あらすじ
「自分を好きになれない」
「人の目が気になる」
「他人とうまく付き合えない」
「病気や死が怖い」
…その悩み、アドラー心理学を実践すると劇的に心が軽くなります。
フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、オーストリアの精神科医アルフレッド・アドラー。
どんな困難に直面しても、アドラー心理学は幸福になるためのヒントを教えてくれます。誰も避けることができない「老いること」「病気になること」「死ぬこと」に対しても同様です。これらは決して人生の最後に私たちを待ち構えているのではなく、常に「生」の直下にあります。
アドラーの教えを深く理解し、実践するための1冊。
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病気になった時
健康な時には、自分と身体は一体化していて
自分の身体の存在にきづかないのに
病気になると、身体に意識を向けざるを得ない。
身体が異常を訴えていても、それに耳を傾けず、
自分に都合のいいように解釈することがある。
今まさに、その状態であり、
たまたま開いたページにこの一文があった!
身体から発せられる警告を、自分にとって都合のよい解釈にすり替え、無効にしていた。
たしかに、去年の自分、数日前の自分。
学習能力がない、という一言で片付けていた、
もっと真剣に自分の身体の声に耳を傾けるべきだったな。
「ほんとうに健康な人間は傷つきやすい身体をもち、
その傷つきやすさに彼自身気づいている」
耳が痛い。
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紙が薄いのか、インクが染み込みやすい質なのか、蛍光ペンで線を引くと、裏写りしてしまうので、赤と青の色鉛筆で線を引きました(^^;そうしたら真っ赤になりました(^^;
この本のタイトルには、“入門”という言葉があり易しい文章で書かれていますが、アドラー心理学について理解したいと思っている初心者にとってはレベルが高く、少なくとも事前に『嫌われる勇気』だけは読んでおきたい、願わくば岸見一郎先生のご専門である哲学の入門書も幾つか読んでおいた方が良いのではないでしょうか(・・?。しかしながら、何度も繰り返される贅肉をそぎ落とした内容は、すべてに蛍光ペンで線を引きたくなるほど磨き抜かれたもので、永遠に悩み続けるオジサンにとっては、まさに聖書と言っても言い過ぎではないと思いました。
「本当に好きなことであれば、時を忘れて打ち込める」もしかしたら、「楽になる」ということは、少しずつ「好きなこと」「時を忘れて打ち込める」ことを増やすことによって、「自分が他者に貢献できること」を増やし、延いては「自信をつける」ということなのかもしれませんね。
「本当に優れている人は、自分が優れていることを誇示する必要も、証明する必要もありません。」う~ん、そんな人になりたいなって、優れたいのか!?
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「嫌われることは自由に生きるために支払わなければならない代償」
人の課題に踏み込まない、踏み込むときは「何か私にできますか」
ケパロス「ソクラテスよ、それは老年でなく、人の性格である。端正で足るを知る人でありさえすれば、老年はそれほど苦になるものではない。ソクラテスよ、そういう人にとっては、老年であろうが青春であろうが人生は辛いものとなる」
老いも病気もさらに死も、それらをどう受け止めるかはライフスタイルによる
Posted by ブクログ
「自分を好きになれない」
「人の目が気になる」
「他人とうまく付き合えない」
「病気や死が怖い」
…その悩み、アドラー心理学を実践すると、
劇的に心が軽くなります。
フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、
オーストリアの精神科医アルフレッド・アドラー。
どんな困難に直面しても、アドラー心理学は幸福になるための
ヒントを教えてくれます。誰も避けることができない「老いること」
「病気になること」「死ぬこと」に対しても同様です。
