岸見一郎のレビュー一覧
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- 愛は衝動でも本能でも自然発生的なものでもない、能力であり決断である。というのが本筋のように感じた
- 付き合うのも別れるのも、結婚するのも離婚するのも、一途に愛するのも浮気するのも、何か自然とそうしてしまったとかどうしようもない理由があったとかではなく、単にその人が「そうすると決めた」だけで、理由は後付けでしかない。
- 「愛」は存在するものではなく、「愛」は一度持ったらその状態で保たれるわけでもない。「愛する」という行為と決断があるだけ。その「愛する」ことを継続していくどうかが重要であり、そのためには努力が必要。
- この考え方に対して、なんかホッとしたような気が引き締まるような不思議な気持ちになった。うまく言語化できない。
- 「運命の人は存在しなくて、この人が運命の人であると決めるというのが実態」とあって、じゃあ逆に、あの人は運命の人だと思っていたけど、それは自分が勝手に決めたことであって、あの人は運命の人でもなんでもなかったと自分で決めれば、運命の人ではなくなるということ?と思った。多分そう。
- この考え方は、大失恋した人間が心の片隅に置いておくのが良いと思った
- 実際に大好きだった人と別れた直後に「あの人は別に運命の人じゃなかったや!」って思う(決める)のは難しいかもしれないけど、時間が経ったらこの考え方が役に立つときが来そう -
Posted by ブクログ
・自分の行動を正当化する理由があとから考えられることもある。
・過去の経験が今の自分のあり方を決定するのであれば、治療も育児も教育も不可能であると言わなければならなくなる。なぜなら、それらは、今とは違うあり方へと人を導くことを意味するからである。
・自分が劣っていると感じるのは、自分に対する意味付け。
・人は誰しも自分が意味づけした世界に生きている。
・ライフスタイルは、現代アドラー心理学に置いてはつぎのように定義される。
1.自己概念
2.世界像
3.自己理解
・早期回想→
幼少期を質問し何を思い出すかによって、その人のライフスタイルがわかる
・肯定するに、否定するにせよ、態度決定が迫られるという意味では、文化はライフスタイルの影響因になりうる。
・意味は状況によって決定されるのではない。われわれが、状況に与える意味によって自らを決定する。
・現実を超える努力をしない人生は停滞以外の何物でもない。
・神経症的ライフスタイルの種類
1.私には能力がない
2.人々は私の敵である
・誤った方向での優越性の追求
1.他者の支配
2.他者に依存
3.人生の課題を解決しようとしない
・神経症の原因を尋ねた時に、その答えが、尋ねられた人の課題とライフスタイルを浮き彫りにさせる。
・未来に向けての原因論。過去こういった事があるから、未来のいつかの時点でこうなるという論理は、未来の保険をかけるという意味で目的論である。
・自分のことを好きに思える時は、自分が役立たずではなく、確かに誰かの役に立てていると思え、貢献感もてる時だ。
・課題が与えられれば、できることから少しずつでも始めていくしかない。これは勇気そのものであり、「不完全である勇気」「失敗する勇気」と呼ぶ。
・他者からの評価は、自分の価値を上げることも下げることもない。
・行動は本来的には、それ自体で完結せねばならない。
・「誰に何と言われようと私は私」
・現実がどうであれ、先を見据えて理想を見失うことなく、同時に今ここを生きたい。これから先、何が起こるかわからない。しかし、わからないことについては悩まない。
これを可能にするためには、目先のことにとらわれるのではなく、目標、理想を見据えなければならない。
今、直面している困難がすべてで、それが解決しなければ一歩も前に進めないというわけではない。
・生は明日を待たず、今ここで完成する。
・理想を見失わないということ、今ここを生きるということを両立させる。
・自分のライフスタイルを今知ったら、それからどうするかは本人に責任が生じる。
・誤りを正すには、協力すること、さらにこれまで使ってきた言葉を補うのならば、世界を改善するために自分の役割を果たし、他者に貢献する決心をするということ。
・これまでの人生は、これからの人生をどう生きるかに対して何ら影響を与えない。
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Posted by ブクログ
・自分にも同じ事が出来そうだと思った時に嫉妬する。
・嫉妬は量的なものに対して起きる。質的なものには起きない。
・人生を競争として捉えることからの脱却。
・ある文化で生きている人はその文化の中の常識にとらわれている。考えているようで受け売りの状態がある。それを打ち破るのが懐疑。
・生きることは進化だ。上ではなく、前へ向けた動き。優劣はない。
・自分が人からどう思われるかを気にしてばかりいる人は、自分にしか関心がない。
・明日がどうなるかは誰にもわかりません。まだやり遂げていないことが多々あっても、明日を待たず、生は今ここで完結している。
・他人の人生を生きるというのは、自分で決めた人生を生きるのではなく、他者が期待する人生を生きるということ。
・出発点、到達点が旅なのではない。旅とは常に過程なのである。
・同じ川には二度と入れない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレセオリーは理解できても、実践が難しいのがこのアドラーの心理学。だからこそ何度でも読み返したくなる本。
何度読んでも新鮮味があり、自分の行動を見直すきっかけになる色褪せない良書。
以下ネタバレ?
幸せを得るためには常に能動的にいることが最も大切で、愛も尊敬もまずは自分から示していくこと。
教育とは自立を目指すこと。賞罰は与えず、相手を尊敬し、信じること。自分が持っている知識は分け与え、交友的に接する。
しかし、課題の分離は常に頭に入れておく。相手の課題には踏み込まないこと。私は、相手の課題に踏み入れがちなので、ここは常に強く意識をしていきたい。
なんでもない日々が試練。幸せになるために勇気を持って覚悟を持ち、日々選択をしていく。