感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年06月19日
行き詰まったときに読んだ。
恋愛で行き詰まる前に、
そして好きな人ができた時、
付き合い始めた時、
その後も定期的に
関係性の不和の予防として、
相手への敬意を忘れないようにするために
読むと良さそう。
Posted by ブクログ 2023年03月02日
愛するとは、恋愛とは、結婚とは、家族とは何か。向き合い方や考え方、潜在的な心理について学べます。新しい発見があり、面白いです。
再読したい。^ ^
Posted by ブクログ 2023年01月26日
「相手を愛する」とは、「相手の関心に関心を持つ」ということであり、この他者に向けられる関心こそ「共同体感覚」である。
「自分は一人でも生きられる。それでも2人でいた方が、同じ経験を共有する喜びを持つことができる」
→相手から愛されなくても自分は存在できる。相手の存在は、自分の存在を強めてくれるもの...続きを読む。
何もかもわかり合うことは不可能だからこそ、「他者の目で見て、他者の耳で聞き、他者の心で感じる」=「相手の立場に身を置く」
→「共感」の大切さ
Posted by ブクログ 2023年10月23日
サクサク読めて内容も面白かった。
何となく全てが正しそうに感じて、これが全てだと信じてしまいそうになりますがそれを含めて自分でしっかり考えて応用していこうと思いました
Posted by ブクログ 2023年06月13日
アドラー研究の第一人者が解説する、愛の哲学。
良い意味で、他の自己啓発本にはない、リアリティ溢れる内容だった。無理なものは無理、バサッと切り捨てる感じが気持ち良い。
とはいえ、可能性があるものに対しては、とことんいかに問題を解決するかが描かれている。
アドラーやギリシャ哲学を元に書かれているだ...続きを読むけあって、時たま意味が分からない内容があった。人間は元々は背中合わせで二人分として生まれてきて、途中から分離... 「はい??」ってなったけど、私が無宗教なだけなので、ここはご愛敬。
意外と面白い内容だった。
Posted by ブクログ 2023年03月19日
言い訳を許さないアドラーの考え方は結構厳しいと思うけど、それが真理なんだろうなと思う。
自分のためではなく、心から相手の幸せを思う無償の愛は、キリスト教信者にはもう教えそのものという感じもして当たり前なものなのだろうが、日本人には馴染みが薄いのだろうか、実行するのはどちらにしても難しいとは思う。
Posted by ブクログ 2022年12月06日
哲学的な本を読んだのは初めてでしたが、とても為になりました。
愛されるよりも愛すること。
対等な関係になること、コミュニケーションを大事にすることを頑張ろうと思いました。
「結婚して、いいことしかない」と言えるようになりたいと思いました。
Posted by ブクログ 2022年11月15日
岸見さんの『嫌われる勇気』→『愛とためらいの哲学』の順番で読むと前書の愛についての深掘りが出来ます。
逆の順番で初めて読んだ人は…
おそらく衝撃を受けるかも?
