岸見一郎のレビュー一覧
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人間生きていれば、泣きたい日もある。人生、どん底も辛酸舐める日々もある。本著は私やあなたにとって訪れた揺らぐ何かへ対しての哲学的な視点と気づきを提案し寄り添ってくれる良書である。
本著で私が特に共感したのは、「まだ起きていないことを考えすぎても意味がない」「起こることは起こり、起こらないことは起こらない」として、見えない未来よりも今日一日をどう生きるかに意識へ向けさせる気づきだ。これは多くの人たちが私も例外ではなく、過去や未来へ意識を向けるばかりで起こりもしていない現象を脳内で延々と再生しているだけに過ぎない妄想であり幻想だと。何もしないで、何も行動しないで未来や過去を憂うことはいくらでも出来るし、そこには何もしなかったという事実が自信が妄想した現実としてやってくるだけだ。だから、自分の考えと意思と決断と行動によって自分なりに万事尽くせば、それはやはり自分が見ている世界を招き自身が望んだ世界が現実として引き寄せられるだろう。
さて、本著では「今から人は変われる」と主張し説く。私も全面的に賛成で同意する。何かが一変することは一瞬では起きない。だが、人は意識し、自分だけの幸せへ集中すれば世界は一ヶ月後、半年後、一年後で随分変容し一変する。私やあなたもそうであったように、これからもそうであり、人は変わり続けて自分だけの幸福と成功を得て一生を終えるだろう。
本著でも説いているが、成功も幸福も他人軸で考えてはいけない。自分だけの幸せと成功だけを求めればそれで充分だと気付かさせてくれる。年齢も立場も出生も関係無い。自分だけの幸せと幸福を目指し、今を変え、私自身を変え、今という連続の先にある幸せな未来へ善処し適応し歩みを止めなければいいのだ。
本著は今を生きることで、不要な悩みや不安すら不要という気づきを与えてくれる良書であると言えよう。 -
Posted by ブクログ
【目次】
第1章 なぜ学ぶのか
第2章 そもそも学びとは
第3章 読書は学びの源泉
第4章 書くことは学ぶこと
第5章 外国語学習は世界を広げる
第6章 生きることは学び続けること
【感想】
学ぶことに、役に立つかどうか考えない、自分にとって知りたいことをゆっくり学ぶこと、それでよいのだと思いました。
印象に残ったのは、「おわりに」に記されていた著者のお母様のお話でした。最期まで学ぶことをやめなかったそうです。帰りの電車では本を読みたいのに、仕事のことで気になってついつい調べて終わってしまうことが最近多いのですが、自分が学びたいことを学ぶという思いを大切にし、焦らずにゆっくりと学んでいこうという気持ちになりました。 -
Posted by ブクログ
1ページ毎に耳が痛くなるような事柄、思い当たる点が多い。
子どもに申し訳ない気持ちになる一方改善することが沢山ある。
手遅れではないと信じて。もっと早く読むべきだったし、何回も読むべきだ。
全親にお勧めしたい!
・親を自分に振り向かせたいからあえて叱られることをする
・怒りはいうことを聞かせるために作り出した感情である
・親は子供が適切なことをしていても、当たり前だと思って注目しないことがある
・叱られて育つと消極的になり、積極的に行動しようとしなくなる
・積極性を大切にし、積極的に行動して失敗する子供の方が多くを学べる
・怒りは人と人を引き離す感情。自分を叱る人を好きになれない
・子供には自分の間違いに気づけるよう逃げ場所を残しておく
・失敗は叱らずに同じ失敗をしないために話し合いをする
・人に迷惑をかけるようなことをしたときは、威圧的な態度ではなく、ただ言葉でやめるように毅然という
・ほめられて育つと、ほめる人がいなければ進んで適切な行動をしなくなる
・親の期待通りの結果を出せないと課題に挑戦しなくな?
・子供が生きていること自体が、親や周りの人に貢献している
・子供を無条件に信頼しよう。どんな時も信頼してくれる親は子供にとって強い仲間になる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ者岸見一郎さんは、アドラーの5つの理論の普遍性と、それを現代の異なる文化背景や個人の成熟度で実践する難しさを丁寧に解説している。
本書を読み進めていると、アドラー心理学が単なる学問の枠を超え、「生き方の指針」であることが分かる。自己決定性や目的論の視点は、「自分はどう生きるのか」という問いへの応答であり、個人が自己の人生に責任を持ち、他者との対等な関係を築くことの重要性を説く。
私は、多層ニューラルネットやAIの知見を通じて、人間の知性が多様なエージェントが階層的に連携して成立するという考え方に触れたが、まさにアドラーの「共同体感覚」が人間存在の根幹にあることを示している。人間は単なる個体ではなく、社会の中で意味を持つ存在であると強く感じさせる。
また、私たちが「記憶術」に頼る背後にある、志望校を決め切れず迷い続ける心理や、「自分探し」に陥る現代社会の問題も、本書の示唆を通じて理解が深まる。目標を早く定め、具体的に行動することがいかに人生の質を左右するかを教えてくれる。
そして何より、本書は難解な心理理論を分かりやすく伝えながら、読者が自己変革のための「勇気」を持つことを促す。人間関係に悩むすべての人にとって、人生の羅針盤となるだろう。
楽描人カエルンの視点から
深い哲学的思考を追い求め、複数の知識体系を横断する思考実験を大切にするカエルンさんの視点で、本書の理解はさらに豊かになる。静かな対話と対人関係の複雑さに寄り添い、情報の爆発を階層的に整理することは、心理学と芸術表現の両方で求められる丁寧な思考姿勢だ。
本書を通じてアドラー心理学を学び、自身の洞察や創造性を深めてみたい読者はぜひフォローを。共に「人間とは何か」を考え、より良い社会を築くための知と感性を磨いていこう。
この感想文が、本書を初めて手に取る人たちに「読みたい!」という好奇心と期待を生み出し、また楽描人カエルンという個性的な視点に親しみを抱かせるきっかけとなることを願う。 -
Posted by ブクログ
学び方にもいろいろある。今楽しいと思える学び方があるはず。このものはこの言葉ではこういうふうにいうのか、ということを知る喜び。
学ぶこと自体が楽しいと思えればそれは続けられる。
人は働くために生きているのではない。今働いている時に幸福を感じていなければ仕事は辛いものになる。何かを学んでいる時に今学ぶことが楽しく感じられるような学び方をすることが働き方や生き方を変えるきっかけになる。
目標を立てなくても気づいたら遠くまできたことなら気づく。
人生は有限で一度きりだから、するべきことではなく、したいことだけをして生きていこう。好きなことだけを学んで生きていこう。