岸見一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
嫌われる勇気でガツンと頭を殴られた気がしたけれど、この幸せの勇気を読んで、いかに自分が「自己中心的」であったかがわかり愕然とした。今まで、自分のことを嫌いだと思ったことはなかったのだけど、全ての行動が自分への自信のなさや、一歩踏み出す勇気のなさの表れだったのだ、ということに気がついてしまった。自立できてなかった。
もっと早くこの本に会えていたら、とも思ったけれど、そうじゃないのだと思う。今、この時にこの本に出会えたからこそ、こんなに共鳴しているんだと思う。
今までの自分の生きてきた道を振り返ったとき、恥ずかしくなるくらい…
でも、アドラーは言うんだ。過去なんてない、と。あるのは今、この瞬間だけ -
Posted by ブクログ
ネタバレ昨年来から心理学の本はいろいろ読んでいたけど、この本は凄かった。いきなり頭をぶん殴られたような気がした。
でも、読みながら凄く納得できた。ああ、そうだったのかと。何度泣いたことか… 今、この時にこの本に出逢えたことを、本当に感謝したい。
これ、今人間関係に悩んでいる人、全てに読んでもらいたいな。
ただ、この本が刺さるかどうかは、読み手のタイミングにもよると思う。
もし、全然納得できなかったとしたら、いまはまだ読むタイミングではなかった、ということなんじゃないかな。
私はめちゃくちゃ刺さってしまった。
まさか心理学の本を読んで感涙するなんて。過去のトラウマにがんじがらめにされていた私を、救って -
Posted by ブクログ
ネタバレ冒頭の青年の心情が自分と重なり、さらにその心情を的確に哲人が論破するので、私に深く刺さり、読んでいて動機を感じた。
原因論と目的論について
自分の経験と重ねて考えると、原因論に基づいて、やりたくないことに後から理由付けしていることに気づいた。無意識的にやりたくないことに理由付けしていることに気づいて少し怖いと思った。このことについてChatGPTになぜ理由付けするのか聞いてみると面白い返答が返ってきた。どうやら脳が理由付けを考えるようにできているらしい。無意識的に理由を考えてしまうのは仕方ないとしてそれを自覚し、もう一度、再判断をすることが大切。
変わるより変わらない選択のほうが楽だから変 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初読もうとして、序章の段階で挫折したやつ笑笑 読書にハマってから読み直しました!
アドラー心理学の考え方について、青年と哲人の会話を通して分かりやすく解説されていました。最初はなんだその考え方!?って思う部分もあったけど、この考え方を身につけることができたらかなり生きやすくなりそう。
私は課題の分離と横の関係づくりができてないなーって感じたので、意識しながら今後生活に取り入れていきたい︎^_^
途中1個だけ思ったのが、現代社会でこの考え方を元に生きるのかなり大変じゃないか!?ってことです笑
子育てのときにも、褒めても怒ってもいけないって書かれてたけど、幼稚園に送らなきゃいけないのに子ども -
Posted by ブクログ
永遠に知らない
自分は全てを知っていると称する者がいたら宗教に足を踏み入れている
ただ自らの信じる最善の道を選ぶ
尊敬 人間の姿をありのままに見てその人が唯一無二の存在であることを知る能力
ありのままのその人らしさを受け入れ尊重する
他者の関心ごとに関心を寄せる
褒めてくれる人がいなければ適切な行動をしない
罰を与える人がいなければ不適切な行動もとる
褒められようとする人
怒りは人と人とを引き離す感情である
貢献感の中に幸せを見出す
それは自分で決めていいんだよ
競争原理ではない、協力原理
承認欲求に囚われた人間は他人から認めてもらうことを願うあまりいつの間にか他者の要望に沿った人生を生きるこ -
Posted by ブクログ
目的論 過去の原因ではなく今の目的
原因論の住人である限り一歩も前に進めない
与えられたものをどう使うか
あなたが変われないのは自らに変わらないと決心を下しているから
このままの私でいるほうが楽だし安心
自分の人生を決めるのは今ここに生きる自分
自らの劣等感を取り除くべくより前進しようとするのはいいこと
自慢する人は劣等感を感じている
あたかも自分が優れているかのように振る舞い、偽りの優越感に浸るのが優越コンプレックス
AだからBできない Aさえなければ私は有能であり価値があるのだと暗示している これが劣等コンプレックス
自らの不幸を武器に相手を支配しようとする
健全な劣等感とは他者との比較の -
Posted by ブクログ
本書は、フロイト・ユングと並ぶ心理学三大巨頭であるアドラーの思想を、対話形式で平易に解説したものである。アドラー心理学は“原因論”ではなく“目的論”を軸とし、人は過去の出来事に規定されず「これからどう生きるか」を自ら選び取れるという、現代人に最も力を与える前向きな理論である。本書は五章で構成されているが、一貫したメッセージは「人は変われる」「世界はシンプル」「誰もが幸福になれる」という希望である。
第一章では、アドラーが「トラウマは存在しない」と述べる理由が示される。人は過去の出来事によって行動を強制されるのではなく、ある行動を選ぶ“目的”を自分で作り出している。ゆえに、原因論に囚われ「あの