ゴールド
レビュアー
  • 【無料版】『宝島』試し読み 特別書下ろしエッセイ&著者インタビュー付き
    購入済み

    とにかく勢いがある

    いろいろな問題点も目につくが、とにかく勢いがあって終盤のクライマックスへの盛り上がり、迫力が凄まじい。史実上の実在の人物を交えてリアル感を出しながら、沖縄独特のファンタジー要素を交えた、虚実一体の作りがすばらしい。ただ終結部分、伏線を回収して謎解きをするのはいいが、ファンダジーっぽくなってしまったのは、やや残念である。

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    2023年01月01日
  • 石黒くんに春は来ない【無料お試し版】
    購入済み

    登場人物に感情移入できない

    ドロドロゴタゴタの高校生物語である。語り口は軽めなのだがストーリー内容のゴタゴタ感になかなかついて行けないし、登場人物の誰にも感情移入できない。少しミステリーっぽい話の展開を追うだけになってしまった。

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    2023年01月01日
  • 毒見師イレーナ/よみがえり~レザレクション~ ◆ハーパーBOOKS創刊記念 ◆無料立読み版
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    ファンタジーものではあるが

    異世界物ではあるが、他の作品の多くが魔法や超能力 チートな力で安易に物語を進めているのに、そのような手段を使わずしっかりと物語を組み立てている。身分制度の課題もしっかりと書き込んでいる。翻訳も非常によくいわゆる翻訳臭が全くしない。波乱と危機感に富んだストーリー展開に惹きつけられる。

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    2023年01月01日
  • 佐藤くんが死んでから、(1)
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    挑戦的な作品

    少女漫画なのにゾンビを主役にするところ ストーリー設定がとても挑戦的である。周辺の登場人物のゾンビへ向けた言動、そしてヒロインの気持ち、今後この気持をどのように展開してゆくのか、次巻以降が楽しみな作品である。絵柄は少女漫画らしく丁寧できれいである。

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    2023年01月01日
  • 家族だけど大丈夫1
    購入済み

    やたらとエロっぽい絵

    デジタル描画であることがはっきりしている絵柄はやたらとエロっぽい。デジタル描画の欠点である、キャラクターの個性がつきにくく登場人物を混同してしまいがちになる という問題点がこの作品にはっきり出てしまっている。ストーリー展開はよくありがちなパターンである。

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    2022年12月20日
  • キャスター探偵 セカンドシーズン 1
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    絵はきれいだが

    女性向けコミックらしい絵は繊細できれいだが、ストーリー展開に今ひとつのめり込むことができない。主役たちの個性の描き方が、やや不足気味のせいかな。主人公のキャスターの私生活をもっとだらしなくしてしまうとか、もうちょっとメリハリがほしい。

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    2022年12月20日
  • 裸のエリカ1
    購入済み

    ヌードモデル

    売れない女優がヌードモデルをやって脱皮を図るという 比較的どこでもありそうなストーリー展開である。ベトベトネチョネチョの雰囲気で描きだそうとすればいくらでもその雰囲気で描けるのに、なんだかさっぱりした可愛らしい雰囲気で描き出されている。何よりも絵柄が可愛らしくて、ストーリーとよくマッチしている。

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    2022年12月20日
  • 失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!【無料お試し版】
    購入済み

    子供向けとは思えない

    レイアウトは子供向けだが、内容や示唆するところは子供向けとは思えないほど 充実した中身である。冒頭のライト兄弟の話も「特許」争いで労力を取られた ということは全く知らなかった。突き詰めれば 「発明」を金儲けの道具と考えるか、社会への貢献と考えるか ということになってしまうが。

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    2022年12月17日
  • とってもやさしい はじめての仏教
    購入済み

    概要書

    仏教の歴史 教え 形 儀式 をコンパクトに纏めた概要書である。政治問題となった統一教会問題に端的にあらわているように、宗教というものの目的をどう考えるかということが大事であろう。究極的には「自分の」心の平安につきてしまうのかしらん。お釈迦様は「我」を否定しているようだが。

