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日常生活の中で感じる他者との感覚のズレ、居心地の悪さ。「ある」のに「ない」ことにされている現実……なぜ、僕はあのとき何も云えなかったのだろう。内気は致命的なのか。共感必至の新感覚エッセイ。 装丁=横尾忠則
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Posted by ブクログ
自分も自意識過剰で考えすぎなところがあるから共感したり、ほぇーこんなことまで考えるんだなぁと驚いたり。 日常の中で感じるちょっとした違和感だったりをこんな風に切り取って、こんなにうまく面白くまとめるなんて、すごいなぁ。 とにかく面白くて、何度もぷっと吹き出してしまった。 穂村さんのエッセイ、たく...続きを読むさん読みたい!
今回のエッセイはちょっと小難しい感じがしたのもあった気がしますが、やはりちょいちょい笑わせてくれます。面白かったです。
解説より引用「穂村さんは『無意識の合意』の不具合を見破ろうとしている。自分の『できなさ』を武器として世界を解析し続ける。」 穂村さんの本は私の心の安定剤。共感度100%でこんな人私以外にいるんだ!じゃあ結構いるのかも!と安心させてくれる。 普通のことができないこと、嫌なこと、恥ずかしいことがあっても...続きを読む穂村さんのように後でネタにできればいいのになぁ。 普段の生活の中の、普通は話題にもならないようなことや感覚を、正確に自分の心情とともに描写する力欲しい。
ひとつひとつはすごく短いのだけれどその全てのオチのつけかたが天才すぎる。気にしすぎだよ、と思う部分も多いけどそれがこの作者の感性なんだろうな、本当に繊細だよ、、それでいてだいたい全て、読み終わった後に心が温かくなるというか、軽くなるのですごい。折に触れて読み返したい掌集。 「パッチワーク博士」「永久...続きを読む保存用」「心と爪先」「東大でいちばん馬鹿な人」「スピーチ」とか好きだった。 ⚫︎あらすじ 永久保存用 いちばんヨクキク随筆集 人気歌人にして、エッセイの名手・穂村弘の、もっともセンシティブな部分を収録したエッセイ集。自称“ふわふわ人間”穂村弘のあたふたっぷりに共感しつつ、その鋭い自分観察と分析は、まさに“永久保存用”の納得感。 (KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
ゆるいけど、なんか核心をついているというか、「そういうこと、あるある。なんだろうね、あの気持ち」みたいな共感できることもあり、穂村弘のエッセイは本当に好き。
ニッチでありながらも、どこか感じたことのあるような情景に共感できた時、何とも言えない気持ちになる。 横尾忠則が手がけた装丁は圧巻である。
通勤電車の中や家でご飯食べてる時や、フフフと読んでた癒しエッセイ。 著者はどうしてこうも内気人間の心に刺さる文を書かれるのか… たぶん陽キャの人には (何言ってんのこの人) ってなる内容なんやろな… (遠い目)
すっごく共感できた。私もふわふわ人間だなぁ〜。 確信が持てない、正解がわからない。ズレている自覚はある。だからこそ、なんで?ということをたくさん考える。考えたことがズレなく、確実に、表現されているところが、すごい。他のエッセイも読んでみたい。
穂村弘(1962年~)氏は、札幌市生まれ、上智大学文学部卒、1986年に連作「シンジケート」で角川短歌賞次席(同年の受賞作は俵万智の『サラダ記念日』)、1990年代には加藤治郎、荻原裕幸とともに「ニューウェーブ短歌」運動を推進した、現代短歌を代表する歌人の一人。エッセイも多数執筆しており、『鳥肌が』...続きを読むで講談社エッセイ賞(2017年)を受賞している。。 本書は、2013年に単行本が出版され、2017年に文庫化された。 私は、短歌に興味を持ったことをきっかけに、先日著者の『はじめての短歌』を読んだところ、その中で著者は、人生には「生きのびる」と「生きる」という二つの側面があり、短歌とは「生きる」ことを表現したものである、と語っており、その軽妙な語り口にも惹かれて、本書を手に取ったのだが、期待に違わぬ、実に面白いエッセイ集だった。 何が面白いのか? 著者は自らを“ふわふわ人間”と称し、本書の中で、現実世界の合理に則した行動を取れない自分の姿を描き、できないことの多さをため息と共に列挙しているのだが、そのひとつひとつが、私自身の奥底に仕舞い込まれた「現実に対するそこはかとない疑問」を刺激し、強い共感を覚えるのだ。程度に差はあれ、多くの人が同じような感覚を抱くのではないだろうか。 それについて、陣崎草子(絵本・児童文学作家、歌人)は解説で次のように分析している。「本当は穂村さんは、「すべきことを当たり前にできる」ことを前提として合理的に回る社会や、「今、ここ」にコミットすることで幸福に耽り、現実の破れ目を忘れようとする意識の在り方など、私たちの世界を覆う「無意識の合意」みたいなものの不具合を、とてつもない真剣さで見破ろうとしているのではないか。自分の「できなさ」を道具として世界を解析しつづけることで、「神が創りたもうたこの世界」のほころびを、舌を巻く細やかさで指摘し、摂理のおかしさを暴こうとしている。それは自己の生について「どうせ死ぬ」と腹を括って「今、ここ」にコミットし、神の摂理に合一することで幸福を得て、永遠を感じようという「満ち足りた私」型の方法論とは、真逆の生き方になってくる。だから穂村さんは、「今、ここ」に生きるという在り方と、自身の在り方との「ずれ」に苦しみ、情けなくなる。しかし、そのねじくれた「ずれ」こそが、卓抜にユーモアとエッジの効いた散文を生む原動力にもなっている。「足りてない」ことへの怒りが燃えあがることで、かえってどうしようもないおかしみが生まれてしまうのだ。」 納得である。 また、巻末には又吉直樹との20頁ほどの特別対談も収録されているが、こちらも面白い。 穂村さんのユニークかつ鋭い感性をして描き得る、出色のエッセイ集と思う。 (2021年2月了)
内容は言わずもがな最高。ザ・ほむほむって感じ。穂村弘オススメするときこれを紹介したい感じ。最後に載ってる穂村弘と又吉の対談まで最高すぎた。
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