じゃがいもさんのレビュー一覧
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悲観的絶望的な記述
長大な著書であり 膨大な実例を挙げて不平等.格差の変化の実情 原因について論じている。かなりの箇所で同じエピソードの繰り返しがあり「冗長」との印象を抱いた。
しかし、印象に残る箇所 感銘を受けた箇所も数多くあった。例えば下記のような文章である。
歴史的に見れば、格差の是正 平等化には黙示録の四騎士黙示録の四騎士(戦争 革命 崩壊 疫病)による大惨事が必要であった。黙示録の四騎士のうち平等化に一番貢献したのは一番多くの割合の人を殺した「疫病」である。労働者が減ると労賃が上昇し、格差が解消してゆく。
現在の日本の労働者減も、移民による労働力補充などをしないと労働力不足による賃金向上が実現でき、格差が解消する。
急進的な暴力的な格差是正(中国共産党の例)少しでも余分に働き少しでも所得が多いと、ブルジョアだと目をつけられる。みんな「貧乏こそ最高だ」と考え最低限しか働かなくなる。
格差の解消≒みんな貧乏なレベルへ収斂するということ。特に上流階層の貧困化。
(例)ニカラグア社会主義革命政権が暴力的な強制に頼らずに、民主的多元共存を目指したことが、有効な平等化を果たせなかったことの決定的な要因。→平等化に暴力は必須。
共産主義革命.冷戦の恐怖によって、西側諸国の福祉政策 格差是正がある程度進められた。
平等化≒非文明化≒貧困化
原因は生産能力≒農地面積:人口増加 か
義務と権利は対になるものである。
男性の参政権=徴兵義務
女性の参政権=軍需産業労働 女性の権利向上
そして、今後の不平等の解消 格差是正への道筋を述べているはずの最終章でも
「多くの暴力を伴うほど平等化は効果的」「民主化が進めば不平等は解消する という状況は、実績としては証明されていない。」「暴力がない長期的本格的な平等化の証拠はまったくない。」
という悲観的絶望的な記述となっている。 -
わたしの幸せな結婚【ノベル分冊版】 1
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