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    2022年12月17日
  • 秘蜜1
    購入済み

    絵はきれいだが

    絵はきれいだが、ストーリー展開がかなりやっつけっぽい感じで主人公に都合良すぎる感じである。こんな状況になればいいよねという 男の妄想がそのまま作品になっている感じである。まあ気楽に読むには差し支えないし、不愉快なところもない。

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    2022年12月17日
  • 分断した世界 逆転するグローバリズムの行方
    購入済み

    ほんの数年前の本なのに

    ほんの数年前の本なのに、ある部分ではまるっきり時代遅れになってみたり、ロシアのウクライナ侵攻のようにまるっきり予想できなかったりした部分がある。しかし基本原則の部分は現在も真実そのものである。ソ連が崩壊したとき、世界には自由平等民主が広がり、統一が進みみんな幸せになる と期待したが、全ては夢の中の出来事であった。そのことを項目別に端的に表現している。

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    2022年12月17日
  • 隣の少女【合本版】2
    購入済み

    不気味な雰囲気が継続

    第一巻で感じた不気味な雰囲気が継続している。この巻も隣の少女の無邪気を装ったあざとい媚態が続いている。彼女の狙い目的がわからないだけに、ついうっかり誘惑に乗ってしまいそうになりながらも、ブレーキをかけている。デジタル描画であることがはっきりわかる絵柄は、一応きれいではあるが個性が見えにくい。

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    2022年12月17日
  • 人生はもっとニャンとかなる!-明日にもっと幸福をまねく68の方法
    購入済み

    愛らしい猫の写真と

    愛らしい猫の写真に、癒される言葉が色々と書かれたページが満載である。この様な本はあまり弄った考えを持って読むのではなく、単純に素直に読んで「良かったな」という感想を抱けばよいだけなのかもしれない。

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    2022年12月17日
  • 誰も教えてくれなかった お金持ち100人の秘密の習慣大全
    購入済み

    結構役立ちそう

    かなり大部の結構役立ちそうなノウハウ集である。私には特に投資に関する章が参考になった。わかっていても損切はやりにくいが、この本を読んで再認識させられた。しかしただ単純にこの本に書いてあることを実行したら、お金が儲かるというわけではなく、各人の立場 位置づけに合致した方法でないと効果が薄い あるいは逆効果である ということもわかった。

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    2022年12月17日
  • 地獄タクシー~HELL TAXI~《分冊版(1)》
    購入済み

    人外の魔物

    絵柄は今ひとつぎこちないところもあるが、ストーリー展開はなかなか興味をそそられる物がある。首都高やタクシーなどのありふれたものと人外の魔物 鬼との組み合わせは、ありふれてはいるが、面白そうである。

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    2022年12月16日
  • 汝の敵を愛せよ1巻
    購入済み

    宗教の目的

    宗教家聖職者とすました顔をしていつも綺麗事を言っているが、実際に被害者,当事者になってみるとそうも言っていられない ということを端的に描き出した作品である。宗教の目的が 社会秩序を守り 各人の心の平安を保つもの と功利的に見るなら、この様な葛藤は発生しないのだろうが。

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    2022年12月16日
  • 珈琲の世界史
    購入済み

    コーヒー通史

    ほぼ毎日欠かさずコーヒーを飲む私にとって、身近で親しみがあってわかりやすいコーヒー通史である。この様な本は往々にして、単にトピックス トリビアを寄せ集めただけのものが多いのだが、本書は生物 農作物としての歴史や、飲まれ方 飲む店などの文化史など複数の切り口から書き出されている所がなかなかに良い。

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    2022年12月16日
  • 武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―
    購入済み

