【感想・ネタバレ】蛸足ノートのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

面白い、好きです。「夢ではずっと会社員」魘されるの漢字覚えました。「可愛さのピークを保存する」気持ちわかる。「真っ白なスパゲティ」自分の家のルールが普通だと本当に思っていました。「本当の誕生日本当の名前」実は私も誕生日が本当じゃない、近い日付の叔母の誕生日に合わせたとの事、占いが信じきれない。「食べてもいい日」ほむらさんちの玄関を見てみたい。「お金の入った袋の話し」実際に私もお祝いの受付で経験しました、やっぱりすぐ確認大事です。「妻のヒートテック」私もヒートテックの素が欲しい。

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2024年05月12日

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本を読むことが楽しくなる本。
見開き2ページで完結するので、とても読みやすい。著者は日常を切り取る天才!

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2024年03月13日

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とても面白かった。
奥さんも面白くて羨ましい。
何となく日々感じる世界とのズレを共有できるようで、嬉しくなる。

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2024年02月29日

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レビューを見て読んでみました。とても面白いエッセイです。うんうん、分かる、分かりますっ、という笑える話ばかり。

私が特に面白いと思ったのは、四つの話。

『辞書にない文字』
この話が私が一番面白いと思った。どうしても覚えられない名前がある、間違えて覚えてしまって正しい名前とゴチャゴチャになって造語を作ったりなど、「まさに私だよ。」と思った。奥さんのチーズの話も一緒。近いところまでいくのに、どうしても正しい名前が出てこない。いつもちょっと違う。

『正直な人』
私はどうも似合わない気がするけど、本人はとても気に入ってて自慢気に見せてくる時がある。私はそういう時正直に言えなくて困ってしまう。違う事を言って話をそらしてよく誤魔化してしまう。

『酸っぱい部屋』
私はPCR検査を受けた事がないので分からないけど、知人が検査を受けた時、唾液が出なくて困ったと聞いた事がある。この話を読んでなるほど、と思った。梅干し、レモンこの二つのポスターが部屋にいっぱい貼ってあれば、出ないものも出るかな。

『校長先生を追い越した日』
これもすごく分かると思った。私の場合、学校の先生とお医者さん。ずっと頼れる年上の人だったのが、いつの間にか私より年下の先生ばかり。申し訳ないけど、たまにこの先生で大丈夫?と思う事がある。

穂村弘さんと奥さんのやり取りもほのぼのしてて好き。奥さんの発言が、なんというか芸術家っぽいので、その発想力に感心してしまう。だから、ご結婚されたのかな?なんて思った?

短歌も出てけるんだけど、全く短歌の事が分からない私でも、「あぁ、これ面白い。」と分かるのもあり楽しめた。分からない短歌もあり「?」はあった。

新聞では連載中との事。猫を飼い出したところで終わったので、その続きも読みたいです。きっと"ひるね"がいっぱい登場するんだろうな。

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2024年02月20日

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ほむほむこと歌人・穂村弘さんのエッセイ。
読売新聞の夕刊に2017年4月から2023年9月19日まで連載されたもの。
さらさら読めてくすくす笑える、どこか上品なエッセイ。
今回は奥さまのエピソードがたびたび出てきて、おふたりの仲の良さと、奥さまの地上から5ミリ浮いているような天使感にほっこり。
穂村さんもちょっとだけ浮いているイメージのお方なので、子供の頃薄氷の張ったプールに落ちてしまったエピソードは印象的。ほむらさんも人間だったんだ。
『世界中のひとが全部じぶんじゃなくて良かった』エピソードは、私も全くおんなじことを思っていたのでびっくり。
ファンが推しに似る(寄せていってしまう)のか、それとも似ているところがあるからファンになるのか、いやいや、意外とみなさん、一度は思うことなのか、と、考えた。
でも、世界中の人々がほむほむになったなら戦争はしないらしい。(そんなエネルギーはないそうだ。)
だったら、世界ほむほむ化計画とかあってもよさそうではないか。
世界中の言語にほむほむのエッセイが翻訳され、それを読んだ読者がほむほむ化。
そうしたら平和が訪れるかもしれないのに、と、空想する。

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2023年12月27日

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老化を「困ったなあ」と捉えているところ、猫や犬を人と同じ様に観察しているところ、奥さんの感性がすごく好きそうなところが良かった。

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2023年12月25日

Posted by ブクログ

穂村さん、海が似合わないと気にされています。
短歌はかっこよくて、海、似合いそうですけどね。
大学生の時赤いバンダナをしていた話は笑いました。

穂村さんの作歌方法はなるほどと思いました。
そうめんを箸で掬っていてコップにつけてしまった話は年齢のせいじゃないと思いました。正解は「めんつゆ」。穂村さんだからです。
飾り玉のために土下座返しをした子供の頃の話も、「そんなばかな!」と笑いました。


奥様も、天然感のある方ですね。
壊れた洗濯機のふたを計量スプーンで10年間、開け続けた奥さんは凄い!
ミスドの景品が欲しくて、カードを捨てようとする人に声をかけて集めていた奥さん。24歳くらいの時に。
ウォーキングのレベルが「梅だ」という奥さん。


どのエッセイを読んでも笑いがこみあげてきます。
でも、なんだか心が温まる話ばかりでした。
各エッセイの目のつけどころはセンスが感じられます。


これも才能だと思いました。

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2023年12月02日

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久しぶりの、純粋なエッセイ集。
60過ぎて初めてネコを飼うなんて。50過ぎて、ネコもイヌも飼ったことのない自分からすると、尊敬しかない。

