あらすじ
幸福度&国際競争力が、ともに世界トップクラスという奇跡の国デンマーク。
そんな「いいとこどり」が実現する背景には
「休み」への異常な情熱があった……!
◎なぜデンマーク人は平日16時に退社して、
夏には1か月休むのに、国際競争力が世界トップクラスなのか?
◎「メールに即レスする日本人」と「返信しないデンマーク人」、
考え方の違いとは?
◎ビジネス効率性6年連続世界一、デンマーク人の
「生産性と幸福度」を高める休日の過ごし方ベスト3は?
◎世界幸福度ランキング上位常連国デンマークで
「離婚」と「転職」が多いワケ
最強のワークライフバランス国家に学ぶ
人生の質を爆上がりさせる「休み方」!
■ 本書の構成
第1章:休みベタな日本人、休みの達人デンマーク人
第2章:デンマーク流「休む哲学」
第3章:アタマとココロを休める北欧の知恵
第4章:人生の幸福は「体験の共有」にある
第5章:休養が社会を変える
第6章:人生の質を高める休みのデザイン
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
『仕事の合間の休み』ではなくて、『休みがあるからこその仕事』という考え方が、仕事のことばかり考えがちな私にとってとても刺さりました。
休みから先に予定を立てて、その休みで充電したエネルギーで仕事を頑張る。とっても素敵な考え方だなと感じたので、早速今日からそういう考え方で生きていきたいです!!
Posted by ブクログ
内容に期待して購入した。予想通りの内容だったが、それが逆に良かった。
デンマーク人の休みについての考え方やライフスタイルについて書かれていて、読んでいて癒される内容だった。
休養についての本を読み漁っているが、本によっては逆に頑張って休養を取らなくてはいけないと思ってしまうが、この本はデンマーク人は4時に帰った所で特に大した事をしているのではないというのが良い。でも、早く帰って家でファミリータイムや趣味を仲間と楽しむというのが大切というのが良かった。
Posted by ブクログ
書店に久しぶりに行き、本棚を眺めていたら気になったので購入。タイトルに惹かれたし、いまの自分にピッタリのテーマかなと思い読み始める。内容がズバリだったこともあるけど、面白くて夢中になって読み進めていました。休むことへの意識が全く違う。疲れてばかりの自分や日本人だからこそ学び大き一冊ではないだろうか。しっかりと働くために、休む、自分の時間をつくり心身ともに整える。けど、働くことは自分の時間を確保するため。その自分の自分の時間は「ひとりの時間」という意味だけではなく家族や友人と過ごす時間も含まれる。心のエネルギーを充電する時間。自分もいま、仕事や家族と過ごす時間を元気な、ベストな状態でいられるように朝活を生活に取り入れた。「自分の時間」「ひとりの時間」が自分自身にとっていかに大切かを身に染みて感じている。でも、それは仕事や家族との時間でパフォーマンスを上げるため。しかしデンマーク人は逆の発想。「自分の時間」があるからこそパフォーマンスを最大に発揮できる、と。自分の文章力のなさでこの違いや魅力を伝えきれていないのが残念なので、皆さんにも是非読んでほしい。
Posted by ブクログ
父の施設入所で3年弱続いた在宅介護が一段落し,毎日介護に費やしていた7時間がぽんと自分に戻ってきた。久しぶりの大型休暇と思って楽しもうと思ったのに,どう休んでいいのかわからなくなっているのと,なんだか気持ちが落ちつかない。そこで,なにかヒントがないかと手に取った。
本書で最初に刺さった言葉は「休むことへの罪悪感」。そう,まさにそれ。自分がやっていた介護を誰かに委ねて(対価を払っているとはいえ)いる状況では,その時間をうまく楽しめないのだ。今は介護離職しているが,仕事での有給休暇の方が「労働者の権利だし」と堂々と思えたものだが。。「休むことへの罪悪感」がないというデンマーク人のマインドが日本人の自分とどう違うのか,という視点で読み進めた。
