無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
「海が似合いませんね」ええ、まあ、と曖昧に微笑みながら、内心は傷ついている――
にゅるりと世界も自分も裏返る、読売新聞人気連載の蛸足的エッセイ。
世界中の人間がみんな私じゃなくて、本当によかった――
「将来、君はちくわ天が好きになるよ」
「ちがうんだ。俺は犯人じゃない。そっくりさんなんだ」
「今日、首にバッタが止まったこと、いつか忘れちゃうのかな」
「隣の家のおじさんが目から赤いビームを出して私の掃除機を壊したから」
(本文より)
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
歌人・穂村弘さんのエッセイ
タイトルは蛸の足のようにあちこちに言葉が伸びてゆくイメージだそうです
すぐに読めちゃう短いエピソードはどれも絶妙に面白く、思わずクスッと笑ってしまう。
奥様がよく登場するのだけど、とてもユニークな方ですね。
すっかりファンになってしまいました。
きっとご本人は面白いとは思っておられないでしょうが、それがまた良いのです。
きっと可愛らしい方と想像します。
繰り返される日常も、こうしてスポットライトを当てれば意外と彩り豊かなんだと気付かされました。
ちょっとヘコむ出来事も、言葉にしてみたら笑いに変わったり出来そうだなと。
なんだか一日一日が愛おしく感じますね。
最後に好きなエピソードをひとつ紹介
【凄い遊び】
「歩行者天国なのに車道の真ん中を歩かないなんで、私も大人になったもんだね」と妻。
それから色々と自分が大人になったって思ったのはどんな時?と話し、私は妻の手を取って、歩行者天国の真ん中にふらふらと歩み出していた。
なんて素敵なご夫婦!
ほっこりしました(*´ェ`*)
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。