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Posted by ブクログ
■行動の目的を見ることがアドラー心理学と他の心理学を峻別する特徴
■アドラーは性格は遺伝や環境などによって決められたのではなく,自分で決めたと考える。
■対人関係における信頼というのは,信じる根拠があるときだけ信じるのとは違い,無条件で信じる,或いは,信じる根拠がないときにこそ信じるということ。
■アドラー心理学では無条件に信じることを「信頼」といい,信じる根拠があるときにだけ信じるという意味の「信用」と区別する。
■怒りは人と人を引き離す感情。
■実質的に迷惑をかけるわけではないが,さりとて,適切とは言えないような行動をアドラー心理学では「中性の行動」という。
■「中性の行動」に対しては本人の意思を尊重し,頼まれもしないのに介入していく権利はない。
■「中性の行動」への3つの対処法
①自然の結末に委ねる
②社会的結末に委ねる
③結末を経験する前に話し合いにより結末を予測する援助を行う
■「今ここに生きよう。するべきことやしたいことがあっても,できることから始めよう」
Posted by ブクログ
深刻な問題や悩みは、じつは思っているよりもシンプルであることを示してくれる。
課題の分離(それは誰の課題か、誰が責任をもつべき問題であるのか)や、〈原因〉ではなく〈目的〉を自覚すること、また、思いを正確に言葉にして伝えることを通じて、複雑にもつれた(ように思える)問題がほどけてくる。
問題を誤解したまま悩み続けても答えは出せないが、この本は、悩みの具体例に答えていく形で、問題を正確に把握することを教えてくれる。そうなれば、あとは自ずと答えは見えてくるはず。「深刻に」悩むのではなく、「真剣に」取り組めるよう援助してくれる。
著者と著者の父親とのエピソードは、私自身の親子関係の今後を予見させるような気がして、感慨深い。
また、様々な立場からの悩みをとりあげているので、たとえば親は子どもがどんなふうに悩んでいるのか、子どもは親がどんなふうに悩んでいるのか、一冊通して読むことで、相手の立場からの悩みを知り、考えることもできる。
ある意味では厳しく、しかし優しさに溢れた、一歩を踏み出す勇気を与えてくれる本。
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