『他人の期待には応えなくてもいい』
なるほど。。これをまったく気負わずに当然と考え,実行できるマインド,かつそういうマインドを持った集合体なら,一般的な日本人とはさぞ根本的な発想が違うだろうな。
『仕事はあくまでも幸せな人生を送るための手段であり,主役は「幸せな人生」』
『仕事は自己実現の世界,つまりエゴの世界。人生の喜びは共有することで生じる』
仕事の選択は幸せな人生を送るための「必須条件」であり,主役は「その仕事で自己実現をする自分」であり,人生の喜びは「仕事にやりがいを感じること」と思って生きてきたけど,これって幸せにおける仕事への依存度がかなり高いな。自分が良しと思える仕事に就けない場合には幸せになれないということだ。そして,年齢が上がるにつれ,そうなる可能性がより高くなるということでもある。
休んで何しよう,ではなくて,自分にとっては何をすることが「幸せ,喜び」なのか,思い出すまたは気づくことから始めなくてはならないようだ。誰かと共有する方がいいのかどうかはさらに先の段階。日常が細切れ時間のため趣味すらタスクのように効率よくこなし,時間的な制約から活動範囲を自宅またはその周辺に限定してしまったこの3年間で忘れてしまった「没頭」の対象とやり方。まずは好きだったことを,時計を気にせず楽しんでみようか。
『デンマーク人は,問題を「深刻化させない」』
『「石の上にも三年」という発想はない』
『優先順位をはっきりさせることと,ひとつのネットワークに依存しないこと』
『ライフスタイルの中心にあるべき人間関係を明確にする』
『仕事を含めた「他の活動」が,大切な人と過ごす時間を日常的に侵食しないようする』
一般に日本人は我慢強い民族だとは思うけれど,デンマーク人が我慢をしないということではなく,優先順位の低いことに対しては我慢というエネルギーの無駄づかいはしないという合理性なのかもしれない。日本人も仕事や婚姻の継続に対する優先順位が高い人が多いだけでそうは変わらないか。2018年のデンマークの女性の労働市場参加率は72.5%で男性と同等だそうで,男女ともに経済的な基盤があるのも,「仕事は手段」という割り切りも,「いま本当に大切なもの/人はだれか」という他人の期待や目を気にしない冷静な優先順位づけも,転職や離婚,その他の選択へのハードルを低くして,罪悪感なく軽やかなフットワークの源なのかもしれない。そして,「ライフスタイルの中心にあるべき人間関係」のさらに中心にいるのは当然「私」だという揺らぎなさも。
『私たちが持っている時間とエネルギーは「有限」』
『休みかたとは,有限である「貴重な時間をどう過ごすか」ということ』
休むことに罪悪感など感じている暇はないということに尽きる。私は私の人生を心地よく過ごしてよいのだし,そうできるための選択肢は山ほどある。後は自分の心のリラックスのツボを押して,自分で自分にかけた軛をそっと外すだけ。
【抜き書き】
休むことへの罪悪感
デンマークは娯楽施設があまりないうえに,物価がものすごく高い,外食費用も高い
創意工夫と小さな喜び
他人の期待には応えなくてもいい
仕事はあくまでも幸せな人生を送るための手段であり,主役は「幸せな人生」
ヒュッゲ 安らぎを感じられる心地良いひととき
おしゃべり,バーベキュー,お茶会,散歩,ピクニック,スポーツ編み物クラブ,読書クラブ,気心の知れた大切な人と,基本的に誰かと一緒に過ごす時間
散歩,庭仕事,読書,編み物,料理,ヨガ,ジョギング,サイクリング,ボルダリング,社交としてのスポーツ
没頭は最高の休み方
意外と古典を読む
読書クラブ,読書会,ブックフェア
本を通じた出会いは,とても良い出会いになる
人は体験によってつくられる デンマーク的な考え方
