【感想・ネタバレ】最終退行のレビュー

あらすじ

現場銀行員による腐敗幹部との誇り高き闘い!リアリティーあふれる長編銀行ミステリー。

「負け組」と言われる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。一方、バブル期の経営責任もとらず、公的資金に頼りながら、なおも会長として院政を敷く元頭取を陥れようと策謀を巡らすリストラに遭った行員。その攻防から銀行ぐるみの不正の匂いをかぎつけた副支店長は、組織に反旗を翻す。攻守ところを変えるスリリングなドラマから現代サラリーマン社会の構造的欠陥を浮き彫りにする。

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Posted by ブクログ

なんだかんだで池井戸節。
リアルな銀行の雰囲気とスリル、人間模様が最高に面白い。読み始めたら止まらなくなります。少しだけ、半沢直樹の香りがするかと思いきやー。

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2025年10月25日

Posted by ブクログ

ちょっと最初は小難しくなかなか頭に入りずらかったけど、後半になるにつれてどんどんハマっていく。最後はさすが!と思う読後。腐った上司や権力を握る人が多いのでかなり腹が立つ。昭和時代のバブル前のイケイケドンドン時代にはこんな輩が多かったんだろうなと思う。家庭崩壊は残念だけど夫は出世して稼いでくるのが当たり前という女性も多かったんだろうな。いろんな皮肉が出ている作品でした。

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2025年07月17日

Posted by ブクログ

半沢直樹シリーズの前身といっていい本作。起承転結を池井戸潤イズムで駆け抜けて軽快なテンポが読みやすい。序盤でヘイトを貯めて終盤でひっくり返してすべてを吐き出すパターンはこの頃から健在。やっぱり池井戸潤の作品はこうじゃなくちゃ面白くないとうなりました。

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2021年08月24日

Posted by ブクログ

いやー、、、面白い、面白い。
本当に池井戸潤さんの小説は、時間泥棒。あっという間に引き込まれて、離れられなくなる。
真面目に働く主人公が、企業論理に嫌気がさし反旗を翻して自らの信念を貫き通す。主人公も決して正義面した四角四面の性格ではなく、清濁併せ呑む一面を持つところが、池井戸潤さんの小説に魅入られるポイントなんだろうなぁ。

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2021年06月22日

Posted by ブクログ

半沢直樹が終わった今。

もう、ぜひこれもどうにか映像化してくれないだろうか。

楽しみに楽しみに待ってます。どうかこれを映像化してください。興奮する。絶対。絶対興奮する。

そうだなー主役はー誰がいいかなぁ。半沢直樹のイメージ強すぎるから同じ俳優は使いまわせないなぁ。と考えてしまうくらい映像で見たい。


面白い。もう、半分くらいまで落として落として落として立ち上がれないくらい落としておいての反撃。

たまらん!!!!!たまらん!!!!!!

あーたまらん。家事も手につかん!!!!!!

勉強なんて!もっての他だよ!池井戸潤の誘惑に勝てるものがあれば教えて欲しいわよ!!!!!!

そんな一冊です。読んでない方、急ぎ読まれるのをお勧めします。

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2020年10月30日

Posted by ブクログ

池井戸潤を続けて読みたくなって2004年頃の発刊の作品ですが、つい買ってしまいました。
大手都市銀行で副支店長を務める蓮沼鶏二40歳が主人公。ずっと地道に銀行員として勤めてきたが、取引先への貸し剝がしによる取引先社長の自殺への無慈悲な対応に遂に銀行に叛旗を翻す。同時に同銀行の会長と融資ゼネコン社長との癒着による裏金贈収賄疑惑が絡む。
自分を陥れた支店長への反撃は会長への攻撃も含んで痛快な結末を迎える。そして25年前のM資金絡みの詐欺事件がどう絡んで来るのか、これも予想外の展開で興味をそそる。
最近の池井戸潤小説の巨大悪への挑戦・勝利のパターンに比べると叩きのめす度合いがちよっと物足りない気もするが、それでもやっぱり勧善懲悪の結末は痛快である。

