【感想・ネタバレ】武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新―のレビュー

あらすじ

国史研究史上、初めての発見! 「金沢藩士猪山家文書」という武家文書に、精巧な「家計簿」が完全な姿で遺されていた。仕事は経理、小遣い5840円、借金地獄、リストラ……。タイム・カプセルの蓋を開けてみれば、江戸時代史や日本近代史の見直しを余儀なくされる驚きの連続。気鋭の研究者による意欲作。

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筆まめの極地

ドキュメンタリータッチの導入部から一気に読者を引き込む筆致は、学者の著作とは思えないほど巧みである。描き出し方が上手な上に、描かれている内容が十二分に称賛に値するものである。日記をつけている当人たちは将来この資料がどれほどの値打ちを持つものである ということをまるで意識していないと思われるが、今日 これほど詳細で 些末な 生活記録というのは、実に貴重であると思わざるをえない。
中国の史書は、将来の人にどう読まれどのように評価されるかを、常に意識しながら書いたようだが、その分 内容が歪められることも多かったように思う。本書のように他人に読まれることを気にしていない資料こそ、精度が高いと思ってしまう。

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2022年12月16日

Posted by ブクログ

武士は貧乏だったと聞いていたが実態は知らなかった。猪山家の家計簿から武士の生活を読み解き、当時の社会とその価値観を味わえた。
内職以外の副業が許されなかったことや、親族の行事への多額の出費など、身分費用が収入を超えてしまうという話が面白かった
この割に合わない身分制度のおかげか、明治維新になると武士たちがあっさり捨てることができたからこそ、短期間に日本社会が大きく変化を遂げることができたという考察も良かった。

また、土地から税収を受け取れる武士たちが、その土地へ行くことや影響を与えるようなことを控えるようにされていたことから、地行を剥奪されることに抵抗を示さなかったり、逆に土地に積極的に関わっていた九州の藩では強い抵抗感があったから西南戦争に繋がったという考察も面白かった。

武士たちが親族同士で助け合い、小規模の金融システムを構築していたことや、投資にも積極的だったことを知り、自分たちの生活を良くしたいという気持ちは過去も現代も変わらないのだと思った。

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

家計簿だけでなく手紙も解析されているからなのか、ものすごくドラマに満ちた猪山家の生き様を覗かせてもらった。
武士は食わねど高楊枝、とはなんとなく聞いたことがあったものの細部に至るまでを丁寧に見せてもらって腑に落ちた。

猪山家を通して時代を俯瞰するならば、
御算用者として評価されても借金に苦しむことが避けられないような制度・構造だったから、武士の時代が終わりを迎えたのだと頷ける。
御算用者として評価されてきたからこそ、激変する明治維新の荒波の中でも実力を示し、最終的に海軍に出仕することができるような時代が来たとも言える。

おじいちゃんになってからも教育熱心なのは、やっぱり学問の大切さが身に染みていたんだなあ。ソロバンで頭ぶちのめすのは勘弁して欲しいけど。

いずれ士業はAIに取って代わられるのかもしれないけど、御算用者のように緻密な計算の鍛錬によってしか磨かれない視座というか世界があるのだろうか。
不安定な世の中で身を助けるのは実学スキル、というあとがきも込みで、刺さりました。

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2026年03月12日

Posted by ブクログ

おもしろい。
タイムカプセル開封感がたまらない。旧金沢藩士の猪山家は代々「御算用者」という会計•経理の家柄だった。幕末に新政府の会計方を任され、明治以降は海軍に出仕した。経理のプロが自家の借金返済のために付け始めた家計簿が、現代までよく残っていたものだ。関連する手紙類も含めて、取りまとめて保管した几帳面さも驚嘆に値する。

一応、大学で歴史学を学んだ身としては、何となく『こうじゃないかな』と類推していた幾つかのことに正答を得られた感じで満足感が高い。
だが、私がこの本を読んで何よりも感じいったのは別の所にある。それは"藤沢周平の小説のもつ時代描写の的確性"だ。ご存知の通り、藤沢周平は学者ではない。様々な文献にあたったり取材したりして書いたのだろうが、描かれたフィクション(時代小説)は江戸期の武家生活を見事に活写していたと言わざるを得ない。何か、『事実が後から追いついた』…そんな感覚に陥ったのだ。
…という訳で、藤沢周平ファンはぜひ一読してみる事をお薦めします。家計のやり繰りに苦心する歴代の猪山家の人々が、藤沢周平作品に登場する無名の人々に重なって見えるかもしれません。

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2023年08月15日

Posted by ブクログ

はしがきから引き込まれました。その筆致も見事なのですが、積み上げられた膨大なナレッジから飛躍のない考察を展開する点はいかにも歴史学者らしく、それらのバランスが本書を良書たらしめています。