嫌われる勇気は私にとっても人生に食い込む特別な1冊です。
この本は嫌われる勇気同様、頷ける部分ばかりです(それゆえに痛い…図星や目を逸ら...続きを読むしていた部分にクリティカルヒット)
愛とは
落ちるものでは無い
この人を愛すると決める事。
岸見さんの嫌われる勇気や続編を読んでいても補完出来る内容です。
自分に落とし込むと
確実に生きやすさや人間関係での悩みが減る実感がある本だと思います。
私もこの先の人生に活かしたいです。
Posted by ブクログ 2023年01月08日
いかに相手を愛するか
一人でいるときに不安にならない。そのメンタルがひたりでいも不安にならない
今日が初めてという気持ちで会う
セックスはコミュニケーション
会ったときからセックスは始まってる
なんでも言える相手
二人を愛するのはどちらも愛してない
Posted by ブクログ 2022年07月10日
愛することにためらってる、足踏みしている自分の処方箋に。
恋愛苦手意識があり、いつも、避けてしまう。
今この瞬間、相手に尊敬と配慮をもって、自分に自信をもって、コミュニケーションを楽しもうと思った。
Posted by ブクログ 2022年06月07日
人を愛するには技術と能力が必要で、努力によって身につけられる。
この人を愛するという決意。良い関係を持続させようと努力し続けること。
結婚はゴールではなくスタートであり、終わりなき道のりであると感じた一冊でした。
アドラー心理学の真髄をついた、ある意味厳しいがちくりと刺さることばかり。生半可に人を...続きを読む愛すると辛い思いをしたり、不幸な結末を迎えてしまうかもしれない。
覚悟をもってこの人を愛し、この人と幸せな人生を歩む。そのために努力し続けることが大切である。
楽と楽しいは違う。仕事と同じで、楽ばかりしているとつまらない。恋愛も結婚も同じで、互いに良い関係を続けようと努力すること自体が幸せだと感じられるようになりたいですね。
Posted by ブクログ 2022年04月20日
アドラー心理学の第一人者とも名高い、岸見先生のアドラー心理学を用いた恋愛哲学書。
人によって好みが分かれそうだし、綺麗事のように感じる人も多いような気がする。
しかしながら、私も結婚していいことしかない。
それはアドラー心理学と出会えたことが大きい。
この本が良書となるかもあなた次第。
是非...続きを読むこの本があなたにとっての良書となりますように。
Posted by ブクログ 2022年03月10日
自分が未熟だからずっと言葉が入らなくて何度も読む場面があった。前に挫折した、「愛するということ」を抜粋する部分が多くて、あの本はこういうことを言ってたんだと分かりやすかった。これは恋愛だけじゃなくて人と関わる上において知らなければないないこと。だからまた、何度も読みたい。
・愛は能力の問題であって...続きを読む、さらに技術である。
・人に与えること。失うことを恐れる人は心理的に貧しい。自分の生命、つまり、息づいているものを与える。それによって人は他人を豊かにし、自分自身の生命を高める。
・愛は流れ。今を生きることに集中すること。
Posted by ブクログ 2022年02月04日
人を愛するとはどういうことなのか、どうあるべきなのか、考え方を学んだ。
人を愛するということは与えること。
この考え方が大事である。
恋愛だけではなく、他の人間関係においても学ぶ内容が多かった。
コミュニケーションがうまく取れないとき、それが自分の甘えではないか、人間関係に入るのが怖くて逃げてい...続きを読むるだけではないのか、今一度自分の人間関係について改めていきたい。
Posted by ブクログ 2021年11月21日
恋人との関係も友人との関係も人間関係にはより良くしようという努力が必要である。
相手が幸せになるための行動、言動ができるかどうか。
つまりは相手を想えるかどうか。関心を持っているかどうか。
好きになることに関して、こうして考察を深めることは、なるほどと思うこともあるけれど、コンピューターのようだと...続きを読む思ってしまうこともある。
淡い恋心とかにドキドキするのが人間らしいなぁとも思う。
Posted by ブクログ 2024年04月15日
・やっぱこういう哲学書うざいかも、こっちが上手くいかない理由を愛し方に問題があるって決めつけてくんな、あと冒頭で言ってること大体「1+1=2」くらい当たり前のことしか言ってない
・愛の関係において起きる困難は基本的に他の対人関係に起きる困難と同じとか言ってるけど違うから、恋愛における困難は性欲ってい...続きを読むう厄介なものが混じってくるからね?
・「そもそも、誰かと競争するために人を好きになったり、結婚したりするのではないはずですが、常に人と競争して生きてきた人は愛や結婚においても勝たなければならないと考えるため、勝算がなければ愛の関係に入っていこうとしないのです。」→しんだ
・ライフスタイル=自分や他人、世界についての信念体系、思考の癖、世界の見方って捉えるんだ、ふむふむ
・不倫や二股をする理由が、負ける理由を相手に押し付けられること、選択の責任を取らずに先延ばしにできることである→理解、共感
・「相手を支配するために、最初からなんらかの意味で自分よりも弱いパートナーを探す人もいます。そのような人は、自分よりも学歴が高い人や頭のいい人をパートナーに選びません。」→いるいる、そういうやつ、だせえよな
・彼氏のためにお弁当作るエピソード読んで、いつも尽くし過ぎちゃう友達に読んで欲しいと思った
・本書に書いてる試し行為、全部幼稚すぎて共感できないんだが、世の中の人間は大人になってからもこんなことやってるのか?
