岸見一郎のレビュー一覧
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購入済み
漠然とした事の確立
今まで、心理学に出会うことは無かったのですが、自分が漠然と思っていたことが、心理学として存在し、活字として目で見える形で再度、自分の考えや思いを確認できることがとても嬉しく思いました。
そして、自分の幸せが再認識できた本でした。
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ネタバレ 購入済み
凄い衝撃的だった。
前々から興味があって、読んでみようかと思っていたが後でいいやと先延ばしにしていて、今回やっと読んだ。
全ての内容が衝撃的で、本に登場する青年のようにすぐには中々受け入れることが出来ないというのが正直な感想である。
読んだら一度自分でもう一回考え直す必要があるかもしれない。また、何回も読み返さないと中々自分のものにするのは難しいなとも感じた。
本の中で青年がこの事実に5年、10年早く出会っていたら良かったと言っているが自分も同感である。
自分と同じ若い人にすぐにでも読んで欲しい、そんな一冊です。 -
Posted by ブクログ
紙が薄いのか、インクが染み込みやすい質なのか、蛍光ペンで線を引くと、裏写りしてしまうので、赤と青の色鉛筆で線を引きました(^^;そうしたら真っ赤になりました(^^;
この本のタイトルには、“入門”という言葉があり易しい文章で書かれていますが、アドラー心理学について理解したいと思っている初心者にとってはレベルが高く、少なくとも事前に『嫌われる勇気』だけは読んでおきたい、願わくば岸見一郎先生のご専門である哲学の入門書も幾つか読んでおいた方が良いのではないでしょうか(・・?。しかしながら、何度も繰り返される贅肉をそぎ落とした内容は、すべてに蛍光ペンで線を引きたくなるほど磨き抜かれたもので、永遠に悩み続けるオジサンにとっては、まさに聖書と言っても言い過ぎではないと思いました。
「本当に好きなことであれば、時を忘れて打ち込める」もしかしたら、「楽になる」ということは、少しずつ「好きなこと」「時を忘れて打ち込める」ことを増やすことによって、「自分が他者に貢献できること」を増やし、延いては「自信をつける」ということなのかもしれませんね。
「本当に優れている人は、自分が優れていることを誇示する必要も、証明する必要もありません。」う~ん、そんな人になりたいなって、優れたいのか!? -
購入済み
解き放たれた気分です
私はこの本を読んだことで、「自分は、他人から好かれるために生きているわけでは無い」ということに気付かされました。今まで、対人関係で悩んでおり、八方塞がりでどうしたら良いかわからなくなっておりました。偶然書店で見かけ、電子書籍で購入し、貪るように一気に読み終えました。少し難しいところもありましたので、再度、読み直そうと思っております。私の人生が、大きく変わった様に感じております。
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ネタバレ 購入済み
たとえ話が的確で、とくにスポットライトのくだりがわかりやすく、ううむ、、、と青年と同じ台詞が出ました。
数日前までの私のような卑屈でコンプレックスだらけ、おまけにプライドは高い、そんな人ににオススメしたい。
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購入済み
素晴らしい
人生に悩んだときに、何のために生きているのか
そうなったときに指針となってくれる一冊だと思う
いま何をすべきか
今一瞬を生きるべくして生きる。
その考えは、世代を超えても不変なものなのだろう。 -
Posted by ブクログ
■行動の目的を見ることがアドラー心理学と他の心理学を峻別する特徴
■アドラーは性格は遺伝や環境などによって決められたのではなく,自分で決めたと考える。
■対人関係における信頼というのは,信じる根拠があるときだけ信じるのとは違い,無条件で信じる,或いは,信じる根拠がないときにこそ信じるということ。
■アドラー心理学では無条件に信じることを「信頼」といい,信じる根拠があるときにだけ信じるという意味の「信用」と区別する。
■怒りは人と人を引き離す感情。
■実質的に迷惑をかけるわけではないが,さりとて,適切とは言えないような行動をアドラー心理学では「中性の行動」という。
■「中性の行動」に対しては本人の意思を尊重し,頼まれもしないのに介入していく権利はない。
■「中性の行動」への3つの対処法
①自然の結末に委ねる
②社会的結末に委ねる
③結末を経験する前に話し合いにより結末を予測する援助を行う
