岸見一郎のレビュー一覧
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タイトルが直球と言うかダイレクトで、そこまでの問題意識を持って読んだわけじゃないんだけど、書く側にそう言いたくなるものがあったんだろうね。岸見氏の本は、すでに何冊か読んでいるけれど、面白かったと思う。
先生からイヤな思いをさせられたからって、不登校になるのは自分がイヤな思いをするだけで、先生もいたくはない。それくらいなら、毎晩先生の家に無言電話をかけろ、という話は、なかなかの佳話だと思う。
そのほか、体験や本など、いろいろなところからエピソードを拾い出して説いてくれる。楽しかった。
読んで思ったのは、つらいときもあるだろうが、今を大事に進んでいこう、という感じかな。 -
Posted by ブクログ
十人十色の「孤独論」とあるが、実際に20人近くの知識人、著名人による寄稿の寄せ集めなので、ダイジェストとしての読み応えはあるが、全てが皮層的で浅い。なんだか格言や至言を探し出したり、その言葉の周辺を少しだけ肉付けしたような文章。それでも思考のきっかけを得たり、脳内に連鎖して考えさせられるのだから、読書は面白い。複数人分を読んで、余韻で考えるのが、私自身のオリジナルな「孤独論」というわけだ。
人は、社会的分業をしているために完全な自給自足にはなり得ない。また、直接会話をする相手がいなくても、本や看板など、目に入る日本語は、その集団に帰属している証拠。ゆえに言葉が分からぬ海外での孤独感は一層強ま -
Posted by ブクログ
ネタバレ・やっぱこういう哲学書うざいかも、こっちが上手くいかない理由を愛し方に問題があるって決めつけてくんな、あと冒頭で言ってること大体「1+1=2」くらい当たり前のことしか言ってない
・愛の関係において起きる困難は基本的に他の対人関係に起きる困難と同じとか言ってるけど違うから、恋愛における困難は性欲っていう厄介なものが混じってくるからね?
・「そもそも、誰かと競争するために人を好きになったり、結婚したりするのではないはずですが、常に人と競争して生きてきた人は愛や結婚においても勝たなければならないと考えるため、勝算がなければ愛の関係に入っていこうとしないのです。」→しんだ
・ライフスタイル=自分や他人 -
Posted by ブクログ
嫌われる勇気を読むことで得た価値観を再確認できた。
怒りは相手との関係を(特に中長期的に)マイナスにするだけであり、自分が怒らないことと、相手の怒りや憎しみや侮蔑を感じても、言われている内容にだけ注意して正しいと思うことを取り込む材料にすれば良いだけで、感情で反応して疲弊しないこと。
あらゆる対人関係の問題は、一方が他方の課題に土足で踏み入ることによって生じる。友人でも、夫婦でも、親子ですらも、相手の人生の重大な決断に介入せず、大切な相手に対しては、頼まれれば援助する意思を明確に示しつつ、相手の人生の決断を応援するところまでを限度とすること。