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Posted by ブクログ
本書はジャンルとしてはミステリー小説に分類されるのだろうが、散りばめられた伏線、物語を巡るリアルで生々しい人間の感情、答えを知りたくなる謎、めまぐるしい展開が相まって、本当に先を読み進めたくなる物語であった。特に、犯人は誰か、その動機は何かだけでなく、物語がどう展開していくのかという点にまで謎が仕掛けられており、全体の構成そのものにミステリーの面白さを感じさせるところが、辻村さんらしい王道の小説だと感じた。また、私も主人公と同じく東京と地方の両方に住んだ経験があり、村社会では殺人事件の負の影響が被害者にまで容易に波及してしまうことを、以前から実体験として感じていた。そのため、物語にリアリティを覚えた。
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Posted by ブクログ
私たちは、学校時代、歴史の授業で感動したことがあるだろうか。
魂が揺さぶられるという経験をしたことがあるだろうか。
私は残念ながら、ない。
社会人になって、自ら学ぶことで、初めて歴史を学ぶことが自分が今を生きることと深く切り結んでいることが分かった。
この本をもっと若いうちに読みたかった、としみじみ思う。
しかし、ひょっとすると、若いうちに読んでいたら、今ほど心揺さぶられる体験にはならなかったのかもしれない。
これは、単に歴史の知識を得るための本ではなく、歴史を学ぶということがどういうことなのか、も教えてくれる本だ。
これからしばらく、この、腹の据わった真の知識人のひとりと言えるだろう福田和也を追いかけてみたいと思う。
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