岸見一郎のレビュー一覧
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タイトルに引かれて読んでみました。1章〜3章が「人生は苦である」ということ、4章〜8章が「でも死んではいけない」ということについて書かれています。1章〜3章は普遍的な内容なので興味深く読めたのですが、私にとっては、4章〜8章はあまり読む意義を感じられないものでした。
原因は、少し偏りのある内容が私には合わないものだったというのが一番ですが、タイトルへの違和感も原因のひとつです。「生きているだけでいい」というメッセージは伝わってくるのですが、「死んではいけない」というメッセージは書かれていないと思ました。このタイトルは、「死んではいけないよなぁ…」という著者の独り言なのかもしれません。 -
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目的や目標があり、その実現のために行動したり、感情や思考を創っていると考える
目的論と原因論を感情を例えて
人は自分が意味付けた世界に生きている
いかなる経験もそれ自身では、成功の失敗の原因にはなり得ない、経験によって与えられた意味を自分で決めるだけ。
楽天主義と楽観主義は違う。
楽天主義は大丈夫だと思って何もしないこと。
楽観主義は現実を見据えてそこから出発する。とにかくできることをする。
できることから始めよう
浜辺にヒトデが打ち上がっていて、海に帰した。それを見た人が、他にもたくさんのヒトデが浜辺に打ち上がってんだからあなたがやろうとたいした違いはない。
でもね、このヒトデにとって -
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ネタバレこの本が、と言うより、アドラー心理学の内容が自分にはあまり刺さらなかったかもしれない。
特に「目的論」を全てに当てはめるのはあまり納得がいかなかった。もちろん世の中の出来ごとには「目的論」で説明するべきこともあるとは思うが、「原因論」と「目的論」のどちらで説明できる場面もあると思う。
「優越コンプレックス」と「劣等コンプレックス」については自分の普段の思考について考えさせられた。劣等コンプレックスがある自覚はあったけど、自分を実際より優越しているように見せようとすることは「優越コンプレックス」という名がついてるということを知って、自分もこのコンプレックスに縛り付けられて生きていることに気づい -
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2世紀のローマ皇帝であり哲学者でもあったマルクス・アウレリウスの『自省録』を、『嫌われる勇気』の著者・岸見先生がアドラー心理学の視点から解説した一冊。
皇帝でありながら哲学を求め続けたアウレリウスの内省は、もともと誰かに読ませるためではなく、自らを律するために綴られたものでした。その言葉からは「幸福は自分の心のあり方次第である」という強いメッセージが伝わってきます。地位や肩書きが人の価値を決めるのではなく、また他者の言動が直接自分を傷つけるのではなく、苦悩は自分の内なる判断から生じるのだという指摘は深く心に残りました。
また、他者を「同胞」として見ることの大切さや、怒りや憎しみから自由にな -
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こういった読書の方法的な本については、やはりある程度似通ってくることは致し方ないのかもしれなく、それはやはり多くの著者は、多くの読書をしているため、例えば最後まで読まないや、積読していることにも意味はあるなどは結構他の本にも見受けられる。
まあそれでも本書は読書をすることで、新しいことを知り得たり、そのこと自体が至福であることを説いているのは、著書自身がそうなのであることが、よくよく伝わってくる。
それにしても難しい教材であろうプラトンの「法律」「書簡集」などというものを読書会で八年もかけて読むというのは驚きである。一つのことにそこまで執念をかけて行うこと自体に頭が下がる。 -
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現代において、国内外問わず「孤独」を感じる人は多い。日本人もそうだ。人は孤独を恐れ、恐れる者同士で歪んだ共同体への参加をフロムは危険と説く。だが、強い孤独は病のように進行し、日本国内では10代から50代という学生から現役世代、初老に至るまで、その病は蔓延り進行している。
さて、本著では、新しい共同体を作ることを推奨している。友人や恩師、旧友や職場での仲間。元気な人は高齢になっても人との関わり方を持ち、独自の共同体を作っている。フロム曰く、孤独という病に乗じた支配や営利(犯罪含む)を目的としている歪んだ共同体への仲間入りするのは危険だと説く。その通りである。孤独は人を盲目にさせる。だからこそ、自