・「愛はもとより勝ち負けの問題ではありませんが、自信がある人であれば、嫉妬することはないでしょう」→本当に当たり前のことしか言わなくてイライラしちゃう
・アドラー「デートに遅れるのは相手にどう思われるかとか色々考えてたら遅れちゃう」
・著者「デートに遅れることをなんとも思ってない、自分にしか関心がないから」
⇒わろた、デート相手によるやろ
・「年収や社会的地位で相手を選び自分の欲求を達成するための手段として利用することは相手を犠牲にしているのです」→そう?お互いじゃない?その人と一緒にいることを決めてるのも相手の意志だしな。
・「どんなことでも、たとえ以前は長所だと思っていたことでも短所に見え、それを別れることの理由にするのです。」→ふぅ。
・「この人は私にとって有用な人なのかと考えるのは、先に見た甘やかされた子どもの特徴といえるでしょう」→え、これ考えない人いるの?私が甘やかされたからそうなの?
・著者もアドラーも綺麗事ばっかり言っててむかつく、ほんまに自分はそんな純愛してるつもりなんか、てか本当にそう思ってんなら、もはや意識的に作った人工的な純愛やろ
・フロム「幼稚な愛は『愛されているから愛する』という原則にしたがう。未成熟な愛は『あなたが必要だから、あなたを愛する。』と言い、成熟した愛は『あなたを愛しているから、あなたが必要だ』と言う」→この言葉いいね、これ徹底できたらしょうもない喧嘩起きない
・著者「失恋が苦しいのは、恋愛をギブ・アンド・テイクで考えているからです。自分の与えた愛に対して、それ相応の愛が与えられないなら苦しむのです。」→それはもう振られてる側の前提じゃん、そうじゃない場合もあるわ
・著者、甘やかされて育った子どもに対して厳しすぎておもろい
・自立とは、決して一人で生きること、自分のことを自分だけでできるようになることではありません。むしろ「私」のためだはなく、「私たち」のためを考え、私ではなく「私たち」の幸福を達成すると言う課題に向き合えるようになることなのです。→今はあまり理解できなかったので、メモ。
・相手に関心を持たなくなる理由の一つに相手のことを完全に理解しているという思い込みがある、その事実に目を向けない→思い当たるなぁ、長く付き合うとこういう人だしなって決めつけがち
・「しかし、一人で過ごす事ができふ、一人でいても不安にならない。そんな人だけが二人でいる時間を楽しむことができるのです。一人でいる時でも集中できる人であれば、二人でいる時にも、一人でいる時のように『今ここ』に集中できるからです。」→これ、めちゃくちゃしんどい時期に、しんどいながらもめっちゃ仕事とか自分磨きに奔走してる私に対して親友が掛けてくれた以下の言葉思い出した
「はなしちがうけど、何かと(ものでも人でも)良好な関係を維持できるのは、それを手放した状態も受容できるくらい自分の土台が安定してる人だと思うんだよね
アルコールを飲まなくてもちゃんと生活できる人だけが、アルコールのメリットを享受できるように、
あったらプラスだけど、なくても0に戻るだけ、マイナスになるわけじゃないっていう、そういうものこそ健やかに大切にできると思う
人間関係含め何かが「ない」状態を受容できるほどの強さを身につけた人だけ、プラスαのものとしてその何かを受け入れて、健全に付き合っていけるはずだから、
今自分磨きに精を出して、裸の自分をより安定したものにしようとしてることは
大事なものをさらに大切にできる強さにつながっていくのではないかと思いました!」
・「最初の頃の気持ちを忘れないためには、決して慣れてはいけないのです。いつもこの人と会うのは今日が初めてなのだと思って一日を始めてみましょう。」→むずすぎわろた、でも飽き性の人にとっては大事なマインドセットかもしれない(自戒
・「しかし、愛の関係は他の関係と基本的には同じたいじんかんかいではありますが、第一章で見たような、距離と持続性の点だけでなく、身体的に引きつけられるという点においても異なります。」→これ一番最初に指摘した違和感じゃん、伏線回収