    筆まめの極地

    ドキュメンタリータッチの導入部から一気に読者を引き込む筆致は、学者の著作とは思えないほど巧みである。描き出し方が上手な上に、描かれている内容が十二分に称賛に値するものである。日記をつけている当人たちは将来この資料がどれほどの値打ちを持つものである ということをまるで意識していないと思われるが、今日 これほど詳細で 些末な 生活記録というのは、実に貴重であると思わざるをえない。
    中国の史書は、将来の人にどう読まれどのように評価されるかを、常に意識しながら書いたようだが、その分 内容が歪められることも多かったように思う。本書のように他人に読まれることを気にしていない資料こそ、精度が高いと思ってし

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    2022年12月16日
  • 林檎物語~彼の裏切り、赦せますか?~ 1巻
    購入済み

    息苦しい話

    「裏切られ不倫されてもなおかつ愛している」というメロドラマとして何度も取り上げられるありがちなストーリー展開である。その分重みはあるが、読んでいて相当に息苦しくなる。絵柄が丁寧ではっきりしているところは良いのかな。

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    2022年12月16日
  • LETHE1
    購入済み

    ストーリーの舞台は大きいのだが

    「死刑の代わりに記憶を消して人格を入れ替える」というストーリーの舞台は大きいのだが、表現方法が全く足が地についていない。説明不足で同じ様な絵柄が続いたり、ストーリーの説明や展開をほぼ全て地の文に依存したりしている。表現手段は、小説のほうがいいのではないと感じた。

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    2022年12月16日
  • 歪愛 ~秘密の代償~ 1
    購入済み

    メンヘラ

    多忙な日常生活に疲れ果てて、ついつい危ない世界に手を出してメンヘラ女に引っかかってしまうという、よくありがちな転落劇である。メンヘラの上にリスカなんで話を聞いただけでゾッとしてしまう。絵柄もどんどん怖くなってゆくメンヘラ女をよく表現できていている。

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    2022年12月16日
  • クラスのぼっちギャルをお持ち帰りして清楚系美人にしてやった話【分冊版】(コミック) 1話
    購入済み

    題名とは違って

    なんだかエロっぽい展開を想像させる題名とは違って、スッキリと素直で正しいストーリー展開である。この巻ではいくらか謎の部分も残っていて、次巻へ興味を繋いでいる展開もなかなかに良い。絵柄も正統な少年漫画でくっきりはっきりしているので読みやすい。

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    2022年12月16日
  • つまり不倫なんてする奴は【フルカラー】(1)
    購入済み

    実際に当事者になってみると

    探偵という職業柄、「不倫」ということを軽蔑していたのに、実際に「不倫」当事者になってみると.....というなんだか身につまされるはなしである。たしかにこんなふうになってしまうかもしれない、という薄ら寒い思いが上手く描かれている。デジタル描画されたことがはっきりわかる絵柄は、どうも情緒が薄い気がして、あまり好きではない。

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    2022年12月15日
  • ほねぬきごはん ~ウブで奥手な半キュバスにハートをください~(1)
    無料版購入済み

    絵のタッチがとても良い

    登場する度の女の子もふんわりと柔らかそうで、それを表現する絵のタッチがとても良い。絵の完成度の高さに比べると、ストーリー構成や展開は、他愛もないものであるが、年頃の高校生男女の葛藤をうまく描き出していて、それなりに良い。

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    2022年12月14日
  • 地獄に堕ちてよ、お兄ちゃん 1巻
    無料版購入済み

    絵がきれいなだけに

    絵がきれいなだけに、なお一層妹ちゃんの度を越した変態ぶりが強調されている。年上の男子大学生のお兄ちゃんが思う存分翻弄されているのが、面白くもあれば情けなくもある。かわいい妹ちゃんの変態ぶりが凄まじいが、見かけとのギャップがこれまたいい。

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    2022年12月14日
  • Waltz 2
    無料版購入済み

    より一層

    この第二巻は第一巻にもまして殺し合いの描写が多く、ほぼ全ページそれで埋め尽くされている。独特の絵のタッチが殺し合いの凄まじさをより一層強調している。主要登場人物の「蝉」のキャラクター表現が凄まじくもあればややコミカルでもある。このややコミカルなところ、洒落たセリフを言わせるところが原作者伊坂幸太郎の真骨頂であろう。