明治維新は家の由緒で禄を食んでいた旧弊な士族を没落させた一方で、実務の才覚を頼りに細々とやりくりしていた士族にスポットライトを当てました。磯田先生も折に触れて述べられているように、維新後の士族についての一面的な理解を改める必要があります。

目を見張るべきは、猪山家が現代の平均的な家庭より遥かに高い金融リテラシーを有していた点です。
・自力で債務整理。債権者を相手に有利に交渉し残額を無利子に
・家禄奉還を申請。制度廃止のリスクと現在価値計算上の優位性を踏まえ一括支給を選択
・支給された家禄は運用。期待リターンを比較し許容可能なリスクを考慮した上で、地価の下げ止まり・要用会社の信用リスク低下を待って投資

理財の才に長けていたとはいえ、動乱期に安直に貯金に走らず、熟慮を重ねて私財を運用しようとした合理的で冷静な判断力は推して知るべしです。

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2021年09月08日

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ゲームのルールはいつか必ず変わる。その時に、今いる状況の外に出ても必要とされる能力を持っているかが人の死活をわける。

かつて家柄を誇った士族の多くは、家柄など、過去を懐かしみ、現状に不平を言い、そして将来を不安がった。
一方、自分の現状を嘆くより、社会に役立つ能力を身につけようとした士族には未来が来た。
恐れずに真っ当な事をすれば良いのである。

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2021年03月15日

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ネタバレ

古文書読みの磯田氏が古本屋で入手した「武士の家計簿」。幕末から激動の明治維新をこの一家はどう乗り越えたのか。

興味を引いたのは主人公が自力で債務整理をすること。返すだけ返し、残額をりそくなしの10年賦にする。現代の任意整理そのもの。

大村益次郎など、有名な人物も登場する。

加賀藩の御算用者が明治政府の海軍主計になる、数奇なストーリー。

映画も見たが本で読まないと本当の価値はわからない。

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2020年11月06日

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面白かった~!
幕末から明治にかけて、約37年間にわたって記録された武士の家計簿。この家計簿を残したのは、金沢藩の御算用者である猪山家だ。この貴重な記録をもとに、幕末の武士の経済状態はどうだったのか、何にいくら使っていたのかを考察する。また、猪山家は家族間の書簡も残していて、幕末から明治にかけての激動の時代に、藩という組織を失った士族たちの暮らし向きがどうなったのか、何を思っていたのかも伝えてくれる。
幕末の武士の暮らしを知ることができる意味でも、激動の時代を生きた親子三代のドラマとしても面白い。

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2020年10月29日

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武士だって生活がある。おカネのやり繰りをしないといけない。そんな当たり前の事を生々しく教えてくれる。

でも、この本の本質はそれではないのかも。。。

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2020年08月08日

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時代は幕末。新しい時代を築くべく行動を起こした若きリーダー達(坂本龍馬や高杉晋作など)ではなく、歴史上無名の一介の士族・猪山家がこの激動の時代をどう生き抜いたかが家計簿と手紙のやり取りから手に取るように見える。
"歴史とは過去と現在のキャッチボールである” 
テクノロジーによって日々目まぐるしく進化する今の世の中をどう生き抜けば良いのかという問いを持って本書を読んだ時、過去から返ってきたボールに学びを得た。幕末という激動の時代に生きた士族の運命は、世襲によって得た肩書や特権の上にあぐらをかいていた者と、”既存の組織の外に出ても、必要とされる技術や能力をもっている”者で大きく分かれた。これからどんな時代が来ようと、求められる人材というのは変わらないのだろう。これだけは誇れるという技術や能力を磨き続ければ、未来を恐れることはない。

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2019年06月20日

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はしがき 「金沢藩士猪山家文書」の発見

第一章 加賀百万石の算盤係
わかっていない武士の暮らし/「会計のプロ」猪山家/加賀藩御算用者の系譜/算術から
くずれた身分制度/御算用者としての猪山家/六代 猪山左内綏之/七代 猪山金蔵信之
/赤門を建てて領地を賜る/江戸時代の武士にとって領地とは/なぜ明治維新は武士の領
主権を廃止できたか/姫君様のソロバン役
第二章 猪山家の経済状態
江戸時代の武士の給禄制度/猪山家の年収/現在の価値になおすと/借金暮らし/借金整
理の開始/評価された「不退転の決意」/百姓の年貢はどこに消えたか/衣服に金がつか
えない/武士の身分費用/親戚づきあいに金がかかるわけ/寺へのお布施は一八万円?/
家来と下女の人件費/直之のお小遣いは?/給料日の女たち/家計の構造/収入・支出の
季節性/絵にかいた鯛

第三章 武士の子ども時代
猪山成之の誕生/武家の嫁は嫁ぎ先で子を産むのか?/武家の出産/成育儀礼の連続/百
姓は袴を着用できなかった/満七歳で手習い/満八歳で天然痘に感染/武士は何歳から刀
をさしたのか