■「今ここに生きよう。するべきことやしたいことがあっても,できることから始めよう」 -
購入済み
衝撃でした
一通り読んで衝撃や共感や不思議に思うことなどたくさんの感情が湧きました。そしてアドラー心理学についてもっと理解を深めたいと思いました。
繰り返し何度もこの本を読んでもう少し頭を整理しようと思います。とても素敵な本でした。 -
Posted by ブクログ
過去のトラウマ系、病気系の本を読むよりも確かに未来への指針がつかめる本。
雑誌で見ていて気にはなっていました。
ほめない、声かけといったようなところが自分の中ではちょっと腑に落ちない、是と言いかねるところがあったので岸見さん自身の本を読んでみることにしました。
結果、とても良かったです。
実際アドラーはもともと、フロイトのウィーン精神分析協会の中核メンバーだったんですけど、袂を分かち、独自の理論を研究していったのだと、冒頭書かれています。
で、読み返したところ、確かに未来に向けて、今から自分がどうしていけばいいのか?がつかめる本ではないかと思います。
この本では虚栄心という言葉が多く出てきます。
問題行動の多くは虚栄心がなせること。
自分の人生で周りに登場してきた人たち、また過去の自分に大いに思い当たることがあり
説得力があります。
このような「原因論」が本来は因果関係がないのに因果関係があると見なすのは、そうすることに「目的」があるからである。
その目的は、端的にいえば、現状がうまくいっていないことや自分が今取るしかない行動の責任を、遺伝や親の育て方や、環境、さらには性格などに転嫁したり、自分を傷つけた人を断罪したりすることで自分が正しいことを確認しようとすることである。
これはぐさりときたな。自分がこうなる時がある、と自覚しているからです。
虚栄心のある人は他者の価値と重要性を攻撃する。他者の価値を落とし、そのことによって相対席に優越感を得ようとするが、このような人には弱さの感情、あるいは劣等感が潜んでいることをアドラーは指摘する。
今の自分をたいせつにするように、過去よりも未来よりも今をたいせつにするように意識することで、こうならないように自分をコントロールすることが、以前よりかはできるようになって来たかな、と思います。
そう思うと、以前ちらりと見た雑誌の特集も、私の行動を変えてくれるきっかけではあるので有意義だったな。
こうやって自由意志を持って行動し始めると、周りの人、特に以前の私のような捕らわれた気持ちで生きているような人からは妬ましいほどに羨ましいと思われるかもしれないと感じるようになりました。
人から評価される為の行動をやめる、自分の信念に沿った、良いと信じられる行動をする。残業もしない。それで成績上評価されなくても、自分は構わない。
残業なしの給与で最大限の時間を使って今をたいせつに生きる。
そのようにありのまま行動することによって意外と成績は上がり、気持ちも楽になるとは本当人生、不思議なものです。
そのせいにしたくなるような過去はそのまま遠く放っておき、意識的に今をたいせつに。
それでよい、と勇気づけてくれるような本でした。
具体的にどうしていくのか。その一つの答えが、こちら。
力でも感情でも他者を動かせないとすればどうすればいいのか。
言葉でお願いするしかないのである。しかし、力や感情でなく、言葉を使うのであればどんないい方でもいいかといえばそうではない。命令すれば反発される。疑問文か仮定文を使い、相手が断る余地を残したいい方をすると比較的聞き入れてもらえる。
言葉で、適切にお願いするしかないのです。SMAPのしようよでも言ってるでしょう、
目を見れば分かるなんて ちゃんと言わなきゃ分からない
君がいなけりゃ淋しいと。
もっと早く、特に18歳になる前にこの本を読んでいたら自分の人生がいかに変わったことか。
でもそういっても過去は変わらないので、今から先を、まずは今現実の自分の心の在り方、判断材料を意識的に、自分の自由意思で選択していきたいと改めて思います。
読者諸兄にはストレートにこの言葉を受け止める勇気が欲しい。そして噓だと思って実行して欲しい。
足りないのは能力ではなく、若干分量の勇気である。ちょっとした勇気が人生を変える。
嫌われる勇気という本を出すくらいですから、ここにも嫌われる勇気という言葉が出てきます。
自分を嫌う人がいるということは自由に生きているということの証であり、自由に生きるためにはそれくらいのことは支払わなければならない代償である。自由に生きていくために嫌われる勇気を持ちたいが、もともと人から嫌われることを何とも思わない人には嫌われる勇気はいらない。
NERVOUS VENUSという好きなマンガの登場人物が語る、
「過去」を踏み台に、「未来」を夢見ずサイコーに今を過ごす!