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    2022年12月14日
  • Waltz 1
    無料版購入済み

    原作と同じ臭いを持つ

    数多くの人が殺されてしまうグロテスクな場面が多い作品であるが、とても勢いのある絵柄とストーリー展開が魅力となっている。原作で「蝉」が出てくるグラスホッパーを読んだことがあるが、この作品も同じ臭いを持つ作品である。
    コミカライズの欠陥としてありがちな長い説明文や長台詞はまったくない。オリジナルなコミック作品と言えるのは原作の持つ臭いの成果であろう。

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    2022年12月12日
  • ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - 【無料お試し版】
    購入済み

    年末のこの時期に

    年末 大掃除のこの時期に最適な本である。「あればいいな」「あっこれもいいかな」とどんどんものを増やす生活からの思い切った脱却 という点で大変に良いきっかけになる本である。ただ注意しなくてはいけないことは、ミニマリストの目的が「生活を快適にすること」のはずなのに、手段が目的化して 物を捨てること 物を買わないこと 空っぽの部屋で過ごすこと になっていないか である。

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    2022年12月09日
  • 最終退行
    無料版購入済み

    様々な要素を詰め込んだ作品

    銀行の企業内部犯罪の暴露、詐欺、謀殺、宝探し、不倫など様々な要素を詰め込んだ作品。要素が多すぎて整理しきれていないところがある。前半から中盤にかけての謎を深めて行くところはなかなか良かったが、終盤のアクション映画まがいのところはとても残念。一気にリアル感 現実感がなくなり作り物めいてきてしまった。
    この作者の小説は終わってしまえばいわゆる勧善懲悪ものになってしまうものが多い。

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    2022年12月08日
  • 半次と十兵衛捕物帳 ふきだまり長屋大騒動
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    典型的な江戸下町モノ

    典型的な江戸下町モノである。この江戸時代 江戸下町を舞台にすることには手慣れた作者の作品だけに、時代考証などに不自然なところはないのかと思う。ストーリー内容は大変良くありそうなパターンで、それほど深いものもなく ひねりが効いているものでもない。まあ無難な量産品かな。

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    2022年12月08日
  • 明治断頭台 山田風太郎ベストコレクション
    購入済み

    風太郎の本領発揮

    新旧入り交じって混沌とした明治初年を舞台としたケレン味たっぷりの作品である。1万円札の人 福沢諭吉を始めとして川路利良 東郷平八郎などなど著名人物を次々と登場させて活躍させる、面白くないはずがない という一大エンターメント作品である。さらに、ギロチンにフランス美女 と次々と登場させるが、同じ作者の「忍法シリーズ」のように忍術 魔術 なんでもありという荒唐無稽にまでは陥っていない所が良い。いずれにしても、風太郎の本領発揮 といえる作品である。

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    2022年12月08日
  • 皇帝ナポレオン 1巻
    購入済み

    絵がどうなってしまったんだ

    あの有名な「ベルサイユのばら」の続編 ということなので読んでみた。たしかにロザリーやアランなど懐かしい人物たちが再登場していて嬉しくなった。主人公ナポレオンに関しては数多くの著作.研究があるので、まあそれに沿ったストーリー展開である。ジョゼフィーヌを始めタリアン夫人、スタール夫人など華やかな女性たちも多いが、どうもベルばらのような華やぎがない。主な原因は「絵」である。ずいぶんと刺々しくなって劣化してしまっている。

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    2022年12月06日
  • BOYS BE… next season 1巻
    購入済み

    絵もストーリーも古く

    何度も続き物が出ている 「BOYS BE」シリーズ。絵もストーリーも古くマンネリとも言えるが、ヒリヒリするような高校生時代の恋物語には、時代を超えて心に響くものがある。まあ、このようなものが生き残っているのもいいのではないかと思わせる作品である。