第四章 葬儀、結婚、そして幕末の動乱へ
莫大な葬儀費用/いとこ結婚/出世する猪山家/姫君のソロバン役から兵站事務へ/徹夜
の炊き出し/大村益次郎と軍務官出仕

第五章 文明開化のなかの「士族」
「家族書簡」が語る維新の荒波/ドジョウを焼く士族/廻船問屋に嫁ぐ武家娘/士族のそ
の後/興隆する者、没落する者

第六章 猪山家の経済的選択
なぜ士族は地主化しなかったか/官僚軍人という選択/鉄道開業と家禄の廃止/孫の教育
に生きる武士/太陽暦の混乱/天皇・旧藩主への意識/家禄奉還の論理/子供を教育して
海軍へ/その後の猪山家

あとがき
参考文献リスト

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2019年08月31日

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江戸時代は身分制が敷かれており、かつては、士農工商と呼ばれた。とりわけそのトップに立つ武士は、派手な暮らしぶりに見える。が、同時に武士としての体裁を保つために相当な出費を強いられていたことがわかった。武士としてのしきたり、年中行事、冠婚葬祭など、武家の財政は圧迫されているというところに意外さを感じると同時によくよく考えれば納得したものだ。       

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2026年03月13日

Posted by ブクログ

古書店で手に入れたある武士の家計簿を読み解いています。
n=1ではあるのですが、なかなか面白かった。

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2024年12月20日

Posted by ブクログ

本文の中にある「猪山家の人々にしてみれば、百六十年たって、自分のつけた家計簿がパソコンで電算処理されるとは、夢にも思っていなかったであろう。」って言葉につい笑ってしまった
本当にそうだよなぁ
家計簿から当時の生活がありありと復元されてて、とても面白かったです

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2024年11月05日

Posted by ブクログ

この古文書の発見は確かに画期的で、近世武士の生活が解り、その後の時代物文学やドラマに影響を与えたのだろう

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2023年11月22日

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面白かった。当時の士族の生活の細部が描写されていて、リアリティが感じられた。このような話を今の教育現場ですれば歴史好きな子ども達が増えそうだ。

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2023年02月08日

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変化に対応出来なければ、いずれ滅びるという著者の意見に、現代でも同じだと、歴史から学んだ。
江戸から明治の転換期に存続することは、至難の技であったろう。

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2022年08月19日

Posted by ブクログ

加賀藩の御算用者、猪山家の家計簿を発見した磯田先生がその時代の武士の暮らしや習わし、生き方を分析する歴史探検ができる本。

武士の身分故に交際費が高くついて実はめちゃくちゃ貧乏なのに、自分より懐のあったかい草履取りより偉そうにしていなければならないなど、身分と裕福さには関連性がないという事実が面白い

家計簿は数字の羅列ではあるけれど、少ない情報の中から意味を見出し、その時代や背景を推察する能力。磯田先生の真骨頂という感じです。
そのテクニックは、仕事でも必要なことだなぁと思います。

猪山家は実直で真面目な方が多く、人間として魅力のある方々です。

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2022年03月24日

Posted by ブクログ

あっさーり書いているけど
これ膨大な資料を読み、集計しないと書けないやつだな
新書って玉石混合で
思いつきを水増しして全く内容のないやつからこういうずっと残る本物まで

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2021年11月14日

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幕末士族の懐事情を通して明治維新が日本に与えた影響の一面を感じることができました。また、猪山家の盛況から改めて学問や技術というのが身を救うのだとも思いました。世の中は移ろっても、しっかりと勉強や努力は続けたい。大好き度❤️❤️

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2021年11月08日

Posted by ブクログ

幕末〜明治維新の士族の経済状況と、急激な変化に翻弄させる姿が家計簿を通じて明らかにされた良書。
変化に対応し、生き抜いていく為には、どの時代も家柄や地位でなく、自身の能力特徴を如何に磨き、尖らせていくかが大切かと学んだ。

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2020年01月05日

Posted by ブクログ

江戸時代というと遥か昔のように思うが、そんなに昔ではなく、歴史的にも断裂しているわけではもちろんない。
会計という側面はあるが、武士の一家がどう幕末明治を迎えたかがわかるような良書だった。

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2019年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。経済関連の話はあまり得意ではなく、というのもお金って増やして商品増やして消費を増やして、その先のビジョンって何なの?って思っててそれがなんかよくわからないからなんだけど、

経済状況をこうやって、家計簿っていうふうに残すことで、その当時の暮らしや思想や価値観を丸ごと残すことが出来るんだ、と思って、それは経済の特筆すべきところだなあと思った。

