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人生は苦。それでも生きる。日々、生きづらさを感じているすべての人へ。ベストセラー『嫌われる勇気』の著者が送る力強いメッセージ!
人生は苦しい。苦しいこともあれば、楽しいこともある、ではなく、本来的に人生とは苦しいもの。それゆえ仏教は「生老病死」の苦しみを説き、聖書は人生を嘆きの谷になぞらえる。でも、それでも死んでしまうのではなく、この事実を認め、受け入れた上で生きていこう。いじめられている人も、会社でハラスメントを受けている人も、死んでしまうのではなく、とにかく生きよう。どんなに孤独に思えても、かならずどこかに「仲間」はいる。だから絶望することなく、希望を持って生きてゆこう。人生を「生きる」ことが、この世に生を受けたすべての人に課された課題だから。
仏教、キリスト教、ギリシア哲学--いにしえの知恵をたずね、アドラー心理学、三木清の『人生論ノート』など、さまざまな思想に学び、築き上げた、岸見一郎の総決算としての人生論!
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Posted by ブクログ
タイトルに、先生の強い思いがメッセージとして込められていると思います。
ご専門のアドラー心理学を引用しつつかつご自分の人生経験をそこへ引き合わせながら、独自の考え方や乗り越え方を提示するといったような 内容です。
キーネーシス(動)とエネルゲイア(現実活動態)という概念は初めて知りました。過去も未来も関係ない「今ここ」を生きるという強い言葉は若い人にこそ響くのではないかと感じました。
けれど次の言葉、
人生をキーネーシスとして見れば、若くして亡くなった人は志を遂げずに道半ばで亡くなったことになるが、人生をエネルゲイアとして見れば、瞬間、瞬間に生は完結するのだから、いつ死んだとしても道半ばということにはならない(p128)
はむしろある程度人生経験を重ねた人、特に若くして亡くなった親しい人がいる方には勇気づけられる言葉なのではと感じました。
先生のお父様の様態が急変し家族がその死を覚悟するほどの状況になったあとに一命を取り留め少し落ち着いたあとに、お父様の方が息子である先生の身体を気遣ってくれたことに驚いたというエピソードが出てきます(p51)親が何もできなくなっていっても親が親であることには変わりはなくその親と「今」共にいられることが喜びなのだと。
自分も親と似た経験があり、深く共感しました。
初めての手術後まだ麻酔が残っていて朦朧としていた親が、真っ先に家族一人一人の名前を挙げて「大丈夫か?」「大丈夫だな」とその安否を気遣い出したことがありました。自分の方が命に関わる状況にあったのに(今思えばだからこそ、だったのででしょうけれど)家族の心配を全力でしているのです。手術が無事終わった安心感以上に、親が家族を思う心が真っ直ぐ感じられてその場では堪えましたが後で泣けて仕方なかったことを思い出しました。
どんな状態であろうとただ「ある(いる)」ことの尊さは、喪ったものが大きかった経験のよりある人の方が身にしみるかもしれません。
本章に出てくる宮沢賢治と妹トシのエピソードも有名ですが、病気とか障害とか関係なく存在として「ある」ことがその人に関わる人への貢献になっている、というのはとても勇気づけられる事実だと思います。自分は貢献というより励まし、くらいの言葉のほうがしっくり来ますがとてもよく理解できたように感じました。
先生のお母様の亡くなる時のエピソードに関連し延命措置について触れられています(第5章)
他者の死は自分の一部が失われることなのだ(p125)
自分も、衝撃の後は喪失感、空虚感、それからゆっくり悲しみが来たことを覚えています。喪失感というのは悲しみよりも埋めがたいと感じます。
書き留めておきたい言葉が他にもたくさんありました。書き留めておくのは、一読して「そうだそうだ」と思っても、なかなか心からそう思えず揺らいだり疑ったりしがちだからです。書き留めて時々見返したいですね。
本当に幸福な人は立ち止まって動かなくなる(p48)
どこにも行かなくていい、ここにいてもいいと思えることは大切である(p47)
希望を未来に結びつけてはいけない(p39)
生きていること自体に価値を認め合うところに人間の尊厳がある。他者から価値がない、生きる価値がないと決めつけられることがあってはならない(p164)
人は何も達成しなくても幸福で「ある」。(略)「今」幸福であること、それ自体が希望なのである(p182)
命を絶った人が見えていなかったのは、自分の存在がいかに他者にとって大きいかということである(p230)
親が生前「(人を)殺すのは簡単にできる。でもそれをしたら自分はどうなってもいいが、家族が(社会的に)生きられなくなる。そう考えたらどんな状況にあっても人を殺すことは絶対にやってはならない前にできない」と言っていたことがありました。
人を殺すことはなぜいけないのかという問いに対する一つの答えではあると今は思います(多分他にも答えはいくつかあると)でも「その人を殺す」の中に自分も入るというのは案外見落としがちということに気付かされた先生の言葉でした。
変化しないということも、やはり無変化という変化である(p60)
大好きなアーティストが「変わらないでい続けるために変化し続ける」と言ってたなと思い出しました(この言葉にピンときた方は多分同じアーティストのファン)
最後にこの言葉。先生御自身が入院加療中であまりまだ調子の良くない頃のエピソード。
明るい看護師さんと接するのがつらかった。(略)やはり普通にしていられる人のほうがありがたい(p155)
いつでも誰にでも元気いっぱいならいいというものでもないという実感のこもった、苦情めいた言葉にちょっと笑ってしまいました。
Posted by ブクログ
読んだ理由
タイトルがパワーワードすぎた!
一言キャッチコピー
成功と幸福の違い、説明できますか?
メンタルダウンしてる時に読むとめっちゃ刺さりそう。
人間は本来、生きているだけで価値があるはず。
「生きてるだけで丸儲け」とリンクしたなー
子供の時は感じない、考えないことを大人になったら考えてしまう。
良い意味で、子供にしかできないこと。
確かに自分も小学生の時は、学校→遊ぶ→食べる→寝るをずっと繰り返してた笑
当時は、生死について深く考えることはなかったし、考える必要もなかったのだと思う。
「今」「ここ」を生きる。
成功するのではなく、幸福を感じれるように!
Posted by ブクログ
とても面白かったです。生きるとは何か、価値があるとはどういうことか、について考えることができたからです。
『生きるとは、進化ではなく変化』という言葉が、非常に強く印象に残りました。
子供が何かできるようになるのも変化。お年寄りが何かできなくなるのも変化。
進化というから退化という概念が生まれてしまう。
文章を読んでいて一番、思ったのは、
「老い方も個性」ということです。
こう捉えると、どんな変化も個性であり、生きることにも多いに価値があるのではと思えます。
自分らしさというのは、どんなことがあってもなくならない。
哲学的に色々考えることができて、とても良い本でした。
小説や偉人のセリフが引用されているのがとてもいいなと思いました。
石田衣良さんの「美丘」とリルケの本がとても気になったので、読んでみようと思います。
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ビジネス・実用
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