どんなに忙しくても,自分が好きな事や楽しみは」やめない」方が良い
夏の休暇 その日の気分で自由気ままに暮らす
起きた瞬間から頭がフル回転してるときは,ストレスを感じてる証拠
メールやSNSは一種のカルチャーだと思うの。(略)誰かが即レスすれば,他の人も即レスするようになる。自分から進んで四六時中メール対応したり,返信スピードを加速させる必要はない。自分が「どんなカルチャーづくりをしたいのか」って考えて対応すると良いと思う」p95-96
大切なのは,「相手からの即レスを期待しない」というマインド
デンマーク人 問題を「深刻化させない」
「石の上にも三年」という発想はない
大切な人を中心に暮らし,それ以外の関係にはあまり踏み込まず,距離を取って,自分のライフスタイルを守る
一人時間と望まない孤独はまったく性質の異なるもの
デンマーク人からみて日本人は公私のコントラストがとくに強い国民
デンマーク人の余暇活動には 好奇心と社交の側面
好奇心は没頭につながる
社交は関心を共有
大切な人を中心にしながら,余暇に様々な活動をして,ゆるく幅広く多様なネットワークを築くスタイル
優先順位をはっきりさせることと,ひとつのネットワークに依存しないこと
ライフスタイルの中心にあるべき人間関係を明確にする
仕事を含めた「他の活動」が,大切な人と過ごす時間を日常的に侵食しないようする
休暇手当 年間に12.5%が給与から自動的に積み立て
1938年導入
申請すると,休暇直前に振り込まれる
休暇中は給料ではなく,休暇手当を受給
基本的には1年ごとに消化前提
一緒に過ごす人との時間を楽しむ
日本人の旅行は「仕事」をしているよう
余暇を「こなす人」と「満喫する人」
仕事は自己実現の世界,つまりエゴの世界
人生の喜びは共有することで生じる
人生は多彩な体験をすることで豊かになると感じるから
本当に人生を豊かにしてくれるものは,報酬と関係なく,誰かの喜びになると同時に,自分の喜びにもつながる活動をすることなのかもしれない
誰かのためにとは言っても,自分を犠牲にするのではない
プライベートタイムの合間に仕事をしよう。
休暇の合間に仕事する
デンマーク人は 4時に帰っても「たいしたことはしていない」
仕事で埋め尽くされない毎日
年間スケジュールも,1カ月も,1週間も,1日も,まずは自分の楽しみをブッキング。
絶対にする楽しみ。
私たちが持っている時間とエネルギーは「有限」
休みかたとは,有限である「貴重な時間をどう過ごすか」ということ
Posted by ブクログ
とても読みやすかった
休み方の具体例がたくさんあって、いくつか取り入れることができた。
休むことに対する意識が日本人と正反対なので、この考え方が浸透するのはかなり時間がかかりそう。
でも気軽に取り入れてみようと思えたし、休みに対して後ろめたさはなくなった気がする。
Posted by ブクログ
私は休むことが苦手で、休むことを意識しないと動き続けてしまいます。
そのため、働き方やライフスタイルが変わるたびに、今の私に合う休み方を考えるようにしています。
最近出会ったのが、出版社よりご恵贈いただいた、この本です。
この本では具体的な休み方が書かれているだけでなく、デンマークの人たちの生き方や声にもたくさん出会うことができます。
個人的に、フォルケホイスコーレやエフタスコーレという高校進学や就職などの1歩前に余白の期間を作ってゆっくり人生について考える機会を作る仕組みが書かれていたことが嬉しかったです。私はずっと教育関係に関わってきていてフォルケホイスコーレはとても影響を受けた取り組みでした。
1日単位の小さな休みではなく、人生の中で私として幸せに生きていくための、大事な人たちとの時間を大切にしていくための、私の休み方ってなんだろう?を考えるヒントにたくさん出会える、素敵な本です。