すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
戦前から戦後にかけての激動の時代を駆け抜けた女性たちの姿を、西行という名のカフェーを舞台に描く。
いやーいい小説を読んだ。
こういうの好き。
一つ一つの物語に派手さはない。
けれど登場人物一人ひとりに、それぞれの困難があり、それも時とともにいい意味で色褪せていき、人生は続いていく。
カフェーにいる周りの人々は困難を解決してくれるわけではないけど、あたたかく寄り添ってくれる。
人が生きるってこういうことだよな、と思える作品。
この女性たちはフィクションの存在だけど、きっと同じように、人は生きてきたし、これからも生きていくんだと思う。
筆致で笑わせる描写もいくつかあって、作者の方は上 -
Posted by ブクログ
日本人であるからにはいと度は体験したい!
……と憧れてやまない茶道。
その茶道を通して、著者が感じ取ったことが書かれている本書。
情景がイメージできる描写で、クセがなく、スルスルと頭に入っていくようだった。
また、お茶だけでなく、掛け軸やお花、茶器などの良さを伝えてくれ、茶道の奥深さを本書でも感じ取れた。
実は読んでいるときに、心が動いた文に付箋を貼っているが、後にその付箋を見返したら『今を楽しむ』ということを伝えている文章が多かった。
きっと、今の自分に足りないものは“今”を楽しむことなのかもしれない。
本書の中で、なるほど~と納得した一文がある。
「お茶会に来たら、必ずそうや -
Posted by ブクログ
「シルクロード」というタイトルから、往年の手垢のついた世界観の本でないといいなあ…と一抹の不安を覚えながら手に取った。
しかし、読み始めると不安は消し飛んだ。
まず、序章世界史を学ぶ理由が素晴らしい。ロマンや教養、といった美辞麗句ではなく、歴史を必要とするのは権力者、それを下支えする権威、宗教に触れていく。究極的には権力は暴力装置が源泉であり、経済力で購入可能でありまた維持が必要、などかなりドライでクールな世界認識を提示される。また、歴史学の在り方と著者のスタンスも示されるが、それは一転して熱い思いがこもっている。
また著者は独自の世界史の区分けを以下のとおり提示する。
世界史の八段階( -
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ネタバレ 購入済み
8巻にして第2ヒロイン
第2ヒロイン成立まで8巻!!
ヒモ生活は一途と心得よ(笑)
フレア姫の大胆な一手
側室問題、他大陸貿易と国としては良いこと尽くめだが心は揺れ動く
やはり面白い本作 -
Posted by ブクログ
地政学で全てが説明できるわけではないし宿命論だと批判されることもある。でも、中国やロシアの脅威、日本の愚かな過去など、地政学で納得できる説明ができることも事実だと思う。
外交も戦争も平和も相手があってのことだ。片方だけが声高に平和を主張したところで、相手にその気がなければ平和になりようがない。日本国憲法第九条は誇らしい理想であることは間違いない。それを大事にしたいし日本が平和であり続けて欲しい。でも第九条があるから万が一の備えをしなくて良いのかというとそうでもない気もする。
本書に書かれている通り、現実があってこその理想だし、理想があってこその現実だ。話し合いも必要だろう。ただ常に理想通り -
Posted by ブクログ
カウンセリングとは何か、カウンセリングを通して人はどのように、なぜ変化していくのか。
東畑先生の圧倒的な教養や知識、そして長年の臨床の積み重ねによる経験から導き出されたこの問いに対する答えがとても分かりやすく、あらゆる側面から細かく分けて書かれています。
同じく臨床に携わる者として変化していく患者さんをこれまでたくさんみてきたけれど、その理由については明解に言語化できておらず、この本を読んでとても納得がいきスッキリしました。
読み物としても面白いし、カウンセリングの歴史や種類等学べて勉強にもなりました。
初めから終わりまで東畑先生の熱い思いが感じられ、特に第5章はこちらの胸も熱くなりま
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