あらすじ
◆ 自信がなくていい。上下関係をなくせば、上司と部下はいいチームになれる。
◆ サイボウズ、ユーグレナ、カヤックなど、上場企業の経営トップが続々賛同!
◆ シリーズ累計・世界900万部のベストセラー『嫌われる勇気』著者、最新刊。
課長に昇進したけど不安な「わたし」が、哲学者の「先生」との対話を通して、戸惑いながらも成長していく――。
◆ リーダーの悩み、こう解決します!
◇ 責任感がない若手に「ありがとう」をいおう
◇ リーダーとして自信が持てないことに、問題はない
◇ 同じ失敗を繰り返す人に対し、存在を承認する
◇ 頑固なベテランでも、未来の可能性に注目する
◇ 上司であることがつらいとき、何が幸福かを考え直す
◆ 気鋭の起業家3人との対話を収録
◇ サイボウズ・青野慶久社長 「本気で死にたかった社長就任1年目に学びを得た」
◇ ユーグレナ・出雲充社長 「我慢しても、部下に怒りが伝わってしまうのです。
◇ 面白法人カヤック・柳澤大輔CEO 「パワハラ組織のほうが案外、強いのではないですか?」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
リーダーとしての在り方を見直す多くのヒントを得ました。人は自分の価値を実感できたときにこそ行動する、という考え方が心に響きました。
失敗を咎めるのではなく「ありがとう」と感謝し、貢献感を与えることの大切さも学びました。競争を強いるのではなく、信頼を基に部下と協力する姿勢や、「何が語られているか」に集中する視点も共感しました。
「竹刀を持たないリーダーでありたい」という言葉が示すように、力や威圧ではなく信頼で導くリーダーを目指す、いや、リーダーというカリスマ的な言葉も見直すのかな、とも思います。仕事や人間関係を見つめ直すきっかけとしたいです。
Posted by ブクログ
アドラー心理学の著作で有名な岸見一郎さんの最新作。対話方式でこれまでのアドラーの言葉で誤解の起きそうなポイントを深掘りした後、3名の起業家との対談で会社運営の中で生じる事象で具体的にどの様に対処していくのがいいのかが理解できる。
Posted by ブクログ
「叱らない、ほめない、命じない」と本のタイトルにあり、どんなリーダーシップスタイルなのか?と興味を持ち、本書を手にしました。
「叱る、ほめる、命じる」は、どれも上下関係を前提とした行為でした。どれも相手を操作しようとする意図があります。
最初はぎこちなくても、使い慣れていない「ありがとう」を意識して、使っていこうと思いました。
Posted by ブクログ
上司と部下(メンバー)は対等である。
心理的安全性が担保されたチームは、イノベーション(変化)や雰囲気が良くなる。
叱って能力を伸ばすのではなく、未来を見据えて成長を期待していることを告げる。
下心のあるありがとう、は見透かされる。
貢献してくれた、助かったという感謝のありがとうを伝える。
個人の課題は、個人の課題と捉え上司は部下が自立しておくように育てる。
働くために生きるのではなく、楽しむ、貢献を感じるために働く、そして生きる。
Posted by ブクログ
今の時代のど真ん中を行く組織論。とても参考になると同時に今の昭和世代の経営陣が大きな足枷になっている事実と常に向き合わなければいけないのが悩ましいところ。
Posted by ブクログ
新世代リーダー、マネージャは必読の書。アドラー心理学の行動指針と会社における「仕事」は両立する。むしろこれを機により良く変わって行くのだと思う。
「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」ではアドラー心理学を自己評価が著しく低い若者と鉄人の対話という内容だった。「教育」という普遍のテーマでありベストセラーになったのもその幅の広さだったのだろう。
しかし、ビジネスマンの多くが属する会社は縦の社会。そこでのアドラー心理学の運用には正直非常に困っていた。というのもアドラー心理学が示す横の関係に一度なってしまうと、会社にいるからといって縦にそのときだけ変えるということが非常に困難だからである。
個人的にはもっと早く読みたかった。また、3人の経営者が出てくるが、その3人から提起される内容も具体的かつ本書の厚みを増す内容にだった。そういう意味で良書だと思う。
Posted by ブクログ
アドラー心理学
前にも同じ著者かもしれないが見知った覚えがある
言いたいことはなんとなくだがわかる、やはり実適用が可能なのか疑問を持ってしまう
やってみて気づくこともあると思う、その一歩が遠い。実感するまでにはそれなりの時間がかかるのは間違いない。
後半の対談が、それぞれの人がどう解釈したかが少し見れて現実感が湧いたので良かった