作品一覧 2023/04/21更新 絵巻でひろがる食品学 試し読み フォロー 「食」の未来で何が起きているのか 「フードテック」のすごい世界 試し読み フォロー 「食べること」の進化史~培養肉・昆虫食・3Dフードプリンタ~ 試し読み フォロー 料理と科学のおいしい出会い: 分子調理が食の常識を変える (DOJIN文庫) 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 石川伸一の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 「食べること」の進化史~培養肉・昆虫食・3Dフードプリンタ~ 石川伸一 ありふれた食文化の本ではない ありふれた食文化の本ではなく、食の歴史 文明史 技術史をできるだけ分析的、自然科学的に捉えようとした著作である。料理と科学の関係を一種の哲学的に考える手法はとても新鮮であった。自然科学でも調理でも、偶然ではなく再現性を重んじる点で共通している。いろいろな新奇なテクノロジーが紹介提案されているが、3D...続きを読むフードプリンターとその基礎情報となる「録食」が印象深かった。 途中に挟まれた手書きっぽいイラストが微笑ましくてとても良い。 じゃがいも 「食」の未来で何が起きているのか 「フードテック」のすごい世界 石川伸一 人口爆発に備えた食にまつわるテクノロジー の進化を紹介します。 最近耳にする「代替肉」や、さらには最小の 細胞から組織培養して人工肉を造る「培養肉」 さらには3Dプリンターによる食品なるのも まで紹介されています。 そこではご存知の昆虫食や、農業での技術革 新、我々の料理という行為を手助けすると...続きを読むい うより、全てをこなしてくれるロボットの紹 介までと幅広いです。 特に興味を引いたのが3Dプリンターです。 食材をペーストした「インク」を積み上げる のが3Dプリンターです。 介護食とは、このペースト状でないと喉を通 らない人のための食事です。 しかしペースト状の食物では食欲も湧きませ ん。しかし3Dプリンターで普通に食べる惣 菜などに「印刷」すれば、見た目は惣菜でも 食べて喉を通る時はペーストなのです。これ は凄い技術です。 日々の進歩に驚嘆させられる一冊です。 Posted by ブクログ 「食」の未来で何が起きているのか 「フードテック」のすごい世界 石川伸一 培養肉、代替肉の解説、テクノロジーを活用するフードの新しい世界の紹介 地球規模考える時、何も手を打たなければ今後到来する食料不足を解決するヒント。 食の安全をより高める技術 味の良い、楽しめる食の実現など全てがテクノロジーの活用で可能となる。 生産性が低いとか農業従事者の老齢化とか今までの概念を打ち...続きを読む破り最先端の業界と農業がなってゆくだろうを示唆してくれる。 Posted by ブクログ 「食べること」の進化史~培養肉・昆虫食・3Dフードプリンタ~ 石川伸一 食の過去と未来について、社会・文化的な側面も踏まえて、刺激的な記述が続く。 新書の見本のような本。 ・瓶詰め、缶詰、レトルトなど食の保存が飢餓の恐怖心からの解放をもたらした ・人が肥満した仮説。1.節約遺伝子説。2.料理仮説 ・ストレスを引き起こすと、女性はエネルギー摂取過剰に向かい、男性はエネル...続きを読むギー摂取抑制に向かう ・世界の絵本や昔話の約8割が食べ物がらみ。 ・食も性も「交流性・一体性」と「攻撃性・非攻撃性」の領域に分かれている。 ・おいしさ弱者:幼少期・高齢期・災害時 ・動物で人間だけが共食をする ・日本のフードマイレージは世界一 ・レシピサイトの検索窓に一番登場したワードは「簡単」 Posted by ブクログ 「食べること」の進化史~培養肉・昆虫食・3Dフードプリンタ~ 石川伸一 食の学者さんの、優しい語り口と深い洞察で食べ物の過去・未来を語る書。 人間という動物の本能。 食べるものの変化による人体の変化(調理することになったため、他の動物に比べて消化吸収の良いものを食す―そのためにヒトの腸は短くなった) 一家団欒という絵姿は、1950年代から作られた、実は最近のもの。 ...続きを読む色んな切り口で書かれている。日常の「食」に対しての考える視点が増えた。 だからどうすべき、という断定はない。 最後の、すごく共感したのは、「…小さな頃に、アニメやマンガ、…などでワクワクさせてくれた大人たちのありがたみを感じるようになりました。その一方で、私は、次の世代に何かワクワクするものを提供しているのか、新しい世界を切り開く可能性を示しているのかと自問自答しています。少なくとも、未来の食に希望は抱き続けたいと思っています」 食って、みんなが関心あって、でも、その関心のあり方が人によって全然違う。 調理器具も発達しているものの、例えば包丁など、器具に置き換えるよりも便利なものはそのまま使われ続けたりする。 生物としてのヒトの遺伝子レベルでの定め、原始的な物理の法則、最新鋭のテクノロジー、人間心理学…すべてを食は内包していて、やっぱり面白い!と思いつつ、、自分なりにどう整理していくかが課題でもあるな、と。 Posted by ブクログ 石川伸一のレビューをもっと見る