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哲学者が書いた本。
改めて読み直してみたが、ハッとさせられる。
・上司と部下は上下関係ではなく、対等関係。えっ。
・部下の失敗は上司の指導が適切でないことを示している。そうだよな。
・ほめることは相手を対等と見ていない。下に見ている。確かに。
・怒ることも叱ることも褒めることも不要、してはならない。「ありがとう」という感謝はいいが、「すごいね」はケースバイケース。「今のはよかった」はいい。難しい。
・リーダーは部下を自立させるための教育者でなければならない。なるほど。
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嫌われる勇気、幸せになる勇気を読んだ上でこの本を読んだが、アドラー心理学をより具体的に理解出来たように思う。共感、納得するとこが多く、リーダーになる人以外でも読むべき本。
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リーダーとしての態度と言動を非常に丁寧な言葉遣いで表してくれる優しい一冊。誉める行為それ自体が対等な関係にはならず、上と下を生むというのは目から鱗だった。誉める必要はない、ただ純粋な評価をすることと、ありがとうを伝えることが大事であるという言葉には力強い説得力があった。
リーダーシップという言葉なのでビジネス書ではあるが、子どもとの接し方にも通じるものがあり、非常に勉強になった
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わたしは部下などもいないし、リーダーという役割ではないですが、この本はめちゃくちゃ勉強になりました。
叱ってもほめてもいけないというのはかなり難しいと思いますが、感情的になるのではなくちゃんと話して伝えるというのが大切ですね。
部下がいなくても、職場以外でも、人間関係のいろんな場面で気をつけたいことがたくさん書かれています。
子育てなどにも役立ちそうです。
あまりボリュームもなくサラッと読めるので、部下のいるすべての人が読むといいんじゃないかと思える本です。
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アドラー心理学を元に、リーダーとはどういったものなのかが語られています。
リーダーシップとは対人関係全般について学ぶ必要がある。
上司と部下というのも結局対人関係。
良好な関係であれば仕事も上手くいくし、
関係が悪ければ上手くいかない。
リーダーはただの役割名であって、上司と部下は対等である。
ただ職責が違い、リーダーは教育者であることが求められる。
教育をする上でほめる必要も、叱る必要も無い。
上司はただ評価すればいい。
「ありがとう」は上司と部下という関係に関わらず、全ての対人関係においての基本だと感じました。
他にも教育という点から子供との関係のことについても語られています。
「課題の分離」、「優越性の追求」などの
アドラーの教えも復習することができました。
組織のリーダー、子供のいるご家庭を持っている方にオススメしたい本です。
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リーダーに近しい立場を職場でになっている上で、あの行動は発言は正しかったのかと思い返す場面が多々あった。
筆者の言うことを頭では分かったようであっても、自分の中に腑に落ちて行動に移すのは時間が大いにかかるのだろうな、と思った。
まずはありがとうを伝える、相手の気持ちを聞く、を意識してこれから働こう。
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リーダーのあり様(心構え)の本
こうしなさい!ではなくこうしてはいけない!的な内容
叱らない、褒めない、それは何故かということを例や心理学の内容を交えて説明されている。
リーダーとして部下に接するのはやっぱりむずかしいと思わされた。人(自分)の気持ちの良い方に行動すると結果は良くないという、頭でわかってもいざ実践する場になると反した行動をとってしまいそう。
そんな感情を踏み越えて振る舞えるのがリーダーであり、リーダーになるためには理解しておかなければならないということを教えてくれる内容だった。
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「嫌われる勇気」を書いた岸見一郎によるアドラー心理学をもとにしたリーダーシップ論。
嫌われる勇気とは「誰に対して」や「空気を読む」ことが重要ではなく、「何を」を問題として、言うべきことは、はっきりと言うべきということ。他者からの評価を期待していてはダメ。
ほめる・叱るは、賞罰教育である。賞罰教育で育てられた人は、ほめられるから行動する、叱られるから行動するになる。つまり、自分に対する周りの評価を第一にする人間となる。
リーダーはメンバーに「自分には価値がある、役に立っている」といった貢献感を感じさせることが大切である。そのためには、「ありがとう」という言葉が有効である。ただし、「ありがとう」と言われたいから行動するでは賞罰教育である。
従順な部下を好ましいと思っているリーダーは、自分にしか興味がない。リーダーにも違う!と言える組織にすべきであり、リーダーは間違っていれば謝ればよいのである。
幸福と成功は違うものである。幸福とは存在に関わるものであり、成功とは過程に関わるものである。
他の人と比べることは、何の意味もない。