という言葉は古びず、金言だったのだなと改めて思う次第です。 -
Posted by ブクログ
人からどれほど幸福だと思われたとしても、他ならぬこの私が実際に幸福でなければ意味がない。
状況を離れた絶対の善はない。
私は他者から影響を受けるが、同時に私も他者に影響を与えることができる。人はこのような意味で「全体の一部」であるから、自分だけが幸福になることはできない。
たとえ誰からも愛されなくとも、私は隣人を愛そう。成熟したライフスタイルを持ったアドラーは、フロイトの問いを一蹴する。
重要なことは、これまでどうだったかということではなく、これからどうするか
目的は未来にある。未来は変えることができる。未来だけは変えることができる。
自分に価値があると思えることがなぜ必要かといえば、自分はこれから先もこの自分でしかないからである。これから先も死ぬまでこの自分とつきあっていかなければならない。この事実が動かせない限り、幸福になれないことになる。
課題が与えられれば、できることから少しずつでも始めていくしかない。これは勇気そのものであり、アドラーはこれを「不完全である勇気」「失敗する勇気」と呼んでいる。失敗を恐れて初めから課題に取り組まないより、はるかに望ましい。
人が一人では生きられないという時、そのことの意味は人が弱いからということよりも、人はその本質において初めから他者の存在を前提としており、他者と共にあることで、人は「人間」になれるということである。他者と共生することが必要であるというのではなく、人は最初から社会的存在なのである。社会や共同体から離れて生きる個人はありえないのである。
自分の価値は他者からの評価に依存しない。
212ページから -
ネタバレ 購入済み
良い本
人生を変えてくれると思います
とても生きやすく。
課題の分離はわたしができなかったことのひとつです。この本を進めてくれた恋人に感謝をします。ありがとう。
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購入済み
読みやすい内容でした
読書が苦手な私でも久々に最後まで読みふけった本でした。
引用される単語や文が一部難しいと感じるところもありましたが、
哲人と青年の会話が引き込まれるものを感じました。
このようなお互いの率直な意見が言い合える関係、良いですね。
読み終わった後、清々しく感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ他者に囚われ、己を見失う愚かな弱き者たちよ、その妄執から今解き放たれん!人間関係に困ったすべての人にお勧めする一冊。
ベストセラー『嫌われる勇気』の著者の別著。これも面白い。カウンセリングの例を並べたものだが、きっと自分に当てはめられる人はいっぱいいるんだと思う。
サバサバしているから、無慈悲なようにも感じるけれど、それが大事なのである。
つーかこの本、大体仏教と言っていること一緒だから。
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p21 前に進めない、ために悩む
アドラー曰く「苦しいから前に進めないのではない。前に進まないために悩むのだ。」前に進みたくないから、悩んで言い訳を見つけているのが、悩んで苦しむということである。
もし悩んで苦しくなったら、それは覚悟が無いだけだよ。進むのか、逃げるのか、覚悟で解決できる。目をそむけているだけでは何も変わらない。
p23 過去を見ない
カウンセリングでは過去を見ないようにする。
カウンセリングは今直面している問題を解決するために行うものである。過去を振り返って、うっぷんを晴らしてスッキリしても問題は何も変わらない。過去のことで無駄に時間を浪費し神経を削るよりも、いまを解決することだけを考える。
相談事でよくあるのが愚痴をこぼしてスッキリして終わる。そしてまた不満がたまって愚痴をこぼしに来る。それはただのガス抜きで、カウンセリングという金を払ってすることではない。
p24 「正しい」は棚上げ
対人関係の在り方を変えたいならば「正しい自分」は棚上げにして考えなければならない。人間関係の悪化は「権力争い」である。どちらが正しいかを争うから拗れる。問題解決よりも、正否の問題にすり替わるからいけない。
まず、自分から「正しい」を求めることから下りなければならない。
p26 行動の目的を見る
行動の目的を見ることがアドラー心理学の基礎。子供の喧嘩や反抗など、すべてに意味がある。その意味を無視して、「正しいこと」で丸く納めようとするから何も解決せず、後回しになった問題が焦げ付くのである。