・「セックスは狭義の性行為ではなく、例えば、一方が仕事から帰宅した際に『ただいま』といい、もう一方が『おかえり』というところから既に始まっているのです。」→そうだったんだwwwwww
【総論】
・イライラ8割スッキリ2割
┗イライラのうち5割が「そんなこと知っとるわ」3割が「そんなことないわ」。スッキリは「自分がなんとなく考えていたことが明確に言語化されたことへのスッキリ」or「自分が考えていたことの一歩先の見解を得られたことへのスッキリ」。
・哲学書向いてないなって思ったけど、読んで良かったこともあった。
┗向いてないなって思った点は、主語デカ決めつけ構文を許容できない、個別化されない著者の主観混じりの意見の押し付けに終始イライラしてた。ディスカッションしたい気持ちになった。
┗良かったなと思った点は、イライラしたけど「自分がなんでイライラするのか」ってことを考えると、自分の考え方が整理された。
・この本は私よりもっと読むべき人がいると思った。メインターゲット層じゃない。
┗いつもクズみたいな人と付き合っちゃうとか、付き合うと相手をダメにしちゃうとか、束縛しちゃう人とか、そういう人が読んだ方がいい。それか、ヤリ○ン。(読んでも理解できなさそうだけど)
・これは完全に私の問題なんだけど、なんで読みながらずっとイライラしてたんだろうって考えた時に、「おじさんが恋愛語ってる」ってことが生理的に無理なんだと思う、その前提のせいで言ってること全部を批判的に捉えちゃう、恋愛に悩んでる人たちに対して俯瞰して上からアドバイスしてくる感じも無理(まぁ哲学書ってそういうものなんだけど)
Posted by ブクログ 2023年10月29日
まずは相手に関心を持ち続けること、理解することと賛成することは違うこと、言葉にして伝えること
愛するということだけでも、人と人の関係は複雑で努力と技術が必要なんだなあと実感した。
人は常に変わり続けるから、初めて会うと考えてみて過去に執着しないでいきたい
Posted by ブクログ 2023年07月30日
恋愛に悩んでる人向け。
尊敬、信頼、協力を結婚生活でも大事にしようも思う。
自分はあまり深い人間関係を構築するのが苦手で夫以外の人とは、結婚生活無理そうだし。。
これは本書の運命の出会いなのか。
丁度祖母のお葬式への行き帰りで、読んで、死ぬ時は絶対的な孤独ということを痛感する。
それまでに幸せな人間...続きを読む関係を構築しておきたい。
Posted by ブクログ 2023年06月28日
あんま恋愛とか結婚に関心無いので、ふーんって感じ。
今まさに恋愛とか結婚が人生・生活のテーマです!っていう若い人には凄く為になるんじゃないかな。読む価値はあると思います。
Posted by ブクログ 2023年06月14日
すごく読みやすかった。
中でも心に残っているのは、話し合いをするときに、前提として知っておかなければならないのは、相手を理解することと、相手の考えに賛成する事は全く別のことだと言う事。
相手のことを理解しようとして、話を聞く場合と、共感する気も全くなく、相手の立場に寄り添う気持ちがない中で、自分...続きを読むの考えを伝える場合では相手の捉え方が大きく異なると思う。
理解することと、賛成する事は全く別のこと。
これは子どもたちにも伝えていきたいと思った。
Posted by ブクログ 2023年04月20日
本書は、愛と幸福にまつわる様々な問題に、明確な回答を提示しようとするものである。
「あなたの愛は、なぜ幸福をもたらさないのか」
この究極の問いに対して、心理学者や哲学者が示してきた見解が紹介される。
そもそも、人が"愛"について悩むとき、その関心の大部分は"どうす...続きを読むれば愛されるのか"という点にある。
どうすればあの人から愛されることができるのか。
どうすれば失った愛を取り戻せるのか。
愛されたい、愛して欲しい、愛情を獲得したい…。