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2019年09月29日

Posted by ブクログ

タイトルから予想される内容を遥かに凌駕するスケールの結末。ミステリーに疎い私には、読めど読めど先は読めなくて…。決して清廉潔白とは言えないし共感できない言動も多いけれど、大事な人を守るために、という人の心を踏みにじる人間を許さぬ蓮沼の姿には、温かさも感じました。にしても、縦にも横にも敵ばかり、に思えてくる時でも、意外なところで志を共にできる人がいるもんだなあ。

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2019年05月22日

購入済み

面白いです

あっと言う間に読みきりました

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2017年02月01日

ネタバレ 購入済み

いい。の一言

大好きな作者の本の中でも、これはとにかく、いい!
すべてハッピーエンドというのは出来すぎ。それでも、いいんです。

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2015年06月15日

Posted by ブクログ

とりあえず池井戸潤一気読み最後はこれ。

これまた銀行の腐敗を描いた長編。
M資金を裏題材に、高卒で入行したが大卒にキャリアを潰されて恨んでいる塔山と、大卒だけど本流からは外れた蓮沼は立場の違いから距離をとっていたが、やがて銀行腐敗の原因を作った会長久遠をともに追い詰めていく話。一つひとつことが明らかになるたびに銀行の世間離れした感覚や矛盾を、コテンパンにディスっていく…この人ほんまに銀行嫌いなんやな…ハハハ…。最後は胸のすく終わり方でスッキリ。全部が本当ではないだろうけど、銀行の業務や仕組みが具体的で興味深く面白い!
最終退行とは、その日一番最後に銀行を出ることを言うらしい。へぇー。

なんだかんだ好きなんだな私、池井戸潤の小説…。

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2025年05月23日

Posted by ブクログ

池井戸さんの作品らしく、最後までドキドキしっぱなしであった。さらに、現実離れしている場面が少しあり、読み終えるまで飽きなかった。

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2023年12月30日

Posted by ブクログ

「負け組」と言われる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。一方、バブル期の経営責任もとらず、公的資金に頼りながら、なおも会長として院政を敷く元頭取を陥れようと策謀を巡らすリストラに遭った行員。その攻防から銀行ぐるみの不正の匂いをかぎつけた副支店長は、組織に反旗を翻す。攻守ところを変えるスリリングなドラマから現代サラリーマン社会の構造的欠陥を浮き彫りにする。

最後すっきり!
しかし、不倫はいかんわ。

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2023年09月21日

Posted by ブクログ

終戦間際に敗色濃厚な日本軍が再興を期して東京湾に何兆円にもなる財宝を沈めた、いわゆる「M資金」伝説を素材に不遇の銀行マンが悪事に立ち向かう金融勧善懲悪物語。
都銀でも「負け組」に陥った東京第一銀行。その羽田支店副支店長・蓮沼鶏二が主人公。彼は融資課長を兼務し、いつも遅くまで残り最終退行が常だった。上司の谷支店長は自らの出世にこだわり、部下をいたわらない男。能力のある蓮沼を認めようとせず、無責任な態度で蓮沼に負担を覆い被せる。
蓮沼はある時、東京海洋開発という見慣れない会社に多額の融資をする稟議書を発見、不審感を抱く。
東京海洋開発はM資金に絡めて金を稼ごうとする新川という男が営む小さな調査会社で東京第一銀行の久遠会長に詐欺を仕掛けようとする。
一方、頭取時代のバブル期に放漫経営を重ねた責任も取らず会長として院政を敷き、なおも私腹を肥やす久遠はM資金詐欺を逆手に取り、裏金のマネーロンダリングを企てていた。
蓮沼は本部の「リバイバル・プラン」に基づき取引先の中小企業・田宮金属工業からの強行な貸し剥がしを命ぜられる。苦悩する蓮沼に代わり3億円を返済させた谷支店長は「融資予約」という禁じ手を取りながらそれを果たさず田宮社長を自殺に追い込む。しかも、その責任を蓮沼に取らせる。
蓮沼は家庭でも妻から冷たく扱われ破れかぶれになりながら、元部下で銀行の体質に見切りをつけ東京海洋開発に入れ込む塔山に気持ちの上で通ずるものを感じる。
久遠会長の不正に反旗を翻し、なんとしても裏金の存在を実証しようという蓮沼の執念は塔山の協力を得て最終的にM資金に繋がる久遠のマネーロンダリング暴きへと向かっていく。
逆境を乗り越え、不屈の闘志で好き放題な振る舞いをする権力者に逆襲するという池井戸氏お得意のパターンとわかりつつ、のめり込んでしまう作品である。