行動・行為の目的をよ~く見るのだ。
p34 役立てた時、自分を好きになる
自分のことを好きになれなくて悩む人は多い。自分を好きになるとは「誰かの役に立てた」という実感から生まれる。
しかし、自分の周りは自分を陥れようとする敵だらけと思い込んでいては、他人の役に立ちたいと思うことはなく、自分を好きになるなんて到底無理なのである。
そして対人関係がさらに悪化する。
自分を好きになりたかったら、まず周りを敵と思わないようにする。そして人の役に立つことをなんでもよいからする。それで解決。
つまり勇気だけで何とかなるのである。
p37 特別でないと話せない
若者は特別でないといけないという観念があるようだ。できる人間でないと価値が無い。悪い自分でないとかまってもらえない。そういう特別であるという理由が無いと話ができない不器用さんが多いのである。
何もない自分でいいんだと胸を張ってほしい。そしてそれを周りもその空気を作れないといけない。
特別は個性だけれど、無理やりつくられた個性もあるから厄介なのである。
p42 プレッシャーは失敗の恐れ、でも必要なモノ
プレッシャーは失敗を恐れることで、いつも以上の力を発揮しようと力むから発生する。また、他の人を仲間と思えず、失敗を許さない敵だと考えるから緊張してこわばるのだと考える。
失敗はしても大丈夫。周りの人はお助けマン。こう考えられれば無用な緊張は無くなる。
しかし、適度な緊張感があるから実力以上を発揮できるとも考えられる。プレッシャーは付き合い方を考えなければいけないすごくすごく大事なオトモダチ。
p45 すぐ与えるものは
「すぐ与えるものは二度与える」というラテン語の諺
メールもすぐに返事をもらうとうれしくなる。そういう感じで、行動の速い人は好感を与える。完全主義の人はこれがなくて損しているところがある。周りの人は完ぺきを求めていない。そんなもん。それよりも即座にレスポンスを与える方が点数高いのだ。
気を付けて。
p52 できないことを自力でするな
できないことを「できない」と言えることも自立のひとつである。
気持ちの浮き沈みが激しい人は、怒って、泣いて状況を自分の思うように動かそうとしているのである。できないことも激情を使って何とかしようとする。そういう人はできないことはできないと言えるようにならなければならない。そして、周りの人も「出来なければ何でも言って」と言いやすい環境を作ってあげる。そうやって余裕を作ることが大事。
p57 人の気は読まずにたずねよ
人の気持ちを読むことは高尚なものである。しかし、全ての人に強要するのはいけないことである。
人の気を読むということは、相手にも「私の気持ちを読み取ってよ」と強要することになる。勝手にギブアンドテイクの関係を作ってしまうのである。
気を読むのは、実際、本当に相手の気持ちを理解できない。なのにわかった気になるのは危険である。
相手の本当の言葉を引き出せるようになることの方がよっぽど大事である。
p70 若手への接し方
叱る人がいるが、すべきなのは「注意」すること。分かが失敗してしなくてはいけないことは、①原状復帰。自分で責任を取らせることを学ばせる。 ②謝罪。謝るべき対象が居たらきちんと謝罪させる。 ③反省。次同じことをしないようにするため何をするか明確にする。
この3点は叱るということを必要としない。叱るのは怒りの感情を持つ人である。怒っているならまだわかる。でも、怒る必要もない上司が訳も分からず怒りだすのはダメ。ということ。
p74 怒るとは
怒るのは対人関係が下手な人。怒りという激情でしか他人をコントロールできない未熟な人が怒りをぶちまける。思い通りにいかなくて、怒りだす。
もし理不尽な怒りを受けたら、それに怒りで対応してはいけない。何が言われているかだけに注目する。
p87 強制できないモノ
尊敬と愛。
人に自分のことを尊敬させることはできない。もしさせていても表面上だけであり、心は嘘をついている。愛も然り。
「年上は敬え」を尊敬しなくてはいけない。そう強制させる勘違い野郎がいるが、間違っている。その諺はあくまで自発的なものを促すだけであって、強制しては陳腐化する。
p92 占いが悪くてよかったね
占いが悪ければ、問題点が浮き彫りになって、改善の努力をして、本当の幸せになれる。
p117 ついカッとなった
これは嘘。始めから狙って怒りをあらわにしているのである。怒れば周囲は自分の思い通りになると、ゴリ押しできると知っているから、キレるのである。しかし、それが反射的に出るくらい染みついているから「つい…」という言い訳が出るのである。しかし、それは日ごろの行いから出るものなので、なんの情状酌量の余地にはならないのである。
