岸見一郎のレビュー一覧
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リーダーとしての在り方を見直す多くのヒントを得ました。人は自分の価値を実感できたときにこそ行動する、という考え方が心に響きました。
失敗を咎めるのではなく「ありがとう」と感謝し、貢献感を与えることの大切さも学びました。競争を強いるのではなく、信頼を基に部下と協力する姿勢や、「何が語られているか」に集中する視点も共感しました。
「竹刀を持たないリーダーでありたい」という言葉が示すように、力や威圧ではなく信頼で導くリーダーを目指す、いや、リーダーというカリスマ的な言葉も見直すのかな、とも思います。仕事や人間関係を見つめ直すきっかけとしたいです。 -
飲食コンサルティングにも役立つ
今ある悩みのタネは何でしょうか?
この本で扱っているアドラー心理学では、職場、家族、友人、恋愛などさまざまな悩みがある中でも、共通しているのは対人関係であると伝えています。私も飲食コンサルティングする上でさまざまな人とやりとりがあるので、読んでみてとても勉強になりました。 -
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ネタバレ
(本書を手に取ったきっかけ)
夫婦の関係性に思うところあり、恋愛関係の本を読んでみようと探していたところ、著者の岸見一郎さんが、読んでみたいと思っていた「嫌われる勇気」の著者ということで、こちらを読んでみることに。
愛とためらいを軸に、夫婦間での心理的葛藤や人間関係の問題を探り、愛することの難しさとその中に潜む恐れや不安について、哲学的視点から深く考察している本です。
(心に残ったフレーズ)
・生きる喜びや幸福も対人関係の中でしか得ることはできません。
・問題は誰を愛するかではなく、どのように人を愛するか、その愛し方にある
・自分に価値がないと思うので、対人関係の中に入らないのではなく、 -
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アドラーの考え方を元に、マンガで物語化して翻案したもの。
この手の漫画化っていまいち失敗しているものが多いと思うけれど、こちらの作品は漫画として普通に面白く、読んでいて、ぐいぐい惹きこまれる。
崩壊している家族に、住み込みのスーパー家政婦がやってきて、家族の問題を解決していくストーリー。
家族の各人が自分に対してコンプレックスを持ち、不安でたまらず、人を攻撃している。この疑心暗鬼な崩壊家族というのがなんだかリアルでアルアル要素もあり、闇に惹きこまれる。
以下、印象に残ったフレーズ
■誤ったライフスタイル・原型
・自分は無力であり、苦しんでいると主張することによって他人の注目をひき支配 -
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【知らないことを知っている】
・固定概念からの脱却。
・知の追求。
・多数決では計れない真実とは?
ソクラテスが超人なのか?プラトン、親友クリトン。
ソクラテスの周りにいる人が卓越されているのか?
時代を超えて、なおも現代に影響を与える重厚さ。
今聞いても鮮度が維持される。
不思議な感覚を体感した。
時代も土地も環境も違うにもかかわらず、なんだろう?
善と悪。為になる事とならない事。洗練されたシンプルで美しいと言って良いのか?魂の磨き。
言葉として言うのは簡単だが、言葉の奥に映る何かがある。
そこに気づきを求めていく事。
他人ではなく、常に自分に影響を与え続ける事で周りにも伝播する。
時間の流