ブックライブの高評価レビュー

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  • 凍りのくじら

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    ネタバレ

    プロローグで語られた、「その光を私は浴びたことがある」という言葉は、抽象的な表現だと思ったが、決してそうではなくそのままの意味だった。それが分かるのは、本当に最後の最後でありながら、冒頭のその言葉がそのシーンまで記憶に残されていたのは、たまたまではなかったと思う。何気ない言葉のようで、知らず知らずのうちにこころに引っ掛らせる力があったのだろう。

    主人公がつらつらと語るシーンは、良くも悪くも、頭の良さが垣間見れた。人を見下すというのは、どう考えても良くない部分ではあるけれど、特別なものではない。みんな口には出さなくても、自分より下の相手を見つけて、人のダメな部分を心の奥底で馬鹿にすることで、安

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    2025年12月13日
  • マリエ

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    千早茜さんの最新作を読みました。
    大好きな作家さんということもあり、主人公マリエが離婚後に出会う年下の恋人との関係が気になって、数時間で一気に読み終えてしまいました。

    マリエの性格が自分と少し重なり、自然と親近感を覚えました。

    「人は役割に流されて、欲しいものや本当の気持ちを忘れていく」
    「確かなのは、嫌悪や別離に至るまでもない小さな幻滅や諦めは生活のあちこちに散らばっていて、こうして離れるまで私はそれに目をつぶっていたということだ」

    これらの言葉を読みながら、
    これを言ったら相手にどう思われるだろう。
    私は相手にとっていいパートナーでいられているだろうか。
    自分の気持ちを我慢してまで「

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    2025年12月13日
  • 小学生なら声に出したい音読366 ~1日1ページで身につく!~

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    ネタバレ

    低学年、学級文庫に購入。
    声を出すって気持ちいい!
    口を動かして、心も頭も元気よく!

    ★引用(まえがき この本の使い方 より)
    音読って楽しい!
    ぼくは、子どものころから音読が大好き。
    声に出して読むと、その文章にこめられている力が
    自分にのりうつってくる感じがするんだ。
    ~省略~
    先人たちの言葉には、先人たちのたましいがぎゅっと
    入っている。イメージで言うと冷凍保存されていいる感じかな。
    声に出してその言葉を読むと、たましいや思いが解凍されて、キミの血や肉になっていく。

    早口言葉や回文。
    ぎなた読みなど、
    声に出すて思わずわらって
    しまうものがあるよ。
    リズムが良よい日本語は、
    ノリノリ

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    2025年12月13日
  • アオアシ 23

    購入済み

    戦術の応酬、GKの活躍、カッコいい!

    #アツい #ドキドキハラハラ

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    2025年12月13日
  • 代償

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    ネタバレ

    人間の黒い部分をこれでもかと描いたサスペンス小説。幼少期から大人へと至る過程を描くことで、過去が現在を締めつける感覚がじわじわと迫ってくる。子供の頃の傷が人格にどれ程の影響を及ぼすのか、その重さを実感させられた。胸糞展開が重なり、読むのが辛くなる箇所もあったものの、一気に読み進めさせる引力があり、強い読書体験を残す作品だった。初めての作家さんでしたが、この方向性なら他の作品もぜひ読みたい。

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    2025年12月13日
  • 僕の可愛い婚約者の為ならば。【単行本版】I

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    きゅんきゅんしました

    転生したのにヒロインじゃないって笑いました。フラグ落っちゃったのね。でも、可愛いフランシーヌとエリオット様の冒険というか、とても純粋で素敵です。

    #胸キュン #癒やされる #ハッピー

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    2025年12月13日
  • 暁星

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    ネタバレ

    宗教2世の苦しみを感じた作品。
    前半の暁闇、後半の金星、両方読んで初めてこの物語の前葉が見えてくる。
    最初に想像していたのとは少し違って、盛大なラブストーリーでもあった。
    宗教団体の弱者から金を巻き上げる様には虫唾が走ったし、主人公たちの母親は愚かだと思うけど、心が弱っている時は取り込まれやすくなってしまうのかな。
    実際にも宗教から抜け出すのって難しいのだろうか。
    暁と星子の2人に幸せが訪れてくれるといいなと思った。

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    2025年12月13日
  • 龍潭譚/白鬼女物語

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    今時珍しい新版の文語体の作品が入っていて飛びついて呼んでいます。
    華麗な漢字を多用した鏡花の霊幻な怪異作品は読んでも素晴らしく、そしてその音楽的表現が頭の中でも音声としても心地よい。そしてもっと言うなら書き様がとてもビジュアルです。細かな描写が多く読み終えると映像で見たような気がするほど。今途中だがまだまだ楽しませてもらいます。

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    2025年12月13日
  • メガネ、時々、ヤンキーくん(2)

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    壱倉くんは元ヤンなのに夏休みは勉強だなんて真面目ですね。でも、百瀬さんは壱倉くんと動物園でデート出来て良かったね。

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    2025年12月13日
  • 空、はてしない青 上

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    旅行先の本屋さんで、綺麗なジャケットの本だなと思ってなんとなく購入した。期待をしてなかったけど、期待以上の本だった。一言で言うとタイトルの通り「美しい」本だった。