p120 だだをこねる
駄々をこねる子には、言葉で戦おう。言葉で言ってくれなければわからないと言おう。言葉でわがままを述べてきたら、言葉で戦おう。諦めるまで、、、
これは…、あんまいい答えじゃないな。
p124 親の罪
子供のことでカウンセリングに来て、子供の悪い点をメモしてくる親がいる。その親は子供が悪くて自分は悪くないということを証明したくて来院しているのだ。
そんなことはない。子供にとって親は不可欠な存在であり、そうである以上、子供の問題は親の問題でもあるのである。子供の本当の目的が見えない親が問題なのに、子供の責任で終わらせてはいけない。カウンセリングで話し合うのは、問題行動からみる子供の声を解釈することである。
対人関係のトラブルで、相手の欠点にばかり目が行くのは、その人との人間関係を改善したいと思っていない証拠である。その決心をまず取り除き、どっちが正しいかの権力争いから脱却できるようにするのが大事。
p129 トークレス
夫婦が長く付き合えば話題が無くなるのは当然。無理に話題を作らなくてもいい心地よさを味わえるようになることが大事。しかし、どんなに話題が無いからと言っても、自分の気持ちを口に出さなくなるのは危険。
長い付き合いだから心を読むことができる。というのは危険。そのせいで心のボタンのかけ違いが起きる。
話題が無くても、気持ちを伝える言葉だけは忘れずに発することが大事なのである。
p134 下心のある言葉
家に帰らない非行に走った子供に対して親はどう声をかけるべきか。たまに帰った時に「(遠回しにもっと帰ってきてと言えば伝わるかな…)おかえり、随分久しぶりだね…」
なんて下心のある言葉をかければ、当然伝わって、感情を逆なですることになる。単純に「おかえり」とだけ、ここが帰る場所だという分かるような声をかけるだけでいいのである。帰るか帰らないかは子供の問題・責任であり、親は泰然として待ち構えるしかできないのである。
しかし、親は子どもの人生に関係ない、なんてこともないので注意。子供がかまってちゃんの時は構ってあげるし、ツンデレの時は優しく見守るのである。
p138 ひきこもり
子供のことに手出しはしないけれど、子供がしていることは知っている。これはとても大事。
子供の所属感を満たすことが大人の大事な大事な役割である。
p145 父との喧嘩
著者の親が宗教に入信して、息子にも入信を迫ってきた。親との関係の悪かった著者はそれをずっと拒んできた。それを相談した精神科の友人からのアドバイス
「入ってあげたら」
権力争いから下りることが何より大事なのである。入ってみればいい。それで自分にそれが合わなければ止める理由ができる。入る前から父の信じる宗教を否定したから、いつのまにか「宗教が正しいかどうか」の権力闘争になっていたのである。
意見の対立が起きたら、権力争いになっていないか。それをまず何より考えよう。
p156 働く
子供の親離れに困惑する親がいる。俗にいう「子離れできない親」彼らにするアドバイスは「働け」である。
自分を好きになるのは「他人の役に立つ」ことである。子供という自分の役に立つ場所を失う不安が親を子離れできなくするのである。それを外部に作ることで子離れできるようにするのである。
p157 自分「だけ」が変わる
自分が変われば子供も変わる。という親がいる。しかし、自分が変わっても相手が変わらなくて怒りだす人がいるのである。また、子供がこんな風になってしまったのは自分のせいだと、自分を責める人もいる。
子供が改心して、成功したとしよう。それは誰のおかげでもなく、子供が努力したからである。逆に、子供がいつまでもダメなのも、子供が何もしないからである。親のせいではない。
親は支配的であってはならないのである。
じゃあ親は何も変わらない子供を放置するしかないのか。そうではない。数あるアプローチをどんどん試せばいいのである。カウンセリングとか外部委託でもいい。そうやって子供に関心を持ち続けることが親の務めである。
p161 病気にならなくても
仮病を使って学校を休む子供にどう対処したらよいのか。子供が「学校を休むには病気にならなきゃいけない。」という考えを持たなくて済むようにする。
学校に行かなくていいというのではなく、言い訳はせず、行くか行かないかを決められるようにさせる。
それでもし、ただ単にサボってゲームしたいだけなら一日で解決するし、そうでないなら保健室登校など新しい解決方法に移れる。ようは、目を背けるなってこと。
p168 中性の行動