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    2022年12月05日
  • 「食べること」の進化史~培養肉・昆虫食・3Dフードプリンタ~
    購入済み

    ありふれた食文化の本ではない

    ありふれた食文化の本ではなく、食の歴史 文明史 技術史をできるだけ分析的、自然科学的に捉えようとした著作である。料理と科学の関係を一種の哲学的に考える手法はとても新鮮であった。自然科学でも調理でも、偶然ではなく再現性を重んじる点で共通している。いろいろな新奇なテクノロジーが紹介提案されているが、3Dフードプリンターとその基礎情報となる「録食」が印象深かった。
    途中に挟まれた手書きっぽいイラストが微笑ましくてとても良い。

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    2022年12月04日
  • ハーレム×ハーレム【電子単行本版】1
    購入済み

    絵柄がとても綺麗

    かっちりとした絵柄がとても綺麗でずいぶんとえろっぽい。話の内容はずいぶんと都合の良い話の連続で、そういう意味では今ひとつリアル感現実味がない。ただあまり手の込んだどろどろした内容ではないので、その分読みやすくはある。

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    2022年12月04日
  • うちの会社の小さい先輩の話【同人版】(1)
    購入済み

    ほんわか ふわふわ

    ほんわか ふわふわとした絵柄と同じように可愛らしくて色っぽいトピックスが続く作品である。読んでいて心地よいが、とりたてて心に残るようなエピソードはない。ただ似たようなテーマの話が続くので大きな転換がほしいところである。

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    2022年12月04日
  • ヒューストン 1巻
    購入済み

    終わり方が残念

    発想思いつきは大変に面白い。一般に「お金は大事、お金を貯蓄しなさい」と うるさく言われて育つのだが、お金を時間に置き換えるとこのようなことになるのかと、色々考えさせられた。ただストーリー展開はほとんど打ち切りに近い終わり方なのでがっかりした。

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    2022年12月04日
  • PiNKな彼女 1巻
    購入済み

    絵柄が端正

    題名から得たイメージと違って結構純愛もの という印象を受けた。絵柄が端正であまり色っぽくないのでとりわけその印象を強くしている。ストーリー内容はそこそこありふれた内容 展開ではあるが、乱暴なシーンがそれほど多くないので不愉快さはあまりない。

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    2022年12月04日
  • 東京物語
    購入済み

    奥田英朗の初期の作品

    奥田英朗の初期の作品である。読んでいて懐かしくなること請け合いの作品であるが、逆にそれ以外の要素がやや少ないような気がする。イン・ザ・プール シリーズのようなユーモアや、家日和シリーズのようなユーモアと怖さのコラボレーション的なものは、感じ取ることはできなかった。

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    2022年12月04日
  • 世界でもっとも正確な長さと重さの物語 単位が引き起こすパラダイムシフト
    購入済み

    英米は未だにヤード・ポンド

    度量衡は物理学を中心とした科学に必須なのはもちろんのことであるが、日常生活全般にとっても非常に重要なことである。秦の始皇帝が統一を果たしたとき度量衡の統一を行った という話があるが、科学だけではなく政治上の問題としても大変重要なことだと感じた。だから英米は未だにヤード・ポンド法なのだな。本書はやや重ための内容であるが時間をかけてしっかり読むと、それなりに面白く勉強になる。

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    2022年12月04日
  • おじさんはカワイイものがお好き。(1)
    購入済み

    ギャップ萌え

    イケメンでスマートな課長さんが実は...というありそうで案外ないストーリー設定がまず勝因であろう。ストーリー内容に合わせたような可愛い絵柄も大変に良い。いわゆる「ギャップ萌え」を狙った作品であるが、うまくツボにはまっている気がする。

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    2022年12月04日
  • 日本の食はどう変わってきたか 神の食事から魚肉ソーセージまで
    購入済み