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2022年03月05日

Posted by ブクログ

ストーリーとしては、一介の銀行員が、経営トップの不正を暴き追い落とすという意味で、半沢直樹に先行する作品。会長に君臨する久遠は、さながらSMBCで帝王と呼ばれた磯田一郎会長のイトマン事件を彷彿させる。

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2021年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

松本清張の砂の器はハンセン氏病に対する差別意識を犯行の背景とし、水上勉の飢餓海峡は一度交わっただけの娼婦に借金を清算させるべく大金を渡して姿を消す殺人犯を描いた
著者が平成不況における日本型金融システムの崩壊を不在喪失して選んだのは、前職が丘三菱銀行のエリート行員であったとは言え慧眼であった
企業は信頼する企業間で相互に株主を持ち合い、乗っ取りに備えた。そのせいで企業経営は株主の支配を逃れる事となり、経営不振の責任も株主から追求されなくなる
銀行は、「金を貸すことのは時間を貸す事」を理念とし、成長分野を選び出して長期にわたり企業を支えた

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2021年04月28日

Posted by ブクログ

本の雑誌「この作家の10冊」よりM資金を扱ってるということで、コンゲーム的な内容を期待して読んだ。M資金絡みではあるが、主題は弱い者いじめで私服を肥やす銀行首脳陣への怨みを晴らす正義派副支店長のリベンジ物語。
それにしても相変わらずの物語運びの上手さと人物造形(類型的ではあるが…)で安心して読み進められる。もうちょっとスカッとしたかったな。3.8

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2020年08月02日

Posted by ブクログ

終わり良ければすべて良し!
話の運びだけでいうとそんな感じ。
しかし読み応えは十分だった!

中盤まで誰が主人公かわからない設定に翻弄されながら読み進めていた。
はじめ蓮沼が主人公と分かった時は、不倫はするし、取引先の融資に消極的な姿勢であまり魅力的だとは思わなかった。
しかし蓮沼が銀行人生を投げ打って、会長の不正を暴くべく危険にさらされながら奮闘する姿には心打たれてつい応援していた。

巨悪を倒してハッピーエンドを迎えられたのが良かった。
いろいろな人生があって、みなクリーンなわけではないけれど、ふと見せる人間味のある行動や感情はついつい共感してしまう。

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2020年04月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

銀行を舞台にした一人の行員と銀行会長の不正を暴く戦い。

M資金を探し当てようとするトレジャーハンターが、この会長に罠を仕掛け詐欺を働こうとするが、会長側はこれを逆手にとって不正な金をマネーロンダリングしようとたくらむ。

一方主人公である一行員は支店の副支店長という立場で働いているのだが、融資先から融資を回収するようにと達せられその通達に違和感を覚え、なんとか回収をしないで済むように頑張るが、支店長の強引かつ規則違反な取立てで貸しはがされた融資先の社長は自殺に追い込まれてしまう。

この支店長に対し遺族側が裁判を起こす。

並行して主人公は会長の不正に気付き、このトレジャーハンターと組んで不正を暴いていく。

裁判も切り札を用意し遺族側の味方に立ち、この支店長の嘘を暴く。

池井戸作品らしく、最初は負けているが最後は総会に大逆転するパターンが健在の作品であった。

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2019年09月18日

Posted by ブクログ

この作家さんが得意とする銀行が舞台の話。
それにしても出てくる銀行員が悪いヤツばかりで、周りの銀行員もそうなのか?って思ってしまう。
話は戦後に復興を望んだ海軍が金塊を東京湾に隠したというM資金の話にはじまり、そのM資金を使ったマネーロンダリングを実行しようとする悪いヤツらの話。
銀行員の中でもまともな人がそれに逆らう話。
展開が面白くてあっという間に読み終わりました。