実質的には迷惑をかけないが、適切ではない行動をアドラー心理学では「中性の行動」という。
例えば、授業中に寝ている生徒は、迷惑をかけないが不適切行為をしている。悪い成績を取るのは生徒自身だから先生は厳しくしかることはできない。でも授業中におしゃべりする生徒は迷惑だから先生は注意できる。
寝ている生徒のような中性の行動をとっている人には強制介入できない。
しかし、親とか上司はついつい介入しちゃう。
中性の行動に対して介入するには適切な手順を踏まなければならない。「連日の授業中の居眠りについてお話しさせていただきたいのですが、、、」と事情聴取を依頼するなど、下手に出ないといけない。
p179 楽天:悲嘆
理想は楽観主義。気を付けないといけないのは楽天主義、結局何もしない奴。それと悲観主義も悪くはないが、行き過ぎて悲嘆主義になりかねないから注意。
p182 いじめ問題で親のすること
深刻ないじめ問題は親が出ていかなくてはいけないが、あまり手を出しすぎると子供がなにもできない人間に育ってしまうということも留意しなくてはならない。
親が解決の補佐をすると同時に、子供も解決のために動かなければいけないのである。
p191 生産性
生産性で人間を測ることを常としてきた人が、老後に自分に失望し、現実から逃避することがある。それが認知症の背景にあったりするのである。生産性以外にその人の存在意義を作れることが大事だということを覚えておけ。
p196 自由に生きている証
自分のことを悪く言う人がいる、それは自分が自分のために生きている証拠である。そう考えるべきである。
主義主張に絶対的な正義はない。認めてくれる人もいれば反発する人もいる。自分で自分の人生を選択して生きていればそれに衝突する人がいる。だから、それは自由に生きている証拠なのである。そう考えたほうが楽だよ。
p197 プライベート
プライベートという言葉の元の意味は「奪う」という意味である。オフィシャルな時間から、獲得してきた自分のための時間がプライベートな時間なのである。
p212 親にも門限
子供に門限を課す親がいる。家庭内ルールを作るなら、それは子供だけでなく家族全員に適用されるものでなくてはならない。それが法の概念だから。
家庭内ルールも、親が子供を支配するためだけのものに成り下がってしまっていたらダメなのである。学校のルールも然り、生徒が遅刻してはいけないのに先生が授業に遅れていたら秩序の崩壊、権威の横暴である。
子供に法の秩序を学ばせたいならば、大人も子供と同等にルールを守らなければいけないのである。大人なんだから、子供が守れるものは簡単に守れるでしょ??
p217 どうなると思う??
中性の行動にどう対処すればよいか。個人の責任にゆだねるのが一つの手段。だって介入できないんだもん。
もう一つが「このままだとどうなると思う??」と問題が悪化する前に話し合うという手段。
不適切な行為が自分に返ってくることは、薄々感じているに決まっている。だからそれを言葉にして、「なんとなく」から「リアル」な問題に具現化してあげるのである。
しかし、中学生以下の子供にはこの手段は難しくもある。わかっているようで、わかっていないからである。
「勉強しないとどうなると思う?」なんてわかるわけがない。社会で生きるリアリティなんて皆無だから。それに、勉強せずに不利益を被ったって、それは自分の責任だから、そんな自分の人生に土足で入ってきてほしくない。そう感じるはずである。
だから、良い教師はこの「どうなると思う?」という質問ができるほど、子供とやりとりができているということである。
簡単だけど、難しい言葉。「どうなると思う??」って問いかけたら、どうなると思う??
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女性に読んでほしい本である。これは女と男の食い違いを解消するためにも非常に役立つ。なんつーか、無駄に小賢しい女に読んでほしい。
あと、教師も必読だね。 -
購入済み
しっくりいきました
読んでよかったです。青年がまるで自分のように感じながら読みました。ずっと苦しかったことから少し救われました。この本がベストセラーということは、みんな見せないけど同じように悩んでいるのかなと思うとちょっと驚きもあります。
何度でも読み返したいです。この本と出会えたことに感謝しています。 -
購入済み
自己の追求
今までほとんど心理学や哲学というものに、触れてこなかったが、とても分かりやすい本でした。
自己の追求を極める先に、他者許容、他者貢献がある、という論理はとても共感出来ました。