやいやいやいや
わたしらも、無自覚ににおいを感じてるのかも
そして自分と同じにおいの本を無意識で探しているのかも
ほんで、本のほうも、同じにおいがするわたしらのところへ来てくれるのかも
素晴らしい本を読むと
本を読む人でよかった
て、思うけど、今回はそれを踏まえてさらに
もっと読めるようになりたいな
と、思った
それこそ昭和初期の文豪作品は読解力が追いつかなくて全然読めないから…
そして、本を読むための旅をしたいなと思った
めちゃくちゃ贅沢よね、それ
Posted by ブクログ
戦前から続く老舗旅館・凧屋。ここには古書ばかりの海老澤文庫があり、若女将が「お客様と同じにおい」を纏った本をお客様に勧める。そんな旅館があれば、泊まりたい。私はどんなにおいがするのだろう?
5つのストーリーからなり、それぞれ1冊ずつ取り上げられている。知っている作家さんばかりだけど、夏目漱石の『こころ』以外は読んだことがない。
1冊目:川端康成『むすめごころ』
恋愛
2冊目:横光利一『春は馬車に乗って』
夫婦
3冊目:志賀直哉『小僧の神様』
親子
4冊目:『藪の中』
学生、先生
5冊目:『こころ』
友
第5話はお客様ではなく、若女将に関わる物語。若女将に様々な本を読んでいた今は亡き曾祖父が大きくかかわってくるのですが、まさかあんな展開になるとは本当に予想外。涙を流しながら読みました。
5話からなるお話なので、テーマもそれぞれにあるけれど、読み終わっての感想は受容と赦し。
『こころ』をもう一度読みたくなりました。
Posted by ブクログ
私の理想とも言うべきものが全て兼ね備えている1冊 むちゃくちゃいい本。コンセプトから古書のチョイス、綺麗でまっすぐな文体、時折刺さる表現、ショートストーリー仕立ての展開、はたまた表紙のデザインと全て品があり、間違いない本。
刺さった文章を2つ。
光の射す方へと、お進みください。
豊かな気持ちのおすそ分け
1つ目の文章は個人的に好きなバンドの歌詞の一部でもあったことから、そもそもピンと来た部分はあったかもだけど、日常で出合いやすい言葉でもないから、この出合いと表現に感謝と感嘆を。
2つ目の文章は、読書の醍醐味はまずは自分の心を豊かに出来ることであり、次はそれをおすそ分けすることだと思ってる。
読書は自分の時間を費やすことであり、そこに対価は発生しないけれど、何かしらの影響とおみやげ(気付き)は得られるものであって。それを誰かに共有することで、その人も何かしら気付くかもしれないし、そうじゃないかもしれないし、そのタイミングじゃないかもしれないし。世にあふれる何万、もはや何億とも言える読み物から、1冊を選ぶお手伝い、そしてそれを語り合える時間を過ごすことが出来たら、なんという贅沢な時間だろうか、と思う。
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