独断専行や優柔不断のリーダーは、結局のところ、自分が周りからどう見られるかしか考えていない。目の前の問題を第一に考えて決断できるのが真のリーダーである。
同じ川には二度と入れない。世の中は常に変化しており、その変化に応じて自分も変化することが大切である。
課題の分離
相手が自分をどう評価するかを気にしている人が多いが、それは自分の課題ではない。相手が決めることである。つまり、自分にはどうすることもでき相手の課題なのである。
叱ることのデメリット
心理的距離が遠くなる。
即効性はあっても有効性はない。
次に援助しづらくなる。
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嫌われる勇気の著者でもある哲学者の岸見一郎氏がリーダーについて自身の考えを講演や雑誌に載せた連載記事などから解説した一冊。
27の講義の後に講演と対談から著者のリーダー論が展開されていてリーダーについての誤解と正しい認識を本書で学ぶことができました。
叱ることや褒めることをやめること、部下を尊敬や信頼すること、必要な時だけ手を差し伸べること、対話することなど具体的な部下との接し方からリーダーとしての振る舞いを学ぶこともできました。
また、リーダーを指揮者と重ね合わせていることなどの対比もより深く理解が進む一助となりました。
そんな本書の中でも子育てから学ぶリーダーの心得など著者自身の子供や親との関係から対人関係を学ぶことができたことで本書の内容の理解がより捗りました。
人間関係において対等な立場で対話することや不完全な存在であることを自認することが大事であると感じました。
ただ、巻末にあるように本書の内容について簡単に答えの出るものではなく、日々生活をしていく中で実践していくことや自分を見つめ直して改善点を見つけるのきっかけとなると感じた一冊でした。
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ほめることは対等に見ていないということ、リーダーはチームの役割の一つに過ぎない、時間をかけてじっくり話すこと、承認欲求に応えてはいけないなど、巷に出回っているハウツー本とは違う、でも説得力のある主張で、いろいろ納得できた。
もっと早くにこんな考えに触れたかった。
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少人数から10人規模のリーダーにとってもかなり有意義な本だった。
リーダーに着任して、部下に対してどのように接するべきなのか、どう接するのが良いのか具体的に書かれていたのでとても参考になった
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TOP LEADERの連載から読んでいて、書籍化を知って購入。部下との接し方、リーダーシップについて、アドラーの心理学を元に一般論との誤謬を指摘し、あるべきリーダーの姿を示している。
リーダーは威厳があったり、カリスマである必要はなく、部下との協力関係を築くことが大事、ありがとうと言うことの大切さなど、上司の気持ちのあり方としてとても参考になった。
ただ、題名は連載時のリーダーシップの誤解の方が良かったと思いました。
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嫌われる勇気などで既にアドラー心理学を学んだ方には同じ事が書かれていると感じるかもしれないが、上司と部下の関係に特化した内容だけを知りたいという方には、エッセンスが凝縮されているため、手早くアドラー心理学の肝を知ることができると思う。
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ありがとうから始める。
これがまず第一歩。
マネージャーとプレーヤー。
指揮者と演奏家。
校長と教諭。
今一度、自分の立ち居振る舞い
これからのマネージメントを考え直すきっかけ
となりました。
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・褒めても叱ってもいけない。そこには上下関係が成立してしまう。
・注意をする時は尋ねればよい
・人は何のために働くのか、それは生きる為、幸せになる為
・お互いが尊敬し合える関係性が大事
・カリスマはいらない
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アドラー心理学の専門家である岸見先生の本。
ほめるより、本人の勇気づけや、貢献している実感を大切にしています。ほめる代わりに「ありがとう」。
褒めたいのなら「今のはよかった」と伝えることを勧めています。
岸見先生は、親子関係の方がお得意なのかな、と感じます。
チームリーダー向けというのは、珍しいのではないでしょうか。
本書は、最終章の対談がおもしろかったです。
Posted by ブクログ
面白かった。アドラーの教えを引きつつ、「ほめる」とは一体なんなのか、リーダーのあり方について紐解く。いちばん印象に残ってるのは指揮者のたとえ。楽団が同じでも指揮者が変わると演奏が全く異なるものになる。それってすごいことだよな、でも(いわゆる)リーダーがやっていることはそれだよな。
あと、職場における笑顔のくだり。「場はつくれる」だな、と改めて感じる。自分の発するインパクトに意識的になることでもある。
p24, ”アドラーは「自分に価値があると思える時にだけ、勇気を持てる」といっています。”
…self-acceptanceでありself-authorityやな。