岸見一郎のレビュー一覧
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『自省録』
「ローマ皇帝の日記」から学ぶ、自己省察と成長の教訓
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【序章: 古代ローマの智慧】
約2000年前、ローマ帝国の16代皇帝マルクス・アウレリウスは、哲学者としての道を歩むことを望んでいましたが、運命は彼を皇帝の座に導きました。彼の日記「自省録」は、自己反省と内省のための彼の個人的な書き込みを集めたものです。
【第1章: 自己省察の重要性】
アウレリウスは、自分自身の心に集中することの重要性を説いています。他人の心や考えを完全に理解することは不可能であるため、自己の内面に目を向けるべきだと彼は主張します。
【第2章: 社会との共生】
人間は共同体の一員として存在し -
Posted by ブクログ
アドラー心理学や三木清「人生ノート」などから岸見一郎先生が人生の苦難をどう解釈して克服するかを幾多の本から書いています。哲学者だけに難解なところも多かった。ただ、若い読者だけでなく僕のような高齢に差し掛かるような人間にも最終章のほうでサマセット・モームやフロムの言葉を引用して「あまりに時間のかかるというので若い時は避けるような仕事にも、老年になると無造作なくとりかかれる」とか鈴木大拙が親鸞の教行信証を英訳さたのは90才間近だったと書いて勇気をもらえます。坂本龍一もつかっていた言葉から「芸術は長く人生は短い」を引用して三木清の解釈から「作者の死後も作品の業績は残り、作品の価値は長い生命を保つ -
ネタバレ 購入済み
問題を切り分ける革新的な考え方
他者の課題と自分の課題を混同しないというのは、自分にとって衝撃でした。
一方で、気をつけなければならないのは、今回の幸せになる勇気というのは、¨自分自身“が幸せになるためのヒントを得ることを指しており、人間の抱える悩みは大抵対人関係の問題だとして、では他者個々人とどう関わるのかというコミュニケーションの仕方の話ではないということです。
どう世界を捉えるかという自分自身の思考を助けることにはなりますが、対人関係を避けられない中でよい関係を構築していくための方法論ではありません。
青年の言うとおり、冷たい人だと思われるような考え方も入っています。そこもさまざま踏まえて嫌われる勇気が必要なのでしょう -
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ネタバレ性格は生まれつきのものではなく、自分で決めている。
だからこそ、
変えることができる。
性格は生まれつきのものだと思っていた私にとって、
またまたとても学び多き本だった。
面白かった!
ただ、重要なことは、
自分で性格を選んで表現しているとはいえど、
その時の環境や状況が影響してないと言われたらそれは違うということ。
少なからず、何かの自分の隠された目的を達成するために、手段としてその「性格」を選んだということ。
私が思うに、もっとわかりやすく言うと、
その時にとても辛くて悲しい環境や状況じゃなければ、
生きづらいなと思うような性格は選ばなかったかもしれないということ。
これは別に環境のせいに -
Posted by ブクログ
ーこの世の中で強制できないものが2つあるー
『尊敬』と『愛』。これまで生きてきた中で、私なりに七転八倒しながら、ようやくうすうす気づいていたことが、明確に著者によって断言されたことに厳しさの中に何とも言えない安心感を覚えました。本音を言ってくれる友人にやっと会えた様な、悩みの原因が解明されたかの様な。
どのページも線を引きたくなる言葉がたくさん書かれていました。今を生きる色んな人たちの泣きたい日の想い。どの悩みも自分の悩みとほぼ同じだったことに、驚愕しながらも、またしも、この事で悩んでいるのは私ひとりじゃ無かったんだという安心感。
人が持つ普遍的な悩み。今分かった気になっても
また泣きたい日が