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ただ生きているだけで、あなたは人の役に立っている――ベストセラー『嫌われる勇気』の著者が、「老い」と「人生」について語る。余命は誰にもわからない。この事実は変えられない。変えられるのは、私たち自身の「意識」である。“老いる勇気”――老いた「今」を幸せに生きる勇気とは、人生の見方をほんの少し変える勇気なのかもしれない――。 ○18歳の頃の自分に戻りたいですか? ○歳を重ねてこそ物事を深く味わえる ○生産性で人の価値は決まらない ○「朝、目が覚める」ことに幸せを感じる ○人生はマラソンではなくダンスである ○母は病床で「ドイツ語を勉強したい」といった ○大切な人の心の中で生き続ける ○ソクラテスの最期 ○ありのままの親を受け入れる ○ありのままの自分を好きになる ○毎日を機嫌よく生きる ○リスのように「森」を育てる ○哲学は50歳から (目次より)
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Posted by ブクログ
時折、歳を重ねることに対して、不安になったり怖くなったりすることがあります。
今のうちに、加齢による良い点を探しておきたいという想いがあり、なにかヒントが見つかるのではと思い、本作を手にとりました。
一つの発見は、
若い頃よりも物事を深く理解できるようになる、
ということでした。
本文中に、精神科医である神谷美恵子の言葉が引用されています。
「過去の経験も勉強もみな生かして統一できるということは何という感動だろう。毎日それについて考え、考えるたびに深い喜びに満たされている」
なるほどな、とすごく納得できる文章でした。
一生忘れない内容になると思います。
この本は、他にもたくさんの気づきをくれました。
価値感を生産性の高さに置くことの恐さ。
本当に幸せな人が外側に滲み出てくる四つのこと(三木清の言葉を引用して、上機嫌、丁寧さ、親切さ、寛大さ)。
周囲のことを見られる、考えられるようにはなるのは、心が恢復しているサイン。
思ったことは、
こんな歳のとりかたをしたいなと思える人を探したいなということ。
今まで読んだ小説の中では、思い当たる人物がいるのですが、有名人など実物の人で見つけたい。
Posted by ブクログ
『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』に続くアドラー勇気シリーズ!?第3弾です。ご自身の介護の体験から得た見解など、テーマは老いる事に置いてますが、前著と同様にアドラー心理学をベースとした生き方への指針です。もちろん老死について考える貴重な機会になりましたが、一方でアドラー心理学の復習にもなりした。俗世にまみれて忘れかけていたエッセンスもあり、気持ちを新たに人生の折り返し地点へ向けて歩みたいと思います。
本書に「哲学は50歳から」と言う内容があります。私も人が本当に成人できるのは50歳だと思うし、私の人生の折り返し地点も50歳以降なので、まだ『老いる勇気』という言葉にどこか馴染めない自分もいます。でも周囲の同世代を見渡すと、かなり老け込んでいる人もいるし、もう歳だから...を連発して老化を早めている人も多いです。そう考えると『老いる勇気』よりも『老いない勇気』が必要とさえ思います。岸見さん、勇気シリーズ!?第4弾はこれでお願いします(^^;
Posted by ブクログ
アドラーの心理学を高齢者の生き方に重ねた本。新しく聞いたことはあまりない。ダンスを踊るように生きるのが老人には一番。一本の直線と思ってはいけないという話が印象的。
「年をとってすっかり欲がなくなったという人もいます。この場合の無欲は、時として無気力という合併症を引き起こし、それが身体的な衰えを加速することもあります。
理想からの減点法ではなく、自分が積み上げてきたことを加点法で評価する目を持つ(過去の自分を理想として見るのも同じこと)」
「時間や人生を一本の直線として捉えている。「あなたは今、人生のどのヘンにいますか?」と訊ねると、若い人は直線の視点に近い方を、年配の方であれば終点に近いほうを指す。
しかし、たとえどこかに到達しなかったとしても、そのプロセスの一瞬一瞬が完全であり、完成されたものであると考えることもできます。喩えるならダンスのような動きです。ダンスは、踊っている一瞬一瞬が楽しいのであって、踊り切らなければ楽しめないというわけでもどこかに到達するために踊っているわけでもありません。」
「我々は我々の愛する者に対して、自分が幸福であることよりなお以上の善いことを為し得るであろうか」-三木清
『人は誰かを幸福にしたり、誰かに幸福にしてもらってりすることはできません。家族の幸福を思うなら、まずは自分が幸福であること。それ以上のことはできないのです。』
『人は幸福に「なる」のではなく、幸福で「ある」のです。』
『朝から不機嫌で怖い顔をしている人は、その人自身がその日をつまらなくしているばかりか、腫れ物に触るように接しなければならない周りの人の気分も悪くします。生きていれば、時には嫌なこともあるでしょう。しかし、そのことに心を奪われ、不機嫌を露にしても、事態が改善されることはありません。幸せな老年を望むのであれば、まずは毎日を機嫌よく迎え、機嫌よく過ごすことです。』
『歳を重ねると、人生がこの先長く続くことに俟つことはできません。人生を先延ばしにせず、今したいこと、できることは今しようと決め、そうすることで、今ここに生きることの喜びを感じることも、老いの特権といえます。』
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