本書は、愛に対するこのような受動的な態度を否定する。
愛にまつわる悩み事を解消するためには、受け身の姿勢でいてはならない。
愛について大切なのは、"愛する"という能力であり、技術であり、それはどこまでも能動的なものであるのだ、と。
このように断ぜられれば、感情的に反発したくなるのが自然だろう。
自分がどれだけ人を愛そうとしても、相手からの愛が得られなければ意味がないではないか。
そうであれば、"愛される"ことが一番の関心事になるのは当然ではないか。
しかし本書は、このように"愛される"ことに関心を向けるのは、"愛する勇気"を持てないからだと言う。
自分の気持ちを受け入れるかどうかは相手が決めることであり、それを自分がどうこうすることはできない。
気持ちを伝える場合、拒絶される可能性を排除することはできない。
しかし、だからといって、傷つくことを恐れて告白をためらってはいけない。
傷つく可能性があっても、その可能性を受け入れて、勇気を持って恋愛という対人関係に踏み出すべきである、と。
そして、このような勇気を持つためには、自分に価値があると思えることが必要である、と言う。
自分には価値があると思い、そんな自分を好きになることが必要である。
それは、「自分の価値は自分で肯定せよ」という、とても厳しいメッセージである。
"愛される"ことを求める人は、他者に愛されれば、自分の価値を肯定できると考えているのだろう。
そんな人にとって、「自分の価値は自分で肯定しなさい」というメッセージは、突き放されたように感じられるだろう。
しかし、自己肯定ができなければ、幸福な恋愛関係を築くことはできない。
どれだけ厳しく、どれだけ困難であっても、自分の価値を自分で肯定できるような成熟した人間に成長することにしか、幸福に至る道はない。
そうであれば、幸福な恋愛関係を構築するために我々にできることは、"自分を成熟させるために努力する"ということに尽きるのだろう。
本書の最後の段落は、次のように結ばれる。
「ですから、今は愛する人がいるのであれば、先のことを思って不安にならず、日々よい関係を築く努力をしましょう。そのような努力をすることが生きる喜びになるのですから。」
相手に何かを求めるのではなく、自分自身が努力し成長することが重要である。
言葉にすれば"当たり前"に聞こえることを、改めて強く訴えかける。
本書はそんな一冊であった。
Posted by ブクログ 2023年02月01日
愛とはただそこにあるものではなく、行動することによってしか存在しない。行動がなければそこに愛はない。
という考えを取り入れたい。
自分1人でいる時、私は相手のことを思っていない時間が長いように感じる。
相手に興味を持つ=相手を気にする=相手を愛する
ことであると肝に銘じ、不断の思いやりを持ちたい。
Posted by ブクログ 2023年01月22日
アドラーとフロムの引用がある
フロムの愛するということ が少し難しかったため
岸見さんの解釈を交えながら
わかりやすく説明してもらえてることがいい
何度も読みたい
Posted by ブクログ 2023年01月09日
岸見一郎による「愛」がテーマの哲学をまとめた本。アドラー、フロム、三木清、ウジェーヌ・ミンコフスキーなど著名な哲学者が残した思想を引用しながら、「なぜあなたの恋愛が幸福をもたらさないのか」を解説する。
内容は哲学ではあるものの、そのエッセンスが上手く纏められているために読みやすい。文章も平易で、こ...続きを読むのあたりは流石「読ませる哲学書」に定評のある岸見さんらしい。
ただしメッセージが自明なものばかりで、「それはわかっているけど、それが難しいんだよ」というものが多いと感じた。個人的には『嫌われる勇気』を読んでもたらされたパラダイム・シフトを超えてこないという感想。
それでも示唆的で面白い考えも多々あった。
特に、「愛すること」は感情や対象の問題ではなく「スキル」だとする思想は興味深い。恋愛を気持ちではなくテクニックとすることで楽になることも増えると思う。