出費と収入をおさえれば、どんな仕事をしていたのか=その社会の産業 も、何の浪費をしていたのか=その当時の流行やサービス もわかるし、出産グッズやちょっとした買い物で家族の歴史が追える。特にこの本では丁寧な解説もあって、当時の人がどんなことを考えていたのかというのが丸分かりなのが、すごいと思った。武士の刀をうっぱらったりとか。

本書はある一家を丸々追ったルポタージュのようになっていて、物語風なのが面白く読める。歴史の研究の醍醐味を感じた気がした。成之が死んだのが、うちのまだ生きている曾祖母とちょうどタッチの差だというのも、歴史と言えど、つい自分の鼻先くらいの場所の出来事だったのだなと思われて、現代に繋がってる感が面白かった。

時代は変われど人はそれを嘆かず、こつこつとやれることをやる、というのもよかった。こんな幕末に比べたら、今の世は落ち着いているようには思う、だからと言ってどちらがよいとは言えないし生きている限りどんな世でも不幸の種はつきないと思うけど、

だからこそ他の時代の苦労もわかるし参考になるところもあるのかもしれない。やっぱりサラリーマン世代の、特にリタイア少し前の人とかに、おすすめだなと思う。

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2020年05月16日

Posted by ブクログ

映画『武士の家計簿』を見る前に読もうと思い手に取った。

幕末の金沢藩士がつけた家計簿から、当時の武士の暮らしや実情を読み解いた本。
出版当時ベストセラーになったとか。知らなかった!

武士は出世してもお給料より支出が増えて、家計が苦しくなるとか、
商家との関係とか、知らなかった武士の姿が見えて面白かった。

映画では、ホームドラマとして描かれているので、全然別物だけれど、
新書にしては読みやすくて、楽しめた。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

今いる組織の外に出ても、必要とされる技術や能力を持っているか、が社会変動の時代には人の死活をわける。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

幕末、明治維新にかけて生き残っていく武士の姿が家計簿から見えてきて面白かった。今の不況の時代に見習うべきものがあると思う。映画も楽しみです。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

家計簿から当時の様子がありありと窺えるのは面白いし、明治への移り変わりにおける武士の立場の変化も興味深かった。

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2025年08月10日

Posted by ブクログ

●武士の台所事情が詳らかに、かつ分かりやすく知ることができる。武士の身分費用、つまり「武士身分としての格式を保つために支出を強いられる費用」が存外に重く、武士の生活も楽じゃない。

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2025年07月19日

Posted by ブクログ

幕末、加賀藩の猪山家は家計簿をつけていました。
その家は代々、加賀藩の「御算用者」
いわゆる経理を勤めており
仕事柄というか性格というか
私用の家計簿も実に細かい!
ところが当時の生活を調べるのに
これほど適した資料は他にありません。
武家社会の出と入りの実態もさることながら、
この家計簿と猪山家の歴史を通して
幕末から明治において
武家から士族へどうやって変わっていったのか
までがわかるのです。

というようなことを原本から読み解き
平易な言葉で伝えてくれる本。
この古書にめぐりあったとき
著者はすごく興奮したみたいですが、
そのワクワク感そのままに書いているので
おもしろいですよ。

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2023年05月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「武士は食わねど高楊枝」の秘密。

武士がどのように家計を管理していたか、どれくらいの収入があり、どれくらいの支出があったか。時代劇を見ていてもよくわからないし、あまり考えたこともなかった。この本は、加賀藩のある武家一家の財政管理のまとまった記録を元に、江戸末期から明治にかけての武士の生活を紐解いた本である。

そもそもきちんと記録を付けていたのが、おそらくこの記録者が算盤で職を得ていた人だからというのが面白い。計算能力は世襲じゃないし、武士の中ではあまり好まれない技能だった。でも猪山家はその力を磨き、出世の道を駆け上がり、厳しい家計をなんとかしたのだ。

武士は儀式や付き合いにお金がかかる。でも武士であるためには欠かせない出費である。それをなんとか工面して体面を維持していた猪山家。明治維新で士族の多くが今までのやり方から抜け出せず、新たな生き方にも苦労した。猪山家は学問の力で海軍に入り収入を得る。家禄を手放すタイミングや資産運用も考えて動いている。その結果、大きな時代の変化を抜け出せている。

社会のシステムが変わっても活かせる力。猪山家の記録からはそれが時代の大転換を生き抜くポイントになったと考えられる。AIに仕事を奪われると心配している自分たちもそのような社会システムが変わっても必要とされる力を見抜いて磨いていきたい。

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2022年08月12日

Posted by ブクログ

猪山家では収入の2倍もの借金があり、ほかの武家社会と比べて特別多いわけではなかった。
借金返済方法が参考になった。
頼母子講(たのもしこう)を初めて知った。一族の中でお金を積立て、借用したりしていた。利率が高いこともびっくりした。15%ぐらいもあった、そりゃ大変だわ

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2020年11月13日

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