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2023年11月27日

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クスッと笑えてほんのり幸せな感じ。所々に挟まれる俳句も味わい深い。
肩の力を抜いてリラックス。
ネコさんとの生活で又楽しくなりそうです。

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2024年05月06日

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同じ人に三回告白したことがある。
『諦めの儀式』を呼んで、まさにこの理論!!と目が覚める大納得だった。いやあ、懐かしいなああの頃!
・・・・・・・
全てが見開き1ページなので、ちょっとしたスキマ時間で読み進められ、忙しい中でも読書を楽しみたい人にはオススメだ。
"ブームが来た!”と思ったら次のページでもうそのブームは終わっていたのには笑った。
『二つのやばい記憶』『消えた包丁』『変なおじさんと呼ばれて』その光景を想像して笑ってしまった。
穂村さんと奥さんのほんわかした生活が思い浮かび、何気ない毎日の中の面白さに触れた感じで楽しい読書時間となった。

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2024年04月20日

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 子どもの頃、台風が近づいてくると食材の買い出しに家族で出かけた。
なぜかその時はスナック菓子をたくさん買い込んだ。私は大好きなポテトチップスを選んだ。
 大人になった今も、台風の時はポテトチップスが食べたい。
 そんな習性が今回わかったのだ。
 いや、仲間が見つかったのだ。
(P.222 食べてもいい日)

 そんな嬉しい思いをもらえる話、不思議な感覚になる話がたくさんあり、ますます好きになる穂村さんである。

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2024年04月09日

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新聞に連載されているエッセイたちをまとめたもの。
2ページで完結するので隙間時間に最適。

穂村弘の人柄が溢れる一冊。
たまに出てくる奥さまもまたとても良く。

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2024年03月23日

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つるつるっと読めた
仔猫がやってきた後の話を読みたくなる

あとがきの後に表紙はタコのコラージュだと書いてあった。よく見たら気持ち悪いので知らないほうがよかった。

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2024年03月19日

Posted by ブクログ

この人の周りでは、何故こんなに面白いことが発生するんだろう、気付く感度も素晴らしいのかな、根掘るし。

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2024年02月27日

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相変わらずホムホム節、この小市民的な感覚。
めっちゃあるあるとうなずきながら時には声を出して笑ってしまう箇所あり。
でも、よかった。奥さんが著者にぴったしの人で。
このエッセイを読むとかなり面白いお方だ。
今後のエッセイにもたびたび登場しそうなキャラクター。
あと念願の(引っ越しして)猫を飼えるようになったとか。
”ひるね”可愛いんだろうな。
次回のエッセイもひるねも含めて楽しみ。

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2024年02月12日

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妻の話に外れ無し。基本2ページで一編なのでどこから読んでも良し。続きも読みたい。猫のひるねの話をもっと読みたい。

こういうエッセイを読みながらいつのまにか寝てしまう休みの日の午後 最高

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2024年01月27日

Posted by ブクログ

だめだめなエピソードについ笑ってしまうが、目の付け所や言葉の紡ぎ方が巧みだ。やはり日常を切り取る術に長けているんだなあ。

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2023年12月10日

Posted by ブクログ

書評やエッセイをここ近年気に入って読んでます。
読み初めの頃は、価値観がなんだか合わなくて、読み心地が決して良いとは思わなかったのです。でもそのずれ具合が新鮮で、古本屋や新刊を見ると買っちゃう作家でした。
今回は、奥さんのお話しがとびっきりに面白かったです。
奥さんエピソード、もっと読みたい。

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2023年12月01日

Posted by ブクログ

読売新聞にて連載中のエッセイ。
我が家は読売新聞を購読しているので毎週楽しみに読んでいるのですが、本当にこの連載を読むと、なんとも言葉で言い表せない気分になります。
あの真面目な紙面の中で、突如そこだけパラレルワールドに繋がったような……もう10年以上ほむらさんのエッセイは愛読しておりますが、変わらぬ姿がそこにはあります。

しかし、「天使」を探していたほむらさんにも、今では立派なパートナーが……!
ベッドに横になって菓子パンを食べていた頃を思うとなんだか感慨深いです。
けれどもそこは厄介なファン心理で、あのほむらさんとこんなにも感性ぴったりなお人が実在するなんてどうにも信じられず……(信じたくないともいう)。奥さまが登場するエピソードよりも、ほむらさんお一人でいる時のお話の方が好きだなと思ってしまうのでした。嗚呼こじらせファン。
なーんて面倒なファン心理は置いておいて、これも外で読むのは危険なことには変わりません。
「自分は何かの間違いで地球に生まれてきてしまったのかもしれない。遠い故郷の星では、人々は今日もアイスモナカを一口齧っては、大事に冷凍庫にしまっているのだ」(アイスモナカ論争)
なんて発想、どうしたら思いつくのでしょうか?他にも、思わず吹き出してしまっては夫に不審な目で見られることが度々、でした。

大学に入学したものの周囲に馴染めず焦りを感じていたあの頃。
書籍部でたまたまほむらさんのエッセイを見つけて「あぁこの年になってもこんな人がいるならきっと大丈夫だ」、そんな安心感を覚えたあの時から、やっぱりほむらさんはほむらさんのままなのでした。

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2024年02月17日

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