これらは決して人生の最後に私たちを待ち構えているのではなく、
常に生の直下にあります。 アドラーの教えを深く理解し、実践するための1冊。
久しぶりにいい出会いをした気がします。
個人的には良書だと思います。フロイトやユングは耳にしていましたがアドラーの存在を今まで知らなかったことに後悔するほど。
学校で教えるべきではと思ってしまうほどです。
人間の生き方のひとつの指針として読むべきだと思います。心理学とありながら哲学的でもあり、理想的でもある。どう形容するのが一番いいのか分かりませんがその辺の言葉にならない良さがアドラー心理学なのかもしれないと思いました。
普遍的なのかもしれませんが我々が生きて行く上では必要で忘れがちな事だと思う。
先人の知恵を授かり未来に生きていくべき現代だと自分は思います。明日を今日の延長にしないためにも今を燃やし続ける。本当に素晴らしい事だと思います。
どんな人にも訪れる人生の一端の指針を示してくれる良書です。もっとたくさんの人に広がるべき一冊だと思います。
Posted by ブクログ
フロイトやユングの本を読んでも、正直ふーんって思うことが多かったが、アドラー心理学は凄いわ。きっとこの本だけではアドラーの初歩的な部分しか触れていないのかもしれないけれど、幸せに向う指針をどう自分でイメージするか、できるだけ楽しく生きるための素晴らしい指南書になってると思う。付箋を貼りたいページ満載でした。あんまり先のことは考えずその瞬間を生きられる人生を過ごしたいと改めて感じた良書。幅広い世代に読んで欲しいな。
Posted by ブクログ
入門書ばかりひたすら読んでます。
さすがにだいたい概要わかってきたが、それでも毎回発見というか、うおおお、ここ大事!みたいな箇所がいくつか出てきます。
人に強制できないこと二つ。
「尊敬」と「愛」。
うおお、大事なこと言ってるわー!
二重の生き方の両立。
現実がどうあれ「理想を見失わない」のと「今、ここに集中する」こと。
うおお、大事!
何度も言うよ。残さず言うよ。
ベスト新書の入門書より、こっちのほうが読みやすいです。「嫌われる勇気」発刊後の反響を受けての、加筆修正版らしいので。
Posted by ブクログ
自分にしか関心がない甘やかされた子どもというところにドキッとした。
他者に貢献することで、自分の存在をありがたく感じ、幸せになるという。
私もいつまでも自分の殻に閉じこもっていないで、他者にも目を向けてみようと思った。
後世に「よく生きた」生涯を残すためにも、理想を持って今日を生きたいと思う。
Posted by ブクログ
生と死、始まりと終わり。
そう考えるのではなく、
始まりも終わりも一旦脇に置いといて、
「今」を生きる。
今を生き続ける。
ふと立ち止まり振り返った時に、
「人生」という道ができている。
今を一生懸命楽しんで生きていれば、
終わりのことは考える余地もない。
終わりがあるから、時間は有限だからと言って今を生きるのは、
少し後ろ向きなのかもしれない。
時にその考え方を思い出すことはあっても、
「今を生き続ける」ことに夢中になってる状態は、
とても幸せなんじゃないかなと思う。
そう生きたいな、
と改めて思った。
Posted by ブクログ
幸福はラクになることではないが
とりつかれたナニかから自分を解放させようと気付けることだと思った
そして自分にやるべきことがわかった
『その時々の人生は、それに続く人生の準備中期間ではない』
朝、冷蔵庫を開けて、夕飯のメニューを考え苦笑する、という著者自身の描写がとても好きで、印象的でした。
Posted by ブクログ
読書時間 4時間20分(読書日数 13日)
アドラー心理学の第1人者である筆者による、より実践的な解説書。
基本的な部分については前書「嫌われる勇気」に書かれている内容であったので、理解の方はしやすかった。
今回は「老い・病気・死」に関することが書かれていたことが一番興味深かった。
「身体が速やかに衰えたり、心が動揺することは、(死ねば)完全に消滅することの証拠であると怖れる人は多い」
というアドラーの言葉は、本当にそうだと感じる。なるべくそういった感情を排除するべく努力しているつもりではあるけれども、なかなか難しいと思う。
