異セカイ系

異セカイ系

小説・文芸
825円 (税込)

4pt

第58回メフィスト賞受賞作。小説投稿サイトでトップ10にランクインしたおれは「死にたい」と思うことで、自分の書いた小説世界に入れることに気がついた。小説の通り黒騎士に愛する姫の母が殺され、大冒険の旅に……♪ってボケェ!! 作者(おれ)が姫(きみ)を不幸にし主人公(おれ)が救う自己満足。書き直さな! 現実でも異世界でも全員が幸せになる方法を探すんや! あれ、何これ。「作者への挑戦状」って……?

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異セカイ系 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    発想からストーリーの流れまで、ぶっ飛んでいるなと感じました。
    空想世界のマルチバースを文章で表現することで、想像力が大きく働き、その世界観を存分に楽しめました。
    キャラクターも今どきだし、文章も今どきで、口語体感が強いですが、読みやすかったです。

    0
    2026年05月30日

    Posted by ブクログ

    自分の書いた小説世界に入る能力を手に入れた主人公が、小説の登場人物や物語世界を守るために必死で考えて考え抜いて奮闘する物語。
    主人公が自分の生み出したキャラクターを一人の人格として大切にしたり、ランキングで競い合う他の作家の作品世界まで守ろうとするのがすごく好印象でかっこいいなーと思った。

    終わり方は、意外性とか驚きはそんなに強くはないけど「現実世界が少しでも良いものになりますように」っていう祈りのようなものを感じて、暖かい気持ちになる読後感だった。

    0
    2026年05月09日

    Posted by ブクログ

    あああ、すごかった…
    この小説には読み進めていくと、いくつかの仕掛けがされていることがわかります。それがとても楽しい!
    そして、やっぱり主人公がいい人すぎなのです。
    全部救おうと悩み、考え、実行する。
    創作をされる方には手にとってほしい!キャラクターが作者の自己満足であらぬにはどうすればいいのか?
    とてもおもしろかったです!

    0
    2019年03月02日

    Posted by ブクログ

    この本を読み終わると優しい気持ちになれたし、みんなに優しくしていこうと思った。

    今まで見たことのない小説の形で読み進めるうちに何度も驚かされて、文章が関西弁なところもなんだかほっこりした。

    0
    2018年11月09日

    Posted by ブクログ

    メタフィクションを突き詰めて考えたところに価値はあるが、それが物語として面白いかどうかというと微妙なところである。
    その後、この作者が単行本を出すレベルの小説を書いていないらしいのも、さもありなん、という印象。
    ただ、途中までは面白く読めたし、文体も慣れてしまえばそんなに違和感はなかった。

    0
    2025年03月12日

    Posted by ブクログ

    誠実さや愛や祈りをテーマにした小説。 誠実さや愛や祈りはいつだって至上のエンターテイメントとなりうる。
    メタ構造を用いており、『好き好き大好き超愛してる。』や『君と彼女と彼女の恋。』などとの類似性を感じる。
    本作のメタ構造は、『好き好き大好き超愛してる。』の「世界間の差異を創作内で解体することを通して、創作と現実の差異をも解体し全ての存在は連続体であると示し、それによって自作内の"祈り"を世界全体に普遍化させようという試み」の踏襲で、でも『好き好き大好き超愛してる。』が既に言葉を使わないかたちで鮮やかにそれを完全に達成してしまっていて、本作は「作中世界の構造の解説」という言葉を使った説明によって再現しているわけで、言葉は悪いけどその点においては先行研究の展開というより戯画化しただけという印象があった。
    一方で、『未来にキスを』の展開としては正当後継的で、未キスでは「自分の認識の枠組を参照する形でしか他者を捉えられない」という問題を「その"距離"こそが大切で、「知りえない」ことには祈りがあり、「知りえない」と知ってしまった新しい人類としての私たちの新しい愛の形だ」と結ぶ。本作では、それが双方向的であるという指摘を付け加えて「愛の対象が代替可能であるように、愛の主体も代替可能であり、それでも代替可能な者同士の間の"感情"は真実で、それならそもそも代替可能であるということは受け入れるべき悲しみでもなんでもなく、喜ぶべきものじゃね」と展開する。さらに、現実世界と創作世界の差異の脱構築と、恋愛の対象と恋愛の主体の脱構築をオーバーラップする形で話を広げていて、結果的に独我論的ながらも他者志向的な祈りになっていく。
    一方で、ポリアモリーの観点からは、納得がいかない。わざわざ「ポリアモリー」というアイデンティティを直接的に使用したにも関わらず"誠実さ"という立場から明瞭なアンサーを出せなかったように思う。言及しない方が良かったと個人的には思う。

    0
    2023年07月07日

    Posted by ブクログ

    小説投稿サイトに自らの小説「臥竜転生」をアップする名倉編はその小説世界に飛ばされる。小説世界と現実世界を行き来する事で、小説を手直しする必要に迫られ…不具合を正すために、更に新たな世界を作り…と、現実と小説世界でとてもややこしいが、事が起きるたびに、厳しいルールをかいくぐり、様々な策で解決させる名倉編の手際がスゴイ!そして、後半はミステリーの様相まで呈してくる。読んでいると本当にややこしいんだけど、ズルズルとこの世界に引きずり込まれた。それにしても名倉編、なんて優しい男なんだ!!

    0
    2019年04月03日

    Posted by ブクログ

    「まじめに。正直に生きていれば。きっとさいごにはしあわせになれます」

    『真相はまだない。犯人も。正当化も。これからおれが推理するとこではじめて決まる。
    書かれるまえの小説のように。
    それがおれの推理 ー いや。創造であり想像。』

    『答えるまえに答えはなく。答えてはじめて答えが生まれる。そういう問いに答えることは「発見」ちゃう。「創造」やとおもう。』

    『おれがこの世界にもちこんだ小説が
    この世界を変えた。
    京極夏彦が西尾維新が森博嗣が舞城王太郎が村上春樹が村上龍が町田康が円城塔が冲方丁が野﨑まどが鳥山明が荒木飛呂彦が冨樫義博が増田こうすけが柴田ヨクサルが林田球が美川べるのが尾玉なみえが。
    この世界を大きく変えた。んか。』

    0
    2019年03月24日

    Posted by ブクログ

    小説サイトで10位になると小説世界に行けるようになり、11位以下に転落するとその小説世界は消滅する。死んでしまうヒロインの母親を救うために小説を書き換えようとするが… そこで書かれるメタ世界、異セカイ系。現実で小説を書く作者の物語。描かれた時点で現実も小説と同様…と、ここまではまぁわかるが作者への挑戦状という形は面白かった。あと記述外の行動に対する抑止力、『闇』を実際に紙に現したり。 大事なのは倫理、キャラクターに心はあるか。 最後はどこかで読んだような予定調和ではあるけれど楽しめた。

    0
    2022年01月16日

    Posted by ブクログ

    2018年96冊目。入りの地の文で危険な香りはしたけど、読み進めるうちに慣れていった。この突き抜けてる感じは嫌いじゃない。最後がややこしくなってしまったのは致し方ないとは言え勿体なかった。

    0
    2018年09月03日

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