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2019年08月06日

最終退行

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2018年09月30日

まだ1章だけなんでアレですけど

正直タダだし。暇だったので1章だけ読んでオサラバするつもりです(^・ф・^)/~~~・・・ですが。今かなり買っちゃおっかなー方向に傾く自分がいる(ー.ー;)最初はなんだか報告書な羅列で始まるので取っつきにくいしよくわからなかったんだが。1章が終わる頃になってイキナシまどろっこしかった前段がつながって盛り上がってくる♪1章読んぢゃったら最後「もう離さないわよ(めoめ)!」的勢いが有り。そもそも「1章タダ」の企画が先にあって「ボク頑張っちゃうo(>o<o;)!」みたくで書き始められた小説であるかのようだだΣ( ̄□ ̄;)!
で。葛藤してます現在。どっしよっかなーーーーーーーーーーーーっ...シュポッ!o*-(▼.▼) ;▼_)y-~~~プカプカ~

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2018年09月06日

Posted by ブクログ

池井戸潤の世界によくいる正義感を貫く銀行員、本作の主人公・蓮沼もその一人。銀行という世界では決してきれいごとだけでは成り立たないが、だからこそ「自分は何のために働いているのか」と問う彼の姿には共感する部分が多かった。

麻耶のように、身体の相性と価値観が合う同僚の存在は働くうえでの救いになるなぁ、と。(ガッツリ不倫だが)

ストーリーは毎度、水戸黄門のように最終的には悪が成敗され、読後感はすっきりと心地よい。
しかしそこに至るまでの、蓮沼の不器用で苦しい立ち回りには胸が締めつけられた。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

副支店長という上からも下からもストレスがかかるポジションのしんもさがよく分かりました。蓮沼は世間一般から見れば、決して褒められる生き方ではありませんが、彼の気持ちは理解出来ました.ただ、世の男たちはそこまで思い切ることはなかなか出来ないだろうなあとも同時に感じました。

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2024年11月24日

Posted by ブクログ

蓮沼副支店長は、銀行の慣習にならい
業務を忠実にこなしてきたが、
部下に対する銀行ならではの成功は上司、失敗は部下みたいな政治事情により虐げられていた。
担当していた会社社長の自死により
人としての気持ちが大きくなり銀行を変えて行く物語であった。
池井戸潤作品では古い方で、
これから今のようなエンターテイメント作品が
生まれるのかと思う作品でした。

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2024年06月22日

Posted by ブクログ

損得よりも自分の正義や信念を貫くことの
格好良さが感じられる作品。
宝探しのロマンが散りばめられていて
わくわく感も感じられる!

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2023年05月03日

無料版購入済み

様々な要素を詰め込んだ作品

銀行の企業内部犯罪の暴露、詐欺、謀殺、宝探し、不倫など様々な要素を詰め込んだ作品。要素が多すぎて整理しきれていないところがある。前半から中盤にかけての謎を深めて行くところはなかなか良かったが、終盤のアクション映画まがいのところはとても残念。一気にリアル感 現実感がなくなり作り物めいてきてしまった。