Posted by ブクログ 2022年12月25日
人は距離が近づくほど甘えが出てくる。
とくに家族や恋人。
本の中では人とは初対面のような接し方をすることを考案されていました。
距離感の保ち方を学びたい。
Posted by ブクログ 2022年10月08日
恋人や夫婦の関係に悩む人向けとのことだが、具体的な悩み相談というよりは、愛の捉え方を哲学的に説明しているような感じで、すぐに実践するものとか鵜呑みにして当てはめることができるものでは無く、じわりと分かってくるものかなと思った。
印象的だったのは、「持つ」ことと「ある」ことの区別について。「嫉妬は、愛...続きを読むを持てるものだと思っているから起こる感情です。」とあり、なるほど、人を所有しようとすると生じるもので、愛がただ「ある」ものであるのだと理解することが必要なのだ、と知った。
愛について考察する、とはおもしろいテーマだった。
Posted by ブクログ 2022年07月30日
愛とは落ちるものではなく、能力であり技術である。
いつも難しい相手を好きになってしまう、出会いがないと言う、遠距離だから上手くいかないと言う、相手に性的魅力を感じなくなったと言う、親の結婚が不幸だから結婚しないと言う、全て、言い訳を探しているから。
運命の人は存在しない、運命の人がいるのではなく...続きを読む、この人は運命の人だと決めるというのが本当。
出会いがありさえすれば恋愛が成就するのではない。出会いを「縁」にまで高めることができれば、出会いは偶然以上のものになる。
「愛する」という行為があるだけなのに、それとは別に「愛」というものがあるかのように考えることが問題。愛は持つことはできず、経験されるだけです。それなのに愛が、人が「持つ」ものであると見なされるようになった時、人は愛されようとする努力も、相手を愛そうとする努力もしなくなる。
「幼稚な愛は『愛されているから愛する』という原則にしたがう。未成熟な愛は『あなたが必要だから、あなたを愛する』と言い、成熟した愛は『あなたを愛しているから、あなたが必要だ』と言う」
相手が自分をどう思っていようとも、そのこととは関係なく相手を愛することができる人には、失恋は存在しない。
自分が相手に選ばれたことを喜び、そのことで初めて自信を持てたのであれば、自分の価値は相手に依存することになる。しかし、相手に認められなければ自分の価値がないというわけではない。相手が自分をどう思うかは自分の価値には関係はない。
「自分は一人でも生きられる。それでも二人でいた方が、同じ経験を共有する喜びを持つことができる」と考えること。お互いがそう思うことができれば、二人は依存関係ではない、理想的な愛の関係を築くことができる。相手に愛されないからといって、自分が消えるわけではない。相手が愛してくれるから、自分が存在するのでもない。相手の存在が、自分の存在を強めてくれると考える。
「他者の心で感じる」ことは「共感」といえる。そして、その共感をする時に、二人の間には共鳴が起こっている。
本当の愛を知っている人は、相手に見返りを求めない。自分が相手の生のために必要とされていると自分で思えれば、相手に感謝されなくても、自分に価値があると思うことができる。本当の意味で他者を愛する人にとっては、相手から必要とされていると感じることすらも必要ではない。
愛を知る人は、自分自身より愛するパートナーの幸福に関心があり、愛を失うことを恐れない。
愛は能力であり勇気。
色々と深い。
明日からよしやってみよう!と気軽にできるものでもない。
フロムの愛することも読んでみたい。
Posted by ブクログ 2022年06月03日
著者の意見の根底にはアドラー心理学のエッセンスがふんだんに取り入れられてます。そのため、嫌われる勇気(岸見一郎著)を読むと、さらに理解が深まると思います。アドラー心理学を知らない方が読むと初めての発見があるのでお勧めです。