    「米」中心

    日本古代から記録に残っている食文化や食生活を比較的わかりやすく列記した作品である。「米」を作り始めて以降、どれほど日本の食生活が「米」中心だったのか改めて思い知らされた。他国と比較して特徴的なのは「肉食」に対する考えである。仏教という宗教上のタブーもあっただろうが、畜産業が発達しなかったor衰退した という要素のほうが大きい気がした。

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    2022年12月04日
  • 朝鮮戦争(上) 血流の山河
    購入済み

    双方の誤認識から戦争へ

    今行われているロシアとウクライナの戦争でも言えることであるが、長引く戦争は当事者両国の双方の誤認識から起こる、ということを70年前の実例でも証明してしまっている。スターリン、金日成、毛沢東 そしてトルーマン、マッカーサー 各人の現状認識の誤りと願望 欲望が、3年半に及んだ泥沼の戦いを生んだということがよく分かる。

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    2022年12月03日
  • 廃用身
    購入済み

    ドキュメンタリーかと思った

    この作家の作品を初めて読んだせいもあって、前半部分は完全にドキュメンタリー 実話の手記かと思ってしまった。それほどのリアル感で描き出されている。現代の医療の仕組み 考え方 思想に、重たい指摘 課題を突きつけている作品である。

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    2022年12月03日
  • 妾屋昼兵衛女帳面 側室顛末
    購入済み

    市井ものとはまた別の楽しみ

    江戸時代モノの作品は、下町の風物や捕物帳などのいわゆる市井ものが面白いうと思ってきたが、この作品のような武家物もなかなかに面白い。登場人物も市井ものと異なって完全に自由自在とはないかないが、その制約の中でどれだけイキイキとした話を作上げることができるかが、作者の力量であろう。その点でこの作品は成功していると思う。江戸時代後期の武家の困窮と商人の活躍もちゃんと描き出されている。

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    2022年12月03日
  • 親鸞(しんらん)(上) 【五木寛之ノベリスク】
    購入済み

    親鸞周辺の登場人物が

    主人公は浄土真宗の開祖ということで大変に有名な親鸞であるが、高名な宗教家を扱っているのしては、あまり抹香臭くない作品である。創作であるとは思うが、親鸞周辺の登場人物が大変に生き生きと魅力的に描き出されている。
    しかし、現代と比べて人の命が門灯に軽かった時代だったんだなと感じた。

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    2022年12月03日
  • 大名やくざ
    購入済み

    軽いエンタメ時代劇

    ヤクザが大名に成り上がってゆくという、なんだか現実離れした都合の良い設定の時代劇である。小説というよりは昔時代劇が華やかであった頃のテレビドラマのような作品である。一応 最低限の時代考証はなされているようだが、よんでいてどうにも違和感がある。

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    2022年12月03日
  • 女だてら 麻布わけあり酒場
    購入済み

    シリーズの第一作

    江戸時代の江戸下町を舞台にした長大なシリーズ者の第一作目の作品である。同じようなストーリーを現代を舞台にすると、なんてことはない話になってしまうのに、江戸下町を舞台にすると、なんとも情緒豊かな話になってしまうのはなぜだろうか?我々読者の心の奥底に、そのような江戸下町の心情がひそんでいるのだろうか。作者はその点を巧みに表現している。

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    2022年12月03日
  • A・Iが止まらない!(2)
    購入済み

    IT関係の古さが目立つ

    AIロボをテーマにした作品の第二巻目。今となっては主要なツールのIT関係の古さが目立つがこれはやむを得ないこと。絵柄もストーリー展開も同様に古さが目立つ。しかし、今あらためてこの作品を読んでみると、ケレン味もなく純朴な作りで、これはこれでいいのかしらん と思わせてくれる。

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    2022年12月03日
  • 黒羊の歩み(1)
    購入済み

    信じられる人がいない

    信じられるものが信じられる人がいない という恐怖感が実にうまく描かれている。絵柄もかなりしっかりしていて、それほどグロテスクではないのに十分な恐怖感を読者に与えることに成功している。しかし転校生ってこのようなストーリー構築に最適なせいかよく使われる設定だな。

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    2022年12月03日