だが、
「病気は避けることができず、病気になったのは、決して運が悪かったからではないということを知っておきたい」
と理解しているつもりではあるので、常に考えているつもりである。
自分も40代とはいえ、そういう「老い」や「死」というものに向き合わなくてはならない年齢になってきて、ますますこういった言葉に敏感になってきているなと感じて生きている今日この頃。
そんなことでも、
「今日、今この瞬間を生きる」ということを念頭において必死に1日1日生きていきたいと、改めて心に誓った。
Posted by ブクログ
タイトルの通りアドラー心理学に基づく実践、生き方、生老病死という人生の苦悩にどう向き合い、幸福を手に入れるにはどうすればよいのかが述べられている。
自分の居場所である共同体の仲間に関心を寄せ、そこに貢献できる歓びを見出し、そうしたライフスタイルを自己責任のうちに引き受けること。
著者の苦悩や迷い、行動選択の考え方の違いなども感じられたが、学ぶことも多かった。
14-128
Posted by ブクログ
本書から私が得た教訓は、
・自分の意思で変えられるものは“自分自身のみ“であり、他人を思い通りに動かすのは不可能であるから、そこに固執するのは無駄であること。
・失敗を恐れて行動しないよりも、失敗してもいいから行動する方が人生は幸せになる可能性が高いということ。
の2点であるが、競争社会で生きてきて、それが普通だと刷り込まれている人間にとって、アドラー心理学の実践はなかなか「頭では理解していても気持ちがついてこない」部分が多い。この考え方こそがアドラー心理学に反することはわかっているのだが…。
Posted by ブクログ
わかりやすいです。
・人の悩みは人間関係の悩み。
・心と体、感情と理性、意識と無意識は不可分。
・目的があって行動する。大声を出すために怒る。
・すべてのことは自分が選択している。
・何が与えられるかではない、与えられたものをどう使うかだ。
・自分のために自分の人生を生きる。
・自分の価値は他人への貢献で得られる。
・言葉で援助を求めよう。
・他人の課題に踏み込まない。
・不完全である勇気、失敗する勇気。
Posted by ブクログ
嫌われる勇気、幸せになる勇気を読んでアドラー心理学に興味をもったので、より知識を定着させるために購入しました。
書いてある内容は7割同じ印象。
しかし、病気や死への考察は新しく新鮮でした。また、いろいろな人の名言が引用されていて、心に染みる名言も多くあった。
その中でも、ウェルギリウスの
できると思うがゆえに、できる。
には、共感し今後挫けそうな場面でも背中を押してくれる言葉になると思います。
アドラー心理学を知りたい方の入門書としてはいい本だと思います。
ちょっと気になったのは、嫌われる勇気よりかは多少文章が読みづらいところがありました。
Posted by ブクログ
アドラーの言葉を引用しつつ、岸見さんの哲学的な考え方にふれる、という内容だった。
が、悪くなく、「できない、やらない」理由は自分が作っているというのは自分でも考えていたことなので共感できた。
Posted by ブクログ
嫌われる勇気を読まないとちょっと理解しづらそうだなぁ。課題の分離、目的論、他者への興味と貢献感、自由に幸福に生きるためにより前著より詳しく書いていてより理解できた
・誰かに嫌われることは自由に生きている証拠である。
・自分の考えを持たず人に合わせる人は自分の発言に責任を持たないという意味で無責任である
Posted by ブクログ
アドラー心理学の本が、こんなに書店の棚に並べられるような時代になるとは思いもしなかったです。
けっこう、悪用すると強力だと思うし、若干、危険に感じたりもするのですが、それでも、競争や闘争ではなくて、共同体感覚を中心にした考え方というのは、これから先、もっともっと大切になっていくものです。
今、苦しい思いをしている人の苦しみの原因をさぐることができなくても、その苦しみをなんとか軽くすることができるならば、自分がそこにいる意味はあるのだと思います。
この本自体は、若干、哲学よりです。
わたしが今まで読んできたのは、教育関係のものだったので、どっちかというと実践よりでした。