近藤たかしの作品一覧
「近藤たかし」の「境界のエンドフィール」「学習まんが 世界の歴史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「近藤たかし」の「境界のエンドフィール」「学習まんが 世界の歴史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
アドラーの考え方を元に、マンガで物語化して翻案したもの。
この手の漫画化っていまいち失敗しているものが多いと思うけれど、こちらの作品は漫画として普通に面白く、読んでいて、ぐいぐい惹きこまれる。
崩壊している家族に、住み込みのスーパー家政婦がやってきて、家族の問題を解決していくストーリー。
家族の各人が自分に対してコンプレックスを持ち、不安でたまらず、人を攻撃している。この疑心暗鬼な崩壊家族というのがなんだかリアルでアルアル要素もあり、闇に惹きこまれる。
以下、印象に残ったフレーズ
■誤ったライフスタイル・原型
・自分は無力であり、苦しんでいると主張することによって他人の注目をひき支配
異色の専門職マンガ
薬剤師を取り上げた「アンサングシンデレラ」や看護師を取り上げた「おたんこナース」のような職業マンガはいろいろあるけれど、本作はおそらく初の理学療法士マンガではないでしょうか。先発の専門職マンガと一味違うのは、ファンタジックなサスペンスの要素を取り入れているところ。主人公はある事件がきっかけで刑事を辞めて理学療法士になったという異色の青年で、理学療法士として働きながら、自分が刑事を辞めるきっかけとなった事件に再び巻き込まれていきます。プロの理学療法士が監修してるだけあって、サスペンスでありながら、随所で理学療法士の仕事が丁寧に描かれています。専門職マンガに新たな地平を切り拓いたと言えるでしょう。