この作者の小説は終わってしまえばいわゆる勧善懲悪ものになってしまうものが多い。

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2022年12月08日

Posted by ブクログ

銀行員の戦いと葛藤の話。
あと夫婦関係、不倫の話も。

男性社会の足の引っ張り合いについて、心理描写が細かく書かれている。

悪の設定が、あくまでも小説という感じがして、生身の人間関係の詳細さに比べて大雑把な感じを受けた。

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2022年09月06日

Posted by ブクログ

古い池井戸作品を読んでみました。
専門的な言葉も多かったのですが、読みやすく一気に読み終えました。

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2022年02月15日

Posted by ブクログ

●主人公が、銀行を業績悪化に追い込んでも、なお責任を取らずに私腹を肥やそうとする会長を糾弾する物語です。
●最終退行とは、一番最後に銀行を退社するという意味だそうです。主人公が毎日遅くまで残業し、最終退行の常連で、業務をこなし、頑張ったということでしょうか。物語は、会長が役員会で糾弾されるというエンドです。しかし、主人公は不倫したり、妻も不倫したりで今一つ迫力に欠ける小説でした。
●但し、書中には共鳴出きる事が書かれています。①組織の論理を振りかざす奴に限って、自らはそのルールを軽視して、好き放題をやっている ②高給批判も公的資金注入も、結局のところ「俺達はエリートだ」という鼻持ちならない選民思想のもと正当化されている ③エリート意識を全面に押し出し、取引先中小企業に支えられているのではなく俺達が支えてやっているのだという驕り ・・等、です。
●会社勤めの経験から、思い当たる節もあります。私が勤務した会社では、社長が事ある事に、行動基準は「世のため、人のため」でなければならないといつも言っていました。小説の中と割り切ればそれまでですが、この機会に襟を正したいものです。

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2021年08月01日

Posted by ブクログ

後半がファンタジー。上手くいきすぎ。
序章の船にいた四人のうちの1人が誰か分からなかった。
でも、池井戸作品のカタルシスは、ある。

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2020年11月01日

Posted by ブクログ

銀行を舞台にしたミステリー。舞台は、負け組であり不良債権を抱え、権威主義で腐りきっている東京第一銀行。主人公は副支店長蓮沼。
稟議のたらい回し、貸し剥がしなど、バブル末期のリアルな状況が面白い。

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2020年09月22日

Posted by ブクログ

「海に眠る金塊」をテーマに、組織の不正を暴いていくストーリー。

主人公・蓮沼は、都市銀行の副支店長であり、妻子持ちの男である。ある日蓮沼は、ある会社への融資返済の依頼に行き、断られる。その結果を受け、支店長・谷は禁止されている融資予約を口実に無理やり返済させ、その会社を倒産させる。倒産した会社の社長は自殺した。
この件が問題になったとき、支店長・谷は責任を逃れるために本部に根回しをし、全責任を蓮沼に押し付ける。
蓮沼は、同時期に浮気が妻に知られ、仕事面だけでなく家庭面でもどん底に落ちる。
そこから蓮沼は、不正だらけの組織に反旗を翻し、社内の不正を暴くことに専念する。
蓮沼は次々に手がかりを集め、不正を暴いていく。

少し内容が難しいが、おもしろいストーリーで読んでいて楽しかった。
どの事象にも双方の思惑が垣間見え、どちらの策が功を奏すのか、とても入り込んでしまう作品。

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2020年09月11日

Posted by ブクログ

2012/12/20M資金やら面白いけど今回の主人公には嫌悪感あり。それが最後ハッピーに終わる展開にも。

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2019年09月01日

Posted by ブクログ

面白かった
銀行ミステリー+勧善懲悪の鉄板ストーリ!
今回はM資金が絡む展開です。

ストーリとしては、
不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みにあっている主人公の東京第一銀行の副支店長蓮沼。
取引先の不渡りの責任を支店長から追わされることに。
一方で、バブル時代の放漫経営の責任も取らずに君臨しづつける会長。
取引先との裏金で私腹を肥やし続けます。
そんな中、リストラされた行員がM資金のサルベージ会社へ再就職。M資金詐欺で会長を騙そうとします。
ここから、キツネとタヌキの化かし合い?
裏金の行方を追う蓮沼
銀行で、どんな不正が行われているのか?
M資金詐欺はどうなるのか?
といった展開です。

M資金詐欺のやり取りは面白かった!
また、銀行内の生々しい人間関係や、どろどろしたところも、相変わらず面白いですね。
さらに、蓮沼には愛人がいるのですが、これまた出来る人。そんな愛人いるか?!
って愛人がいる主人公が不正を暴くの(笑)

とまぁ、いろいろ思うところはありますが、いつもの鉄板ストーリでとても楽しめました。

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2019年08月24日

Posted by ブクログ

一度金塊にしてからもう一度M資金としてサルベージ船で引き上げるというストーリに一抹の違和感あり。
金塊にできた時点でマネーロンダリングできているのでは。。。

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2019年03月17日

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