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    2025年12月13日
  • 管狐のモナカ

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    ネタバレ

    SNSでずっとフォローしてて大好きで書籍化心待ちにしてました!こんなかわいい動物(妖怪?)いていいのか?!!装丁もかわいくお正月っぽい?(笑)出会い編とか家に入った時の話とか描き下ろし30Pすごい嬉しい。伯父様もかっこいいし癒ししかない。
    コンプリートセット申し込んだけど発売日に来ないじゃん!と気付き急いで密林で先に入手。2冊目…保存用と布教用!くらい好き!
    モナカのぬいぐるみ欲しいな〜〜フィギュアかアクスタでもいいけどモフモフしてるほうがいいなあ〜

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    2025年12月13日
  • 狼少年ABC

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    ネタバレ

    梓崎優先生の最新刊が読めるなんて!嬉しすぎる!!

    普段は風景描写が苦手で目が滑るけど、梓崎先生は本当に目に浮かぶ様に描かれててずっと読んでいたい。そして着地があまりに素晴らしい「美しい雪の物語」。
    「重力と飛翔」を読んでて思い出したの(大好きな!)宮部みゆきさんの現代青春モノ。淡々としていた語り手が最後に辿り着いた感情の正体に気付いた時の切なさたるや…!
    キャラの立った3人の学生が魅力的な謎について語り合う表題作の「狼少年ABC」は(やっぱり大好きな!)伊坂幸太郎さんのよう。少し鬱屈とした現状を吹き飛ばすような、愉快な未来を感じさせてくれるラストも素敵!

    そして、個人的に人生で1番好きな短

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    2025年12月13日
  • メガネ、時々、ヤンキーくん(1)

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    百瀬さんは中学生の時ヤンキーに虐められていたんですね。でも壱倉くんは元ヤンだけど優しくてかっこいいなぁ。

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    2025年12月13日
  • ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力

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    ケイパビリティというか、キャパビリティっていうと理解しやすい、
    ネガティブに対する許容量って感じでしょうか。

    著者は患者の話を聞くたび、してあげられることがない、という思いがあった。
    できることは、
    目薬(見て話を聞いてあげること
    日薬(時間経過で状態が良くなることに期待する
    ぐらいとのこと。

    答えを決めずに、考え続ける、受け止め続ける、
    哲学的な考えでもある。

    メディシンマン
    - 占い師と病魔退治の祈祷師
    「精神療法科は医学教育を受けているものも、そうでいないものも、伝統的占い師の継承者と見なすことができる」
    「現代精神医学の勝利は薬理の領域内のみである。社会的境遇の面では、伝統的治療

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    2025年12月13日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    楽しみに待っていたマカン・マランシリーズの番外編。
    ドラァグクイーンの話が温かくて面白い。
    台湾へ出かけたシャールら3人とお留守番メンバーの各々一話。
    台湾の料理、ドラァグクイーン、珈琲の話など考えさせられたり楽しんだり。
    またの続編を待ってます!

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    2025年12月13日
  • シークレット・オブ・シークレッツ 下

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    相変わらずのクォリティ。新しい科学的知見をベースにものすごい話を作っている。今回は脳科学の発展と死後の世界に関する最新の研究結果を悪用しようとする悪者の動きに巻き込まれるラングドン達。もちろんハッピーエンドという安心感もあり、とても楽しめた。年末年始の読書に超オススメ。

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    2025年12月13日
  • シークレット・オブ・シークレッツ 上

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    相変わらずのクォリティ。新しい科学的知見をベースにものすごい話を作っている。今回は脳科学の発展と死後の世界に関する最新の研究結果を悪用しようとする悪者の動きに巻き込まれるラングドン達。もちろんハッピーエンドという安心感もあり、とても楽しめた。年末年始の読書に超オススメ。

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    2025年12月13日
  • 樋口一葉赤貧日記

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    作家の川上未映子さんが面白いとおすすめしていたので読んでみました。

    樋口一葉は「たけくらべ」しか読んだことありませんでしたし、古文!教科書!みたいなイメージでした。

    樋口一葉の伝記ではあるのですが、タイトルすごいですよね。赤貧って。借金記録だらけです。

    女性が働くことが当たり前ではなかった時代の男不在家庭の貧困、現代ではあり得ないぐらいの多くの知人への借金、没落士族の矜持、慕っている師匠への恋と文学性の違い、奇跡の14ヶ月…短い生涯の中に名作が生み出されていくまでの過程がぎゅっと詰まっていました。明治に作家として食べていくのがいかに大変だったかよくわかります。

    貧困にあっても芯のある気

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    2025年12月13日
  • なにも理解らない 1巻

    タイトル通りになにも理解らない

    謎が解けたと思ったら新しい謎がドンドン出てくる
    魔法なんてものがあるせいで地球由来の知識は宛にできない
    そもそもの知識すら・・・
    全くの別文明を想像するのが好きな人ならハマること間違いなし!

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    2025年12月13日
  • カメレオンはてのひらに恋をする。【分冊版】 1

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    とても良かった!藤永の劣等感がケイトの言葉で救われましたね。藤永のこれからの役者としての生き方が気になります。

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    2025年12月13日